2007.10.25.

千 佳
02
木漏れ日



■ 2

私達は2着ずつ服を買った。
その後食事をして買い物の残りを終えた。

   翌年四月。

私は小学校に入学。
新しい生活が始まった。
学校にはスカートかズボンで通った。
体育の授業のない日はズボンと決めた。
着替えが無いからだ。
勿論ノーパンだ。

学校生活に慣れた2年生。
私は大胆にも時々スカートにノーパンで登校した。
私の露出への目覚めはそんな時起きた。
ある日。
もうすぐ下校時間と言う時忘れ物に気がついた私は図書室に行った。

図書室は2階の突き当たりにある。
私がそこに行くと女の教師が呼び止めた。
「あら? どうしたの?」
「図書室に忘れ物しちゃって…。」
「そう…じゃ鍵預けるから掛けて帰って…。」
「はい…。」

教師は私に鍵を預けると立ち去った。
私は図書室で忘れ物をみつけランドセルにしまった。
なぜそんな気持ちになったのか自分でも理解できない
(裸になっちゃおうかな?)
なんの前ぶれもなくそう思った。
私はドアを開け、廊下を見た。

誰も居ない。
私はドアの鍵を掛けた。
(早くしないと誰か来ちゃう!)
急かされるように真っ裸になった。
どの位の時間そうして居たのか…。
私は急に怖くなって服を着た。

鍵を職員室に返しに行った。
「どうした? 顔赤いぞ?」
男の教師が怪訝な表情で私に言った。
「そうですか? あの帰ります…。」
「ああ、気をつけてな…。」
私は校舎を出た。

この日、私はピンクのシャツと紺のスカートだった。
パンティーは穿いてない。
何だか下腹が熱かった。
私は木陰でスカートの中に手を入れる。
あそこが少し濡れている。
気持ち良かった。


その夜。
私は布団の中に居た。
先月の初め。
祖母と話し私は部屋を与えられた。
一番奥の部屋だ。
理由は祖母と私の時間の違いだ。

私は浴衣一枚で寝ている。
これは変わらない。
変わったのは私。
今までは習慣で何となく下着を着けなかった。
しかし今は自分から望んでいる。
私は祖母に頼み自分の洋服を部屋に運んだ。

これからは自分で服を選ぶ。
寝る時も気分次第で裸で寝る。
部屋の中で裸で過ごす事が増えた。
祖母は何も言わない。
もう一つ。
秘め事がある。


図書室の事があってから私は時々夜中に外に行く。
曜日は決めてない。
その時の気分だ。
今夜は何だかそんな気分。
さっき祖母の部屋を覗いたら寝てた。
チャンスだ。

さっき時計を見たら10時。
子供の起きてる時間はとっくに過ぎている。
私の体験に寄ると普通の日の方がいいみたい。
休みの前の日は遅くまで起きてるから。
私はゆっくり起き上がった。
静かに部屋を出た。

浴衣は着たままだ。
部屋に隠して置いた運動靴を手に持った。
靴はビニール袋に入れてある。
裏の扉から出るつもりだ。
私は足音を立てないように注意した。
庭に降り門の隙間から外に出る。

今夜私は楽しみにしてる事がある。
ホントはさっきからおしっこを我慢している。
今夜私は外でおしっこするつもりだ。
しかも素っ裸で。
場所も決めてある。
神社の階段だ。

私は目的地に急いだ。
(漏れそう…。)
私は歩きながら着てる浴衣を脱いだ。
今夜はわざと短い方の浴衣にした。
階段を三段だけ上った。
そこで振り返ってしゃがむ。

シャー……。
勢い良くおしっこが出て行く。
全部出てしまうと頭がボーっとなった。
「気持ちいい…。」
私は呟いた。
立ち上がり階段を更に上る。


私は浴衣を途中の樹の枝に掛けて上った。
上り切ると建物の回廊にちょっと座る。
真っ暗で何も見えない。
曇のせいか星も見えない。
私は自分のあそこに触った。
おしっこは乾いていた。

ワレメを触るとヌルっとした液が出て来た。
良く分からないが気持ちいい。
少しそこに居て浴衣を着て家に帰った。
次の日。
私はズボンで登校した。
このズボンには仕掛けがある。

右のポケットの底を抜いてある。
こうしておけば触りたい時何時でも触れる。
私は2時間目の授業の時触りながら聞いていた。
スベスベの肌を触るのは気持ちいい。
手をポケットから出してちょっと匂いを嗅いだ。
少しおしっこの匂いがした。

それから三年経った。
私は11歳。5年生になっていた。
その年の春。
学校から帰って部屋に居ると下腹が痛みだした。
私は祖母の所に行き、
「何だかお腹痛い…。」

と言った。
「どこが痛い?」
「わかんない…。」
祖母が私のスカートを捲くる。
見ると太腿とスカートの内側に血が付いている。
「こりゃ生理だね…。」

「え?」
私に初潮が来た。
話しには聞いていた。
学校の授業で。
祖母はすぐに生理用品を買いに行った。
その夜、赤飯を炊いて祝ってくれた。

エッチな事に関心が出て来た。
更に生理の前になるとイライラするようになって祖母と喧嘩した。
喧嘩の理由の一つが服だ。
私は祖母とあまり買い物に行かなくなった。
趣味が違うからだ。



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