2008.01.31.

青い相姦
03
横尾茂明



■ 戯れ3

直人は妹の正面に対峙し…暖かいタオルで腰回りを拭き取っていく…。
しかし…目はどうしても妹のふくよかに折り込まれた艶めかしい亀裂に見とれてしまう。

直人はネットのエロサイトで見たモロサンプルの女性器…それと性交場面は何度も見ていた…しかしこんなに綺麗な性器は初めての体験だった…。
無毛サイトで…美少女と言いながらも剃り跡が生々しく黒ずんで荒れた大陰唇は不潔に映った…それに比べアズの性器は幼子のようにウブく、そして静脈が透きとおるほどの白さを見せている…。

「ア…アズ…少し脚を開いて…」自分でも無様に声が震えるのが分かる…。

「ぅ…ぅぅん…」

妹の声も僅かに怯え…睫毛を震わせて恥ずかしげに見返してくる…。
少しずつ足が開き…それにつれて今迄キッチリ閉ざしていた折り目もほころんでくる。
まるで可愛い猫の舌のような小陰唇が零れ…性器の複雑さを露わにしていく…。

タオルで内腿を拭き上げ徐々に性器に近づいていく…途中何度もタオルを濯ぎ丹念に両足全てを拭き…ついに性器に触れていく…。

「ぁぁん…あっ…ぅぅん…」

妹の可愛い悲鳴と悶えが直人の耳を擽る…。

「お兄ちゃん…そんな拭き方されたら…アズ…恥ずかしいよー」

「だ…だって…綺麗に拭かなくちゃ…いけないだろう…」

妹の片足を持ち上げ…さらに性器を開いてその内側も拭き取っていく…。

小陰唇がめくれ…尿口…膣がヌメって艶を放つ…。
そしてその下の綺麗な肛門の皺も見えた。

直人の目には霞みが掛かり…妹の裸体が白く朧に映る…。
その柔らかな性器に直に触れ…願わくば唇で感じたい衝動にも心は乱れる…。
そんな淫らな想いにペニスははち切れんばかりに脈動し…濡れていた…。

「さー…アズ…両足を抱えてお尻を突き出して…」
直人は言いながらも…ドンドン大胆になっていく己を、何処か遠いところで見ているような…そんな不思議な感覚に陥っていく…。

「そ…そんな…お兄ちゃん…アズ…いくらなんでも…恥ずかしいよー…」
と言いながらも妹はイヤイヤしながら両足を抱え…お乳に当たるまで丸まって目を瞑った。

「……………………」

性器はパックリと割れ…すぐその下の可愛い肛門も突き出るように露わになる。
直人は口中に溜まった唾液を…音を立てないようにそっと燕下する…。

(何て綺麗な………)
複雑なヒダは綺麗なピンクに濡れ…尿口も小さな膣口も眼下にもろに望める…。
(あぁぁ…女の子ってこんなふうになってるんだ…ぁぁすごいなー…)
直人は思わず唇を付けたくなる想いに必死に耐え…タオルをそっと性器と肛門に当てる…。

一枚越しのタオルを通し…掌に柔らかな性器のレリーフと肛門の固さが伝わってくる…。
中指に…しこった小さな肉球を感じ…軽く揉みほぐしてみた…。
妹の口から…可愛い喘ぎ声が洩れ始める…「お…お兄ちゃんの…イ…イジワル…」

明るい日だまりの中…夢見心地の時間がドンドン過ぎていく…。

直人のペニスははち切れ、もう限界まできていた、しかし耐えた…一線を越えられない苦しさがこんなにも辛いものかと感じながらも…。

「さー…後ろを向いて…今度は背中を拭くからね…」声が完全に裏返っているのに気づき…思わず赤面する直人…。

妹は恥ずかしい格好から開放された事が…さも惜しそうに後ろを向いていく…。

少女のその腰つきと尻のまろみは見事だった…柔らかな背中から大きくくびれた腰…それに連なる張り詰めた双臀…。
直人は再びタオルをゆすぎ…固く絞って背中に当てる、そして大きく磨くように妹の背中を拭いていく。

目端に円やかで形のいいお尻がちらつく…またもやペニスが張りつめはじめた…。

掌は次第にお尻に掛かっていく…(あぁぁ…なんて柔らかいんだろう…)
尻の深い狭間から…閉ざされた白く柔らか色の性器の二山が望める…。

もうタオル越しじゃなく…直接掌で触りたかった…そして…このお尻を見ながらペニスを揉んだらどんなに気持がよいかを考えてしまう…。
しかし妹の裸を見て…こんな気持に陥っていく自分を頭を振って戒めた…。

「さぁ…拭けたよ…」

妹は言われても体を硬くし、俯せたままでいる…。
「さー…また風邪がぶり返すから…早く服を着なきゃ…」

直人は優しく肩に触れ…引き起こすように妹を表に返す…。

アズは恥ずかしげに顔を両手で覆い…脚を真っ直ぐに揃え兄に体を見せつける…。

直人は…イヤでもその体に魅入っていく…(あぁぁ何て…綺麗なんだろう…)

「お…お兄ちゃん…アズの体…綺麗?…」

まるで心を見透かれた感覚に思わず怯み…
「子供が何いってんの…」と心と裏腹な言葉を返してしまった直人である…。

「………………」

妹は顔に当てた手を外し、恥ずかしそうに横を向いて兄を挑発するように片足を上げる。
そして「お兄ちゃん、起こして…」と言いながら手を差し出した。

「う…うん…」
直人は梓の手を握る…梓は起きあがるように体を起こし…途中から手を思い切り引っ張った…。

直人はバランスを崩し梓の上に覆い被さる…すぐさま梓は直人に抱きついた…。
「お兄ちゃん…アズを抱いて…」

柔らかな隆起を胸と腹に感じ…妹の暖かな吐息を耳に感じた…。
それはもうとろけてしまうほどの感覚であり…思わず抱きしめたい想いに揺らぐ…。

しばしの時間が流れ…直人の心は少しずつ冷静さを取り戻していく…。
「さー…体が冷えてしまうから…もう服を着なきゃ…」

直人は梓の頭を撫で…そっと身を起こす…。
そして梓の背中に手をまわし、体を起こしていく。

梓は…小さく溜息をつき、悲しそうにベットから降りて床に足を付ける…。

そしてゆっくりと立ち上がり…洋箪笥の前に行き、鏡に全身を映す…。
「こんなに綺麗なのに……お兄ちゃんのバカ!」

直人は妹のバカの意味は痛いほど理解できた…しかし…妹に何が出来るというのか…。

梓は箪笥の引き出しから下着をとりだし、身につけていく…。
その様子を見ながら…直人は己の不甲斐なさに痛みを感じつつも…
それらを断ち切るような快活を装い、声を絞り出す…。

「さー…お兄ちゃんがおかゆを作ってあげるから…おとなしく寝てな!」

直人は言うと…洗面器にタオルを浸し妹の部屋を出る…
その時…背中に梓の視線が鋭く突き刺さるのを感じた…。

階段を降りながら股間が濡れているのを感じる…
その冷たさは先程までの白昼夢が現実であったことを直人に思いしらせた…。


キッチンでおかゆを作り始めた。
以前…妹が痲疹で伏せっていたとき母が作っていたのを思い出しながら…。

脳裏には妹の性器がまだ揺れている…
心が溶け出してしまうほどの魅惑な形…
何故、女性の性器はあれほどに艶めかしく作られているのか…
ずーと見つめていたい、そんな誘惑の造形であったと想う。

次々に妹の肢体が現れては消えていく…
またもやペニスがズボンの中で悲鳴を上げはじめた…。

直人はたまらずトイレに駆け込む…
ズボンを脱いで便器にかける…ペニスは腹に付くほど反り上がっていた…。

トイレットペーパーを引いて手に持つ…右手はむけて間もない亀頭に触れる…。
そして「アァッ」と声が出てしまいそうなほど熟しているのが分かった…。

亀頭には触れないよう竿の部分を軽くしごく…
(あぁぁ…きょうはなんて気持ちいいんだろう)

いつもと違う…滾り立つオナニーの感覚に直人は酔いしれる…。
目を瞑る…妹の裸が現れる…あの性器…あのお尻…あぁぁ肛門…。

体中が火照り…今までに経験の無い、にじみ出すような快感が前立腺辺りから漏れ出てきた…。

(きょうは…スゴイのがきそうだ…)

直人の指先は超快感の期待に震えながら、ゆるやかに往復をはじめた。



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