悠里の孤独
横尾茂明:作

■ 奸計錯誤8

(これが男なんだ…)その鍛えられた胸の筋肉は厚く、手足の筋肉も盛り上がり腹部は逞しく引き締まって見えた。

(この男に抱かれるんだ…)そう思うと下半身が震え性器が再び潤むのを感じた、少女は扉を閉めると暫くその場で立ち尽くし動けずにいた、それを見て雅人が「ここにおいで」と優しく声を掛けた。

その声に促されるように少女はルームライトに明るく照らされた壁際へ歩いた、(先生にこの体を見てもらわなければ…)と明るい場所に移動したのだ。
そして壁前に立ち雅人を潤んだ瞳で一瞥すると流れるような所作で着ているものを脱ぎはじめた。

「悠里君…何もそこで脱が…」と言いかけ雅人は声を呑んだ、それは少女の所作に「私の裸を見よ」という意思が放たれていたからだ。
少女の手は優雅に動き下着にかかっていた、やがて全裸になった少女は性器と胸を隠し壁の前に立った、すると真っ白な壁に融け込んでしまいそうな白磁の肢体は女神の如く雅人の前で輝きを放った。

そして少女は緩やかに手を頭上へとさし伸べ長い髪を肩へと梳き流した、その所作はまるでドミニク・アングルが描いた名画「泉」の少女像を彷彿させる美しさだ…雅人はその流麗さに思わず目を見張った。
アングルが描いた壷を傾ける少女像は モデルは16才のメイドと伝わるが…彫りが深過ぎる実モデルより悠里の方がどれほど美しいかと雅人は独りごちた。

男にその素晴らしい裸像を見せた少女は、やがてしなやかな足取りでベッドの縁へと進んだ、だが170cmの体躯が放つ迫力と一流モデルさえ霞む優美なフォルムに男は圧倒され、おののくように後ずさった。

その圧巻なる女神像には一度だけ見たあの魅惑の女性器が際立っていた、その性器は真っ白なウブ肌に深い亀裂を見せ息を呑むほどの艶めかしさで盛り上がっていた、そして優美なフォルムは腰の張りから美しいくびれを見せ胸部へと至り 形よい豊満な乳房に行き当たる。

少女はその裸像をこれ見よがしに見せつけながら緩やかに後ろを向いた。
(あぁ、あの尻だ…あれを見て虜になってしまったんだ)何度見ても言葉では表現できない美し過ぎる尻。

その尻を存分に見せ少女は無言のままその場で足を折り、膝立ちからゆっくり倒れて四つん這いに這った。
そして背を充分に反らせると足を僅かに開き股間を際立たせる、これは伯父が一番好んだ姿勢でメスがオスに隷属する姿勢と教えられてた。

真っ白な双臀の狭間にひっそりと息づく清潔そうな肛門…その下には一際盛り上がる二山の大陰唇、それらに続く優美な太モモ…その全体フォルムは雅人の網膜を焼き上げる、これが欲しかった正体そのものなんだと男が納得した刹那…至高の宝を今まさにこの手に掴んだと男は実感した。

男はたまらずベッドを飛び降りその宝の尻にしがみついた、この尻の前では体裁や恥などは一瞬で瓦解し本能のままにしゃぶり付くしかなかった。
(こんな凄い尻…肛門もオマ○コもみな俺のもの、俺だけのものなんだ…)

気が遠くなるほど肛門を舐めオマ○コを吸った、それでも男の飢えは収まらずその美しい尻を抱え我武者羅にベッドへと引きずった。
少女を仰向けに寝かせ今度は豊かな乳房に貪り付く、乳房を揉み乳首を吸う…かつて味わったことのない女体への飢餓感…どうしたらこの飢えは充足するのだろう、男は乳房から手を離すと狼狽えたように少女の股間へ手を移動し、柔らかな膨らみを見つけその狭間を淫靡にめくり上げた。

薄いピンクに濡れ染まった花弁が開く、そこにはクリトリスや小陰唇…そして可愛げな尿孔さえも姿を現しその下に蜜を溢れさす膣口が見え隠れしていた。
男の脳は痺れ 導かれるようにその粘膜に唇を押しつける…唇全体で また鼻先や頬でその粘膜の感触を味わい尽くす、やがて顔中が粘液に濡れたとき雅人は耐えきれぬ射精感に我に返った。

「悠理…1億でも安いくらいだよ…」自然と本音が洩れ出た。

何とか射精感を抑え焦りながら少女の太モモの間に膝立った、チ○ポは射精を抑えたことで先走り汁だけが淫らに垂れ腿を濡らした。
「悠理もう限界なんだ、ゴメンすぐに果てしまいそうだけど…」そう言い訳しながら少女に覆い被さっていく。

唇を吸い亀頭を少女の性器にあてがう、膣口はヌメリの深みですぐに分かった、再び射精感に腰奥が痺れはじめ やるせない思いで男は腰を沈めた。

「あぁぁ悠理…」

亀頭に絡みつく膣粘膜の気持ちよさ、それにこの少女は奥に行くほど狭まる膣を有しているらしい…。
チ○ポを最奥まで挿入すると亀頭先端が子宮に触ったのを感じた、だが男は情けなくもそのままの姿勢から動けなかった、少しでも引けば爆ぜることは睾丸の付根付近のざわめきで分かったからだ。

(もう少しこの射精感に酔い痴れたい…)そう思うもチ○ポ全体を締め上げる柔らかな膣圧力と、目を瞑る美少女の貌を見てしまえば到底無理なこと、「あわゎゎ…」と情けない悲鳴が口を突いて出た、(もう限界だ…)男は一際腰を震えさせると尻の力を抜いた。

「あぁぁ…」少年のころ初めて射精したあのとき以上の痛烈な快感に身を引き攣らせ男は少女の上で果てていく、そのとき(俺はこの少女に狂ってしまうだろうな…)そう心の片隅で感じつつ刹那なる幸福感に包まれていった。


だが少女の方はその呆気なさにキョトンとしていた、男の陰茎が膣に挿入されたときは(もう入れちゃうんだ)とは思ったが…私の体に我慢できなかったんだと誇らしくも感じた、だが挿入後男は一度も動くことなくすぐに震えて弛緩していった。

これが伯父であれば…こんな性急な挿入など有り得ず、四つん這いにさせ私がもう許していうまで肛門や性器をもてあそび、変態極まる仕打ちをしたのちようやく挿入に入った、そして挿入後も緩急をつけ時間を掛け性感を引き出していき、二度ほどもアクメに泣かされた後は子宮を叩くほどの奔流射精で…最後は身をよじるほどの絶頂感へと導いてくれた。

(これが普通の男なの?…それとも先生が下手過ぎるの?)そのとき少女は男の体を初めて重いと感じた。

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