2006.05.31.

茜・陵辱
02
オレンジ



■ 2

ガタンゴトン………
「さあ!! 全部教えたわよ!! 早く服を返して!」
茜は自分でもあせっていると分かる。
「はいはい…。」
痴漢たちが茜の服やカバンを投げつけてくる。
(と…、とにかく早く着替えなくちゃ!!)
茜は15秒で制服姿に着替えた。こんなに早く着替えたのは生まれて初めてかもしれない。
次の駅につくまで30秒くらい……。
「ふう………」
一息つく茜に痴漢が言う。
「これ、オレらからのプレゼント。パンティーないんじゃかわいそうだから代わりにこれ履きなよ。」
(な………何これ!?)
見ると男が今まで見たこともないものを差し出している。パンティーのような形だが金属でできている。
一番普通のパンティーと異なるところは、本来おま○こにあたるところに少し長めの棒のようなものが突き出ている。
「そ……そんなの履けません!」
茜は当然断る。
「へ〜。君、何か履いてるよりノーパンの方がいいんだ〜。」
痴漢たちは意地悪そうに茜をからかい始める。
「そ……そういう訳じゃ……………」
「どうしても履けないってんならオレらが履かすよ。」
(えっ?)
次の瞬間、茜は転ばされ痴漢たちに足を開かれた。
(や……やめて〜!!)
「ひ………卑怯ですよ! 条件には従ったじゃないですか!!」
必死で抵抗する茜。
「抵抗してるとこの格好のままドアが開くことになるよ? それにこれはオレらの親切だから。」
駅に着くまであと数秒。
(………しょうがない………か…)
「わ………分かりました……。でも次の駅でわたしを解放してくださいね………。」
「ああ、いいよ。」

ドアが開いたのは茜が立ち上がってすぐだった。

ドアが開いて、茜は走って駅のトイレまで行こうとした。が……
瞬間、茜のおま○こに入れられた棒が激しく振動した。
「あんっ…!」
思わず声が出て、しゃがんでしまう。
(な………何よこれ。…パンティー(?)にバイブがくっついてるの……?)
茜がイったときのまま履かされているので気持ちが悪い。
(と、とにかくトイレまで……。トイレに行けばこの変なパンティーも脱げるし………)
茜は歩いてトイレまで行った。幸い歩いた時は振動しないらしい。
茜はトイレの個室に入りドアをしめた…。

(なっ………何よこれ!!)
茜は履かされたパンティーを脱ごうとしたが、びくとも動かない。
見ると、パンティーのすみに鍵穴のようなものがある。
(そ………そんなぁ………!!)
茜は何度も何度も脱ごうとした。しかし相変わらずぴくりとも動かないパンティー。
(ど………どうしよう………。脱げない……。トイレにも行けないじゃない!!)
茜はこれから先に起こるだろう出来事に絶望した…。

茜は家に帰った。
結局学校は行っていない。
(もういや…………わたし………、どうなるの……?)
二階へ上がろうとしたが、母の清美に見つかってしまった。
「あら、学校はどうしたの…?」
「えっと………その…熱があるから帰ってきたの……」
思いついた嘘を言う。
「そういえば………顔色悪いわよ? 大丈夫?」
「う、うん。大丈夫……だから。」
「そう…。部屋で休んでなさいね。」
「うん…。」
心配してくれるのはありがたいが、今は誰とも話したくなかった…。

部屋で今日の出来事を思い出した。涙が出てくる。
(ひどいよ………みんな………)
ベットで横になっているうちに、茜は寝てしまった。

目が覚めたのはもう夕方になってからだった。
(………寝ちゃった……のか。…………トイレ行こ。)
しかし、ベッドから降りようとしたときにバイブ(?)が振動する。
「あっ……あんん!! いやっ!」
(そうだ……。トイレ行けないんだっけ。………これから先、どうしよう……。)
また涙が出てきた………。

泣き止んだ後しばらく考え、茜は痴漢に携帯のメルアドを教えたことを思い出した。
携帯を見てみる。
案の定、メールが1件届いていた。

メールを開いてみた。
『こんにちは。今日君であそんだ痴漢です。
他にも何人かいたけど代表として僕が連絡することになったからヨロシク。
これは僕の予想だけど、君は今頃僕達のつけた開口具に困っているね? もしそうなら返信してね。』
(開口具?………このパンティーのことかな…?
どうしよう……。でも、取ってもらわなきゃ…。)

茜はメールを返信した。
『はい。困っています。どうすれば脱げますか?』
送ってすぐに返事は来た。
『それは僕の持っている鍵を使わないと脱げないよ。
その鍵が欲しいなら明日(土曜日)の午前8時、君の家の近くの公園「鎌田3丁目公園」の男子トイレに来てね。
そしたら一番奥の個室に入って鍵をしめて待ってな。
僕が行ったらノックするから。』

茜は悩んでいた。
(どうしよう……。行かなきゃ鍵はもらえないし…。でも行ったらまた何かされそう………。)

土曜日、午前8時。茜は公園の男子トイレの一番奥の個室に入り込み、中から鍵を閉めた………。

(来………来ちゃった……。……………おしっこしたい………)

コンコン…!
ドアがノックされる。そして外から声。
「やあ、ぼくだよ。痴漢………って言えば分かるかな? さあ、早く開けてくれよ。」
(来た………)
茜は迷う。
(ドアを開けたら入ってきちゃう………。そしたら逃げ場はなくなる………。)
「………どうしたの? 早く開けてよ。茜ちゃん。」
(………迷っててもしょうがない……かなぁ。………ええい! 思い切って開けちゃえ!)
茜はドアの鍵をはずした。
扉が開く。
すぐに男が入り鍵を閉められる。
トイレの個室の中、茜は男と2人きりになる。
「やっと開けてくれた。え〜っと、コレがほしいんだよね?」
男は小さな鍵を見せる。
(あ………あれがあればこのパンティーをはずせるのね………!!)
「そ……そうです! 早く渡してください……!」
男は笑いながら、
「そうだね。約束だしはずしてあげるよ。」
と言って、強引にスカートを脱がそうとする。
「ちょ………ちょっと待って…! …………自分で外すからそれ渡してよ!」
茜は脱がされそうになっているスカートを必死でおさえる。
「ダ〜メ。それ履かせたのもこっちなんだから責任をとって僕の手で外してあげるよ。」
わけの分からない理由でスカートをひっぱる男。
―パサ―
スカートが床におちる。前の電車と同じような状況。
(い……いやぁ…。やっぱり何かするき……?)
「あんまり抵抗しないでよ。それともまた恥ずかしいことしてほしいかい? 今度はこの前とは比べ物にならないよ?」
(そ………そんな……!)
「わ……分かった。言うとおりにするから鍵を外すだけにしてよ?」
「よろしい! じゃあ足を開いて。」
茜は少し戸惑いながらも言うとおりにする。
―カチャ―
鍵が外されパンティーが脱がされる。
(や……やっと脱げた…!)
「ふう…。もう服着ていいよ。」
男はそう言って笑う。
(え?………何もされないの?)
予想と違い少し茜は驚くが、気を変えられても困るのですぐに服を着る。
茜の服装は上が薄いブルーのTシャツに下が少し長めのグレーのスカート。よく日常で着る服装だが、違うのはパンティーを履いていないということ………。
「じゃ………じゃあ私帰りますね? そ……そこをどいてください。」
ドアの前に立つ男に言う茜。
(は……早く帰りたい…。トイレもしたいし……。このまま帰れればもうこんな人たちとは会わなくていいようになるんだ……)
しかし男は動かずこう言った。
「帰る前に見てもらいたいものがあるんだけど…」
男はじぶんのカバンの中からビデオカメラを取り出したのだった………。



▲ BACKNEXT ▼



この小説は、完全なフィクションであり、実在の人物、
団体等と何の関係もありません。
この小説へのご意見、感想をお寄せください。
感想メールはcopyright下のアドレスまで


NEXTBACK TO NOVELS INDEX


18's Summer : 官能小説、恥辱小説とイラストの部屋