走狗
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■ 第6章 転章1

 あの館での出来事から半年が過ぎ、俺の状況は、目まぐるしく変わっていた。
 俺は、あのアパートを引き払い、今は郊外の西川家で、乙葉、優葉と暮らしている。
 職場も所轄の係長から、元の本庁警務部警務課監察官室に戻って、階級も警部に上がった。
 安曇野興行は、俺がポイントを使って、組織の保安員を5人雇い、忠雄に付かせた。
 すると、1週間で周りの組を吸収し、以前の倍の大きさに成った。
 忠雄には、安曇野3姉妹と安曇野興行の管理運営を任せ、俺の手足として働かせている。
 啓介には、クラブを一軒任せ、情報収集と実益を任せた。
 勿論、そのクラブのバックアップは、忠雄に任せてある。
 千佳は、高校に通いながら、乙葉と優葉に師事し女王様の訓練を始めた。
 千恵と和美は、晃が任せてくれと言って連れて行き、半年間連絡がない。
 俺は、あいつに任せて、本気で大丈夫なのか、最近不安を感じている。

 マテリアルの方は、呼び出しが1回有って、連絡員が現れたが、こいつがヘタレも良いところだったので、叩き返した。
 自分より弱い奴に、ガードを任せる気に成れないのは、誰でも同じだろう。
 ゲームの方は、2度挑戦されて2度とも叩きつぶした。
 2回とも、上手く立ち回り、犠牲者の家族崩壊を防いだ。
 こう言う立ち回り方も、有りなんだろう。
 だが、お陰でポイントは中々貯まらないが、仕方のない事だ。
 人を犠牲にするよりは、数倍マシだった。

 優葉の身体は、この半年で乙葉に負けない服従を示し、感度も上がって来ている。
 今では俺の命令のまま、痛みを作り快感に沈むように成った。
 そして、2人は特殊塗料で描いた入れ墨も綺麗に消し去り、真っ白な肌を晒して俺の足下で踞っている。
「はぁ、はぁ…ごしゅじんさま…おいしいです…はぁ…ごしゅじんさまの…おちんちん…さいこうです…はぁ〜っ…」
「あはん…おっきくて…あつくて…からだが…とろけそう…ですわ…」
 乙葉と優葉は今、2人で繋がりながら、俺のチ○ポに奉仕を続けている。
 2人は片方が、ペニスパンツを付け、レズプレイをしながら俺に奉仕をする、このプレイが今のお気に入りだった、今日の男役は乙葉だ。
 このペニスパンツは、館で使った物の改良版で、男役の方には、大小のバイブを咥え込ませるまでは同じだが、そのバイブはピストン運動まで再現する、優れものに成って居た。
 更に、外側のバイブの刺激に呼応するシステムも、ギミックが増えている。
 乙葉は、腰をくねらせ、優葉に刺激を送り込みながら、自分も同じ刺激を受けている。
 そして優葉の締め付けを受け、自分の動きをコントロールする事で、2人は完全にシンクロし、快感を貪っている。
 優葉もアナルに咥え込んだ、リモコンバイブで乙葉のアナルの刺激を忠実に受け止め、激しく快感を感じていた。

 俺は、2人の間に立ち、乙葉の口にチ○ポを差し込むと、優葉は長い舌を使い、俺のアナルや金玉を舐め上げる。
 激しく、乙葉の口にチ○ポを出し入れすると、優葉は舌を俺の尻の穴に差し込み、俺の直腸壁を舐め上げる。
 そして、俺は乙葉の口の中に精液をぶちまけると、チ○ポを引き抜き優葉にお掃除フェラをさせた。
 お掃除フェラが終わると、優葉は乙葉の唇にむしゃぶりつき、俺の精液を2人で分け合って、嚥下する。
 仲の良い美人女王姉妹は、今では完全な服従と俺の支配の元、忠実なオモチャに変わった。
 俺は、優葉が上になるように2人を押し倒すと、優葉のアナルバイブを抜き、変わりに俺のチ○ポをぶち込んだ。
 優葉は、身体を震わせ、押し寄せる絶頂を歯を食いしばって我慢する。
 その表情の変化は、下になった乙葉が、シンクロしている優葉の快感を受け、歯を食いしばって我慢している事から、容易に想像できた。
 俺は、2人の奴隷に
「好きに感じろ…。イキたくなったら、許可を受ける必要はない…。存分にイケ…」
 俺の命令に2人は、微妙な表情を浮かべる。

 この指示が出た時、2人は止まる事が出来ないからだ。
 俺の制止が有るまで、2人はそれこそ何時間でも、快感の奔流にもみくちゃにされ、精根尽き果てる迄、イッてしまう。
 この間は、半日その場所から動けなく成って居た。
 完全に体調が戻るまでには、その後2日を要したみたいだった。
 しかし、主の命令は絶対で、2人の身体のリミッターは、本人の意志とは関係なく、外された。
 俺が何も動かないで居るのに、2人の身体が反応を始め、その動きを加速させてゆく。
「あ…あ〜っ…だめ…おねえちゃん…ごしゅじんさまの…おちんちんが…入ってるって…だけで…優…がまんできない…ああああぁ〜〜っ」
「解るわ…優の…かいかん…わたしも…だめ…ごしゅじんさまに…みられてる…かんじる…アナル…すごいの…ああああぁ〜〜っ」
 2人は、大きな声で絶頂を迎え、絶える事のない快楽の奔流に船を出して行く。
 俺は、それを黙って見下ろす。
 俺のチ○ポに貫かれた、2匹の美獣は淫らに腰を振り、大小数限りない絶頂を迎え、身体中からフェロモンを発散し、淫声を上げる。
 2人の動きが鈍くなると、鞭の変わりに抽出を加える。
 すると面白いように、2人の身体は跳ね上がり、動きが激しく淫らになる。

 そんな遊びを始めて2時間ほど経った時、俺の携帯が鳴りだした。
 携帯を手に取ると、晃からだった。
「よう、久しぶりだな…。千恵と和美はどうした…」
『良ちゃん…、久しぶり〜っ。千恵と和美は完璧に仕上がったわよ…。おまけに、催眠教育で知識をたんまりぶち込んだわ…。今じゃ立派な才媛よ…』
 晃は、相も変わらずの声で、俺に話し始める。
『えっとね…。今日は、他でもないその2人を返しに行こうかと思ってね…。どう、空いてる?』
 俺は、晃の言葉に
「俺の可愛い奴隷が帰ってくるのに、空いてるもクソも無い。久しぶりの全員集合だ…。安曇野の家に行ってくれ…、俺も行くから…」
 そう言って、忠雄の住所を晃に教える。
 今夜7時に集合する旨を、忠雄と千佳に伝えると、俺は2人に仕上げをしてやる。
 最大に感度を高めた2人は、俺の命令で絶頂を迎え、俺は優葉のアナルに、精を注ぎ込む。
 引き抜いたチ○ポを2人に始末させる。
 始末が終わると優葉は乙葉の顔を跨いで、アナルを開く。
 乙葉は、大きく口を開き、優葉のアナルから垂れてくる、俺の精液を口に溜め、再び優葉と分け合う。
 2人は、ウットリとした表情で、お互いの乳房を揉みながら、お互いの口腔を舌で舐め合い、俺の精液を啜り合っている。

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