新・売られた少女
横尾茂明:作

■ 逃れの章4

二人はベットで互いに体中を愛撫しあった、愛し合う男女の営みがこんなにも心が安らぎこんなにも痺れる快楽を引き出してくれることを少女は忘我の中で感じ取っていた。

「聡美ちゃん入れてもいい?」

「アッ…ハイ…」少女の顔はみるみる羞恥に染まっていく。

少年はペニスを指で摘み、少女の柔らかな性器の粘膜に触れさせる、唾液と愛液でしどと濡れた性器は赤く爛れ…少年の目を焼いた。
亀頭は濡れた狭間に当てられ無毛の陰唇を左右に掻き分けるように幾度も上下に擦られる…。

性器を少し指で開き膣の位置を確かめる…小振りな小陰唇が左右に開いて濡れて光る膣の入り口を見せた。
少年はそこへ亀頭をあてがう…そして腰を繰り出す、亀頭はあっけなく濡れた粘膜にのみこまれた。

内臓を掻き分けて進入するペニスの衝撃に、少女は思わず拳を握りしめ口元に寄せて可愛く呻いた。

「聡美ちゃん…痛くない?」

「うぅっ…ううん…」

少女の膝は腋の位置にまで開脚され、性器は卑猥な形で露呈していた。
その剥き出しの性器にペニスは滑らかに出入りする、少年は眼下に見える淫ら過ぎる光景と、それに対比する清楚な少女の貌のギャップに痺れるような性の快楽源泉感じ取っていた。

「あぁ聡美ちゃんすごくきもちいいよ…」

「……聡美も……気持いい…」

少女は恥丘越しに見える性交の情景を目端で追っていた…垂直に突き刺さるペニスはヌラヌラと光り血管を浮かせ怒張している…。
少女はこの光景を何度見たであろうと思った、知らないおじさんに貰われ…引き裂かれる痛みに涙を流したあの夜、奇妙な下着を着せられ振動する張り形をねじ込まれ…いかされた日々。
今日は騙され叩かれて惨めに挿入された…これまでのおぞましすぎる大人達の性の仕打ち。

園長が犯した罪の代価として生け贄に差し出された、僅か一週間の間に人生観さえ変わるほど性の深淵を見せられたと少女は思った。

内臓をえぐられるような感覚が…痺れるような快感に変わってきている、まるで夢見心地の気持ちよさ…(セックスってこんなに気持のいいものだったんだ…)

優しすぎる少年の注挿は少女に安心を与えたのか…沸き上がるほどの快感に少女は悶えた。

「英次さん…私すごく気持ちいいの…聡美…こんなの初めて…あぁぁぁ」

「俺もすごくいい…もう出ちゃうよー」

「私の中に出して! 英次さん私の中で気持ちよくなって下さい」

「そんなことしたら赤ちゃん出来ちゃうよー」

「いいの…英次さんの赤ちゃんなら聡美欲しいよー」

「ほんとにいいの…もう我慢できない中に出しちゃうよ…」

「ええ…いっぱい出して…聡美のお腹の中にいっぱい出して」

「あっ…フー…ぁ…ぁああぁぁいきそうだ…聡美! いくよ…くぅぅぅ…うっ、うっ」
「おぉぉぉぉ−うっうっうっうぅぅぅぅl」

「私もいきます…あぁぁぁいっちゃうー…英次さん大好き…あっ…はぁぁぁん…あぁぁぁぁ」

二人は互いに体をブルブル震わせ性の快楽に羞恥も忘れて咆哮した。

少年は少女に上に倒れ込みペニスを付け根まで深く差し込みさらに震える、少女も返すように強く少年を抱きしめる。

「聡美…愛してる…もうこれからはずーっと一緒だよ」

「嬉しい…英次さん! 聡美も英次さんのこと大好き!」

二人は快感に酔いしれ腰を震わせながら抱き合い、唇を貪りあった。

次第に弛緩していく…お互いの体の温かさが感じられる、疲れのせいなのか意識が時折飛んでしまう…先に目を閉じたのは少女であった…軽い寝息が洩れた。

少年はそっと体を離し、起きあがってペニスを抜いた。
枕元のティッシュを数枚取って少女の性器に当てる、すぐに精液が洩れてきた。

指で軽く陰唇を開き、漏れ出る精液を丹念に拭いて少女の横に添い寝する形で横になり少女を眺めた…。

少女は軽い寝息を漏らし睫毛を震わせた

(可哀想に…疲れてたんだな、しかしなんて可愛い子なんだろう)

少年は少女の寝顔に見とれ微笑んだ、そして少年も次第に意識が薄れていく…。

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