新・売られた少女
横尾茂明:作

■ 稚戯の章5

全てが甘い薫り……全てが融けてしまいそうな脆弱さ……。

(オンナって……オンナって……こんな柔らかいんだ……こんなに素敵なんだ!)

一度弾けた後なのか……少年の指先は余裕をもって女体の探求に出発する。

指先は少女の内モモに割って入り、モモの肌のなめらかさを堪能しさらに内側に迫る……。

少女も甘い刺激に……たまらず脚を徐々に広げていく……。

指は性器に触れ……次いで中の構造を探るように蠢く……。

(これがクリトリス……あぁこれが小陰唇……あっ……膣だー……)
(すごく濡れてる……わぁーヌルヌルなんだ……この子……感じてる!)

少年は嬉しくなって中指を少ずつ膣孔に埋没させていく……。

(あぁぁ暖かい……)

少女の内部の暖かさを感じたとき少年の腰を覆っていたタオルがほどけ陰茎が飛び跳ねるように屹立する……。

指先に膣壁の複雑な構造が伝わる……。
(あぁー深くて……でこぼこの感触がいい!)
少年は親指の腹でクリトリスを揉み上げながら中指を立て膣内注挿を開始した……。

すぐに少女が反応してきた……鼻声が可愛く耳元に流れ出し……ピチャピチャと膣音が潤いに満ちた音に変化していく……。

「あぁぁぁーき……気持いいです……英次さん……」

少女の俯いた目の下で少年の手が蠢く……指が性器を出入りするところが見えるため……性感は否応なく引き出されていく……。
少年の揺れる陰茎も怪しく見える……細くてまだ剥けたばかりのような亀頭は白かった、先端からは透明な液があふれ出るように亀頭を濡らしている……。

反り上がる裏筋の膨らみは武雄のようにゴツくなく陰嚢を含め清潔な印象を少女に与えた。

少女は自然に手が伸びた……自発的に陰茎に触れたいと思ったのは初めてだった。

不意に少年の陰茎が掴まれた……そして亀頭を柔らかな手のひらで包まれる、カウパー液で濡れそぼった亀頭は柔らかく揉まれニチャニチャと卑猥な音を奏で始める……。

二人揃って……、「あぁぁぁ……」と感嘆の声を漏らす……。

ソファーと対面する壁の大きな鏡に……若い性の営みが映し出されている……お互いの顔が歓びに満ちあふれていた……。

少女にとっては……今までの大人の強姦のようなSEXじゃなく……たどたどしい少年の拙劣な性の戯れの方が数段気持ちいいと感じた……。

少女は躊躇しながらも素直に性の歓びに浸った……幼い少女の体の上を嵐のような一週間が通り過ぎて行った……その間は羞恥の極限に追い込まれ、体を無理矢理開かされた屈辱……陵辱によって引き出された淫らな暗い快楽、しかし今は快楽は安らぎの一時、ほんのつかの間の安らぎ……浅田が帰るまでの甘え……。

少女は痛烈に欲しいと思った……いま握っている怒張を腰奥に激しく突き入れて欲しいと願った……。

「英次さん……あっ……恥ずかしい……」
「あ……あのぅ……入れて下さい……聡美の……」

英次も爆発寸前だった……。

「ん……うん……いいのかい……」

「はい……聡美の恥ずかしいところ……優しくし可愛がって下さい」
少女は言ってから……武雄に教え込まれた恥ずかしい言葉の数々を反芻して身悶える……。

少女は陰茎から手を離し、ソファーに倒れて……脚を恥ずかしそうに開いた……。

目の前に少女の性の構造が露呈する……肛門……少し開いた性器……それらには陰りが無く全てが少女を象徴する清潔な性に感じられた。

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