愛の妙薬
俊輔:作

■ 第1章 二人の美女
第2節 オードリーと3人で5

第3話 世界の珍味

弥生さん『これで実験は終わりです。
ちょっと、軽くお酒とおつまみをいただきましょうか、早苗さん、ちょっと手伝ってくれるかしら?』
早苗さん『はーい、喜んで!』

2人がキッチンに消えたと思ったら、5分で戻ってきました。
たっぷりのフォアグラとトリュフを乗せて焼いたステーキ(ロッシーニ風トルヌドステーキ)と、チョウザメのスープとワインとビールが出てきました。

3時間前、弥生さん、早苗さんとの電話で『軽い食事をつくっておきますね!』と言ってたんですが、出てきたのは、世界の珍味だったんです。
北欧風の美しい銀の食器にのせられて、とても美味しそうです。

3人で乾杯して、素晴らしいお料理をいただきます。
私と早苗さん『こりゃー、うまいわー、すごーい!』

草取りで心地よく疲れていた上に、お風呂上りにいただく世界の珍味です。
おまけに、マイフェアレディーコスチュームの二人の美女が注ぐお酒です。
ビールもワインも進みます。

ゆったりしたクラシック音楽が流れています。
チャイコフスキーの『弦楽セレナーデ』です。
重厚なスピーカーからのふっくらしたサウンドです。
食事の内容に相応しい音楽と音質です。

第2楽章が始まったところで、弥生さん、コントローラーを操作します。
私と弥生さんのさっきのキスシーンが映し出されます。
精緻でコントラストの自然なハイビジョン映像です。

2人の舌がからみあうシーンが刺激的です。
弥生さんの『あーん、とっても素敵だわー』という再生音が、生の音よりも美しく、官能的に響きます。
米MAGICO社の最高級スピーカー「Model 6」(1300万円)のようです。

このハイビジョンシステムは、録画のみならず、
ステレオサウンドの録音もお手の物です。
しかも、同時再生できるんです。
弥生さん、同時録画再生、同時録音再生を始めました。
穏やかに歓談する3人が映し出されます。

20分ほどして、弥生さん『私たち、着替えて来るわね』
そう言って、弥生さんは、早苗さんを連れて、2階に行きました。

10分後に戻ってきた二人が身に着けていたのは、テディーでした。
<たっぷり露出♪セクシーテディー、フロントクロスのクールのテディ>
そんな表現を販売メーカーがしているブラとパンティーが一体のランジェリーです。

首の後ろと背中の後ろでリボン結びして着用するタイプでショーツ部分はTバックタイプです。
背中の大半とお尻の全てが丸見えです。
左右のおっぱいの70%位が露わです。
早苗さんはDカップ、弥生さんはCカップです。
お二人のほれぼれするような2つの胸の谷間、ほとんど露わな付け根から伸びる真っ白く、長い細脚、映画を見ているような錯覚をおぼえます。

オードリー・ヘップバーンはBカップですが、弥生さんはCカップです。
あと100年間は現れないであろう美女のテディー衣装です。

ハイビジョンシステムが映し出すスクリーンの映像は精緻です。
なんだか、オートクチュールのファッションショーを見ているようです。
弥生さんは、このテディーの映像にとっても満足したようです。
私の方を向いて、胸を、美しい大腿を、そして背中とお尻を見せてアピールします。
美しい小鳥の雄が、雌にセックスアピールしている感じです。
なんだか、弥生さん、準備万端のようです。

早苗さんが気をきかせます。
早苗さん『あのね、私、ちょっと、会社に電話する用事があるの!
弥生さん、おとなりのお部屋でケータイしていいかしら?
20分くらいしたら終わると思うわ!』

弥生さん『うん、いいわよ、となりのお部屋にも、TVモニターの端末があるから、それを見ながら電話したらいいわ!
電源を入れて、コントローラーのシステムモニターをONにすればいいわ!』
早苗さん『うん、ありがとう、お二人、もう始めていていいのよ!』

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