2009.11.14.

夢  魔
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MIN



■ 第21章 暗躍3

 佐山は沙希を抱き締めた腕を解くと、ニッコリ微笑み沙希に告げる。
「沙希ちゃん今日は、嫌な事が有ったね…小父さんが、沙希ちゃんの気持ちを晴れさせてあげよう…」
 そう言って肩越しに手を、ショートカットの女性に差し出す。
 ショートカットの女性は素早く、鞭を手にして、佐山の手に乗馬鞭を持たせる。
 佐山は鞭を受け取ると、沙希に手渡し
「これで、アソコの人形を打ってご覧…思い切りだよ。そうすると、沙希ちゃんはここが気持ち良くなる」
 沙希の豊満な乳房を両手で掴んで、グニグニと揉み潰す。

 沙希は黙って佐山の顔を見詰め、コクンと頷く。
 佐山は更に沙希の目を見ながら
「そしてここが熱くなる」
 沙希のスカートを捲り上げ、剥き出しのオ○ンコに指を突き入れ、暗示を掛ける。
「鞭を打てば打つ程、小父さんが言った場所は、気持ち良くなり熱くなる…。その感覚はドンドン全身に広がり、全身を包む。そうして、全身がクリ○リスみたいに気持ち良くなるんだ…」
 佐山はそう言って、沙希の身体をヤワヤワと撫でさすり始めた。
 沙希はまたコクンと頷くと、佐山に返事をした。

 佐山は沙希の身体を再び抱き締め
「気持ち良くなると、嫌な事は小さく小さく気になら無く成る。そして小父さんの言う事が、本当だと強く思えるように成る。強く思うと、小父さんの言った事は、どんどん効果を強められ、沙希ちゃんはどんどん気持ち良くなるよ…」
 妖しく優しく囁いて、暗示を掛けた。
「さぁ、50回打っておいで…小父さんの言った事が、良く分かる筈だ…」
 佐山は沙希を離し、明日香に向かわせる。
 沙希は立ち上がると、フラフラとオナニーする明日香に近付いた。
「明日香50回打たれたら、イッて良いぞ…。いつものように、体液を撒き散らすんだ」
 佐山は明日香に向き直り、ショートカットの女性に、またコップを要求する。
 女性は直ぐに新しいビールを取りに行き、佐山に注ぎ始めた。
 佐山はショーを楽しむような顔で、ビールを舐め始める。

 沙希は明日香の前に立つと虚ろな視線で、凄絶な顔でオナニーを続ける明日香を見下ろした。
 沙希の手がおもむろに持ち上がると、何の躊躇いも無く鞭が振り下ろされる。
 振り下ろされた鞭は、明日香の左の乳房に、真っ赤な線を走らせ、途端にみみず腫れに変わった。
 左乳房を打たれた明日香の身体は、ビクリと震え硬直する。
 明日香は佐山の暗示により、感度を10倍に上げられていた。
 必然、痛覚も10倍に引き上げられている。
 脳天を貫くような痛みが、明日香の左乳房を襲っていた。
 そして、その痛みは、明日香が飲み込まれそうになっていた、快楽地獄からその意識を引き戻す。

 沙希が行っているこの快楽地獄の鞭打ちは、通常軽く打ち据え意識を引き戻すのが、目的だった。
 だが、沙希の一撃はそれの役目を、遙かに超え明日香に、想像を絶する苦痛を与える。
 明日香の意識は沙希の一撃で、完全に引き戻された。
 焦点が合った目は、スッと持ち上がる沙希の2撃目の鞭を見詰める。
 明日香の顔は、苦痛から恐怖に塗り替えられた。
 沙希の虚ろな表情が、沙希の恐怖を煽り、無情にもその鞭は、何の遠慮もなく振り下ろされる。
 明日香の右の乳房に、みみず腫れが走り、明日香は佐山に顔を向けたまま、声のない絶叫を上げ、ミチリと音を立て唇の端が裂けた。

 沙希は鞭を振り下ろし、肉を打つ度に訪れる、熱い感覚に酔い始める。
(あふぅ〜…これ…きもち…いい…。佐山のおじさま…いった…とおりだ…)
 鞭の先から伝わる感触に、乳房が熱くなり、子宮が収縮して、オ○ンコが濡れる。
 沙希の身体は、ピクン、ピクンと跳ね、ほんのりとピンク色に染まり始めた。
 3回目の鞭を振り上げ、振り下ろす。
 ゾクゾクと快感が拡がり、染み渡って行く。
 4回目、5回目を夢中になって振り下ろし、6回目の鞭を振り上げた。

 そこに後ろから佐山が声を掛ける。
「沙希ちゃん少し待ちなさい…。自分の身体の変化を楽しんでご覧…。良く感じるんだ…10秒程掛けて、良〜くね…」
 佐山は沙希に時間を掛けるように、指示を出した。
 その理由は、明日香の状態を見たからだ。
 明日香は沙希の鞭打ちで、今度は激痛で気が触れ掛けていた。
 だらしなく開いた口から、涎を流しビクビクと痙攣している。
 だが、そんな中でも、明日香の手は緩む事無く、抽出を繰り返し快感を掘り起こす。

 やがて明日香の表情は、苦痛から快感、快感から我慢へと変わって行く。
 沙希が自分の快感を感じ終え、再び鞭を振り上げ、振り下ろす。
 明日香は、今来た道を逆に進み始める。
 快楽地獄と鞭打ち地獄。
 明日香はその間を行き来し、沙希はどんどん快感を高めて行く。

 明日香は9回の往復を繰り返し、全身に48本のみみず腫れを作っている。
 沙希は全身を興奮で赤く染め、目は潤みきって明日香を見詰めた。
 沙希はペロリと唇を舐めると、明日香の動かない美貌を見詰める。
 49発目が明日香の右額から、鼻梁の付け根を通り、左頬へと抜けみみず腫れを作り、50発目が左額から同じように右頬に抜けた。
 その瞬間明日香の身体が跳ね上がり、激しく痙攣を起こし、涎を振りまきながらのたうち回る。
 大きく開いた股間から、愛液がドビュ、ドビュっと飛び出し、小便を撒き散らす。
 それらが一段落付くと、明日香のだらしなく開いた足の間から、ブリブリと音を立て、大便が流れ出す。

 明日香は声も無く激しい絶頂を迎え、佐山の言うとおり身体のあらゆる穴から、体液を撒き散らす。
 人として最も恥ずかしい行為も、ここの住人にとっては、何の躊躇いも無い。
 何故なら彼女達は、人では無いのだから。
 悪魔に魅入られ、人としての権利全てを奪われ、人形として、ただ存在を許されているに過ぎなかったからだ。
 明日香は朦朧とする意識の中で、ただ一つの事を思っていた。
(今日も…狂わなかった…まだ、生きられる…まだ、生きていられる…)
 それだけが、彼女の唯一の望みとして、頭の中に浮かんでいる。
 それすら、佐山に植え付けられた、偽りの希望だと、明日香達は気付かなかった。

 佐山は立ち上がると、沙希に近付いて行く。
 沙希は鞭を持ち、明日香をタダ呆然と見下ろしている。
 だが沙希の身体は、小刻みに震え、頬や腕など露出している部分は、情慾で真っ赤に染まり、足下には愛液の水溜まりが出来ていた。
 佐山が沙希の右手をソッと掴み、鞭を奪うと、沙希は
「あふぅ〜ん…はん、あぁ〜ん…」
 甘い声を上げて、身体をくねらせる。

 佐山はニンマリと笑い、沙希に告げた。
「気持ち良くなったかい、小父さんの教えた事は、本当だったろ? さあ、今度は沙希ちゃんが小父さんに教える番だよ、今まで、どんな事を覚えてきたのか小父さんに見せてくれ…」
 沙希は佐山に向き直ると、コクンと頷き身に着けている私服を脱ぎ始める。
「おじさま…沙希が覚えた事…いっぱい見て…。いっぱいさせて…」
 沙希は佐山の身体に抱きつき、佐山は沙希を悪意をもって抱き締める。
 佐山に抱き締められた、沙希はその快感に身体を痙攣させた。
「あひ〜〜〜っ! くぅ〜っふぅん〜〜〜〜っ」
 沙希は佐山に抱き締められただけで、絶頂を迎える。
 佐山の暗示が沙希の身体全体を、クリ○リスに変えた証だった。

 佐山は沙希を抱擁から解放し、手を取りベッドへ連れて行く。
 明日香はモソモソと起き上がり、這い蹲って汚した床の掃除を始める。
 自分が溢れさせた体液も、垂れ流した糞便も、全て自分の口と舌で片付ける。
 それがこの館のルールであり、人形達に許された清掃方法だった。
 一滴でも、一片でも残りがあった場合、それは彼女達の死を意味している。
 命を掛けた後片付けに、ボロボロの身体を引き摺り、明日香は這い回った。
 その美しい顔を必死の形相に変え、糞便を貪り、床を舐め上げる。

 佐山はショートカットの女性の前を横切る時、部屋の隅を指差して
「テーブル」
 短く告げる。
 ショートカットの女性は、手に持っていたトレイを片付けると、急いで部屋の隅に移動し、四つん這いの姿勢を取って、背中を床に対して水平にした。
 その時佐山が、指を鳴らしながら
「響子動くな」
 と命じる。
 響子と呼ばれた、ショートカットの女性は、腰を伸ばし背中を床と水平にし、四肢を踏ん張る形で、ピタリと動かなくなった。
 響子は次に佐山に声を掛けられるまで、テーブルとして部屋の隅に放置される。

 佐山はベッドに腰を掛けると、沙希が佐山の目の前に正座し
「沙希の身体でお楽しみ下さい…」
 深々と頭を下げ、平伏した。
 佐山が頷き[頼むよ]と呟くと、沙希は上体を持ち上げ、佐山に身体を擦り寄せる。
 沙希は佐山にその習い覚えた、全ての技術を披露した。
 フェラチオに始まり、口腔、オ○ンコ、アナル全てを使った性交。
 抱擁から全身をくねらせ、その身体全てを使う愛撫。
 全身を舐め上げる、舌技。
 どれを取っても、熟練の娼婦以上の技術を佐山に見せる。

 佐山は沙希の愛撫を受けながら、その反応に舌を巻く。
(俺は、何一つ規制していないのに、この小娘は一度もイッて無い…。この状態で、意志の力で絶頂を抑え込んでるのか…それが、あいつらの調教なのか…。はん…格段に差が開く訳だ…おっさんの調教はタダの恐怖だが、こいつらは、自発の服従だ…俺の催眠よりたちが悪いぞ…)
 佐山は自分の暗示で全身クリ○リスのように感度が上がっている筈の沙希を見詰めた。
 佐山の催眠は、間違い無く掛かっている。
 それは真っ赤な顔で、荒い息を吐き、快感が極点に来ている沙希の姿が証明していた。
 にも係わらず、沙希は絶頂を押さえつけ、奉仕を続ける。

 そして、佐山は沙希の報告を思い出す。
(確か、こいつは技術とオ○ンコ使いは一番下手だって言ってたな…他の奴は、どんなオ○ンコしてるんだ…。こいつのオ○ンコの締め付けだって、ここに居るどの女より凄いぞ…)
 佐山は沙希を見詰めながら、稔達の顔を思い浮かべる。
(邪魔だな…過剰品質は、市場を停滞させる…こいつは俺が一生使ってやる、…他の女達もだ…。その上で、こんなのを二度と作れないように、あいつら全員廃棄処分だ…。利用できる物は頂くがな…)
 佐山は沙希の奉仕を受けながら、暴虐な本性をその顔に浮かべ、笑っていた。

 佐山は沙希の身体を堪能し、その肌の張り、身体のしなやかさ、奉仕の技術、オ○ンコの締め付けの虜に成る。
 佐山に取って、人の身体がここまで、鍛えられるとは思って居らず、その快感は未知の経験だった。
 そして、そんな沙希を凌駕する、残りの奴隷達を手に入れたいと、考え始めた。
(爺にもやらん…、5匹とも俺のモノにしてやる)
 佐山は狡猾な微笑みを浮かべ、沙希を優しく抱きしめ、その身体の火照りを鎮めてやった。



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