新・売られた少女
横尾茂明:作

■ 逃れの章6

「グ…ゲッ…グエェェェェ……」

少女はあまりの痛さに肛門を締める。
男は進入の固さに苛立ち少女の尻を叩きながらペニスを押し込んでいく。

「おーっ、入るもんんだぜ、しかしこの締め付けはたまらんぜ!」
「タケシのマラが動いているのが判るぜケケケケッ」

少女は拷問を遙かに凌駕するこの苦痛に意識は次第に薄らいでいく……。

「おう! こら、寝るんじゃねー、口を動かさんか!」

強烈なビンタで意識を取り戻す、と刹那に強烈な痛みが下半身を襲う、またもや意識が飛ぶ…この繰り返しが数度に及んだとき…。
「クーッたまらん! この締め付けはよー、血糊でケツの穴も滑りがいいぜ」
「おっおぉぉ、イキそうだぜ!」

男のピストン動作が速くなる、下のタケシもつられて腰の動きが速くなる。
「かーっ…こりゃええー…あっ、あっ、はぁぁぁぁー」

上下の二人は同時に射精した、タケシは千切れんばかりに乳首を噛んで咆哮した。

口に突っ込んでいる男は二人の絶頂を見て、「お前ら終わったんなら早く放れろ、ゲロが掛かるぞ!」
言うなり喉奥に強烈な勢いでペニスを繰り出す、食道まで達する長大なペニスは気道を完全に塞ぎ数秒間止まり、また唇近くまで引き抜かれまた突っ込まれる…。

この単調な動作は少女にとっては死の恐怖だった、この動作が数度に及んだとき亀頭が急に膨らみ喉奥に充満した…すぐに食道に奔流の刺激を感じ少女の吐き気は頂点に達した。

少女は吐瀉物がペニスに遮られて嵌頓状態に身悶える…しかし男は頭を持って離さず腰を震わせて射精感に酔い痴れている…少女の鼻から吐瀉物が吹き出し始めた。

男は快感が薄らぐのを待ってベットから飛び離れる。
と同時に少女の口から音を立ててゲロが吹き出る、少女は体をくの字に曲げてのたうち回り、咳込みながら体を大きく震わせた。

「汚ねーなー、おいお前ら! もーいいだろう満足したか!」
「満足したならさっさと汚ねーチ○ボしまえよ! 馬鹿野郎」

「す…すいやせん、さて兄貴これからどうします、本当にこいつらは殺すんですか」

「そうさなー、鞄も取り戻したからもうこいつらには用はねーわけだが…」
「このアマは殺すにゃ勿体ねーなー、どうよこの肌! これだけの上物はめったにお目にかかれん代物だと思わんか」

「そー言や…いい女ですね、じゃこの野郎だけ沈めて東京に帰りますか」

「そうするか、しかしこのガキまだのびてやがる…こんなガキ殺すのは可哀想だがケジメだけはつけんとな!、お前らはこのガキ担いで車に戻っとれ、俺はこの女を洗ってすぐに行くから、それとラブホの店長には10万ほど渡して誰にも言うなと脅かしとけ!」

「へい!、じゃこのガキは車の中で締め殺しておきやす」

男達は英次を担いで部屋から出て行った。

浅田は意識朦朧の少女の髪を掴みビンタを張って意識を取り戻させた。

「浅田さん…殺さないで下さい…もう逃げませんもう逃げないから…」

少女はゲロにまみれたベッドに頭を擦りつけ体を震わせて哀願した。

「本当だな! 今度逃げたら絶対殺すぞ!」

「は…はい、あ…あのう…英次さんは」

「あいつは許せん、ケジメはつけんとな、今頃はもう締められてるぜクッククク」

「あぁぁぁー英次さん…英次さん…」

「さーこっちに来い、こんな臭い体しやがって!」

浅田は髪を掴んでバスルームに泣きじゃくる少女を引きずりこんだ。

シャワーを全開にして少女の体に吹き付けた。
「こっちに来て脚を開け」

浅田は乱暴に少女の性器を捲り指を挿入して開きシャワー注入した。

「浅田さん痛い…ああぁぁん痛いよー」

「やかましい! さーケツもださんか、しかしあいつらやりたい放題にしやがったな」
「肛門が切れていやがる…これじゃあ当分ウンコも出来んぜ」
「おい! わかったか、こんど逃げたらこんなんじゃ済まされんぞ!」

「…………………」

浅田は少女がポカンとした顔でガラス越しを注視しているのに気付き後ろを振り返った。
浅田の顔がみるみる青ざめ驚愕の顔に変わっていく。

そして声を喉奥から絞り出すような声で「組長…どうしてここに?」

「浅田…どうしてここにはねーんじゃないか、こんな夜更けに長野くんだりまで誰がうれしくて来るもんだ!」

「おめーもなかなかやるじゃねーか、若頭んとこの大事なお嬢を裸にひんむいて何してるんだい」

「いえ…こ…これは、彼女が汚れてたもんで…」

「車の中の連中が全部ゲロしたよ、今頃3人ともあの世に行ってる頃だぜ、どうよお前も可愛い舎弟だけ地獄に落とすのは忍びねーだろ、なっ一緒に行ってやれよ」

室田の後ろの数人の男が動いた。

「く…組長、勘弁して下さい魔が差したんです…ど…どうか勘弁…」

「うるせー! テメーが横浜で若頭の居所を銀流会にチンコロしたぐれーネタはあがてるぜ! キサマ恩義有る若頭を売りやがって…普通には殺さん! じんわりとやるぜ!」

「……………………」

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