夢の跡罰
しろくま:作

■ 春の夜の悪夢4

琴美「!? な、何を・・・そんなの入らな・・・いいっ!!!」
担任「ん?・・・お、無事開通か? それにしてもキツいな・・・んんっ、それ!」
性器は処女膜を削り取りながらゆっくりと中へ挿入されていく。
琴美「いっ・・・ぐ、はぁぁぁ!!! もう、もう無理よ、もう止めてぇ!!! 入る訳ないじゃな・・・や、やめ・・・いだいぃぃ!!! ん・・・くぅぅ・・・」
そして性器は根元までねじ込まれる。琴美は痛みのあまり口をパクパクとして、身体中に力を入れて耐えていた。自分のあそこがメキメキと音をあげている様な、今までには味わったことのない激痛が走る。
今の琴美にはまだ処女を失った、という概念はない。錯乱状態に陥っていたこともあり自分がナニをされたのか正確には把握していない。
・・・しかし後にそのことを知れば必ず後悔するであろう。
琴美「んんんっ!!!・・・はぁ、はぁ・・・つっ・・・痛いよ・・・」
担任は一度奥まで押し込んだ性器を一旦抜いた。ズボッ! という音と共に一気に抜き取った性器には、琴美の血液が付着していた。抜かれた後もまだあそこは痛い。
担任「これで一先ず良いだろう。・・・一応罰として、今日は一日中裸でいなさい。これからもっと、お前には《性》について教え込んでやる。」
琴美(・・・酷い・・・なによ、もう学校なんて・・・)



琴美「・・・は!・・・あ、あれ!? ここは・・・私の部屋!?」
現状を把握することが出来ず暫らく固まったままであったが、琴美は自分が教室で何をされたのかを思い出し、急いで自分のあそこを確認した。
琴美(・・・何ともない・・・よね? あれは・・・夢・・・?)
時間は朝の5時、外はまだ暗い・・・
琴美(あんなリアルな夢って初めて見た・・・なんなのよ、アレ。)
あの悪夢のせいで身体中が脂汗でビッショになっていた。痛みも鮮明で、会話の中身もしっかりと覚えている。しかし流石にあの状況はありえない。
琴美(うわぁ・・・汗だく。ヤな夢だったからなぁ。・・・う〜ん、まだ起きるには早いよね。でも・・・そうだなぁ・・・)
とりあえず琴美はシャワーを浴び、服を着替えた。
琴美(そうだよねぇ、学校であんなことされる訳ないもんね。良かったぁ、夢で・・・でも、アレって・・・いいや、忘れよっと!)
自分が乱暴されている現場、もしそうでなければ本当は興味がある内容なのだが・・・
まだ起きるのには早すぎるので、琴美は再び布団に入り眠ることにした。
今度は寝苦しくなかった。

美香「―――ちゃん? 琴美ちゃん! もう。いくら眠いからって、来てすぐに熟睡しなくてもいいでしょ? ほらぁ、起きて?」
琴美「・・・あ、れ? そうか学校かぁ、私居眠りしちゃったのね。昨日緊張してあまり眠れなかったのよ。美香は良く眠れた? 緊張したでしょ?」
美香「はい?・・・何でぇ?」
昨日あれ程頻繁に電話を駆けて来たというのに美香の表情には余裕が見られる。
琴美「何でって・・・ま、良いわ。そうそうさっきさぁ、何か変な夢見たのよ。あれは・・・」
どうやら琴美は登校してすぐに寝てしまったらしい。
美香「ん? どんな夢見てたの? ねぇ、教えてよ!」
琴美「え、何かねぇ・・・・・・あ、ダ〜メ! こんなの人に言えないもん。兎に角、変な夢だったのよ。まっ、はっきりとは覚えてないんだけどね。夢だからさぁ。」
あまり覚えていないのだが、何かエッチな夢だったような・・・
美香「うぅ、琴美ちゃんのケチ! 自分から言い出したくせに・・・何かなぁ・・・あぁ! 好きな人にフラれた夢とかぁ? そっか、それは人には言えないよねぇ。」
琴美「だ・か・ら! あまり覚えてないって言ってるでしょ?・・・あ、先生来たよ?」
そして担任の先生が教室に入ってきて教壇に立った。
担任「皆、おはよう。さて、今日から5月。学校にも慣れ始めて緊張が緩んでしまう時期です。ここで一度気を引き締めるように。」
琴美(・・・? 5月? だって今日初めての・・・ん? あれ? 今日は・・・何日? あれぇ・・・あぁ、5月になったんだっけ? あれれぇ・・・)
記憶が混濁する。しかし言われてみれば、確かに今日は5月1日、だったような・・・
美香「こ、琴美ちゃん、先生が見て・・・」
混乱して集中力が散漫になっている琴美を、担任が睨みつけた。そのことに気が付いた美香が警告しようとしたが、遅かったようである。
担任「ん? おい、岩瀬! 聞いてるのか? それに芦澤、お前も何後ろを向いてるんだ?・・・英語の高山先生には俺から言っておくからお前等、今から職員室に来い。」
美香「はい・・・」
琴美「・・・・・・」
2人はHRの後、言われた通りに職員室に向かった。
しかし琴美は呼び出されたことに疑問を感じていた。普通、この程度のことで職員室に呼ばれることなどありえない。それに呼び出す必要もない。
2人は担任に連れられて職員室に向かった。

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