特別授業−現場主義
百合ひろし:作

■ 6

「あっ、ああっ、あっ、あっ、あん!」
夏奈子は目をきつく閉じて顎を上げ、背中を反らしてあえぎ声を出し続けた。そして無意識のうちに段々足が開いてきた―――。恵子は愛撫を止めず、道代はその様子をただ見ていた。
「ああっ、あっ、あっ、あん、ああん」
暫く恵子にいいようにされていた夏奈子は更に声のトーンを上げてあえいだ。そして我慢出来なくなって来た―――。頭では何に我慢出来なくなってきたのか分からなかったが体は正直に股間をいじられる事を望み、更に足を開いていた。
「あああっ!い、言いますっ!ああーっ!」
夏奈子が懇願する様に言うと道代は恵子に愛撫を止めるように言って、先程と同じ様に夏奈子のパンティの染み―――いや、もう"染み"と言うレベルではなく愛液が浮いてキラキラと光っていた。
「もう―――充分ね。体は」
道代はそう思い、先程と同様にその愛液を指に絡み付かせた。その刺激で夏奈子は、
「ああっ」
と声を上げて腰がビクッと軽く跳ねた―――。

「ではもう一度聞くわ。これは何かしら?」
道代は夏奈子の愛液が絡み付いた指を夏奈子の目の前で見せて聞いた。夏奈子は恥ずかしさに顔を真っ赤にしながらも何とか勇気を振り絞り、
「あ……愛液……です」
と答えた。道代は、
「それは俗な言い方よね?テストで点はやれないわよ」
と言った。夏奈子は上半身を起こして道代に目を合わせて、
「ほ、本当にそうとしか分かりません―――。駄目ですか……?」
と聞いた。道代は夏奈子の様子から本当に知らないと悟り、残念そうに、
「仕方ないわね……。折角体を起こしたなら自分で股間を見てみなさい」
と言った。夏奈子は言われた通りに起きてパンティに指を通して直した後自分の股間を見て驚いた―――。確かに股間が濡れてる感覚はあったが少しチビった程度と思っていた―――。
「こ……こんなに……何で―――?」
夏奈子は知識では女が性的に気持ち良くなってくれば股間が濡れて来る事は漫画等で知っていたが、今自分がそういう状態にあるということを受け入れられずにいた。そう―――彼氏はいないし、ここで自分をいじり回しているのは自分を愛している訳でも何でも無い養護教諭と体育教師ではないか―――つまり"気持ち良くなる訳が無い"からだった。
「膣分泌液よ。覚えておきなさいね」
道代は言った。夏奈子は、
「はい……」
と答えて下を向いた。視界には愛液で濡れた縞パンを穿いている股間が入り、恥ずかしさに軽く首を振った。ツインテールも揺れ、丁度乳房を隠す形になった―――。道代は、
「ま、愛液なんて答える位だから役割は分かってるわね」
と夏奈子の愛液で濡れたままになっている人指し指を立てて聞いた。夏奈子は、
「はい……習いました……。ペ○スを入れる為―――です。スムーズ……に」
と下を向いたまま答えた。すると道代は満面の笑顔で、
「大正解―――嬉しいわ。でも人間の場合は、その前に色々前戯をするわね」
と言って、夏奈子を横にさせて、再び乳首を愛撫した。道代の愛撫は恵子のとは違い、絶妙な力加減で、更に指に絡み付いていた愛液が乳首に絡んだ事でヌルッとした感覚が更に快感を倍増させた。
「あっ、あん、あん、あああっ!」
夏奈子はすぐに快感に支配され、鋭いあえぎ声を上げ、背中を反らし、腰や足をうねうねと動かした。道代は今度は今までとは違い、右手では乳首を愛撫したまま左手を夏奈子の股間にやり、まずは指2本でパンティの上から軽く押し込む様に擦った。
「どう?気持ちいいかしら?」
道代は聞いた。夏奈子はあえぎ声を出しながらも首を振った。道代は、
「フフッ、強情ね。まあいいわ。で―――ここは何かしら?」
と質問した。この様子というか、これだけあえいでいて気持ち良くない訳が無い、何れは夏奈子の口から気持ちいいと言って来るから―――。夏奈子は足を開き背中を反らし、頭頂、肘、尻、足の裏だけで体を支える体勢になっていた。そして道代に愛撫されてない方の乳房を揺らしながらあえいでいた。
「あん、んくっ、い、ああん、陰っ、陰核です―――」
目をきつく閉じてあえぎながら何とか答えた。道代はクスクス笑い、
「はい正解。良く解ってるわね。まあクリ○リスって言い方の方がよく知られてるわね。じゃ、ご褒美よ」
と言って更に激しく愛撫した。それに合わせてネッチョネッチョと嫌らしい音が響いた。

「じゃ、富永後輩。乳房―――乳首よろしくね」
道代は恵子に指示した。恵子は、
「アイアイサー」
と体育会系らしく返事して、言われた通りに夏奈子の乳首を優しく愛撫した。道代は夏奈子の足の方に移動し、
「じゃ、ここは?」
と指3本でタッチした後円を描くように擦りながら聞いた。夏奈子は、
「くっ……、あああっ!陰……ああん、あっ、あっ」
と答え掛けたが快感に負け、それ以上は言えなかった。道代は態と擦り続けた為そのまま夏奈子はあえぎ声を出し続けた。道代はニコッと笑い、
「はい、時間切れね。正解は陰唇よ。じゃ罰を与えますね」
と言って一旦手を止めそれからパンティの横からスッと指を入れて―――クリ○リスを軽く摘んで転がした。すっかり充血し、また愛液でグチャグチャに濡れ、ペ○スを受け入れる準備が出来てる事が解った。
「あああっ!!」
夏奈子は電気に撃たれた様に腰から跳ね、肘と背中からドサッと崩れ落ち両手で顔を覆った。
「ああっ、あああっ!」
道代の攻撃は止まない。夏奈子は体全体を反応させひたすらあえいだ。道代は、
「さてと、これで気持ち良いでしょう」
と言ってクリ○リスを摘んでいた指を離し、その指2本をを膣に差し込み、親指の腹でクリ○リスを刺激した。可愛い縞パンティの横から手を入れ中でモゴモゴやっている感じは、道代は丸見えより嫌らしく思った。
夏奈子は頭頂で体を支え背中を反らしたり、崩れ落ちたりしたりしながらあえぎ声を出し続け、一方膣からはどんどん膣分泌液―――愛液を流し続けた。そして恵子に乳首を、道代にはクリトリスと膣―――と同時にやられ、頑なに拒んでいた心もとうとう快感を受け入れてしまった―――。
「ああん!き、気持ち……いい……ですっ。ああっ!」
道代はそれをはっきりと聞いたので手を止めて、夏奈子のパンティから指を出した。それから恵子にも愛撫を止める様指示した。そして、
「気持ちいいって認めたわね……。じゃあ続き行きましょう」
と言った。勿論満面の笑顔で。夏奈子は反論出来ず、片膝を立てた大の字状態でただ肩で息をしていた―――。

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