愛の妙薬
俊輔:作

■ 第2章 山田総合内科のあやめさん
第1節 お薬の追加処方48

第25話 先天的素質 その17、同級生のかおりちゃん C

その時、浴室からシューベルトのセレナーデが聞こえてきました。
満タンになった事を知らせる音楽です。
かおりちゃん『あっ、山中君、お風呂が満タンになったみたいよ、一緒に行きましょ!』
かおりちゃん、僕の手を握って浴室に案内します。
かおりちゃん、すごく積極的です。

僕は北川先生と体験済みなのに、かおりちゃんはまだ未経験のはずです。
何だか逆みたいです。二人とも全裸です。

簡単に体にお湯をかけて、二人でお湯につかります。
向かい合っています。
林丹丹さんにそっくりのかおりちゃんです。
スレンダーなのに大きなおっぱいが僕の目の前に広がります。

かおりちゃん、僕の隣に並びます。
『山中君、ね〜!』
キスのおねだりです。
僕、かおりちゃんの右肩を抱いて、ゆったりと唇を重ねます。
かおりちゃん『うれしいー、とってもうれしいなー!』
僕たち、3度目のキスなので、落ち着いてできます。

とても長いキスが続きます。

かおりちゃん『あのね、かおりがあまり積極的で、山中君、心配してるんじゃないかと思うんだけど……、ちょっと、説明していいかしら?』
僕『勿論、いいよ!』

かおりちゃん『あのね、北川先生に言われたの、<男の子って、意外に憶病なのよ。
特に頭のいい男の子って慎重なのよ>って!』
僕『つまり?』
かおりちゃん『先生<頭のいい男の子って、好きな女の子に、セックスのお誘いをする勇気がないのよ、多分、山中君なんかも勇気がないと思うなー>って言うの』

僕『うーん、確かにそうかもしれないなー!
でも、どうして、そこで<僕>の名前が出てくるの?』
かおりちゃん『先生がおっしゃったのよ
<二人ともお互いを意識していること、私、お見通しよ、それに初体験するなら、他の男の子よりも……>って!』

僕『先生、よくみてるねー、さすが、教師だねー、それで、かおりちゃん、なんて言ったの?』
かおりちゃん『<うーん、そうねー、私……、山中君も勇気がないかもしれないな、あったま(頭)いいからなー!>って言ったの』

僕『それで、先生、どう言ったの?』
かおりちゃん『<きっかけを作ってあげなさい、勿論、彼に【Hしたい】とか、【処女をあげます】なんていう必要はないわ、きっかけを作ればいいのよ、彼が、かおりちゃんをSEXに誘うようなきっかけをね>』

僕『でも、きっかけ作りって難しいよね』
かおりちゃん『先生<そうよ、きっかけ作りって意外に難しいのよ、だから、一つ一つのチャンスを見逃してはいけないし、できれば、プランを作ったらいいわね>って言ったの』

僕『それでかー!かおりちゃん、今日、成田空港で、息せききって僕を追いかけてきたんだ!』
かおりちゃん『そうなの、私、4日前に今日のプランを立てたのよ。
北川先生の出発の日、きっと、山中君はお見送りに来るわ、そんで、その日、私の両親は湯河原にいっているわ、私は安全日だし、何だか、千載一遇のチャンスだなって思ったの!』

僕『そんで、北川先生、初体験の仕方とか、教えてくれたの?』
かおりちゃん『生で入れていただいて、中に出していただく話はさっきしたわね、あと、先生<できたら、入れてもらう前に、一度、外で射精してから、入れてもらったほうがいいわね>とも言ったわ!』
僕『それって、どうしてなんだろう?』

かおりちゃん『北川先生ね、<一度、射精すると、男の子って心にゆとりをもって挿入することができるわ、それと、入れたとたんに発射しなくってすむわ>って』

僕『確か、にそうかもしれないなー、ゆったりした気持ちになって、優しく抱きしめることができるね!
そんで、長持ちできそうだし……!』

かおりちゃん『先生<それに一度目の射精の時に女の子が、手とか口で手伝ってやると、急速に二人は親密になるわ>とも言ったわ、

それでね、あたし<処女が、お口でお手伝いしたりすると、男の子にフシダラな女の子だ、って思われないかしら?>って質問したの、そしたら、先生<ひと昔前はそうだったわね、でも、今の子達って、なんでも知ってるし、好奇心も旺盛だから、男の子にフシダラな女の子だ、とは思われないわ!
流れに従って自然に、そうなるようにすればいいのよ!
それに、かおりちゃんは、成績抜群だから……!>』

僕『そうかもしれないなー!みんな何でも知ってるもんね!
その他に、先生、何か言った?』

かおりちゃん『うん、言ったわ、先生<手とかお口で愛撫する時はね、男の子のものをよ〜く、観察するのよ、特に、先っぽの大きさと、先っぽの裏側ね!
そこって、女性が感じる魔法の場所だから!>って』

僕『へー、おんなじなんだー、僕も言われたよ、<お口で女の子の大事なところを愛撫する時は、そこをよ〜く、観察するのよ、特に、入り口の場所は女の子によって千差万別だから……、どこが入り口か、よーく見て、狙いを定めるのが肝心よ、ごそごそやっていると、女の子、痛かったり、興ざめになるから……。
それと、クリトリスの大きさもよく観察した方がいいわね>』

かおりちゃん『あーら、まあ、先生ったら!
<クリトリスの大きさも観察しなさい>って言ったのね!恥ずかしいな、だって、かおりのクリトリス、とっても大きいのよ!
わー、かおり、すっかりお湯でのぼせちゃった、山中君はー?』
僕『うん、僕もすっかりのぼせちゃった!』
かおりちゃん『じゃ、あがりましょ、かおり、山中君を洗ってあげるわね!』

僕たち、湯舟からあがります。
かおりちゃん『まず、背中からね!』
何だか、北川先生との初体験の時に似ています。

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