愛の妙薬
俊輔:作

■ 第2章 山田総合内科のあやめさん
第1節 お薬の追加処方21

先生【ラベルもドビュッシーも、私の大好きな作品よ、最初は.この間、音楽室で聴いた<水の戯れ>がいいかな?】
僕【はい、先生、わかりました。】
先生【私に譜めくりをさせてね!】
先生、私の左側に立って譜めくりの準備をします。

僕、先生のとても美しい笑顔を見ながら【先生、始めます】
僕の十指は.この上なく、滑らかに回転します。
サンソンフランソワ風です。
先生の感嘆のため息が僕を勇気づけます。
指はますます、軽やかに、滑らかに、鍵盤の上を舞います。

先生の美しい瞳は.五線譜を追い、白くて、細長い指が楽譜をめくります。
時々、ちらっと、僕の瞳を見て微笑みます。
そして、時々、僕のズボンの中心部に流し目を送ります。
5年生の時のようです。

ラベルの旋律は.川の源流、うっそうとした森、木立の隙間から洩れ出る光を、鍵盤が美しく表現します。

最後の一小節をピアノが奏でて、5分の曲がエンディングを迎えます。
先生、立ち上がって大拍手です。
先生【山中君、すばらしい、めちゃめちゃ、すごい。
こんな<水の戯れ>、大感動だわ〜】

そう言って、先生、背後から僕の両肩に両手をあてがって、揺さぶりました
僕【先生、ありがとうございます。
先生に褒めてもらおうと思ってこの1週間、一生懸命練習しました、
先生、次は、組曲<子供の領分>です。6曲全部弾きます。】
先生【20分間ね、とても楽しみだわ】

一曲目の<グラナド・アド・パルナッスム博士>の第一小節を弾いた時、
先生、にっこり微笑みました。
<山中君、とてもいいわよ、ほんとに素敵よー!>

力を得て、僕は進みました。
第3曲<人形へのセレナーデ>が終わった時、先生、僕に見えないように、左側を向いて、何かをしたようです。

どうやら、さつき先生、カーディガンの三つ目のボタンを外したようです。
第三曲が終わった時、僕はいつもより長め、6秒ほどのインターミッションをとって、先生の胸に目をやりました。

5つのボタンのうち、3つのボタンが外されたカーディガンは.着ていないも同然でした。
キャミワンから、先生の白く美しい胸の谷間と、半球形の乳房があらわです。
それは、限りなくみずみずしく輝いています。
ちょっと、汗で潤いがある乳房です。
<私を見てね、山中君!>と言っているようです。
北川景子さんのそっくりさんです。

それは、あまりにも美しく、僕は一瞬の間に、たくましくそそり立ちます。
タイトな白いジーンズの中心部がはちきれんばかりに盛り上がります。
僕<きついジーンズをはいてきてよかったなぁ>と思います。
感激していることが、素直に先生に伝わるからです。

先生、僕の視線が先生の美しい胸を見ているのをとても喜んでいるようです。
<あー、うれしい、山中君、見てくれているのね>という表情です。
恥ずかしそうに微笑みながら、僕の中心部に目をやります。
とてもうれしそうです。

僕は第四曲と第五曲の間のインターミッションの時も、先生の胸に視線を送りました。僕は感激しました。
<こんなに美しい乳房って.あるんだ>
白くて、滑らかで、限りなく透明感のある肌が汗で少し濡れています。

僕の隆起はますますズボンを押し上げ、先生の目にとまりやすくなります。
先生と視線が会います。先生、優しく、にっこり微笑みます。

僕は.最終曲<ゴリウォークのケークウォーク>の躍動を先生に伝え始めます。
激しいテンポと正確な指の動きは先生を魅了したようです。
最後の一音が響くと、先生、大拍手です。
先生『すご〜い、すご〜い、山中君、とっても上手、先生、大感激だわ〜』

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