許して悪魔様
非現実:作

■ 私はママ3

「ひぎぃっぃ、ぃっぁあっうっぅううん……くっぅぅううっぅ!!」

苦しい。
お腹の中が、膣内がまるでギチギチと音を立てているようだった。
いや……快楽の術中の私には聞こえていないだけかもしれない程の窮屈さを味わっている。
養分蟲達の管が既に飲み込んでいるという理由だけではない、それ程の大きさなのだ。
魔王ナンたらのオ○ンチンは私の想像を遥かに超えて、その大きさと存在が人の理解を超えていた。

「ぁぁっか……ンぁぁっ……っはっぁっはぁあ!!」
「んふっふっふ……どうした、まだまだだぞ?」
「ぁゃぁぁ……はぁっはぁあはぁあはっぁはっぁっはぁあ!!」
「散々色んな男を咥え込んだ割りには情けないのう、んン淫姫よ?」
「わぁヒはっぁ……ぁあぁあああっぁ、イクイイックゥァンっ、ぁぁあああ!!!」

魔界のツタで拘束された四肢を身体がビクンビクンと跳ねうねり6度目の気をやった。
人とは格段に違う相当な粘液質である魔王ナンたらの濃い精液が、収まり切らない膣内ボタボタと溢れ出る。

「はっぁはぁはぁっはぁあぁっぁ……んっぁはああぁはぁはぁあはぁ」

全身を快楽の波で震わせながら肩で息を整える。
(ぁっぁ……オカシイ)
全身が燃えるように火照り、まな板の鯉の様に必死に口と鼻で空気を貪る。
(こんナの……ぁぁ……イゃぁ……)
オ○ンコの中が再び掻き回される。
養分蟲達がオ○ンコへと伸ばす管が新たに作られた養分を欲して中をグチャグチャと踊り回っているのだ。
そして…… …… ……。
恐ろしい事に魔王ナンたらのオ○ンチンは未だ達する事無く、当初のままいきり立っていたのだった。
私の中は未だにギチギチと埋まっている。

「ほれほれぇどうしたっ淫姫希美子よ……ワシを満足することが出来ぬのか?」
「ぁっきぎぅっぁンンっぅああぁっはぁっはぁああ!!」

再び魔王ナンたらに激しく打ち込まれる。
両手両足を拘束された私は魔王ナンたらの腰を振られる度に無造作に最奥に打ち込まれ、すんでの所で引き抜かれ……繰り返される悪魔の所業。
まるで、お寺の鐘のような状況だった。
(ゥっぅくるヒぃっぃ……ぁふあぁあンアンンくっかぁぁふうぅあ!!!)
それはまさに拷問のような快楽責め。
かれこれ1時間は経過しているであろうこの責めだが、魔王ナンたらは一向に達しないのだ。
人と人とのセックスならば考えられない状況。
そして自慢ではないが私は……その……私とお相手した人曰く、所謂名器らしい…… ……。
故に私はセックスを5分以上した事が無かった。
肩で息をするのも限界に近くて疲労が激しい。
だけど…… ……使命を果たさなければ私は…… ……。

この恐ろしい儀式を始める前に、魔王ナンたらが宣言した恐ろしい言葉が頭をよぎる。

「今、お前の身体は云わば瀕死の状態だ。
それが何故だかは、今まで放っていたお前自身がよく理解してる筈。」
「ぇ…だって……」

魔王とかに言い訳は通じない、いや「助かりたければ従え」そんな重圧の言葉が耳を脳裏を突き刺したあの言葉……。

「お前が死のうと生きようと構わん、我が魔蟲が死のうとそれは構わん。
これからの全ての選択は罪人希美子の判断に委ねられるのだからな。」
「だっ、だぁからっ……私はっぁ……!!」
「……喉の渇きに我に助けを求めたのであろう?
「っぅ!?」
「全てが手遅れにならなくて……良かったものだな淫姫希美子よ。
あと数刻で貴様は死んでいたところだった。」
「こっ、この……この喉の渇きをどうにかしてくれるのっ!!?」
「無論」

一瞬、私は救われたのだと誤認した。
何を飲んでも……今日はそんな気分じゃないのにセフレのオジサンのアレを飲んでも解決しなかったこの喉の渇き。
魔王ナンたらが言い放ったのだ。

「ワシの精液を貴様のオ○ンコに封じよ」

宣言されたその言葉に正直「ヤレヤレ」という感情だった。
信じられないけれどこの世界が、かのエロゲとよばれる世界である。
多少の無茶設定もあるのであろう、私はこれが夢とゲームの狭間と認識している手前、これを許した。
…… ……馬鹿な悩みよりも早く楽になりたかったから……だ。

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