2006.02.24.

奴隷教師物語
02
ヤマト



■ 奴隷ファイル1−国語教師理沙

次の日の朝

自分の下駄箱に手を入れた理沙は手紙が入ってるのにきずいた。

「ラブレターですか?」

偶然下駄箱にいた先生が冷やかしながら言った。

「そんなんじゃないですよ。」

ドキドキした様子で理沙が答えた。急いでトイレに行き中身を見た。手紙にはこう書いてあった。

『これからあなたに悲劇が襲い掛かります。』

差出人は不明だった。

(何? この手紙。)

この時の理沙は気にもしていなかった。

急いで教室に行った理沙はドアに黒板消しが挟まっているとは知らずにドアを開けた。すると挟まっていた黒板消しが理沙めがけて落ちてきた。

「きゃ!………誰かしら? こんな昔のいたずらする人は。ちょっとトイレで拭いてくるから静かにして待ってるのよ」

理沙は強気で言うが、皆は笑っている。急ぎ足で教室を出てトイレに向かった。

(まさかあの手紙……)

理沙の脳裏には手紙の内容が思い出される。

『あなたに悲劇が……』

怖くなった理沙だったがこのままでは負けてられないとトイレの個室のドアを開けた。

その中には理沙がこの個室のドアを開けることがわかっていたように手紙があった。

『まだまだこれからだよ。理沙ちゃん。』

(えっ? 誰がこんな事。犯人を見つけ出してやるんだから。)

そう思いつつ身体に降りかかったチョークを拭いた。

教室に帰ってきた理沙に上杉が声をかける。

「理沙先生大丈夫でしたか?」

(ま、まさか上杉君が?)

「えー大丈夫よ。」

理沙が負けずといいかえす上杉の顔はにやけていた。

(やっぱりこの子が……)

すかさず岡島が声をだした。

「先生授業始めようよ!」

そう言われ理沙が授業を始めようとしたが、黒板にはでっかい落書きが描いてあった。

「誰この変な絵描いたのは!」

理沙が声を張る。

「それ先生ですよ。似てるでしょ!」

上杉が言った。

(間違いない。上杉君と岡島君の仕業だわ。)

授業後

上杉と岡島は理沙に呼び出されていた。

「何でこんな事したの?」

理沙が強く言った。

「ごめんなさい! 先生!」

岡島の素直な答えにびっくりしていると岡島が続けて言った。

「俺、転校するんだ。」

「えっ?」

理沙は驚いたように言った。岡島はそういい残し走り去った。

「で、上杉君は?」

「別に! あいつに付き合っただけだよ! 転校する前にスキンシップとりたかったって。」

理沙はこれで全て終わったと思っていた。

1週間後

あの日以来まったく嫌がらせはなかった。変わった事といえば岡島がいなくなった事だ。最近の理沙は授業が終わるとPCルームでインターネットをして気分転換をしていた。そこに魔の手が伸びた。

「今日もインターネットで遊んでから変えるか。」

理沙はいつものようにPCルームに向かっていた。

理沙がPCルームに入った瞬間、誰かに鼻と口をおさえられた。

「んーんー」

口に何かが入ってきた。カプセル型の睡眠薬だ。

「さぁーこの薬を飲み込みな!」

(鼻と口をおさえられていては飲み込むしかない。)

ゴックン

理沙はとうとう薬を飲み込んでしまった。だんだん意識がなくなっていく。

(誰?)

薄れていく意識の中そんなことを考えた。

「よし運ぶか!」

運び込まれたのは誰も使っていないうすぐらい倉庫だった。

身体をロープで縛った。この倉庫は校長の意見でなぜか完全防音になっているので口にはなにもしていない。ゆっくりとカッターシャツのボタンを外し、ブラジャーを取った。そこには綺麗なピンク色をした乳首が顔を覗かせていた。手にはカメラを持っている。脅しのネタにするのだ。

「おい! 起きろ!」

「はっ! ここは?」

前には上杉が立っていた。

「上杉君?」

理沙は周りを見渡した。

(ここは確か使われていない倉庫?)

身体を見た時、自分の目を疑った。

「えっ? な、何これ?」

上杉は聞こえなかったように手を胸へと伸ばした。

「ちょっと! やめなさい! こんなことしてただで済むと思ってんの?」

「このカメラで撮った写真をばらまいてもか?」

手に持っているカメラを見た理沙は声を出せなかった。乳首を口に含みだした。

「や、やめて。あぁ!」

「だめだ! ほら乳首が立ってきたぞ。」

「そんなことされたら誰だって……その前にカメラをかえしなさい。」

「これ先生のじゃないよ!」

言葉に出来なかった。

(確かにあのカメラは私のじゃない。けどあのカメラには……)

「お願い! カメラでとった写真だけでも私に頂戴! こんなことしても何にも意味ないわよ。」

「まだ自分の置かれた状況がわかってないみたいだな!」

そういうと上杉は理沙の顔を殴った。

「きゃ! ひ、酷い!」

今まで親にも殴られたことはなかった理沙は涙目で言った。

「殴られたくなければ静かにしろ!」

「どうすればいいの?」

「これから俺の言う事を何でも聞く事だ! いいな!」

「………」

負けず嫌いの理沙は無言の抵抗をしている。

「わかったのか?」

上杉の手が再び理沙の顔へ伸びた。さっきの恐怖がよみがえった理沙は思わず

「わかりました!」といってしまった。

「わかればいい!」

そういって上杉はロープをほどいた。

「えっ?」

乳首をなめられること以外特になにもされなかったことに理沙は驚いた顔で上杉を見た。

「今日はもういい。明日の授業後この倉庫に来い! いいな!」

「わかったわよ!」

強気に戻った理沙は睨みつけていった。

「わかりましただろ! この馬鹿!」

バチン

上杉の手が理沙の顔にヒットした。

「痛っ!」

「わかったのか?」

「わ……わかりました。うう……」

理沙は泣いていた。



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