新・売られた少女
横尾茂明:作
■ 稚戯の章3
英次はこんな事が有っていいのかと思った……もう陰茎は腹に付くほど反り返り付け根がギンギン痛む……その痛みで我に返る。
「オ……オメー幾つだ?」
「…………13才です……」
「13だとー?……そ……そんなガキなのかー……」
「とは言っても俺も17になったばかりだけどナ……ムフフ」
「しかしスゲー体してんなーオメー」
「私……変でしょうか……」
「あっ……いや……変と言うんじゃなくて……す……スゲーいいと言いたいんだ……」
「あ……ありがとうございます……」
湯を透かして……少女の股間を見る……白いままの股間……。
「オメー……まだ毛も生えてねーんだなー」
「やっぱ……ガキなんだ……」
「だけど……俺は毛のない方が好きだけどな……」
少年は照れたように顔を洗った。
英次にとって生身の裸体を見るのは初めての経験だった……。
少女の髪……可憐な顔立ち……真っ白な肩口から乳房に至る眩しさはすごく高貴なものにも思えた……。
「ちょっと……おっぱいに触ってみたいけど……」
「………………………………」
「ちょっとだけだから……なっ……いいだろ」
英次は少女の返答を待たず乳房を指先で押してみた……。
男のどこにもない奇妙な柔らかさ……もうそれだけで少年は痺れた……。
「柔らけー……俺……たまんねー気持になってきたヨー」
「もっとよく見てーし……触りてーな……な……舐めちゃいけねーかなー」
少し方言の混じったその言い方が面白くて……少女は初めてクスッと笑った。
その笑顔を了承と勘違いし……少女にすり寄り乳房を柔らかく握った……。
そして顔を寄せ小さな乳首を吸う……チュウチュウと赤ん坊が吸うような仕草……。
手を少女の背中に回して抱きしめる……少年の陰茎は少女の股間に当たりトロけそうな想いでグニグニと押していく……。
少年の心臓は今にも破裂しそうなほど脈打ち……鼻息は興奮を隠せなかった。
唇は乳首から離れ……首……顎……そして少女の可憐な唇をまさぐる……。
拙劣な口づけ……まるで舐めるような仕草……。
少年の舌が進入してきた……少し震えている……(可愛い……)
少女は今までの傍若無人な大人の性の傲慢さと少年の仕草をつい比較してしまう……。
舌を絡ませてみると少年はビクと震え……さらに強く抱いてくる……。
暫く二人は抱き合って……幼い口づけを交わす。
少年は唇を離し……少女の耳に口づける、そして耳元で囁く……。
「あそこに……触りたい……」
少女は恥ずかしげにコックリと頷く……。
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