2006.12.29.

愛美の奴隷生活
02
まーくる



■ 第一章 握られた弱み2

「アンタ達、いったい何やってんのよっ!!」

いきなり部屋に入ってきた愛美に、4人はびっくりしていた。愛美は部屋に入るなり3年男子の脇を持ち上げ立たせて、

「先輩、ここは私が話をつけておきますから帰って大丈夫ですよ。さあ、帰ってください!」

と、息荒く説得し、3年男子を帰らせてしまった。

「お、音川! いったい何やってんだよ!」
「え〜……なに? ウザいんだけどぉ……」
「………」

三人はいきなりの愛美に戸惑ったものの、男を帰らされたことに腹を立てていた。
しかし、悪事を目撃した愛美の鼻息も荒く、3人へ言い返した。

「何って、アンタたちこそなによ!? 恐喝に喫煙! 完全に謹慎行為じゃない!」
「うるさい! アンタには関係ないだろ!」
「関係あるもないもないっ!」

と、愛美と桃子が口論をし始めた。エリカはそれをしばし眺め、口を開いた。

「音川……先輩? なんとか黙ってって……ってお願いできない?」
「……残念ながら、イヤよ。ちゃんと先生に報告するから。」
「てめぇ!!」

それを聞いて、桃子は愛美に襲い掛かった。突進し掴みかかろうとした桃子だったが、愛美は持ち前の運動神経でサッっとかわし、そして足をかけた。つまずいた桃子は勢い余ってボール入れに突っ込み、バスケットボールやらバレーボールの下敷きになってしまった。

「危ないなぁ。」
「あららぁ……」
「……」

愛美はいきなり攻撃されて少々驚いているようだったが、相手に弱みを見せないようにと毅然とした態度でいた。エリカはそれを面白くなさげに見つめ、そしてやや間を空けて立ち上がり、再び口を開いた。

「強引ですねぇ、先輩。」
「先に襲い掛かってきたのは山中さんのほうだからね。」
「やっぱり報告します??」
「ええ、ちゃんと報告させてもらいます!」

二人の視線が交錯する。二人とも目をはずさずに、鈍感な奈緒美にも空気がピリピリとしてきたことがわかった。エリカも愛美のことは知っていた。元気さが売りの2年生で、自分と同じくらいの人気があることを。なんでも1番が好きのエリカにとって、愛美の存在はあまり面白いものではなかった。一方の愛美も、エリカの噂は色々耳にしていた。とても美人の1年がいると入学当初から話題になり、わずか2ヶ月で学校のアイドルとなったのだった。しかし、教師や上級生にも物怖じせず、そのお嬢様なワガママっぷりから、あまり良くない評判も聞いていた。愛美はこれを機に、少し反省してもらおうと考えていたのだった。
そんなとき、エリカは何かを諦めたように首を振りながら言った。

「ふぅ……しょうがないですね。力ずくでも先輩には黙っててもらわないと。」
「あら、そんなことできるの?」
「フフッ…」

すると急に倒れていた桃子が立ち上がった。不意を付かれた愛美は思わず桃子に掴まれてしまった。そうなると体格がものをいい、いくら運動神経のある愛美でも圧倒的に不利であった。

「ぐっ……」
「そら、さっきのお返し!」

強引に足を払われ、愛美は倒されてしまった。桃子のそのまま寝技に移り、愛美を攻めていく。愛美は立ち上がろうとするが、柔道か柔術の経験者であろうか、巧みにグラウンドでコントロールされ、後ろを取られてしまった。そして瞬く間に足を胴に巻きつけられ、チョークスリーパーの格好となった。

「ぅう……」
「ははっ、どう? 苦しい?」

意識がある程度の力加減で首を絞められ、苦しむ愛美。目の前はハッキリしたり霞んだりする中、目の前にエリカが悠然と腕を組み立っていた。

「あら、先輩。大丈夫ですか?」
「……ァハ……ハァ……」
「今日のこと、秘密にしてくれますよね?」

必死でもがき苦しむ愛美に向かって、微笑みかけて尋ねるエリカの姿はまさに対照であった。

「(イヤだ……負けたくない……!)」
「くれますよね?」
「……ィ……ヤ!!」
「!……」

愛美の拒否に、エリカは顔をしかめる。桃子はさらに首を締め上げ、愛美の目の前がだんだん白くなってゆく。しかし、真っ白になる前に力を緩められ、再び意識が戻ってくる。なんとか相手に屈しないとうにと奮闘する愛美に、エリカは言い放った。

「なら言うこと聞いてもらうようにするしかないですねぇ。」

「……!?……」
「奈緒美。あれ、やっちゃって。」
「はぁ〜い!」

すると奈緒美はおもむろに、愛美の前にかがんだ。すると愛美のスカートの中に手を伸ばし、パンティーを脱がせようとする。

「! ゥゥン! ン!!」

足をバタつかせ抵抗する愛美であったが、思うように体に力が入らず、スルスルと脱がされてします。

「ィヤ……ゃめてぇ! ……」

愛美の抵抗もむなしく、パンティーは脱がされてしまった。奈緒美は剥ぎ取ったパンティーをクルクル回しながら、嘲笑った目で愛美を眺めている。愛美は恥ずかしさと屈辱のあまり、目を閉じて現実から逃れようとする。しかし桃子はそれを許さず、締め上げると苦しさのあまり目を見開くことになる。さらに桃子は胴体に回した長い足を、愛美の内股に伸ばしそして広げた。

「ほら! 脚を開きな!」
「……イヤァァァ! ……ャ、ヤメテェェ……」

すると愛美の脚はM字に広げられ、スカートの中から秘所が丸見えになる。身動きがとれず苦しい愛美は、ただもがき恥ずかしがるしかできなかった。

「あら、先輩。大事なところが丸見えですよ、ふふ……」
「(やだ! 恥ずかしい……)」
「こんな格好して恥ずかしくないんですか?」
「……ぅうう……」

エリカの恥ずかしさを助長する言い方に、愛美は顔を背ける。すると不意に、「カシャッ」というシャッター音がした。ケータイのカメラで写真を撮っていたのだった。奈緒美ははしゃぎながら何枚も写真を撮っていく。

「イヤぁぁぁ……やめてぇぇぇ……お願いぃぃぃ……」

写真を撮られていることを理解した愛美は、目に涙を浮かべながらなんとかカメラから逃れようと脚を閉じようとする。しかし、桃子がしっかりと固定しているため、全く意味はなかった。

「(いや……いや……恥ずかしい……やめて……)」
「はいはぁ~い、動かないのぉ〜! 愛美先輩、なかなかいい表情してますよぉ♪」
「ヤダ……やめて……」
「先ぱぁ〜い、カメラに目線貰っていいですかぁ?」
「アハハ! 良かったですねぇ、先輩! しっかりと撮ってもらえて!」
「!!?」

愛美が恥ずかしがれば恥ずかしがるほど、それを楽しみながら奈緒美がカメラを納めていく。それを見てエリカは嘲笑い、そして愛美の下腹部に脚を乗せ、そして力を加えていった。エリカが強弱をつけて踏みつけ、下腹部を刺激していく。すると、愛美には徐々に尿意がわき始めていった。

「(あっ……おしっこが……いや……)」
「ふふふ……」

愛美は瞳を潤ませながらも、それを悟られないように、必死で我慢し顔に出さないようにしているのだが、エリカはそれをも見透かしたように刺激を続けていく。

「ぅん……ん……」

エリカは思わず声を漏らす愛美をみて、少し微笑むと桃子に合図をだした。すると桃子は再び愛美の首を徐々に絞めていく。再び首を絞められ、体に力が入らなくなり、意識も朦朧とする愛美。そしてその瞬間を待ってましたといわんばかりにエリカが強く踏みつけた。

ジョロジョロジョロ………

「ああ……あ…………」

力なく体から黄色い液体が放出され、それがどんどん広がっていくのを感じながら、愛美は気を失ってった。その時愛美の頬を一筋の涙が通っていった。



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