内側の世界
天乃大智:作

■ 第6章 夜空(やくう)2

顔が、紅潮してくるのが分かった。
心臓が、ドクドクと鼓動した。
悪魔は恭子の脇の下に手を入れて、子供のように持ち上げた。
その長い赤い舌を伸ばした。
舌はまるで生き物の様に、這いずり回り、恭子の白い乳房とピンク色の乳首を愛撫した。
「あーん、あは〜、あは〜〜〜」」
それだけで、恭子は快感であった。
恭子の肉体は、敏感に反応した。
全身の神経が、快感神経に独占されている様であった。
悪魔の舌は、臍(へそ)まで下がり、そこで、一休みした。
舌が、臍に吸い付いて刺激する。
恭子が、あ、あ、と甘い吐息を漏らす。
恭子の全身が、性感帯と化していた。
そして、一気にパンティに潜り込むと、パンティを引き千切った。
恭子の愛液で濡れたパンティが、宙を舞った。
露になった黒い茂みに、醜い触手が三本、貪(むさぼ)る様に吸い付いた。
「あああん、ああああああ」恭子は、絶叫の雄叫びを上げた。
恭子の子宮は狂い、透明な液体を噴き出した。
大量の液体が、ドバドバ流れ落ちた。
壊れた水道管の様である。
恭子は、淫らに四肢をくねらせた。
脇の下にあった悪魔の掌が、するすると腰まで下がった。
恭子が、悪魔の胸にしがみ付く。
ゆっくりと恭子の腰が、沈む。
「あ、あ、あ、あ、あーん」恭子の甘い声である。
入りそうもない巨大な男根、太く節くれ立った根の様な陰茎が、ズブズブと肉襞を広げながら、侵入した。
透明な液体が、押し出されて垂れ流れた。
入れただけで、恭子は、イった。
これだけ大きなものが入ったのである。
しかも、悪魔のペニスである。悪魔のペニスは、自由自在に動くのである。バイブレーターのような単調な動きではない。悪魔の意志で自在に動くのである。
だから、感じるところを重点的に責めることも出来るのである。
悪魔のペニスは、そうしているのであった。
恭子の瞳は裏返り、白目を見せた。
意味の分らない言葉が、涎の垂れた唇から吐き出された。

向こうでも、明美が前から、静香が後ろから悪魔に貫かれ、絶頂の雄叫びを上げていた。二人は全裸に引ん剥かれ、白い操り人形の様に踊っている。
ここから見ると、悪魔の体格が大きい所為(せい)で、二人は少女のように見える。
悪魔は、静香の小さな女体を腕力だけで支え、様々な体位に挑戦していた。
悪魔は腰のところで、静香の腰を回すのである。静香の、嘗め回したくなるような丸い尻が、宙に舞っているのである。
ずぶり、と入れる。
静香の腰を回しながら、ずぼ、と抜く。
その度に、静香の喘ぎ声が発せられていたのである。
だから、静香は大きく足を広げたまま、悪魔の腰のところで回転することになる。
入れるときはサイドから、抜くときはバックから、また入れるときは逆サイドから、といった具合である。
弾みを付けて、悪魔は静香を貫いている所為で、結合部がよく見える。
開ききった静香の性器に、太い悪魔のペニスが刺さる光景は、異様に興奮するものがあった。

明美が、騎乗位になった。
騎乗位といっても、明美が主導権を握っているわけではない。明美には、もうそんな力は残されているようには見えないのであった。
明美の白い裸体は、秘孔から串刺しにされ踊っているのである。
悪魔は、明美の体が倒れないように手で支え、腰を使って器用に突き上げていた。
悪魔が腰を突き上げると、明美の裸体が浮かび上がる。
その結合部に太い男根が見える。
くねくねと良く動く男根である。
明美が着地して、更に奥へとペニスが突き刺さる。
インサートの瞬間に押し出された愛液と呻(うめ)き声が、飛び散るのである。

静香も明美も、その顔に意志の輝きは見られなかった。色情狂が恍惚となって、狂った感じなのである。
目が虚ろ、口は開き放し、その唇からは、涎が垂れ流れ続けているのであった。
つまり、壊れているのである。
二人の周囲には、着ていた衣服と愛液が飛び散っていた。

「あん、あん、あん、あああああああーっ」
恭子は汗を掻き、涎を零し、涙を流し、愛液をぶちまけ、悪魔の腹に放尿した。
恭子は反り返って、失神したのである。
その素肌は、湯上がりのようにピンク色に染まっていた。恭子は恍惚の表情を浮かべ、笑っている様であった。
恭子の小さ目の、しかし、形の良い乳房がブルブル震えた。
乳首が踊る。
悪魔の男根が、中で凄まじく動いているのが見て取れる。
悪魔は、恭子の膝の裏側を腕に抱えて、人間では考えらないスピードで犯した。
パンパン、ペチペチ音がする。
ボタボタと愛液が、垂れる。
恭子の愛液も、悪魔の足元で水溜りを作った。
男根が、恭子の中を限界まで押し広げていた。
拳を握り締めた腕の様な陰茎である。
男根は、子宮を圧迫した。
節くれ立った太い杭の様な陰茎である。
恭子は懸命に収縮して、抵抗した。
しかし、巨大な亀頭が膨張して、子宮に突き刺さったのであった。
悪魔が腰を恭子の陰毛に押し付け、静止した。
その時、悪魔の亀頭が大きく首を振り、子宮を切り裂いたのである。
凄まじい勢いで精液が、発射された。
恭子の臍(へそ)から血と精液が、噴出した。
精液は、胃まで達した。
恭子の内臓は、血と精液に塗れた。
ゴボっと、恭子は、口と肛門から精液と血を吐き出した。
悪魔は、恭子の臓腑を犯したのだ。
恭子は、悪魔の腰から垂れ下がった。
恭子19歳の最期であった。
恭子は痛みを感じる事無く、オルガスムスに抱かれ、天国に旅立った。
悪魔の性器からは、媚薬が分泌される。それが、麻酔効果を生み出したのだが、当の本人には関係なかった。
オルガスムスに抱かれ、絶頂の世界に恭子は居たのであった。
悪魔は、恭子を抱き起こすと、白い乳房に咬み付いた。
喰いちぎる。
鮮血が飛んだ。
柔らかな腹に牙を埋めた。
白い生足に、喰らい付いた。
悪魔は恭子を刺し貫き、犯しながら女体を食らった。
明美と静香も同様であった。
このコンビニは、数刻前、天狗と少年が立ち寄ったコンビニであった。
二人に危険が迫りつつあった。

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