2009.11.14.

夢  魔
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MIN



■ 第21章 暗躍6

 明日香は、もう何度目か解らない絶頂の中にいた。
 命じられた、屈伸は機械のように続いているが、足の筋肉は悲鳴を上げている。
 足下には明日香と、響子の体液が水溜まりを作り、床を濡らしていた。
 明日香が舌を伸ばして舐めている、響子のオ○ンコは、ヒクヒクと意志有る生き物のように蠢き、ビシッと言う音がする度、白濁した愛液を明日香の顔に吹きかける。
 その音が何の音だったか明日香には、もう認識できていなかった。
 明日香の頭の中は、自分がボロ切れのように成った、犬小屋での1ヶ月が何度もリピートし、自分がどれだけ恥ずかしい人間だったか、思い出し絶頂を求める。

 響子は朦朧とする意識の中で、全身を覆う熱に浮かされていた。
 ビシッと言う音と共に、子宮が収縮する快感が産まれ、その度に体液が絞り出される。
 それは、電流のように身体を走り、甘い熱を産んで、身体を蕩かせた。
 目の前を大柄な少女が、何度も行き来して響子に問い掛ける。
「何処に欲しい?」
 響子が答える場所に、甘い熱が走る。
 響子はその度に全身を振るわせ、快感を訴え感謝する。

 沙希は一度着込んだ服を、脱ぎ捨て全裸になっていた。
 響子達の周りをグルグルと回りながら、首輪をした響子に興奮した声で問い掛ける。
「何処に欲しい?」
 沙希の問い掛けに、響子は熱に浮かされた声で答える。
「はい〜…オ、オッパイにほしいです〜…」
 沙希の鞭が響子の乳房を打つ。
 赤い線が綺麗に走る。
 響子の身体が跳ね上がり、体液を撒き散らす。
 沙希はその姿を見て、ブルブルと快感に震えた。

 沙希は全身を興奮で赤く染め、ブルブルと目を閉じ肩を抱いて震えると、明日香の髪の毛を掴んで後ろに引き倒し、仰向けに転がす。
「明日香さん…最後に浅ましい貴女の本性を、相応しい格好で告白しながらイッてご覧…」
 明日香は首輪を着けた裸身を晒し、大きく足を拡げ右手でオ○ンコ、左手でアナルを拡げて、腰を反らせて持ち上げると、快感に蕩けて表情で
「あはぁ〜…このからだは、このやしきのばんけんの…おトイレです〜。このあなは…いぬのこうしゅうべんじょ…せいしょりのどうぐです〜…わたしは…ひととして…さいていの…へんたいです〜〜〜っ!」
 自分の浅ましさを、大声で叫びながらビュゥーっと開いた指の間から、愛液を吐きだし、痙攣して果てた。

 沙希が失神したのを見終わると、沙希は響子に向き直り
「さぁ、響子さん最後に何処にほしい?」
 響子に問い掛ける。
 響子はハアハアと荒い息を吐きながら
「オ、オ○ンコ…オ○ンコからクリ○リスにくださいませ〜」
 沙希に向かって、掠れた声で叫んだ。
 沙希は響子の望み通り、テニスのトップスピンを掛けるような振り方で、響子の望む箇所を打ち抜いた。
「きゃひ〜〜〜〜〜ん」
 響子は大きく一声鳴くと、立って万歳をしたまま、失神した。
 股間からダラダラと愛液と小便が、滴り落ちて居る。

 沙希は佐山に向き直ると、手に持った鞭をポロリと指の間から落とし、妖しい視線で見詰めながら近づき
「小父さま…鎮めてください…」
 佐山にしなだれかかって、囁いた。
 佐山は興奮しきった自分を押さえられず、沙希にむしゃぶりついて、直ぐに挿入した。
 だが、佐山は沙希に挿入して、3分と保たなかった。
「もう! 小父さま…こんなんじゃ全然静まらない…」
 ポカポカと佐山の胸を叩きながら、拗ねた表情で怒る。
 佐山は今日4度目の射精だった事を、この時死ぬ程後悔した。

 一向に元気を取り戻さない佐山に業を煮やした沙希は、スッと立ち上がり明日香と響子の元に向かう。
 沙希は2人を失神から目覚めさせると
「明日香さん…響子さん…2人で鎮めて…」
 2人の身体を自由にし、2人を胸元に抱き締めて、囁いた。
 2人は始め何の事だか、全く解らなかったが、沙希が突然明日香に口吻して、オ○ンコに指を這わせると、その言葉の意味を理解する。
 明日香は沙希の正面で乳房と股間を愛撫し、響子は沙希の背後に回り、沙希の背中に指と舌を這わせた。
 沙希は正面の明日香に口吻しながら、舌を絡め股間を愛撫し、片方の手は背後の響子の股間をまさぐる。

 3人は絡み合うように、快感を求め合い、刻み合う。
 3人の中で一番テクニックが有り主導を取るのは、一番年の若い沙希だった。
「もう、お姉さん達だらしないわね…こっちいらっしゃい…」
 沙希がそのテクニックに不満を漏らすと、2人を呼びつける。
「ふぁい…」
「はぁ…い…」
 2人は沙希に翻弄されながら、沙希の正面に周り、沙希の指示通りに手指を動かす。
「違うもっとこう…気持ち良くなるように…指の先を繊細に動かすの…壊れ物を扱うように…そう、それで居て大胆にほら、気持ち良いでしょ?」
 沙希が明日香のオ○ンコに刺激を与えると
「あ・あ・あ・あふぅん…はぁ〜ん…あ・あ・あ・あぁ〜〜〜っ…きもちいい…きもちいい〜…とろけそうです〜…」
 明日香は切ない声を上げ、甘い快楽に酔う。

 明日香はガクガクと震え、潤んだ瞳で沙希を見上げる。
「どう? 明日香さん上り詰めた快感が、身体全体から抜けて行くようでしょ? この脱力感…良くないです?」
 沙希が悪戯っぽく聞くと
「あふぅ〜…さ、さいこうです…きもちいい…です〜…」
 明日香は快楽に蕩けた声で、沙希に答えた。
「あ〜…お、おねがいします〜…わたしにも…わたしにも…おあたえください…」
 響子が堪らなくなって、沙希の腕に舌を這わせながら、哀願する。

 沙希は響子の哀願に
「じゃぁ、響子さんは明日香さんがしてあげて…ほらこうやって…ここを…こうするの…」
 明日香を響子に抱きつかせると、明日香の手に自分の手を添え、そのタッチを教えた。
「あふん、くぅ〜ん…あぁ〜…はぁ〜ん…きもちい〜い…とろけちゃう〜…」
 響子は頬を真っ赤に染め、恍惚とした表情で、白い喉を晒し震える。
「そうそう、明日香さん解った? じゃあ次は、響子さんよこっち来て…」
 沙希はそう言って、身体を入れ替えると、響子の手を取り教え込む。

 沙希は2人に指使いなどを教えると
「さあ、次は2人で私を慰めて…教えたとおりやってみて…」
 2人に身体を任せる。
 明日香と響子はウットリとした表情で、沙希の身体に奉仕を始めた。
 繊細に丁寧に、まるでこの世の至宝を磨くように、手指を動かす。
「そう、良い感じだわ…じゃぁ、もっと身体全部を使ってみて…」
 沙希がそう言うと、明日香と響子は夢中になって身体をくねらせ、擦り付けながら奉仕を始める。

 3人はお互い絡み合い、愛撫し合い、鎮め合った。
 30分ほどたった時、3人は誰からともなく離れ、同時に長い満足の溜息を吐く。
「どう? お姉様達…気持ち良かったでしょ?」
 沙希が明日香と響子に向き直って、問い掛けると、2人は飛び起きて平伏し、ブンブンと頭を縦に振った。
 沙希が満足げにニンマリ笑うと
「あ、あの、あの…沙希様とお呼びしても宜しいでしょうか?」
 明日香が必死の顔で、伺いを立ててくる。

 沙希が明日香を見詰め、キョトンとしていると
「わ、私もお呼びして、宜しいですか?」
 響子も顔を上げ、必死に哀願した。
 沙希はケラケラ笑い始め、2人の背後に回り、上にのしかかると顔を持ち上げ
「小父さまこのお姉様達、気に入ったわ、私に頂戴。だめ?」
 佐山に向かって、問い掛ける。

 佐山は沙希の申し出に、面食らったが
(あの2人は年齢的に、もうじき廃棄処分だったな…まぁ、それまで預けても構わんか…。どうするかも見てみたいしな)
 沙希の申し出を承諾した。
 沙希は2人の顔を後ろから覗き込み
「だってさ」
 ニッコリ微笑んだ。

 明日香と響子は沙希の首にしがみつき、沙希の顔にむしゃぶりつく。
「やん、ほら、もう…エイ!」
 沙希は唇を交互に奪おうとする明日香と響子のオ○ンコに指を差し込み、グルリと掻き回す。
 2人は突然の刺激に、小さな嬌声を上げ、沙希の顔から離れる。
 こうして沙希は2体の人形を奴隷にした。
 この奴隷が、自分達にとってどう言う存在になるか、佐山は理解していなかった。

 沙希は黒塗りのベンツの後部座席で、ソワソワと落ち着かない表情で座っていた。
 チラリと運転席を見詰めては、モジモジと俯く。
 もう何度この行動を取ったか解らない。
「あ、あのぉ〜…い、いつも送ってもらって、済みません。明日香さん…」
 沙希は思わず言葉を口にするが、何故かそれがしっくり来ないで居た。
(いつも? う゛〜ん…何か変…。送って貰ってる、気はするんだけどなぁ〜…それに、明日香さんって仲が良い筈なのに…何か、記憶が無いのよねぇ〜…)
 沙希は後部座席で、頭を抱える。

 明日香はルームミラー越しに
「良いのよ、沙希さん…これぐらい、何でも無いわ…。私にしたら、嬉しい位よ…」
 頬を染めながら、本当に嬉しそうに沙希に告げた。
 沙希はその明日香の言葉にも、不思議そうに頭を捻った。
 そんな仕草を、ルームミラー越しにウットリとした表情で、明日香は見詰める。
(ああぁ〜沙希様…何て可愛らしいの…館の沙希様からは、想像も出来ない…でも、私達の新しい支配者…。とっても素敵な支配者…ああぁ〜…)
 明日香は10歳以上違う沙希を、完全に支配者として、服従を誓っていた。
 それは、佐山のような強要から来る物ではない、心からの服従だった。

 車は沙希の寮の有る、マンションの前に音も無く止まり、明日香は直ぐに運転席を降りて、後部扉を開ける。
 沙希はその行動に、面食らっていたが、明日香の微笑みで気を取り直した。
「あ、有り難う御座います…。明日香さん、私自分で降りれますから…」
 沙希が困ったような顔で、明日香に言うと
「えっ…私の楽しみを奪われるの…?」
 悲しそうな顔で問い掛けてくる。
「い、いえ、そんな事はないですけど…。良いです、ご免なさい…もう言いません…」
 沙希は諦めて、明日香の好きなようにさせた。

 明日香は嬉しそうに微笑んで
「有り難う御座います…」
 恭しく頭を下げる。
(何で? 何で? 明日香さんってこんなコトするの? 変…! でも、何かイメージ合うんだよねぇ〜)
 沙希は首を傾げて、考え込む。
 そんな沙希に、明日香はガッと両手で沙希の両手を掴み
「また、ご連絡下さいね…直ぐに、直ぐに飛んできますから!」
 力強く言い残して、車の中に消える。
 明日香が車の中に乗り込むと、直ぐに発進して、夜の闇の中に消えた。
 沙希はそれを見送ると、首を捻りながら、寮の自室へと戻っていった。

 佐山は自室でジッと考えている。
 最初は情報提供の手駒として、手に入れるつもりで居た沙希が、その美貌に突き動かされ、手に入れようとちょっかいを出した瞬間、サディストに変わり、責めっぷりを見ようとすれば、調教師も真っ青の責めを見せ、あまつさえ自分の人形を2体自分の物にしてしまったのだ。
 次々に自分の予想を超える反応を見せる沙希を、これからどう扱うべきか、佐山は真剣に悩んでいた。
 考えをまとめようとする佐山の自室に、ランプが明滅する。
(爺さん…また壊しやがった…。緑だから、肉体系だな…。動き回れる程度の欠損なら良いがな…)
 佐山は舌打ちをしながら、自室を後にする。
(沙希の事は取り敢えず保留だ…信頼を無くして、催眠に影響が出たら、おじゃんだからな…)
 佐山は廊下を走りながら、沙希の事を後回しにした。



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