特別授業−現場主義
百合ひろし:作

■ 7

道代は先程洗ってタオルでくるんで置いた物をタオルから出した。そして、アルコールをつけたティッシュで消毒し、夏奈子の所に戻って来た。そして目を閉じて呼吸を整えてる夏奈子の顎に指をやって自分の方を向く様に促した。夏奈子は顔を向け、
「……何ですか?」
と聞くと道代は本体が薄いピンク色をしたそれを見せた。そして、
「これは何でしょう。模型ですけどね」
と質問した。それからそれの先端を軽く弾くと固いながらも弾力がある様だった。丁度刀の様に握る取っ手、ツバの様なものが付いていてその先に長さ15〜20cm、太さ3〜4cmのそれが付いていた。
「―――!」
夏奈子はそれを見て両手で口を押さえて絶句した。道代は早く答えよとばかりにニコニコしながらそれを夏奈子の顔に突き付けた。
「こんなのが……入って来るの……?」
夏奈子が言うと道代は、
「さっきこれの事言ったんだから知ってるんでしょ?早く言った方がいいわよ」
と言った。夏奈子は観念して口から手を退けて両脇に降ろし、
「ペ……ペ○スで……す」
と恥ずかしさに言葉を詰まらせながら言った。道代はそれを持ったまま拍手をし、
「正解、良く出来ました。日本人の平均サイズかな、流石成績優秀な生徒ね―――。じゃ、これからこれを使って実演するけど何のかしら?」
と再び質問した。もう夏奈子にその事を言わせたくて仕方がない感じだった。夏奈子は道代から顔をそらし枕に顔を埋める様な感じで、
「Sex……、性交……」
と答えた。顔は耳まで真っ赤になっていた。そして、
「私―――こんなのに処女奪われるのか……」
と溜め息混じりに呟いた。道代ははしゃぎながら、
「ふふっ、今までよりもっと気持ちいいわよ―――。じゃ、早速始めましょう」
と言って夏奈子の右手を取り、股間にやった。そして、
「パンティ少しずらして」
とペ○スを膣口に当てがいながら言った。夏奈子は言われた通りにすると今まで散々愛液を垂れ流していたのでそれがパンティに沢山染み込んでいてそれが指に絡み付いた―――。道代はペ○スを差し込める状態―――膣口が見えるとそこから愛液を指に取ってペ○スに塗ったくり、夏奈子の膣にスムーズに入る様準備した。夏奈子はその様子を上体を肘で支える形で起こして見たが、自分のマ○コから愛液を取られ、ペ○スに塗られているのを見ると恥ずかしさが倍増し起きてられなくなり再び仰向けになり、両手で顔を覆った―――。道代はそんな夏奈子を見てクスッと笑い、
「こうやっておかないと、スムーズに入らなくて滅茶苦茶痛いわよ」
と言った。そしてそれが終わるとペ○スの先っぽを膣に挿入した。
「うっ……」
夏奈子は目を細めて苦しそうに言った。道代は左手でペ○スの取っ手を持ったまま、右手で夏奈子のパンティのサイド辺りから腰に掛けてマッサージした。
「力抜いて―――楽にしてね」
そう言って左手も離し、両手でマッサージした。するとペニスはポロッと膣から抜け、ベッドに落ちた。道代はマッサージが終わった後、
「もう少し足開こうね」
と言い、両手で足を開かせた。夏奈子は足を開きながら、
「は……恥ずかしい……」
と呟いた。道代は、
「フフッ、そんな気持ちは5分で吹っ飛ぶわ。今までだってそうだったじゃない―――」
と言った。そして夏奈子にもう一度パンティをずらすように言った。夏奈子は仕方なく言われた通りにした。
道代はもう一度膣口に亀頭を当てがい、少しだけ入れた。気味の悪い音と共に入っていき、ペニスが入った分だけ愛液が溢れ出た。
「う……ぐっ……」
夏奈子が苦しそうにうめくと道代は一旦ペニスを先だけ入った所まで抜き、それからゆっくりと先程よりも少しだけ奥まで入れる事を繰り返した。
「ん……うぐっ……あ……ううっ」
夏奈子は目を細めて眉間に皺を寄せてうめいた。そして道代が何回か出し入れを繰り返すと、鮮血が流れ出てきた―――。
「破れたわ」
道代のその一言で夏奈子は何が起こったか理解した。玩具のペ○スで処女を喪失してしまったという事を―――。夏奈子はそれが悔しくて悲しくて涙が出て来た。そして両手で顔を覆い泣いていた。道代は、
「貴方―――自分のせいよ」
と蔑む表情で言った。夏奈子はその言葉には何も言い返せず、歯を悔いしばって屈辱に耐えていた。
道代はすぐにいつもの笑顔に戻った。そして、何事も無かったかの様に少しずつペ○スを動かし始めた。それからクロッチ部分を持ってずらしていた夏奈子の右手を離させた。
処女喪失して暫くは道代は単調にゆっくりとペ○スを出し入れしていたが、段々と夏奈子が処女喪失のショックから体が解放されると少しずつリズムをつけたり、捻りながら入れたりとバリエーションを持たせた。すると夏奈子は段々と再び快感に支配され始めた。
「あ……あ……あ……あっ」
道代は夏奈子の左膝を立てさせ、右足を目一杯開かせた。それから、ペ○スをグリグリとねじこんだ。そして奥まで入った後小刻に震わせた。
「あっ、ああっ、あん」
夏奈子は快感に耐えられなくなり段々と張りのある声を出し始めた。すると今度は真ん中位まで抜いてそこで円を描くようにグリグリと膣内をかきまわし、更に、パンティをずらしてペ○スを挿入した為、丁度クロッチの端の部分―――足が出る所―――がクリ○リスに当たっていたのに気付き、パンティの上からクリ○リスも同時に愛撫した―――。少し固めの濡れた布での刺激は半端ではなく、膣からの快感に加え再び来たクリ○リスからの快感が一気に突き抜けて思わずシーツをギュッと握り肘を立てて上体を起こした形になった。そして背中を反らし、乳房―――乳首が天井に向く体勢になった。そして顎を完全に上げて顔は向こうを向き、ツインテールがだらんとベッドに落ちている状態で、
「ああっ!ああっ!あっ!あっ!ああああっ!!」
と激しく声を上げ、ペ○スの動きに合わせて体を揺らし、そしてお椀を伏せた様な形のいい乳房もプルッ、プルッ、と揺れた。その様子を見て道代は、
「また、気持ちよくなって来たかしら?」
と聞いた。夏奈子は、顎が上がったままの状態で、首を振った。どんなに気持ち良くても、もう絶対自分の処女を奪ったこの女の思う通りにはさせない、と思ったので認めなかった。―――しかし、それは長続きしなかった。一回快感を覚えてしまった夏奈子の体は快感を求め続ける様になってしまったのである―――。特に夏奈子みたいに勉学や運動に打ち込み優秀な生徒と言われて無意識のうちに禁欲状態になっていて、そういう世界を知らなかった女にとっては快感は麻薬であった―――。

恵子は道代の様子を見て、
「佐伯先輩は、敵には回したくないわね……」
と恐れを抱いた。幾等夏奈子が煙草を吸っていたからといって、夏奈子の処女を破って笑顔で居られるなんて正気の沙汰ではなかった。自分が道代の立場だったとして、夏奈子の処女膜を破ったりなんかしたら多少の罪悪感は持っただろう―――と思った。そんな恵子の様子を見たのか見てないのかわからないが、道代は、
「富永後輩―――、続きお願い。腕疲れたわ」
と言った―――、嘘でだった。道代は単に夏奈子の上半身の方に移動して囁きたかっただけだった。それなら折角ここにいる恵子を使わない訳が無かった。恵子は先程夏奈子の乳首を弄って以来何もしていなかったので丁度いい塩梅だった。道代は恵子が来ると、出し入れしていたペ○スを止め、恵子に交代した。そして、
「私がやってたようにやってね」
とだけ指示した。それから夏奈子の上半身側に移動して、夏奈子の顔の横で頬杖ついて見守った。
「ああっ!ああっ!あん!ああん!ああああ!!」
恵子がペ○スを動かし始めると一旦途切れた夏奈子のあえぎ声が響き渡った。恵子は体育会系らしく激しく操作した。それが逆に快感に慣れ始めた夏奈子には効き、新たな快感となって押し寄せてきた。その時―――道代は夏奈子の耳の傍で悪魔の囁きをした―――。
「大分声が出てるわね、気・持・ち・い・い・か・し・ら・?」
夏奈子は頭が真っ白になりきつく目を閉じて歯を食い縛りながら、
「あ!あ!ああん!き……気持ち……いい!ああっっ!!」
と言った。道代はそれを聞くと満足な顔をして、それから恵子にペ○スを勢い良く抜くように指示をした。恵子は言われた通りにズボッと勢い良く抜いた。その瞬間肘で上体を支え、体を反らしていた夏奈子はドサッと崩れ落ちた。

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