愛の妙薬
俊輔:作

■ 第2章 山田総合内科のあやめさん
第1節 お薬の追加処方38

第21話 先天的素質 その13、北川先生による性の授業G

私とあやめさんの焼肉屋さんでの楽しい会話は続きます。

さつき先生『実はね、山中君、私、今度の金曜日に日本を発つのよ。』
僕『えーっ、そうなんですか?
先生、いったい、どこへ行くんですか?それでいつ戻ってくるんですか?』
先生『私、アメリカに行くことになったの!
帰ってくるのは、多分、2年から4年後かしら?』

僕、奈落の底に突き落とされました。
僕『先生、アメリカに何をしにいらっしゃるのですか?』
先生『あのね、山中君、ジュリアーデ音楽院って聞いた事あるかなー?
先生、そこに行くのよ』

僕『ジュリアーデ音楽院、僕、知っています。
ニューヨークにある、名門中の名門ですね』
先生『さすがに山中君、よく知っているわね、
実はね山中君、先生、そこの入学試験に受かっちゃったの、ピアノ科よ!』

僕『先生、それはすごーいなー!
それで、先生、お一人でいらっしゃるんですか?』
先生『山中君、もしかしたら、もう一人の音楽の男先生、知ってるかな?』
僕『はい、知っています。
僕が、ラヴェルの<水の戯れ>を音楽教室で弾いていた時に、北川先生と一緒に聴いてくれた男先生でしょう?』

先生『さすが、山中君、よく覚えてるわね、彼も、ジュリアーデ音楽院の入学試験に受かったの。
彼は、ヴァイオリン科よ』
僕『それはすごいなー、
先生、あの男先生と結婚されるんですか?』
先生『そうなの、挙式はニューヨークで、内輪だけでするのよ』

僕『先生、本当におめでとうございます。
ジュリアーデ音楽院への入学、そして、ご結婚、心から、祝福いたします』

でも、先生は、僕の表情を見抜いたようです。
僕、世にも悲しい表情をしていたのだと思います。
僕、泣きそうな表情になっていたんです。

先生『あらら、山中君ったら、そんなにかわいそうな顔しちゃって』
僕『だって、僕にとって先生って、小学5年生の時からあこがれの的だったんです。
その先生がアメリカに行っちゃうんだと思ったら、僕、このまま、お家に……』

先生『このまま、お家にどうしたの?帰りたくなくなっちゃったの?』
僕『はい、僕、先生の思い出を、脳裏に刻みたいんです。
僕、さっきは全然、心に余裕がなかったんですけど、今は大丈夫です。
先生の体中を頭の中の絵日記に記したいんです』

先生『いいわ、先生もこのままじゃ、なんだかさみしいわ、じゃ、山中君、先生と一緒にもう一度、お風呂に入りましょ!
さっき、二人とも汗をたくさんかいたでしょう、先生、もう一度、山中君を洗ってあげるわ!』

僕『はい先生、でも、今度は僕に先生を洗わせて下さい。
先生の体を隅から隅まで丁寧に、丁寧に洗いたいんです。
お願いします、先生!
きっと、僕の心の中に先生の思い出が刻まれると思うんです』

先生『山中君、優しいのね、先生をお風呂で洗ってくれるのね』
僕『そうです、先生、さっき先生がしてぐれたように、僕も、素手で、先生を洗わせてください、』

先生『あらら、そんなことされたら、先生、また感じてしまいそうだわ』
僕『僕、エッチしなくてもいいです。
それとね、もう一度、先生と一緒にゆったりと湯舟につかりたいです。
お風呂の中の先生を、僕の頭の中の絵日記に焼き付けたいんです』

先生『いいわよ、山中君、バスルームに行きましょう』
脱衣場で、先生、やはり主導権を握ります。
僕のジャケットとスラックスと下着をたちまち脱がせます。

僕『先生のも脱がさせてください。』
先生『いいわよ、ワンピースを上手に脱がしてね、それと、ブラは、今度は向き合って脱がしてみてね、ちょっと難しいけど!』

僕、ワンピースもブラも上手に脱がせることができました。
先生と僕、全裸になって、浴室に入ります。
先生と僕、お湯の中で向き合って脚を伸ばします。
バスタブが小さいので、先生の左脚と、僕の右脚が触れています。

先生の肩甲骨から下はお湯の中です。
美しい肩、美しい首筋、美しいお顔がバスルームに彩りを添えます。
先生の円錐形の乳房が湯面のすぐ下でゆらゆらと揺れています。

僕『先生、とってもきれいです。
なんだか映画の中のプリンセスみたいです』
先生『山中君もプリンスみたいよ』

僕『でも、僕、とっても……とっても…』
僕の顔にかすかに映った淋しげな陰を感じとった北川先生
『私がアメリカに行くからなのね。山中君、ごめんなさい、山中君、先生のそばに来て、太ももの上に乗っかっていいわよ』

僕『はい、先生』
僕、お尻を先生の大腿の上に乗っけます。
向き合ったままです。先生の胸と僕の胸が密着します。

僕『先生、重くないですか?』
先生『大丈夫よ、お湯の中だから、ちょうどいい重みだわ。
山中君、先生の背中に両腕を回して、いっぱ、いいっぱい先生を抱きしめて』
僕、先生の背中に両腕を回します。きつく抱きしめます。
先生の乳房の頂きのとんがりを僕の胸が感じます。
先生の美しいお顔がすぐ前でニコニコしています。

先生『あぁ、とってもいいわ、素敵よ、山中君』
先生、喉をのけぞらして、眼をつむります。
先生のぬめった唇がキスをせがみます。
僕、先生の美しい唇に、僕の唇を重ねます。
先生の舌が僕の唇を割って、僕の舌をさがします。
僕、舌を絡めます。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊