新・売られた少女
横尾茂明:作

■ 鬼畜の章2

少女は、「恥ずかしい子だ」の一言でこの家に来てから耐えてたものが脆くも崩れた……これ以上空々しい親子関係を演技する胆力はもう無かった……見ず知らずの男に買われ裸に剥かれて男性器への奉仕を強要される、悔しくて恥ずかしくて……園長先生のためだなんていい子ぶったことを今更ながら後悔し、父親の演技をしながら次々と破廉恥きわまりない行為を強要する得体の知れない男に恐怖した。

少女は泣くしかなかった……泣けばまたあの学園に帰れるような気がして……。

少女の涙を見て武雄は少女が脆くも墜ちたと感じた……。

(もう少し賢い子かと思ったが……このまま戯れ言として親子の演技を続ければ面白おかしく生きれるものを……やはり子供なんだな)

こうなれば一気にオンナに仕上げようと考えた。
(ゆっくり楽しもうと思ったが……まっこの体、初物は一回きりだが……明日からは俺好みオンナに仕込む妙味もまた一興かな……ククク)

「聡美! いい加減泣くのはやめろ!」

武雄の形相が一変した、もう先ほどまでの父親を演じる貌ではなかった。

立ち上がった武雄は少女の髪を掴み顔を上に向けて睨み付け、怒張したペニスを少女の頬に押しつけ……

「聡美……聞いていなかったのか! 今日からはお前は俺のオンナなんだ!」

「中学生なら! 自分の置かれた立場ぐらいわかるだろう!」

「お前が先ほどまで握っていたこいつに奉仕することがこれからのお前の生活だと思え!」

「分かったらもう一度こいつをしごけ、そして俺を気持ちよくさせろ!」

少女はイヤイヤと首を振り、顔を覆って泣きだした……今まで耐えていたものを全部吐き出すような悲しげな泣き方だった……。

武雄は悲しげに泣く少女を殴ってでもこの場で己の肉欲を通すか逡巡した……。

しかしこの美しい少女を怯えさせて無理矢理鬼畜の行為に及ぶのは何となく味気の無い想いにもかられた……それよりも恥ずかしげに少女自ら体を開くように仕向け、この隆起したペニスを愛おしく頬ずりする娘に育てた方がどんなに妙味が有るか……それこそ半年も待った甲斐があるというもの……お父さんと叫びながらこのペニスを喜々として己が恥ずかしい内臓に導くそんな娘に…………。

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