2006.12.29.

明の復讐
03
あきよし



■ 明の過去3

(もう死んでしまいたい。)
遥はそんなことを考えた。そんなことを考えてしまうほどの痛みだったのだろう。注射された液体はオリジナルの興奮剤のようだった。その証拠に遥の乳首とクリトリスは突起しているし、秘部からはさらにドロっとしたものが溢れていた。
「へへへっ(^_^) そんなに濡らしちゃって遥ちゃんは変態だな。」
誠による屈辱的な言葉で遥の心は犯され始めていた。
(酷い。そんなこと言うなんて。でも………。何なの? この気持ち。)
驚いたことにこの時遥に奴隷女としてのM気が芽生えたのだった。その後も暫く男たちの言葉攻めが続いた。
(いや、そんなこと言わないで。でも、いい気分。私ってひょっとして変態なのかな?)
遥は自分が変態女になりつつあることに気づいた。ふと自分の秘部に目をやると、そこはもう大洪水だった。次から次へと恥ずかしい自分が出てくるのを抑えられなくなってきて顔を赤らめていた。
「あん。いいわ。恵子もっときて。」
声が聞こえると遥は目線を隣に移していった。
(あっ。)
遥は今の自分が見てはならないこうけいを見てしまった。そう、恵子と絵里はまだレズプレイの真っ最中だった。それもいつの間にか69の体位になっていたのだ。もちろん遥には69が何なのかはわからない。けれども、その体位に凄い衝撃を覚えたのは間違いないだろう。
(すごい!!)
遥はよけいに興奮していた。暫く夢中になっていると、恵子たちはその行為をやめ、明の前に立った。「明君。起きて。」
絵里が明の耳元で囁いた。
「んー。はっ。ここはどこだ?」
「あら忘れちゃったの? 今からみんなでいいことしようとしていたのよ。」
(そうだ。遥は? は、遥!! あんなに濡らしちゃって。こんなことなら遥の初めて貰っとくんだったな。)
明は後悔していた。なんだかんだで遥と付き合いだしてからの日々を楽しんでいたのかも知れない。明はそう思っていた。

そんなことを考えているうちに明の瞳からは涙がこぼれ出た。
「どうしたの? 何か悲しいことでもあった? あ、そっか遥ちゃんのことが気になるのね(^o^)だったら来なさい。」
明は絵里に言われたとおりに遥のそばまできた。その瞬間悲鳴が聞こえた。ふと目線を下にすると健史と遥が繋がっていたのだった。そのこうけいに明は呆然とした。ただ見ることしかできない。そんな切ない気持ちが頭を過ぎる。いや、切ないというよりも悔しいという気持ちだったのかもしれない。
「痛っ!! やめて。動かないで!! いた〜い!!」
よっぽど痛かったのだろう。数分もの間、遥は『痛い』という言葉を何回も連呼した。いくら濡れていたといっても健史はペ○スを挿入するとすぐさまピストン運動を始めた。遥の秘部からは愛液と悲劇を物語っているかのような赤い液体が垂れ流れている。
「可愛そうに痛かったかい? 彼氏が早く貰ってくれたらこんなことにはならなかったんじゃないかな? いや、どっちにしろこうなっていたか。はははっ(^o^)」
健史の言葉が明と遥の胸に響く。そして二人は思った。『どうしてこんなことになったんだろう』と。

その後も健史は誠と交代で遥を突き続けた。俺はと言うと3人のお姉さんと一晩中逝き狂っていた。次の日は土曜日だったので、俺は一晩の疲れを取るために一日中寝ていた。できるだけ遥のことは考えないように……。このときの俺は遥があの後どうなったのか知らなかった。俺は意識を失ってしまっていたからだ。気がつくとなぜか俺は自分の部屋のベッドの上で横たわっていたのだ。一瞬夢かとも思ったが、俺のズボンに一枚の身に覚えのない紙切れが入っていた。その紙切れにはこう書かれていた。

『楽しかったわね。明君てうまいのね。また今度遊びましょうね。あ、遥ちゃんだけど私の性奴隷にでもしようかなって思ってるので預かっておくわね。もしこのことを誰かに話すようなことがあれば、あなただけじゃなくあなたの身の回りの人まで被害にあうことになるからね。よく覚えておきなさい。じゃ、月曜日に学校で会いましょ(^_^) 処女調教魔より』

その紙を読んだあとまだ何かないかと周りを見渡すと、入口付近にある机の上にホームページのアドレスの書かれた紙と血のついた短刀が入っているビニール袋がおいてあった。俺は徐々に伝わってくる恐怖心を振り払いながら書かれているアドレスにアクセスしてみた。それは最近このあたりで噂されている極道が開いているサイトだった。サイトを下に見ていくと調教掲示板と書かれたものがあった。恐る恐るクリックしてみると、そこには驚くべきものが俺の目の前に広がっていた。顔にはモザイクがかけられているが、見覚えのある体が写っていた。誰のかわからないペ○スを咥えさせられ、下の口にはローターが2本も刺さっていた。コメントには『新しく調教し始めた遥です。』と書かれていた。おそらく絵里が書いたのだろう。遥? 遥ってまさか……そんな……。俺はパソコンの電源を切ってベッドに横になった。俺のせい……なのか? 違うよな。俺は関係ない……よな? そう自分に問いながら俺は眠りについた。月曜日になり、俺は学校に行った。もちろん遥の姿は見えない。2週間たっても来ない。だが、2週間俺は絵里の性欲を満たすおもちゃとして使われていた。そんな時ラッキーなことに俺の親父が転勤することが決まり学校を転校することになった。もちろん遥がどうなったかのかと聞かれたら答えようがない。遥は中学のころに両親を亡くしていたらしく、祖父からの仕送りを頼りに生活した来たらしい。なので、いなくなったとしても事件だと思われなかったらしく警察沙汰にはならなかったみたいだ。俺が転校してから1ヶ月がたったある日、興味本位でこの前アクセスした極道のサイトに再び入った。そこには『遥の日記』という項目があった。クリックしてみると、パスワード入力画面になった。
(パスワード? なんだろ。んー。あっ。)
暫く考えて俺は思いついた。
(紙!!)
急いで1ヶ月前の紙切れを探した。
(あった。えーっとパスワードになりそうな言葉はっと。あっこれだ!)
俺は紙に書かれた言葉を入力した。『処女調教魔』俺は恐る恐るEnterを押して見た。すると、見事ページを開くことに成功した。俺は唖然とした気持ちを持ちつつも、日記を読んでいった。



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