2011.04.30.

プチSM千夜一夜ものがたり
09
二次元世界の調教師



■ 寝取られ男の復讐2

 見ると、性器に続いて尻穴にまで指を挿入しようとしていた貫太も言う。

「へへへ、先生。ゴックンしたら、チンポのミゾまでナメナメして、キレイにしてやるんだ。それが礼儀だぞ」

 もう暗示に掛かってしまったのだろうか、すっかり観念した様子の愛華先生が言われた通りに、たどたどしい口使いながらチュパチュパごっくんとしてくれるものだから、俺のイチモツは全く勢いが衰えずむしろより一層硬度を増して彼女の口を塞ぎ続けた。

「信一、頑張れ! 先生のおま○こがトロトロになったら使わせてやるからな。それまでにザーメンを吸い尽くされねえように気を付けな」

 本当は年齢的にもヤバいのだろうが、愛華先生の素晴らしい口の中で頼もしい屹立を保っているわがムスコに、俺はまだまだイケる、と確信して彼女の口から抜かずに我慢することにした。するとクスリを塗り終えた優美ちゃんと貫太は両手に1本ずる穂先をバサバサにほぐした毛筆の小筆を持ち、まず前触れもなく優美ちゃんの筆が耳元にチョンと触れた。

「ふんーっっ!!」

 それだけのことで大きな呻きを洩らし、ガクンと顔を反対側に向けた愛華先生だったが、そこには優美ちゃんの持つもう1本の筆が待ち構えて今度はうなじを襲う。逃げ場を失った愛華先生は、悲痛な表情で呻き上半身の慄えを激しくしていた。

「うふふ、すっごい感度ですね、先生。耳が感じ易い女性は、全身よく感じる淫らな体なんだそうですよ。私が体中よく調べて差し上げます、ほうーら、どう、先生?」

――優美ちゃんって、レズっ気もタップリなんだな……

 さすがに自分から参加を志願しただけあって、優美ちゃんのサジスチンぶりは堂に入ったものだった。言葉を掛けて辱めながら、責められる箇所を予測させないよう、愛華先生の上半身のあちこちを筆でチョンチョンくすぐっているのだ。愛華先生はもうどこを触られてもビクンビクンとオーバーなくらいに感じ入り、すっかり優美ちゃんのペースに乗せられている。

「へへへ、それじゃ俺は下の方を……」

 そこへ今度は貫太の2本筆が下半身を襲い始める。これではとてもたまらないだろう。愛華先生が本当に火が付いたように真っ赤になって、絶望的な呻きを洩らすと俺も又限界が近付いて来ていた。

「ま、又出しますよ、愛華先生!」
「んーっ!」

 俺はその瞬間目が隠れていても美形とわかる愛華先生のあまりの色っぽさにゾクッとしながら、二度目の射精を果たした。この間も優美ちゃんと貫太の4本の筆による淫靡なくすぐりは休みなく続けられているのだ。釣り上げられた魚のように緊縛された色白の体をビクンビクンとおののかせながら、もう言われなくても従順に精液を飲み干しキレイに舌で舐め取ってくれる愛華先生を、俺は心の底から愛おしいと思った。ところが彼女との性行為はまだ本番に入ってもいないのだ。俺は性急にことを運ぼうとした自分を反省し、2度も出したにも関わらず男根の勢いを失わないよう気合を入れる。

「信一、まだ大丈夫か? 無理なら休め。本番が出来なくなっちまうぞ」
「大丈夫だ!」
「すごーい、先生」

 優美ちゃんにホメられた俺は、もうクビになった女子校の美しい教師生徒と、えっちをしている自分が不思議だった。これは俺の願望が産んだ夢なのかも知れない。それならこのペニスもあり得ないような耐久力を発揮しても良いだろう。俺はそんな気持ちで愛華先生の口の中にわが生命の源のような肉塊を預け続けた。

「すっかりおしゃぶりが上手になったな、先生。仕事を変えても大丈夫だぜ。それに、コチコチョの方もすっかりお気に召されたと見える。そろそろカンジンな所をくすぐってやろう……」

 2発も抜くとさすがに冷静になれるようで、俺が余裕を持って愛華先生の口の感触を楽しみながら貫太と優美ちゃんの筆くすぐりを鑑賞していると、それまで体の周縁部ばかりくすぐって中心部を避けていた4本の筆が、いよいよ乳房と股間と言う「カンジン」な場所に差し掛かる所だった。俺の方はただチンポをくわえさえて楽しんでいるだけだが、こんな長時間飽きもせず筆を丁寧に使っている2人の根気強さには感心するばかりだ。女性を歓ばせるためにはこんな念入りな作業が必要なのか。

――俺はまだまだ修行が足らないな……それにしても、こんなに長くしゃぶらせてるとチンポがふやけてしまいそうだ……

 素直にそう思った俺はしかし、それまで長時間ナニをしゃぶってくれていた愛華先生の様子が変わり、それまでより粘っこくかつ積極的にジュバジュバと激しく顔を動かして来たので、驚くべき3連発目の射精が近付くのを少し恐ろしく感じた。見ると乳房に掛かった優美ちゃんの筆はグルグルと円を描くようにして頂点へと這い上がり、貫太の筆はもう秘裂の一番デリケートな箇所をくすぐっているようだった。ついにクライマックスに近付いた愛華先生がその激情をぶつけるように俺のイチモツのおしゃぶりにも熱を込めているのだ。貫太はやおら指を伸ばすと何かに触れて言う。

「先生、ココは何か知ってるか? クリトリスと言って女性の一番感じる所らしいぜ。普段は皮を被ってるが、こうやって剥いてやるといいんだ……」

 貫太の指が微妙に動くと愛華先生はやけに悩ましい呻きを俺のチンポを噛み締めながら吐きかける。俺は信じ難い淫情が底なしのように込み上げて来るのを感じた。

――マジかよ、3発目なんて、あり得ねえ……

 そして貫太が次に発した言葉は驚きだった。

「なあんだ、先生。ココをしょっちゅうイジってたんだ、お上品な顔して実はスキモノなんだな。こんなにカンタンにクリの皮が剥けるのはいつもオナニーで弄ってるスケベ女の特徴だぞ。図星だろう、美人先生」

 すると優美ちゃんがフォローするように言った。

「先生、オナニーは羞ずかしいことじゃありません。私、えっちした日でも寝る前のオナニーは欠かせませんから」

――それはフォローになってるのか?

「ふうんーっっ!!」

 貫太が指で剥き出したクリトリスに筆を這わせ、優美ちゃんの筆が両乳首をなぞり上げると、愛華先生はトランジスターグラマーの体を弓なりに反らせて悩ましい鼻声を俺のチンポの下から洩らした。

「おっと、いきなりイッチまったのかい、先生。だがまだ全然物足りないだろう。優美、こっちを手伝え」

 優美ちゃんの2本の筆も、パックリ開いた股間の方へと移動した。

「それじゃクリとま○ことケツの穴をいっぺんにくすぐってやろう。信一、お前も遠慮なく出しな」
「さすがにヤバい気がする……」
「なあに、この後休憩だ。最悪、本番は伸ばしてもいい。明日も明後日もあるからな……」

 今日は金曜だが、俺のチンポがふやけそうなくらいくわえさせられ、最初のアクメでどこかにイッテしまったような妖艶な顔を見せている愛華先生は、その意味が理解出来ただろうか? 貫太は土日も彼女をこのまま拘束して性調教を加え、女の歓びで篭絡してしまう心算なのだ。俺も長期戦を覚悟してとりあえずここでペニスが役に立たなくなっても構わないと開き直った。

――そう言や、女は本能的に精子をやると歓ぶ、と貫太が言ってたな……

 貫太の指が剥き上げた感覚の塊を2本の筆で挟み撃ちにしてくすぐり、体液を吸って尖った優美ちゃんの筆が女性器と排泄器官にスルッと沈められていくと、愛華先生は先ほどよりずっと強烈な全身海老反り状態になって、俺の肉棒に歯まで立てながら激しく気をやり、俺もドクドクと三回目とは信じられない濃厚なミルクを放出していた。

「よし、休憩するぞ。喉が渇いたな……」

 貫太がそう言って俺たちは愛華先生の体から一旦離れた。そして貫太は目の見えない先生に向かってこう言ったのだった。

「先生、すまねえが信一のチンポもしばらくお休みだ」

 激しく気をやり、俺のザーメンを飲まされた愛華先生はハアハア息を荒げるばかりで何も反応しなかったが、貫太はさらにこんなとんでもない言葉を付け加えた。

「もうじきアソコがカーッと熱くなって、デカいのを入れてもらいたくてたまらなくなるぜ。そういうクスリをたんまり塗ってやったんだからな。それに信一のザーメンを何度も飲んだな。それも女を発情させる作用があるんだ。とりわけそいつを吐き出したチンポが欲しくてたまらなくなるはずだ……」

――なるほど、そうやって暗示に掛けるんだな……

 本当は大して効果のないクスリが彼女を狂わせる魔法の媚薬になるのだ。ザーメンのくだりなど口から出任せに近い気もしたが、もし本当にそうならば俺にとって願ってもない状況になるわけだ。俺も貫太に便乗して言った。

「愛華先生、僕のチンポが欲しくなったらそう言って下さい。すぐにぶち込んで差し上げますから……」

 見ると貫太が苦笑いしている。調子に乗るなとでも言いたげだ。するとようやく愛華先生が口を開いた。

「ああ……も、もう解いて下さい。辛いんです、この姿勢……」
「ハハハ、そいつはならねえな。信一との初夜がうまくいくまで、アンタはそうやってマ○コをおっぴろげて、待っておくんだ」
「そ、そんな……だったら、せめてこの目隠しは外して……」

 すっかり弱り切っている愛華先生の姿に、申し訳ないが俺はこの上ない歓びを覚えていた。女性を緊縛してイジめるのは、こんなに楽しいことだったのだ。これまで俺はSMと言えば拘束した女性を鞭で叩いたり、蝋燭を垂らしてロウだらけにして痛めつけるプレイの印象しかなく、自分にそんな趣味はないと思っていた。だが肉体的に痛めつけるのでなくネチネチといたぶるこんな責めなら十分興奮出来るし、自分にも出来ると思った。そこで俺は自分の意思で彼女をイジめる行為にトライしてみたのだ。

「愛華さん」
「し、信一さん! お願い、外して……」

 俺の声に反応を示してくれた先生だが、もちろん許してやらない。その替わりに口を合わせていくと、彼女は俺にウットリと唇を預けたばかりと積極的に舌まで絡ませて来た。そして俺は手で彼女の見事な乳房を弄り、股間をまさぐってやった。すると彼女の方からモロ出し状態だった大事な箇所を俺の手に擦り付けて来るではないか! だが年甲斐もなく3発も出してしまった俺は冷静で、彼女をイジめる歓びを引き延ばす。

「僕とえっちしたい気分が盛り上がって来たみたいですね。だけどあいにく先生のオクチにたくさん出してしまいましたので、すぐにはチンポが役に立たないんです。どうかもう少し待ってて下さい……」

 唇を外した俺がそう言い聞かせて愛華先生から離れると、彼女は小声で、イヤ、と呟いたような気がしたが、諦めたようにもう何も言わなくなった。そして俺は貫太と優美ちゃんの所に戻る。

「やるじゃねえか、信一」
「ああ……なんだかコツが掴めて来たよ」
「先生、おちんちん大丈夫ですか?」
「当分無理っぽい」
「俺が替わってやろうか?」
「それは勘弁してくれ」

 貫太はもちろん冗談で言ってるのだ。俺たちはそう談笑しながら台所に移動して、冷蔵庫から飲み物を取ると再びリビングに戻る。俺と貫太は缶ビール。優美ちゃんはオレンジジュースだったが、無残な股間モロ出し緊縛を施され目隠しされた愛華先生を肴に喉を潤すのだ。俺と貫太があぐらをかいて缶ビールを開けると、優美ちゃんはいそいそと貫太の隣に寄り添って体育座りになり、ジュースを持たない手でペニスを弄り始めた。すると貫太も優美ちゃんのミニスカの中に手を入れて、仲良く股間をまさぐり合っているのだ。貫太はもちろんずっとビンビンなままだし、優美ちゃんも時折ジュースを飲むのを休んで、アン、などと気持ち良さそうなよがり声を出している。全く性懲りのない2人だ。羨ましい。

 と、貫太の差し金かどうか知らないが、優美ちゃんが俺の隣にやって来て座ると、股間に手を伸ばして来た。

「先生、本番の前に出し過ぎです」
「ああ……さすがにこの歳で3発はキツイよ」
「ははは、心配するな、夜は長いんだ。まだ9時半くらいだぜ」

――お前が3発も出しちまうよう仕組んだんだろうが!

 俺は貫太に恨み言を述べたい気持ちになったが、時刻を聞いてまだそれほど時間が経っていないことに驚いた。ここまで2時間も経ってないではないか。よくまあ3発も続けざまに出してしまったものだ。

「アレ先生! 硬くなって来た!」

 今度は優美ちゃんが驚いた声を発した。彼女のえっちなオテテが、竿部をシコシコするだけじゃなく、玉袋をさすったり、時々尻穴をツンツンしてくれたのが効いたのか、俺の股間は正に奇跡的な回復を見せて来たのだ。俺の目は完全な据え膳状態の愛華先生を見つめていたが、チンポの方は優美ちゃんの柔らかいオテテの中で、ドクドクと脈動を再開していた。

「すごいすご〜い! 先生のおっきいよ……」
「ゆ、優美ちゃん! もういいよ、手を離してくれ」
「じゃあ先生、頑張ってね」

 貫太に仕込まれたエロ娘優美ちゃんのオテテはまるで吸い付いて来るみたいな柔らかさの上、男の性感を刺激するツボを心得ており気持ち良過ぎるので、離れてもらった。ここで誤爆してしまったら元も子もない。すると貫太が言った。

「信一、お前以外と根性あるじゃねえか」
「ああ、自分でもビックリだ」
「それだけ元気があって、女子高でおま○こに囲まれてて、よく童貞なんか守ってたもんだな」
「だから、愛華先生は特別なんだよ」
「ああ、それは認めよう。この先生、飛び切りの上玉だぜ……なんだ優美?」
「ねえねえ、えっちしよ」
「しょーがねえな」

 面倒くさそうに答えた貫太はしかし、これも計画のうちだったらしく、大きな声で愛華先生に呼び掛けるように言った。

「先生! お先にちょっくら、教え子さんとえっちしてますよ! 信一!」

 そして俺の方に注意するのも忘れなかった。

「先生にちゃんとおねだりをさせてから犯るんだぜ。それから」
「まだ何かあるのか」
「いきなりデカチンで突くんじゃねえぞ」

 股間のミラクルでスーパーマンになったように高揚していた俺は、もう準備は十分であろう愛華先生に今すぐ襲い掛かりたい気分だったが、それを戒められたのだ。ふと貫太が指差す方を見ると男根を模した卑猥な道具がいくつも畳の上に転がっている。全く手回しのいいやつだ。

「あれを小さい方から順番に入れて、1本に付き百まで数えて出し入れしろ。全部で五百回だ。そこまでやれば彼女のマ○コも開いてくれるだろうよ。お前のペニスは規格外の困ったデカさだと言うことを忘れるな!」
「百回突いてる間に、先生がイッテしまったらどうするんだ」
「そりゃ間違いなく、何度も気持ち良くイッチまうだろうよ。それでいいんだ。先生がイキたいだけイカせてやりな。そうやってマ○コがパックリと開き切ったところで、お前がデカチンでとどめを刺す」
「あ、ああ、わかった……」

 俺は想像しただけで全身に慄えが来るほど興奮が込み上げて来るのを感じた。こんな素晴らしい性の歓びの世界があったのだ。大き過ぎるペニスを無理矢理挿入しようと試みて、最愛の女性を怖がらせ失敗してしまうなんて具の骨頂だ! ここは面倒でも貫太のアドバイスに従って、愛華先生をしっかり歓ばせてあげなければ。

「女ってのは男と違っていくらでもおかわりが効くんだから、心配するな。それに普段大人しくて控え目な女ほど、ベッドの中じゃ凄いもんだぜ……ホラな?」

 自分でミニスカをめくりおま○こをビロンと指で広げて見せながら、ねえねえ、早くえっちしようよ、とせがんでいる優美ちゃんを指差して笑った貫太は、そこまで言い残すとセーラー服を着たエロ娘をうつ伏せにして、お尻を高く上げさせた。

「よしよし優美、えっちしてやるから、お前からも愛華先生にタップリよがり声を聞かせてさしあげろ」
「あ〜っっ!! いい〜っっ!!」

 バックから淫尻を貫かれた優美ちゃんは、先生に向かって呼び掛けるように大声を出した。

「愛華せんせ〜い! えっちって、すごく気持ちいいですう〜っっ!! ああ、ああ、もう、優美のおま○こトロけちゃいそお〜っっ!!」

 ここまで俺たちの良からぬ相談、そして今教え子で優等生だった優美ちゃんが、あからさまにセックスの歓びを自分に向けて聞かせるのを耳にした愛華先生は、どんな気持ちでいるのだろう。目を塞がれていて鋭敏になっている先生の耳には、嫌と言うほど一部始終が聞こえているに違いないのだ。

――よし、出陣だ! 絶対にはやるんじゃないぞ……

 ここまでお膳立てしてもらえば大丈夫だろう。俺は成功を確信し、努めて冷静になるよう気を落ち着けて、貫太が用意してくれた5本のペニス型を手に愛華先生の方へ向かった。するとまるで水の中から上がったばかりみたいに全身を大粒の汗で滴らせた彼女は、高熱にうなされているかのように何やらうわごとを呟いている! 優美ちゃんの歓喜の悲鳴でわからなかったのだが、俺が耳を近付けるとはっきり聞こえた。

「痒い……ああ、痒いの……助けて……」
「愛華さん! 僕です、信一です!」
「信一さん、な、何とかして……アソコが痒くて、気が狂いそうなの……」
「僕とえっちしたいんですね? ちゃんとそう言っておねだりして下さい!」

 俺は貫太の言葉を思い出して、彼女にはかわいそうだが冷静に手順を踏んだのだ。

「はい……ああ、えっちして、あいかとえっちして下さい、お願いいっっ!!」
「僕のペニスは大き過ぎるらしいのです。だから道具でゆっくりおま○こを広げてもいいですか?」
「何でもいいわ! ああ、早くうっっ!! ホントに頭がおかしくなりそうだわ!!」

 完璧に暗示に掛かってアソコを疼かせている愛華先生に挿入すべき1本目のペニス型を手にした俺は、彼女がこれででもかとモロに開いている女性器の狭い穴と見比べて、一番小さいのに思ったより太いように感じた。もちろん俺のペニスとは雲泥の差なのだが。して見ると俺のはやはり常識外れにデカ過ぎるのだ。果たして俺が最小の道具を真っ赤になって発情している彼女の花びらに当てがうと、すぐにハア〜ッと感に堪えないと言う感じの艶かしい淫声が鼻から洩れ、ズブズブと挿入していく手応えも十分だった。

「ああ〜っっ!! し、信一さん、気持ちいいっ!……こ、こんなにいいなんて……」

 三十路半ばなのに、初めてのセックスの歓びを告げるような愛華先生を、俺は心の底から愛おしく感じた。貫太の見立て通り、ほとんど性経験もないのだろう。こんな美人なのに、この年齢まで処女に近い状態だったのは奇跡のような感じだが、そんな彼女が今この俺に体を開いてくれようとしているのだ。が、今彼女の女の部分を貫いて十分過ぎるような歓喜を与えている道具と比べて、俺のペニスはあまりにも巨大である。ここはやはり心を鬼にして手順を踏まねばなるまい。

「今から百回出し入れします。気持ち良かったら、遠慮なく気をやって下さい」
「ひゃ、ひゃっかいなんて、むりい〜っ!」
「大丈夫ですよ、ほら、い〜ち、に〜い……」
「うああ〜っっ!!」

 ネチリ、ネチリ、ネチリ、と生々しい肉ずれの音がすると同時に、愛華先生は俺の手にしたスモールサイズのペニス型を出し入れするのに苦労するほどきつく粘膜を絡み付かせ、カウントが5を超え10を数えて来ると、いつの間にか優美ちゃんにも負けない大声であられもないよがり声を聞かせてくれた。俺は憧れの愛華先生がこんなにあからさまに女の歓びを示してくれることに感激し、ゆっくりストロークを続けながら合間に質問した。

「は、じゅうい〜ち。そんなに気持ちいいのですか? 愛華さん」
「こ、こんなの初めてよ! ああっ! ああ〜っっ!!」

 俺の操作する男根型に女の襞を絡み付かせ、めくれる花びらからおびただしい果汁を吹きこぼす眺めは淫猥そのものだ。俺は愛華さんの遅滞に圧倒されながら意地悪な質問を続ける。

「理事長に縛られてエッチしたときはどうでしたか? こんなに気持ち良くはなかったでしょう。はい、に〜じゅう……」
「い、痛くて、気持ち悪かっただけよ! も、もう、やめてえっっ!! い、イッチャイそおっっ!!」
「はい、に〜じゅうご〜。では休憩しましょう」
「…… うふうんっ! し、信一さん、いい、いいの……」

 手を休めたが、彼女の狭小な女性器にフィットする小型ペニス型はまだ中に入ったままだ。愛華先生はもう離さないわとばかりに、くわえ込んだソレをきつく締め上げながら、はしたなく快感を口にしている。5本あるディルドゥに課せられた各百回のストロークのうち、まだ1本目の4分の1が終わったところだが、この調子なら彼女が何度も絶頂に達して楽しませてくれるのは間違いない。そして徐々に太くなる男根型に慣らされたアソコがしっかり拡張された所で、最大のモノよりさらに一回り太い俺のペニスが満を持して彼女にとどめを刺すわけだ。さすがは色事のプロである貫太の考えた計略だ。そしてここで俺は、気になっていたことを直接愛華先生に聞いてみた。 

「理事長のナニの大きさは、このおちんちんと比べてどうでしたか?」
「ずっと大きかったわ」
「それは大き過ぎて、痛かったんですか?」
「そ、そうよ……このくらいがちょうどいいの……ああ、気持ちいいわ……」

 なるほど、貫太の言う「デカけりゃいいってもんではない」と言う言葉は真実だったのだ。だが、それでは巨根を持ってしまった俺の立つ瀬がない。

「理事長のモノと僕を比べたらどうでしょう?」
「あなたの方がもっと大きいわ。大き過ぎる……」

 それが小ぶりな口にくわえるのでも辛そうだった愛華先生の素直な本音だろう。俺はやはりこの面倒な手順を踏まねばならないことを再確認した。俺の股間では奇跡の復活を成し遂げたデカチンが出番を待ち構えているが、幸い3回も射精した後だけに、何とか冷静にことを運ぶことが出来るだろう。

「愛華さん、心配はいりません。このおちんちんで百回突いてあげた後、少しずつ大きいのに替えて慣らしてあげますから」
「え!? そ、それは……」
「そうしなきゃ僕のムスコは大き過ぎて、あなたを痛めつけてしまいます。いいですね? 愛華さん」
「……はい」
「では、これが終わったら後4本、合計五百回抜き差ししますよ」
「ああ、こ、怖い……」
「はい、に〜じゅうろ〜く、にじゅうし〜ち……」

 後はもう心を鬼にしノンストップで続けるつもりで、俺は人造ペニスの出し入れを再開する。不安でいっぱいだった愛華先生も、ジャストフィットするサイズのモノに突かれてすぐに快感に溺れ始め、はばかりのないよがり声を上擦らせていった。

「よう、やってるな。先生はたくさん、イッテくれたか?」
「いや、休憩してたんで、まだだ。さ〜んじゅう、さ〜んじゅうい〜ち……」
「何だ、まだ1本目か」

 一回戦を終えた貫太と優美ちゃんがやって来た。どうやらあのセックスは、先生をその気にさせる呼び水のようなものだったらしい。愛華先生が、俺の手にした淫具の抜き差しで身も世もなく快感に悶絶している今、その必要はなくなったわけだ。

「俺たちも手伝ってやろう」
「先生、いっぱいイッテ下さいね」
「河原林さんっ! ヒイ〜ッ! そ、それやめて、ダメっ、ダメえ〜っっ!!」
「うふっ、先生、すっかりコチョコチョが気に入って下さったみたいですね、嬉しい……」

 目隠しされている愛華先生は、声で教え子だった優美ちゃんの存在を察知し、彼女が再びえっちな筆を上半身に這わせ始めると、一段と切迫した悲鳴を聞かせてくれた。俺がストロークさせる擬似ペニスにも一段と強烈な先生のアソコの締め付けが伝わって来る。

「へへへ、1回埒を開けさせてやろう。こうすりゃイチコロだぜ……」
「イクッ! イクウ〜ッッ!!」

 貫太の筆が、擬似ペニスの出入りする女性器のすぐそこに芽吹いていた鋭敏な尖りをさすり上げるなり、愛華先生は凄まじい悲鳴と共に思いを遂げていた。

「さあ、あまり休まないで続けろよ、信一。鉄は熱いうちに打て、だ」

 そのアドバイスに従い、俺は絶頂の余韻で体をピクピクと痙攣させている愛華先生のアソコに、ペニス型の出し入れを再開した。するともう愛華先生は手放しの歓びようで、あまりに激しい反応に俺の方が不安になるくらいだったが、この道のプロに任せて置けば大丈夫なのだろう。優美ちゃんと貫太が比較的楽そうな箇所をくすぐりながら、ここぞとばかりに乳首とクリを狙い撃ちすると、愛華先生はたちまちイッテしまう。結局さらに2回アクメに昇り詰めた所で1本目の百回が終わった。

「次のを入れたら痛くないか聞いてみろ」
「愛華さん、痛くないですか?」
「……だ、大丈夫よ……」

 同じように次の張り型も百回ストロークさせ、何度も気持ち良くスパークしてしまった愛華先生だったが、3本目の男根型には少し抵抗感があるようだった。

「……少し痛いわ。太過ぎる……」
「なあに、すぐに慣れるさ」
「きっと大丈夫ですよ、先生」

 だが貫太や優美ちゃんの励ましの言葉は真実で、初めこそ苦痛を訴えた愛華先生のアソコはストロークが10を超える頃からスムーズな受け入れを見せるようになり、同時にそれまで以上の快楽に突き上げられて淫らな女の反応を見せ、次々に絶頂に達してくれたのだった。

 こんな調子でようやく5本目のペニス型も百回の出し入れを終えてから慎重にヌルンと抜き取ると、もう20回近いアクメに昇り詰めていた愛華先生は、名残惜しそうに物凄い力で去って行く擬似ペニスを締め上げ、ホオ〜と生々しい性悦のため息を洩らした。

――コイツはデカい。それに沢山イボイボが付いてるのに、愛華先生はイボが凄いの! なんてわめきながらイキまくってくれた……

「へへへ、先生。直径5センチでイボイボ付きのチンポなんかでイケるようになったら、もう怖いものはないぜ」
「先生、安心して田島先生に抱かれて下さい」

 小1時間に及んだと思われる単調な作業に飽きもせず付き合ってくれた貫太と優美ちゃんが、そんな嬉しい太鼓判を押してくれた。俺のペニスにイボイボなんかは付いてないが、サイズだけならさらに1ランク上なのだ。そして貫太が先生に促した。

「アンタの口から、信一におねだりしてやってくれ。言い方がわからねえなら、こう言いな。信一さん……」

 最後はまるで高熱にうなされる患者のように意味をなさないうわごとを呟き、時折意味のある言葉を吐いては絶頂に昇り詰めると言う状態だった愛華先生は、貫太にささやかれた言葉をそのままゆっくりと口にしてくれた。

「信一さん、あなたのチンポを、あいかのお、おま○こにぶちこんで……」
「愛華さんっ!」

 こうして俺は遂に待望のドッキングを果たした。

「痛いいっっ!!」
「大丈夫ですか?」

 ここまで慎重に手順を踏んでもなお愛華先生は痛みを口にした。全く俺のビッグサイズのシンボルはとんでもない代物だったのだ。だが、きっと大丈夫だ。なぜなら4本目や5本目の擬似ペニスをくわえ込んだときも、彼女は初めとても痛がったからだ。

「信一、しばらく動くなよ」
「えっ!?」

 そんなことを言われたのは初めてだが、愛華先生は、痛い、痛い、と断続的に呟いており、確かにこれまでで一番の痛がりようだ。

「じっとしてろ、って言うんだ! 先生、コイツが動いてよくなったらそう言うんだぜ」
「愛華先生、頑張って! 私もお手伝いします」

 だがここでも貫太と優美ちゃんは強い味方だった。2人の筆が改めて汗みずくの肌を慎重に這い回り始めると、愛華先生はその優しく繊細なタッチに性感をかき乱されて、ビクッビクッと緊縛された体をおののかせ、徐々に苦痛を口にしなくなって来たのだ。そして優美ちゃんの筆が乳房に掛かり、貫太の筆が俺と結合している付近にまで接近して来ると、それまで押し広げられて痛いばかりだったであろう愛華先生の秘肉が、遂に俺をキュンと締め付ける動きを見せてくれたのだ。

「へへへ先生、スペシャルサービスだぜ……」

 そして貫太が濡れて先端のとがった筆の穂先を、それまで触れなかった禁断の尻穴にスルッと挿入した瞬間、愛華先生は絶叫した。

「ああ、来てえっ! 信一さん、動いて下さいっっ!!」

――ようやく愛華さんとえっちできるんんだ……

 やはり入れただけでは愛の行為をしている気にはなれない。俺は長い道のりだったなと感慨を新たに、ゆっくりと困り者のデカチンの出し入れを始めた。すると2人の筆の援護もあって、愛華先生の狂ったような乱れぶりはこれまでで最も激しく、凄いペースで次々に気をやってくれるのだ。自分のペニスで最愛の女性がこれだけ歓んでくれるとは正に男冥利に尽きると言うもので、俺は彼女の名前を呼びながら、ズン、ズン、と力強いストロークを続ける。ふと気付くと2人の筆はもう離れており、俺は独力で愛華先生を歓ばせ続け、いつしか彼女は白目を剥いて完全に気絶していたのである。

「やったな、信一」
「おめでとうございます」

 貫太と優美ちゃんにパチパチと拍手で迎えられ、俺は今だ勃起の治まらぬ肉棒をゆっくりと引き上げながら、照れ臭くて頭を掻いた。

「オメエ、よく生で犯る勇気があったな」
「いや、そんなこと全然思い浮かばなかっただけだ」
「いいじゃないですか。先生方、結婚なされるんでしょ?」

 はて、そんなにうまくいくものか。俺が黙っているとエロ娘優美ちゃんが言う。

「あの、もう出そうだったら、私のオクチに下さい」
「もしかしたら一滴も残ってないか知れないよ」
「んなわけあるか! 信一、お前無意識に彼女に中出ししちゃいけねえって射精を控えてたんだよ。それがこの女にホレて、大事に思ってるってことだ」
「そ、そうかな」

――う〜ん、単に3発も出してカラ元気の勃起だったから出なかったような気がするんだが……

「先生、いいでしょ! おチンポちょうだい!」
「優美ちゃん! ううっ!」

 そう拗ねるように言ってやって来た優美ちゃんが、実力行使で俺のデカチンをパクリとくわえると、新しい感触で俺は呻いていた。

「うふふ、あいか先生の味がするよ。おっきなおちんちん……」
「お前ら、ホントにスキモノだなあ……」

 貫太に言われたくもないが、優美ちゃんは俺をくわえたまま正座して、両手をセーラー服の下に忍ばせオナニーを始めていた。悪戯っぽく見上げる優美ちゃんの小悪魔みたいな表情と、制服着用オナニーはとんでもなく扇情的で、ジュバジュバと下品な音までさせる彼女のフェラチオテクニックも絶品である。男なら誰でもやられてしまうに違いない、たとえ最愛の女性と一線交えた後であってもだ。

「やっぱり出たよ、先生。結構たくさん……」
「そら見ろ」

 優美ちゃんがオクチを開けるとかなりの白濁液が確認され、それを手に垂らした彼女は再び口に戻すとゴックンと飲み干してくれた。

――これは浮気じゃないぞ

 まだ愛華先生との仲が修復されたわけでもないのに、俺はそんなことを考えながらしどけなく気絶している彼女を眺めていた。だが愛華先生の調教はまだ始まったばかりだ。明日もあさっても俺たちは彼女をここに監禁してしまう予定だったのである。

 俺が憧れの愛華先生とついに思いを遂げた翌日から、彼女に対する容赦ない性調教が始まった。

「とりあえず、2日で仕上げる。いいかい、先生。あさってからアンタは普通の生活に戻れるが、その時までに俺たちの言うことなら何でも聞く、かわいい性奴隷になるんだよ」

 土曜の朝目覚めてもなお、世にも羞ずかしいマ○コ開き拘束のままで、貫太のその言葉を聞いた先生はどんな気持ちになったことだろう。

「イヤですっ! 信一さん、話が違うではありませんか……」
「ごめんなさい、愛華さん。これは仕方のないことなのです……」
「オメエは引っ込んでな!」

 良心が咎められて歯切れの悪い俺は、貫太に制された。

「先生、もう気付いてるだろうが、俺はただの興信所の職員なんかじゃねえ。少々手荒なマネをさせてもらうが、これも結局は信一や、アンタのためでもあるんだ。観念して大人しくしろ!」
「そんな……」
「先生、この人こう見えても、とてもいい人なんです。だまされたと思って、言う通りにして下さい」
「河原林さん、あなたまで、一体どういうこと?……」

 貫太や優美ちゃんの説明では納得出来る筈もなく、愛華先生は不安でいっぱいの目で俺に救いを求める。だが俺にはどうしてやることも出来ない。何しろ、俺自身貫太の企みはわかっていないのだから。

 そして嫌がる愛華先生を、まず貫太と優美ちゃんと俺の3人でこんなボロアパートにしては立派な風呂に連れ込み、手を拘束された彼女の全身をすみずみまで洗ってやることから調教は開始された。昨夜の執拗な毛筆くすぐりで全身の性感を目覚めさせられた愛華先生は、嫌らしく這い回る俺たちの手洗いに打てば響くように反応し、手足の先から股間の前後ホールまでくまなく洗われていると、たちまち何度も極めてしまい、ヘロヘロの状態でよがり泣いた。そして風呂から上がると体を拭くのもそこそこに、うつ伏せにした先生を俺がバックから犯しながら、貫太と優美ちゃんが口に朝食を運んでやった。すると昨夜は痛がった愛華先生は実にスムーズに俺の巨根を迎え入れて、素晴らしい締め付けで楽しませてくれるものだから、嬉しくなった俺もしっかり突いてやり、食事を終えるまでに又もや彼女を数回天国に連れて行ってやることに成功。さらに食後のミルクだと言って貫太がイチモツをくわえさせると、バックから突き上げる俺も合わせて、口内と膣内に同時に射精してやった。彼女は危険な中出しされたと言うのに何も言わず、ただもう完全に性の歓びに溺れてイキまくっている様子だった。

 こんな調子で俺たちは愛華先生に休みなく性の快楽を味わわせてやった、俺と貫太のペニスには限界があるが、いつの間にか腰にペニスバンドを着けて恩返しだとばかりに恩師の先生と肌を合わせる優美ちゃんは強力な援軍で、男たちが休んでいる間は彼女がイボイボの付いた、俺とさほど遜色のない大きな擬似ペニスで先生をかわいがってくれたのだ。そして朝食後すぐに股間の茂みを綺麗さっぱり剃り落とし浣腸によって強制的に体の中の汚物を吐き出させてから、アナルへの調教もじっくりと施された。女性上位で俺と繋がり上になった先生の尻穴を、貫太と優美ちゃんが交代で指や舌を使って優しくほじくり、おぞましいアナルの快感で気をやることを覚えさせると、指や舌に替わって小型のペニス型アナル調教具が尻穴に埋められた。そして外れないようテープで止めてから、リモコンによりアナル調教具がバイブとなって動き始めると、愛華先生は明らかにそれまでより一層燃え上がり始めた。彼女が俺の上で自分からガンガンを腰を振って快感を貪ろうとするものだから、今日だけでも何発目かわからない精をあっと言う間に搾り取られたくらいである。

 その日の昼食も朝と同じく、俺がバックから貫きながら貫太たちが先生の口に食物を運ぶ、と言うスタイルだったが、このとき一回り太いアナル調教バイブを尻穴が飲み込んでいたせいで、俺のムスコにまでブーンと淫靡な振動が伝わり、先生の素晴らしい締め付けと相まりあまりの心地良さで、思わず呻いてしまうほどだった。

「そろそろケツが病み付きになって来ただろう? 先生」

 貫太は昼食後も自分の臭いミルクを飲ませながら、快楽で蕩け切ったような妖艶な表情を見せる愛華先生に言ったが、前に挿入した俺まで有頂天にさせてしまう強烈なバイブレーションを直接アナルに受けるのが、相当応えるのは間違いない。食事が終わっても先生を淫らに狂わせるアナルバイブは抜かれず、そのままさらに過酷な責めが加えられることになった。貫太は何と愛華先生を家の勝手口から外に出し、そこで例の世にも羞ずかしいま○こ開きの体勢に縄掛けして目隠しも施すと、首輪で戸口に繋いで放置したのだ。

「心配するな。ここはめったに人目に触れる場所じゃねえ。せいぜい遊んでるガキが迷い込んで来るくらいのもんだ。万一誰かに見られても、俺がヤクザと言うことは知られてるから、そういうプレイだと思って誰も手を出しゃしねえよ。マ○コが寂しいだろうが、ケツにくわえ込んだチンポをしっかり締め付けて、早く生身がくわえられるように穴を広げておくんだぜ」

 愛華先生のアナルには、まだ細身だが一回り太いバイブが仕込まれていた。目隠しされている先生が野外で凄まじい痴態を晒しながら、怯えて声を出すことも出来ず、全身をおこりに掛かったようにワナワナと激しく慄わせているのを尻目に、俺と貫太は競艇に出掛け優美ちゃんはお母さんの世話をするため帰って行った。

 そして、もうすっかり日が暮れた頃帰宅すると、暗がりの中愛華先生は死んだようにじっとしていた。種明かしをすれば、ここは他から仕切られており、暴力団関係者として恐れられている貫太の家の敷地内に不法侵入する人間などいるわけがないのだが、そんなことは知らず視覚も奪われた先生は、嫌と言うほど野外露出のスリルを味わい、逃れようのないアナルバイブの快感と相まってほとんど錯乱状態に陥っていたようだ。あえて物音を潜めて俺たちは近付き、無言で左右から乳房に手を掛けると、愛華先生は緊縛された美身をブルンッ! と物凄い勢いで揺さぶったかと思うと、いきなりアーッッ!! と絶叫してしまい、オイオイ近所に聞こえるぜ、と俺たちは苦笑した。それからやはり何も言わずに俺は彼女と唇を合わせて、縄に括りだされてとんでもない巨乳に膨れ上がった乳房を愛撫してやり、貫太はパックリ開いたアソコを手指で弄ってやったのだが、するともう愛華先生は我を忘れてよがり狂い立て続けに気をやってしまう有様だった。通常では考えられないほどの感度の良さである。一応野外なので俺の方が気になったのだが、貫太と交替で口とアソコにペニスを同時に突っこみ、激しくストロークしてやると、先生は感極まって失神してしまったのである。

 これが決め手だったのかも知れない。その後部屋の中で朝まで死んだようにグッスリと眠った愛華先生は、翌日曜の調教ではすっかり従順になっただけでなく、自ら積極的に性の快楽を貪る淫女に変身していったのである。この日は目覚めた先生にまず浣腸を施して強制的に俺たちの目の前で排泄させたのだが、朝からやって来た優美ちゃんと3人がかりで愛撫してやりながらの排便は刺激的だったようで、乳房を揉まれ、乳首とクリトリスを転がされ、アソコの中を指でかき乱されながら汚物を排出した先生は、物凄い勢いで達して盛大に歓喜の潮を噴き上げ、大小便垂れ流しだな、と貫太にからかわれていた。

「どうやらアンタは人一倍ケツが感じ易いようだな、気に入ったぜ。今日はコッテリとアナルセックスの良さを教え込んでやろう」

 排便した後すぐに風呂に入れられ、体のすみずみを俺たちに手洗いされながら、貫太に尻穴の感じ易さを指摘された愛華先生は、すっかり敏感になってしまった体を清められる歓びにすすり泣きながら次々に昇り詰めてしまうばかりであった。そしてこの日の調教は貫太の言葉通りアナルを中心に行われ、小さなものから徐々に太くなる振動調教具を飲み込ませ快楽を搾り取りながらアナルを拡張していった結果、最後には貫太のペニスまで受け入れることが可能になったのである。残念ながら俺の巨根がサイズが大き過ぎて、こんな短時間でそこまでアナルを広げるのは不可能とのことだった。

「よし、締めくくりはサンドイッチで行くぜ。先生、優美の上にまたがりな」
「ほうら、愛華先生の大好きなイボイボのおちんちんだよ〜」
「……はあ〜、い、いい!……」

 卑猥な刺激突起の浮き出たペニスバンドを装着して仰向けに寝そべった優美ちゃんの上に、すでに数え切れないアクメを極めてメロメロ状態だった愛華先生はフラフラと近付いていき、手を縛られているにしては器用に腰を下ろしてイボイボペニスをくわえ込むと、その歓びで呻いていた。

「先生、カワイイ! いいなああ、こんなにおっぱいが大きくて……」
「だ、ダメよ! 河原林さん……アン! そ、ソコおっ!」

 優美ちゃんは下から、縄で括り出されて見事な巨乳となっている先生の乳房に両手をかぶせると、ゆっくり揉みほぐしたり、乳頭を唇で吸ったりする。すると愛華先生は歓びの声を放ちながら、すっかり貪欲になった腰が上下に動きグチュグチュ淫猥な音までさせて優美ちゃんのイボペニスを味わい始めたのだ。

「へへへ、教え子と女同士でつながってえっちしながら、そんなによがりまくるとはイケない先生だぜ。俺がサンドイッチで懲らしめてやろう」
「そ、そんな……ああ〜っ! イケませんっっ!!」

 背後からおおいかぶさった貫太が、ムクムクと蠢く生白い桃尻に手を掛けて尻たぼを開いていくと、「サンドイッチ」の意味を理解した愛華先生は顔を引きつらせて拒絶を口にする。だが優美ちゃんのイボペニスをしっかりくわえ込んで歓びを貪る腰の淫動は止められず、逃れることも出来ないのだった。

「んああ〜っっ!!」
「おい信一! うるさい先生の口をデカチンで塞いでやりな」

 ついに前後の淫穴を同時に犯されて絶叫を迸らせる先生の口に、俺は大き過ぎる厄介者のムスコを捻じ込んでいった。こうして強烈極まりない「サンドイッチ」プレイも受け入れてしまい、アナルセックス特有のものだと言う連続アクメに襲われて全身を恐ろしく痙攣させ始めた愛華先生の尻穴に貫太が、そして口の中に俺が劣情の証をドッとぶちまけてやると、感極まった先生は白目を剥き完全に失神した。

「これからどうするんだ?」
「まず先生の調教を続ける。お前のデカチンをケツでもくわえ込むことが出来るようになるまでだ」
「どうやって?」

 優美ちゃんはお母さんの看病をするため帰って行き、俺と貫太は幸せそうに自失した愛華先生を眺めて缶ビールで祝杯を挙げながら、今後のことについて相談をした。

「なに、やり方はいろいろある、心配するな。それから先生にメアドを聞いて、理事長に釘を刺すんだ。愛華先生から手を引け、とな。例の写真を使って嫁さんにバラすぞと脅せば、さすがのヤツもうかつな動きは出来ないだろう」
「なるほど」

 まずは愛華先生を山川理事長の毒牙から守ってやるのが先決だ。俺は貫太の計画に素直に感心した。だがその後は、俺の思いも寄らない話だった。

「それから次は、ヤツの嫁さんを堕とす」
「何だって!?」
「この先生の姉ちゃんだから、例の校長先生ってのも、いい女なんだろう?」
「木村校長か……」

――確かに美人だけど、すっげえ堅物なんだよな……

 理事長と一回り以上も歳の離れた妻であり、愛華先生の実の姉である木村沙希校長は眼鏡を掛けて、いかにも謹厳な女教師という感じの女性である。まだ40台に入ったばかりで、理事長のゴリ押しにより校長の座に収まっているのだが、実際校務では誰にも負けないくらいキチンとした人なので、皆それなりに納得しているようだった。教員に成り立てだった俺は、よく校長室に呼び出されてさまざまな不手際を厳しく注意されたものだ。理事長の後ろ盾があり校長と平教員と言う立場の差はあったにしても、同年代なのに全く頭の上がらない、ハッキリ言って苦手な人だった。ただし、愛華先生の姉であり、女好きの理事長が惚れたくらいだから、抜群の美形であるのは間違いない。

「理事長が気に入って、歳が離れてるのに嫁さんにしたんだろ? ならヤツにとっては、大切な宝物に違いねえ……」
「そんなに大切にしてるにしては、理事長は浮気三昧らしいじゃないか」
「バカ、お前みたいな一途な野郎にはわかんねえだろうが、男ってのは本来浮気する動物なんだよ。だが本命は1人だけだ。それはごく自然なことなんだぜ」

 女たらしの貫太の言葉には説得力があり、俺もそういうものかと納得した。そして木村校長が、もう還暦まで後数年の理事長には不釣合いな、若くて美人の妻であるように思えて来たのだった。

「だから、その理事長の宝物を寝取ってやるのさ。やられたら、やり返せだ、いいな? 信一」
「……わかった」
「嫁さんまで堕としちまえば、こちらのもんだぜ。金だってたんまり毟り取ってやるぞ、ははは……」

――そんなにうまくいくだろうか……

 俺は半信半疑だったが、いつもの楽天的な高笑いをしている貫太は自信ありげだった。その後夜も更けてから意識を取り戻した愛華先生はすっかり従順になっており、俺たちに理事長と校長のメアドを教えると、2人の関係についても太鼓判を押してくれた。

「お義兄様は、お姉様をとても大切にしていらっしゃいますわ。だからあんなひどい人でも、私は従っていたのです」
「まあ、アンタだって姉ちゃんの玉の輿のおかげで、さんざんいい思いをさせてもらってるんだろうからな……」

 俺にはとてもそんなことは言えなかったが、第三者である貫太の言葉は辛辣だった。かわいそうに愛華先生はバツが悪そうに反応した。

「はい。こんな景気の悪い時に良いお仕事を頂いて、贅沢な暮らしが出来ているのはお義兄様のおかげです……」
「だがもう、アンタを強姦するようなヤツに従うことはないぞ。これからは、万一理事長に誘われても断れ。見合いの話も拒否しろ。なあに、もう何も言って来やしねえぜ、俺たちが付いてるからな」
「……本当ですか?」
「ああ……」

 パッと顔が明るくなった愛華先生に、貫太が理事長に釘を刺すことを説明してやると、彼女も納得したようだった。だがもちろんまだ、お姉さんまで仲間に引き入れようなどと打ち明けはしない。最後に愛華先生は頭まで下げたのである。

「よろしくお願いします」
「それじゃ、風呂に入ってメシを食ってから帰りな。手は解いてやるが、俺たちも一緒だぞ。いいな?」
「はい」

 貫太に上半身を緊縛した白縄を解かれながら一緒に入浴することを承諾した愛華先生は、一日中淫らな性調教を受けていたとは思えないほど羞ずかしそうで、俺はズキンと感じてしまった。そして対等の立場で入った風呂場では3人で仲良く洗いっこだ。もっとも男2人を相手にする愛華先生は忙しかったが。アンアンと愛らしいよがり声を狭い浴室内に響かせながら優しく洗ってくれる愛華先生の手の中で、貫太はもちろん俺も萎えていたペニスを隆々と回復させる。この素晴らしい淫女に変身した愛華先生が相手なら、俺は何度でもえっち出来るような気になっていた。

「よし、元気になったところで復習だ。ここでサンドイッチをやってみようぜ。先生、信一をくわえ込みな」
「はい……ああ、いい……」

 断るそぶりも見せず、浴室の冷たいタイル張りの床に脚を投げ出して座った俺に抱きつくようにして、アッサリデカチンと合体を果たした先生は、すぐにその快感を素直に口にする。俺も感激だが、貫太は確かめるように言った。

「どうだ、先生。信一のチンポは気持ちいいか?」
「はい……ああ、気持ちいいです、さ、最高よ〜っ!」
「もうアンタのおま○こは、コイツのデカチンじゃなきゃ満足出来なくなったんだぜ。それじゃ俺は、おケツの方を頂くかな」


 貫太が狭い浴室で苦労しながら「サンドイッチ」で彼女のアナルを貫くと、一段と甘い悲鳴が浴室内に響き渡った。

「へへへ、おケツの方も最高だろう、先生」
「うああ〜っ! す、凄いの、お、オシリいっっ!!」
「コッチでも、信一のデカイのをくわえ込みたくなっただろう?」
「はい……あ、あ、ああ〜っっ!! いくううっっ!!」

 ここで俺たちにとっては中途半端だったが、愛華先生が極めてくれたのでサッサと風呂から上がった。さすがに男の方が2人掛かりでも辛いのだ。女性のように数え切れないほどイッてしまったら、生命の危険にさらされてしまう。俺たちは簡単に体を拭くと、見掛けによらず万事如才のない貫太が作って用意しておいてくれた夕食のテーブルを3人で囲んだ。もう愛華先生は縛られたり、犬のようにはいつくばっての食事ではないが、全員風呂上りのハダカのままである。そして先生は最後まで自分の手で食事することにはならなかった。この絶世の美女の両隣にむくつけき男2人が座ると、貫太が言ったのである。

「メシは俺たちが食わせてやるから、アンタは俺たちのチンポを握っててくれ。いいな?」
「はい」

 この期に及んでなお羞ずかしそうにそう大人しく答えた先生の両手は、さっそく両隣の俺と貫太の股間に伸びる。白魚のような先生の白くて柔らかい手が俺の巨根をソッと握り締めて来ると、ずっと硬直を保っている肉棒から幸せな戦慄が込み上げて来た。

――とうとう、愛華さんと身も心も結ばれたんだな……

 俺はそんな有頂天な気持ちで、貫太と交替に夕食を先生の口に運んでやる。愛華先生のもう1つの手が貫太の股間を握り締めているのは一寸しゃくに障ったが、大恩人なだけに文句は言えない。そしてしばらくすると、先生の手が自発的に動き始めたのである! だがそのサービスは俺に対してだけではなかった。貫太が言う。

「先生、すっかりイイ女になったな。俺は握っておけと言っただけで、シコシコしろなんて言ってはないぞ」
「だ、だってえ……」
「羞ずかしがることはない。チンポを握ればシコシコするし、口にくわえればチュパチュパする、それが立派なオトナのオンナってもんだ」

 屁理屈みたいな気もしたが、愛華先生の自発的な「手コキ」はもう止まらず、今日一日たんまり出したにも関わらず、俺は尻の辺りから猛烈な欲情が込み上げて来て、理性を失い危険な射精をしてしまうのを我慢しなければならなかった。そして幸福な食事が終わると、いよいよ先生を帰してやることになったが、貫太は彼女が服を着る前に奇妙な物体を持って来た。黒い幅広のヒモのように見えたソレは良く見るとT字帯で、材質はなめし皮のような頑丈な物だった。

「これは先生が浮気しないように貞操帯だ」
「浮気って……」
「アンタは信一の女になったんだ。他の男とえっち出来ないよう、コイツでガードするんだ」
「そんなこと、絶対しません」

 俺は愛華先生の口からそう聞いて素直に嬉しかったが、貫太は「貞操帯」の装着にこだわった。そしてそれは俺の想像も付かない、とんでもない代物だったのだ。

「着けてやるから、そこに立ってアンヨを開きな!」
「ああ……はい」

 大人しく従ってしまう愛華先生。改めて見ると、飾り毛を失った幼女のようにツルツルの股間はピンクのワレメをバッチリ拝むことが出来て、犯罪的なエロティシズムが醸し出されていた。貫太はさらに卑猥な注文を付ける。

「クリちゃんの皮を剥いてみろ」
「そんなこと……」
「今さら羞ずかしがるんじゃねえ!」

 もともと、その部分をしょっちゅう弄って楽しんでいたオナニストであることを見破られた愛華先生である。さらにこの2日間の調教中は、包皮を剥いて剥き出しの感覚の塊を嫌と言うほど執拗に刺激して、淫らな快感を徹底的に教え込んでやったのだ。果たして言われるままにその淫靡な作業に着手した先生は、アッ! アッ! と悩ましい鼻声を洩らし、それだけで快感が募るのか気持ち良さそうに美貌を緩め、立っているのが辛そうなくらいワナワナと下半身を慄わせていた。

「えっちは出来ないが、欲求不満にならないよう、チンポをくわえさせてやるからな。オラッ! 入れ易いようにしっかりしゃぶれ!」

 愛華先生は美脚を開いて立ち、クリトリスの包皮を自ら指で剥くと言う淫猥な格好のまま、さらに貫太が差し出すビッシリ刺激イボの刻まれた男根型淫具を口に含み、クチュクチュとしゃぶらされた。とてもあの、三十路とは思えない清純な学園のアイドル的存在だった彼女とは信じられない変わりようだ。

「ヘヘヘ、コイツは貞操帯のアタッチメントになるんだぜ……」

 先生の口から唾液が光って糸を引く黒いペニス型を引き抜いた貫太は、「貞操帯」の黒い皮ヒモにそれを取り付けた。そして自分よりずいぶん高い位置にある先生の股間にしゃがみ込むと、何とソレを尻穴の方へ挿入していったのだ! おぞましいイボペニスがズブズブと姿を消すに連れて、アンアンと淫声を上擦らせる先生は何とも悩ましい。そして淫具を完全に埋められてしまった愛華先生のお尻をパン、と叩いた貫太は上目使いで声を掛けた。

「どうでい、おケツにチンポを入れてもらった感想は?」
「…… キモチイイです……ああ、は、羞ずかしいっ!」

 その言葉を聞いた俺は、興奮してぶっ倒れそうな気分になった。

「いいか、先生。次に会うときまで一日中コイツを味わって、ケツの穴を広げておくんだぜ。もっともこんなイボイボのをくわえてちゃ、意識しまいと思っても無理な相談だがな。慣れて来たら、だんだん太いのに替えてやる。信一のデカチンが入れられるまで、続けるからな」
「……はい、わかりました……」

――ありがとうございます、愛華さん!

 ノーマルな性行為でさえ実現するまでに多大な労力を要した俺の巨根を、本来そういう場所ではないアナルにくわえるのはあまりに過酷な要求に思われたが、健気に承諾してくれた愛華先生に、俺は心の底から感謝してこの場で抱きしめてやりたいような衝動に駆られた。だが、淫靡な「貞操帯」の仕掛けはこれだけではなかったのである。貫太はその黒ヒモで先生の股間を締め上げるようにして装着したのだが、前部の股当て部を引き絞られた愛華先生は、再び「アンッ!」と大きな淫声を発したのだ。

「へへへ、剥けクリが気持ちいいだろ? 先生。イボイボがビッシリ植えられてるからな、少々ズレても確実にクリに当たる親切設計だ。指で触ったり腰を揺さぶりゃ、自家発電だって可能だぞ」

 聞いているだけでムズムズしそうな説明を終えた貫太が、黒ヒモのような「貞操帯」で股間をピッチリと締め上げ、腰で二股に分かれるT字帯をお尻の方からのヒモとまとめて後ろでパチンと留め、ガチャリと鍵まで掛けてしまうと、まるで黒いふんどしでも締めているような外見になった。無毛のワレメにヒモがギュッと食い込み、大陰唇がハミ出ている眺めは鼻血の出そうなエロティックさである。

「鍵は俺たちが持ってるからな。これでもうアンタは自力で貞操帯を外すことは出来ねえ。まさか切断しようなんて、バカなマネはしねえよな……」
「はい……」

 恐らく本気で抵抗すれば何とか外すことも可能なのだろう。だが愛華先生は、俺たちの調教を受けることを承諾してしまっており、この「貞操帯」プレイも合意の上でのことなのだ。ならば頑丈とは言えペラペラの薄い「貞操帯」でも、彼女を調教するには十分なわけだ。

「ションベンは出来るから心配するな。会ったとき嫌でもさせてやるから、大きい方は我慢しときな!」

「貞操帯」の装着を終えた愛華先生は、ようやく2日前に着ていた衣類を与えられ、帰る身支度を始めた。時折何か声が出そうになって手で口を押さえたり、表情を歪めたりしているのは、「貞操帯」に装備されたアナルの中の人造ペニスや剥き出しのクリトリスに当たる刺激イボのせいに違いない。先生はTバックショーツも「貞操帯」の上から着用したのだが、それは支障がないようだった。そして紺のスーツを気負えた愛華先生は、俺の目にはやはり以前と同じ美しくてキリッとした女教師に見えたのだが、その中身はもう清純な学園のアイドルなどではないのだ。

「先生、そこに立ってみな。信一、これを一寸試してみろ」
「アン、ダメですっ!」
「リモコンバイブか……」
「そういうことだ。先生、剥け豆にバイブは良く効くだろう?」

 貫太が見せたカード型のリモコンを操作すると、愛華先生はビックリしたような声を洩らし、タイトなスカートの上から両手をアソコに当てがい、まるでトイレを我慢しているかのようにモジモジし始めたのである。

「あ〜っ! も、もう、やめて下さい! イヤッ! イヤあ〜っっ!!」

剥かれてしまってより一層鋭敏になってしまった生身の尖りに、イボイボが当たって慄えるのはどれだけ淫らなものなのだろう。愛華先生はとうとう我慢出来なくなって、ウッとしゃがみ込んでしまった。そこで俺はスッとリモコンを切り、貫太が嫌らしくニタニタ笑いながら話し掛けた。

「ヘヘヘ、イキそうだったのかい? 先生。コイツはそこらで売ってるオモチャみたいなのとは違うぞ。組で作らせたケイタイの電波を使ったリモコンだからな。どれだけ離れていても、アンタをかわいがってやることが出来る。授業中に、イク! なんて悶えて、生徒をビックリさせるんじぇねえぞ」

 リモコンを切られてもなかなか腰を上げようとしなかった先生が、貫太の恐ろしい説明を聞き終えてからようやく立ち上がり始めると、俺は貫太に目配せされて別のスイッチを入れる。すると先生は、オオッ! と生々しく重たい呻き声を洩らすと、再びしゃがみ込んでしまった。今度は悲痛な表情でお尻を両手で押さえている。

「やっぱりケツの方が、ズンと歯応えがあるみたいだな。コイツは俺たちから誘いの合図だ。ケツのが動いたら、仕事帰りにここに来い。無理ならメールを寄越せ。それ以外一切連絡は取らないぞ、いいな?」
「は、はい、わかりました……」

 アナルバイブはクリバイブ以上に良く効くようだったので、先生が限界に達しないようすぐに切ったのだが、二度もアクメ寸前の快感を味わった愛華先生の声は甘くかすれていて、ドキッとするほど悩ましかった。

「ホントはマ○コにも何か入れてやるんだが、ソコは信一のデカチン用に空けておく。デートのときに、心ゆくまで入れてもらいな。アンタは恋人にチンポを入れてもらいたくて、四六時中アソコをウズウズさせている、カワイイ女になるんだ。それから勝手にイクんじゃねえぞ。オナニーも禁止だ。会ったときに気をやらなかったか、自己申告しろ。ズルをしたらお仕置きだからな、いいな?」

 コクリとうなずいた愛華先生は、別れる前にと、驚くべき言葉を口にした。

「あ、あの、信一さん。最後にご奉仕させてもらえませんか?」
「愛華さん!」

 俺がズボンを下ろして狂ったように勃起を持続させる怒張を摘み出すと、先生はひざまづいてすぐにソレを口に含んでくれた。

「ちぇっ、何でい、妬けるじゃねえかよ。よしよし、一緒にイカせてやるからな」

 貫太がリモコンを操作すると、体の激しいおののきを俺のチンポに伝える愛華先生の口使いはより一層情熱的になり、ジュバジュバと卑猥な水音までさせながらしゃぶられた俺は、今日最後に残ったありったけの力を振り絞って、彼女が体をピクピク痙攣させながら気をやるのと同時に、精を口の中に注ぎ込んでやったのだった。

 愛華先生を遠隔調教するため「貞操帯」を着用させて解放してから、3日俺達は間を入れた。俺はもちろんすぐにでも先生に会いたかったのだが、貫太から慌てるな、と止められたのだ。先生は女性に多い便秘症らしく、一週間くらいお通じのないこともあるそうなので、このくらいなら大丈夫だろうと言うギリギリの計算だ。この間俺たちは昼間はパチンコや競艇で散財し、夜は貫太の通い妻みたいになっている優美ちゃんと一緒に飲みに行き、帰ってから3Pを楽しんだ。プー太郎の俺はもちろんヒマだが、貫太も組からの仕事が入らず、優美ちゃんもまだ働きには出さずお母さんの世話に専念させている。よほど貯えがあるのかと思えば、貫太は「理事長から大金をせびり取ってやるから」の1点張りだ。親父が組の幹部らしいから、金には不自由のない身分なのだろうと、俺は推測した。

 約束通り愛華先生には3日間連絡を取らず、彼女からの連絡もなかった。ただ、俺が肌身離さず持ち歩くリモコンによるクリバイブだけは、定期的に欠かさず動かしてやっていた。もっとも貫太のアドバイスにより、オンにするのは1分までで、それもある程度強弱を付け、決して強振動を続けたりはしなかった。貫太はこう言うのだ。

「女の剥けクリってのは、俺たちが思ってる以上に敏感らしい。バイブが強過ぎるとすぐにイッチまうぞ」
「それじゃダメなのか?」
「先生には勝手にイクな、と命令したはずだ。すぐにイカせるような無粋なマネをせず、チョコチョコ動かしていたぶってやるんだよ。もうダメ、イキそう、と思ったら、バイブが止まり、ホッとした頃又ブルブル慄え始める。こんなのを繰り返してやれば、どんな堅物の女でもメロメロだぜ」

 実際に見ることは出来ないが、俺は愛しの愛華先生が教壇に立ち女生徒たちの憧れの視線を一身に浴びながら、中途半端なクリバイブによる快感を押し殺そうと苦悶し、メロメロになってしまうと言う良からぬ想像を逞しくしながら、夢中でリモコンを操った。日中はもちろんのこと、寝ているときも用足しで目が覚めたら欠かさず何度もバイブを動かしてやったのだ。

 そして4日後の夜、アナルバイブの振動による呼び出しを受け、落ち着いたグレーのスーツを着てやって来た愛華先生は、一見いつも通りの綺麗な女教師に見えたが、玄関のドアを閉め居間に上がりこむなり、必死の形相で訴えた。

「お願いです! おトイレに行かせてっ!」
「何だ、大きい方を催しちまったのか?」
「はい!」
「ヘヘヘ、トイレなんぞに行かなくても、俺たちが面倒を見てやるぜ。優美、おまるを持って来な」
「そんなっ!」

 先生は美貌を歪めてイヤイヤをするが、美女のそんな仕草に嗜虐欲を煽られるばかりの俺と貫太が、彼女を抱きかかえながら服を脱がせていくと、もう諦めたかのように無抵抗だった。そして例の黒いふんどしのような貞操帯だけの全裸になった先生は、優美ちゃんが持って来たおまるの上に腰を下ろす。貫太が貞操帯のロックを外してアナルに入り込んでいたペニス型を引き出していくと、ほぼ同時に下品な破裂音をさせながら汚物が噴出し始めた。真っ赤になって屈辱を噛み締め泣きベソ顔になった彼女に、俺たち3人が優しく手指の愛撫を施してやると、先生は目を見張るような感受性の良さを見せて排泄しながら激しく昇り詰めてしまい、おしっこだかラブジュースだかわからない大量の透明な液体も一緒に出してしまった。花唇弄りを担当し、手指をおびただしい液体で汚された優美ちゃんは嫌な顔一つ見せず、大便の後始末までしてやりながら言った。

「愛華先生、アソコの締め付け具合が凄かったです。よっぽど、えっちを我慢してらっしゃったんですね」
「ああ……そんなこと、言わないで……」
「ハハハ、思った通りだな。信一のチンポが恋しかったろう?」
「はい……」

 ウンコの処理をされながら夢見るような表情で俺を見つめ、そんな告白を口にする愛華先生。俺は、これは夢ではないのだろうかと、頬をつねりたいような気分で先生に聞いた。

「クリ○リスのバイブはどうでしたか?」
「ああ……凄く良くて……その、何度もイッテしまいました……」

 貫太が続けて問う。

「おケツのチンポが動いたときは最高だっただろう?」
「はい……会議中だったのに、2回も気をやってしまいました……羞ずかしいっ!」
「これはタップリお仕置きが必要だな」
「ああ……はい」

 これがどMのしるしなのか、「お仕置き」と聞いた愛華先生は何だか嬉しそうで、俺はすぐにでも抱いてやりたい衝動を抑えねばならなかった。まずは体を清めてやるのが先決だ。又も4人で一緒に風呂に入ったが、何の拘束もされていないのに、先生は大人しく体中を俺たちに洗わせてよがり狂い、お返しとばかりに俺と貫太の股間を流してくれたので、危うく誤爆しそうなところだった。優美ちゃんも若さでピチピチと弾けそうな体を泡だらけにして洗いっこに参戦し、本当に夢のような楽しい入浴であった。

 風呂から上がった愛華先生には再び黒革の貞操帯が嵌められたのだが、尻穴に挿入するアタッチメントはさらに一回り太いものに替えられた。やはり刺激突起がビッシリ刻まれているし、並の男性では適わないようなおぞましい代物だったが、先生は何とソレを自分の手で口に入れて舐めしゃぶり、潤滑油代わりに媚薬クリームを塗ると、サイズの大きさに顔をしかめながら、見事アナルの中に打ち込むことに成功した。貫太がからかう。

「ハハハ、よくそんなデカイのをケツに入れられるもんだな。俺のと比べて、どうだ?」

 羨ましいことに、平均サイズのペニスを持つ貫太のヤツは先生とのアナルセックスを経験ずみなのだ。愛華先生は辛そうにお尻を手で押さえながら答える。

「あなたのより、太いです。それに、イボイボが凄くて……も、もう、おかしくなりそうです……」
「全くど変態の先生には困ったもんだな」

 すると優美ちゃんも口を挟んだ。

「愛華先生、もう少しですよ。それに慣れたら、もうじき田島先生のも入れられるようになると思います」

――「田島先生」か……

 元生徒だからおかしくはないのだが、退学してしまった優美ちゃんに、失職して1月近く経った今、田島「先生」と呼ばれるのは面映い気持ちだった。もともと俺は急造のインチキ教員みたいなものだったから、なおさらである。この3日間冷静になれる時間を与えられたおかげで、俺はバリバリの美人教師である木村愛華先生と自分がいかに不釣合いであるか、改めて感じさせられていた。悔しいが理事長が怒ったのにも一理あると思ったくらいだ。仮に俺が彼女の親だったならば、こんな立派な娘を、三十台半ばまで定職に就かず、柔道しか取り柄のない熊のような大男に嫁がせたいとは絶対に思わないだろう。

 ところが今、旧友の貫太と言うセックスのプロの助けで調教されている愛華先生は、俺の巨根に手なずけられ、あろうことか俺とのアナルセックスを望んで、尻穴拡張のためグロテスクな擬似ペニスを自ら装着してくれているのだ。俺にとっては想像も出来なかった、あまりに嬉しい運命の変わりようである。

 さて黒革貞操帯を元通り装着し鍵まで掛けられた愛華先生に、貫太がコレを着ろ、と渡した衣装を見て、俺のめがテンになった。先生も驚いただろうが、それは何と山川女子のセーラー服だったのだ。

――貫太のヤツ、一体どういう趣味をしてるんだ、全く!

 中退生の優美ちゃんにもプレイ時着用させていたことから、貫太が女子高生の制服を好むロリコン趣味なのは間違いないが、生徒の倍以上の年齢である現役の女教師にまでセーラー服を着せようとは! 愛華先生も、もちろん羞ずかしいだろう。ところがためらいながら着用を終え、モジモジと内気な女生徒のような仕草で立った愛華先生を見て、俺はぶっ飛びそうになっていた。貫太が口にした言葉には全く同感である。

「思った通りだな。先生、アンタ生徒だと言っても十分通用するぜ」
「素敵です……」

 同じように山川女子の制服を着た優美ちゃんも、本心からそう呟いたと思う。彼女だって制服がバッチリ似合う、男なら誰でも振り返って見たくなるようなカワイコちゃんなのだが、小柄で童顔な愛華先生のセーラー服姿は優美ちゃんすら圧倒するほど魅力的だったのだ。これも貫太の趣味だろう。ブラウスの丈が短くてヘソが出てしまい、大胆なミニスカで現役の女子では勝負にならないムッチリと艶かしい肉の載った見事な美脚が、涎のこぼれそうな扇情的眺めになっていた。

「先生、これをはいて下さい」
「そんな物、どうして……」
「見せパンツです。ホラ、私も」

 どうやら白いパンツらしき物を手渡された先生が戸惑いの表情を見せると、優美ちゃんは自分のミニスカを手でめくって白いパンチラをモロに見せた。ハッキリ言ってエロく、ロリコン趣味ではないと思っていた俺でも、グッとそそられるものがあった。そして先生が仕方なく黒革貞操帯の上からそのパンツを着用すると、優美ちゃんはペロンとスカートをめくって、俺たちに先生のはかされた、とんでもないパンツを見せた。

――さすがだな貫太。やることが徹底してるぜ……

 それはイマドキの女子高生ならはきそうにない、大きな白い木綿でクマさんのイラストが入ったパンツだ。小学生女子のはきそうな、色気もくそもない代物なのに、三十路半ばの美女が見も世もあらず羞恥に身悶えながら、そんなお子様パンツをはいている所を見せると、どんな過激なエロパンツより嫌らしく激ヤバに見えるのだから不思議だ。

「よし、それじゃお出かけだ」
「ど、どこへ……」
「いいから黙って付いて来な! スカートを手で隠すんじゃねえぞ」

 貫太は女子高生ルックになった愛華先生に近寄ると首輪を嵌めチェーンで引いた。先生は戸惑いながらもヨロヨロと後に従うよりなく、俺と優美ちゃんも後に着いて外に出ると、貫太の所有するワゴン車の中に先生を連れ込んだ。


「向こうに着いたら外してやるから、それまでの辛抱だ」

 貫太はそんなことを言いながら、先生の両手を背中に回して手錠を嵌め、さらに頑丈なゴーグルのようなアイマスクを装着した。

――貫太のやつ、一体どこへ行こうって言うんだ

 俺だってこの後の予定は何も聞かされていないのだ。だが貫太は行き先については何も語らず運転席に移動すると、すぐに車を出発させた。先生の両隣には優美ちゃんと俺が座ったのだが、優美ちゃんが言う。

「田島先生、愛華先生にキスして、服の上からおっぱいを揉んであげて下さい」

 夜だが車の中は外から見えないことはない。俺の方が多少ためらいを感じながら先生の体を抱き寄せると、不安で怯えているのだろう、小柄な体が慄えおののいているのが伝わって来る。俺は外からの目を気にしながらも彼女と唇を合わせ、ノーブラの胸にブラウスの上から触れた。するとすぐに気持ち良さそうに呻いた愛華先生が乳首を硬くしているのがわかり、嬉しくなった俺は着衣越しにしばらくクリクリとその塊の感触を楽しんでから、ゆっくりと膨らみを揉みほぐしに掛かった。

「ねえ愛華先生。この車、外から丸見えですよ」

 優美ちゃんがわざとそんな言葉を掛けると、先生の体がビクッと大きく慄える。夜の通りを走行中の車内だからそれほど覗かれる心配はないのだが、目隠しされている愛華先生にとっては気が気でないだろう、そして優美ちゃんはさらにエッチな悪戯を始めた。先生の短か過ぎるスカートをめくって白いロリパンツを露出させたのだ。

「みんなにサービスしてあげましょ、愛華先生。うふふ、凄くえっちなパンチラですよ。隣の車の男の人がビックリして見ています」

 ちょうど信号待ちで停車したところだったのだ。隣の車うんぬんは優美ちゃんのでっち上げで、そもそも一車線なのだが、愛華先生はたやすく騙されて、俺の乳房揉みに対する反応がどんどん良くなって来たのがわかる。ウットリと気持ち良さそうな表情になり、ゆっくりした動きに焦れたのか、まるで(もっと強く!)とせがむかのように小柄な体に似合わぬ巨乳を俺の手に押し付けて来たのだ!

――愛華さんが興奮してくれている!

 そう確信した俺は、この擬似露出プレイを楽しみながら、乳房揉みの手にますます情熱を込めていった。

「よし、ここで晩飯を調達しよう。先生、4人分の弁当とお茶を買って来てくれ。それからビールとつまみもだ……」

 貫太が車を駐めたのは小さなコンビニである。目隠しを外された先生は、小さいと言っても店内にはかなりの客がいるのを見て怯えたような視線を俺に送るが、俺は先生をイジめる楽しさでワクワクしているのだ。優美ちゃんと2人で先生を無理矢理車外に連れ出すと、貫太が手錠を外して万札を握らせた。優美ちゃんが言う。
「大丈夫ですよ、先生。とっても素敵な格好ですから」
「で、でも……」
 ヘソ出しにパンチラ必至の激ヤバミニスカと言う扇情的なセーラー服は、男にとっては「素敵な格好」だが、30歳を過ぎてそんな露出過多なイケイケの女子高生ルックスにさせられている愛華先生は、あまりの羞ずかしさから、大胆に露出した美しい生脚をガタガタと激しく慄わせている。だが貫太がドスを利かせた低音で怒鳴ると、俺たちは先生を残して車の中に引っ込んでしまった。

「ガタガタ抜かすんじゃねえ! 言う通りにしないと、スッパダカにひん剥いておっぽり出すぞ!」

 覚悟を決めるよりない先生が、オドオドとコンビニの入口に向かうと、貫太が言った。

「信一、リモコンでかわいがってやれよ。ちょこちょこクリを動かしてイジめ、レジで支払うとき、ケツにとどめを刺してやれ」

 小さなコンビニで店舗のすぐ横に駐車したワゴン車の中から、先生の様子は手に取るようにバッチリ鑑賞することが出来た。いかに小柄で童顔とは言っても現役女子高生と言うには無理のある三十路の美女が破廉恥なセーラー服で店内に入ると、他の客の注目を一斉に集めてしまうのが良くわかる。俺は黒い歓びにホクホクしながら、剥き出しのクリ○リスに当たるイボバイブを入れたり切ったりして、すぐにビクンと鋭敏な反応を見せる先生の痴態を大いに楽しんだ。そしてレジで支払いをしようとする正にその瞬間、初めてアナルバイブのスイッチを入れると、先生が不自然に俯き体を強ばらせてしまうのがわかり、調子に乗った俺が振動のレベルをゆっくり上げていくと、とうとうその場で我慢出来なくなった愛華先生はしゃがみ込んでしまった。先生の異変を見た周囲の客が集まり、大丈夫ですか、とでも声を掛けるのを確認して、俺はアナルバイブを切った。

 大きなコンビニの袋を抱えて戻って来る愛華先生は、遠目からもはっきりとわかるくらい色白の美貌を紅生姜のように染めていた。先生が車内に入るなり、まず貫太が声を掛ける。

「ヘヘヘ、ずいぶん刺激的な買い物みたいだったな。イッチまったのか、先生? 正直に答えるんだぜ」
「ああ……はい……」

 隣に乗り込んで来る愛華先生が淫靡に発散するメスのフェロモンにクラクラしながら、俺も聞いた。

「お尻が良かったのですか?」
「……あいかに、あんな所で恥をかかせるなんて、ひどい人……」

 怒っているわけでなく、甘く拗ねるような口調で俺を見つめながらそう呟いた愛華先生に、俺はもうメロメロになり、ズボンの前を痛いほど張り切らせていた。すると今度は優美ちゃんが手を伸ばしてミニスカの中をまさぐる。

「あ、ダメですっ!」
「うふふ、先生。もうパンツがビッチョリですよ」

 そして再び目隠しと手錠を嵌められた先生の体を、両隣から優美ちゃんと俺が嫌らしく悪戯する中、貫太の運転する車はとんでもない目的地に向かったのである。

「着いたぜ。おい信一、車を中に入れてもいいか?」
「いや、やめとけ」

――まさか、本当にここでプレイするつもりか!?

 俺も驚いたが、目隠しを外された愛華先生はショックで顔を強張らせていた。何しろ貫太が車を駐めたのは山川女子高校の正門前なのである。ここのれっきとした教員である愛華先生はもちろんのこと、つい先日まで勤めていた俺や、通っていた優美ちゃんにとっても因縁浅からぬ場所ではないか。が、ただ1人この学校に無関係な貫太は事もなげに言った。

「せっかくここの制服を着たカワイコちゃんが2人もいるんだ。学校の中でプレイしようじゃねえか。スリル満点だぞ、いいな、先生?」
「嫌です! 絶対に嫌! ああ、ここでそんなことをするのだけは……お願いです、許して下さい……」
「ヘヘヘ、それだけ嫌がってくれると、こっちとしてもやり甲斐があるってもんだ。昔から、女のイヤは好きのうちって言うからな」
「そんなっ!」

 愛華先生が嫌がるのも無理はない。時刻はまだ8時過ぎで、生徒はいないようだが、校内に残って仕事をしている人間は少なからずいるに違いないのだ。

「降りろ! みんなで偵察に行くぞ」

 嫌がる愛華先生の手錠で拘束された小柄な体を、俺と優美ちゃんは引きずり出してしまい、貫太も含めて4人で正門から中の様子を伺うと、果たして向かって左側の職員室などがある建物の1階は、どの部屋も明かりが点いている。対して右側の生徒の教室が集まった建物は真っ暗で、もう無人のようだった。俺がそう説明すると貫太が言った。

「理事長や校長もまだ残ってるのか?」
「そうみたいだな。まだ部屋の明かりが点いてる」

 女子高なので生徒の下校時刻は早めで、6時半には部活も終えて完全下校の決まりなのだ。俺のようなボンクラ教師は部活が終わると家に直行していたが、理事長や校長はたいてい9時頃までは残っていたはずだ。

「仕事熱心なこったな。面白え、愛華先生のホームルームでプレイしてやろうじゃねえか」
「嫌ですっ! ああ、無理です、そんなこと……」

 頑強に拒絶を口にする愛華先生だが、後ろ手錠で貫太に首輪を引かれ、逃げ出すことも叶わない。今度は優美ちゃんが口を挟んだ。

「教室に入るには鍵が必要です。警備員さんに言って、もらわないといけません」
「警備員の部屋はどこだ?」
「一番向こうです」

 優美ちゃんが指さしたのは、左側の明かりが点った建物の一番奥。校長室、理事長室、職員室などが続く1階の左端のわけだ。

「信一、お前取って来れるか?」
「それは無理だ。俺はもう部外者だからな」

 警備員はヨボヨボの爺さんが3人くらい交替で泊り込んでいるのだ。こんな夜の教室を開けさせるなんて、中の職員でなければ許可されないだろう。となれば答えは1つ。俺は愛華先生に言った。

「愛華さん、お願いします。鍵を取って来れるのはあなたしかいませんよ」
「じょ、冗談ではありません! まだお義兄様もお姉様も残っているのに……」
「誰にもバレないよう、中庭を静かに突っ切って行けば良いではありませんか」
「出来ません! 無理です!」

 だが、貫太は業を煮やしたように言う。

「聞き分けのねえ先生だな。仕方ない、裸にひん剥いて、校門に首輪を繋いで帰るか……」
「う、ウソお〜っ!! 嫌あ〜っっ!!」
「ねえ先生。ここで大きな声出したら、何だろうと思って人が来ちゃいますよ」

 貫太が嫌がる先生を抱き止め、彼女をイジめる歓びに顔をほころばせた俺や優美ちゃんまでセーラー服をむしり取ろうと手を掛けると、大きな悲鳴を上げて注目を集めてしまうこともはばかられる先生は追い詰められて、観念するよりないのだった。

「わかったわ。だから、そんなひどいことはなさらないで下さい……」
「先生が裸で行ったら、警備員の爺さんもいい目の保養になると思うんだけどね」
「こんなミニです。しっかりパンツを見せて、サービスしてあげて下さい」
「よし決まったな。俺たちはここで待ってるから、早いこと行って来な」

 コンビニの時と同じやり方だ。そのため警戒した先生は、怯えきった目線を送って俺たちを楽しませると、懇願して来た。

「お願いです。ここでは絶対に動かさないで下さい……」
「リモコンバイブですか? 先生が大人しく言うことを聞いてくだされば、絶対に動かしませんよ、約束しましょう」

 だが、先生をイジめるのに夢中な俺たちは、次々に楽しいアイディアが浮かんでしまう。まず貫太が言った。

「いいか先生。左の建物の外ギリギリをバレないようにして通れ」
「それはいいな。そうだ、校長室の前に差し掛かったら、そちらに向かって両手でスカートをめくって、パンツを見せて下さい」
「信一さん、そんなひどいこと……」
「先生、隠さないでいいんだぜ。本当は羞ずかしいマネを晒すのが嬉しくて、ドキドキワクワクしてるんだろ? アンタ、どMだからな」
「……違います……」

 貫太のひどい言葉に、しかしドキッとするような色っぽいシナを作ってそう呟いた先生は、言葉と裏腹にこの露出遊戯に溺れようとする危険な心理状態と戦っているようだった。

――愛華さん、イジめられるのを歓んでるんだ……

 こんなプレイに慣れているであろう貫太の言葉は図星を刺してしまったのだ。するとそれを察知した優美ちゃんまで、先生を歓ばせようと、とんでもない提案をした。

「理事長室の前で、部屋に向かっておしっこをするのはどうでしょう?」

 俺にはとてもそんなことは思い付かなかったが、愛華先生はそんな破廉恥な行為まで承諾してしまうのだった。

「わかったわ。あなたたちのおっしゃる通りにします。だから、絶対に、動かすのだけはやめて下さい……」

 長いまつ毛を伏せるようにして、そう覚悟を決めた先生を1人行かせながら、俺は最高のタイミングでリモコンを動かして彼女を歓ばせてやろうと決意を固めていた。どMの愛華先生だって、本当はどこでリモコンバイブで責められるのかと、ドキドキワクワク胸をときめかせているに違いないのだ。破廉恥なセーラー服姿の先生が、隠し切れない超ミニスカの裾を精一杯手で押さえながら、身をかがめるようにして校内へと向かうと、貫太が鋭い声を掛けた。

「スカートを隠すな! 背筋をシャンと伸ばして堂々と歩け!」

 すぐに指示に従った先生は、ガタガタと慄えて萎えそうになる美脚を懸命に奮い起こして、校門をくぐり校舎へと向かった。確率は高くないだろうが、万一誰かが外に出てばったり出くわそうものなら、愛華先生の露出狂みたいな格好は致命的だ。彼女が凄まじいスリルと興奮を味わっているであろうことは、手に取るように推測することが出来た。そして先生が校舎の端にたどり着いた辺りで貫太が口を開いた。もう俺たちの話は先生には聞こえない距離だ。

「だいぶSMのコツがわかって来たみたいだな、信一」
「ああ……」
「お前はこれを使うといいぞ」

 貫太は準備よろしく持っていたオペラグラスを手渡してくれた。俺がそれで愛華先生の様子を覗いていると、優美ちゃんがイタズラっ子のように笑いながら、俺のズボンの前の張り切りを撫でさすって来た。

「うふふ、先生、ココがもうビンビンです」

 すると今度は貫太が、そんなはしたない優美ちゃんのミニスカに手をを入れる。

「お前だってビショビショにしてるじゃねえか!」
「あ、あん……貫太様、えっちしよ!」
「オメエも大した変態だな……」

――コイツら、マジかよ!

 さすがに驚いた俺の目の前、学校の正門から中を見渡せるとんでもない場所で、すぐに貫太と優美ちゃんは始めてしまった。さっさとズボンとパンツを下ろして、見たくもない下半身を露出した貫太は、自分からパンツをずり下ろしたエロ娘優美ちゃんを、立ったままバックから貫いたのだ。スカートは超ミニなので何の妨げにもならない。こうして交わり始めた2人と、オペラグラスを覗く俺が注視する中、まず校長室の横に通り掛った愛華先生は、そちらに向かいバッと両手でミニスカをめくって、クマさんプリントのお子様パンツを夜目に光らせた。そして校長室の隣はいよいよ理事長室である。

「アン! 貫太様あ〜、いい、いいのお〜!」
「うるさいぞ、優美。お、先生がションベンをおっ始めるところだぜ。しっかり見てやるんだ」

――愛華さん!

 俺は女性のおしっこ姿を目撃するなどもちろん初めてだ。心臓の鼓動が聞こえるほど胸を高鳴らせた俺は、そんな比ではない猛烈なスリルと興奮に包まれているであろう、わが最愛の愛華先生がゆっくりと腰を下ろし、パンツを手で下ろしていく姿を脳裏に焼き付けようと、オペラグラスに穴が開くほど熱い視線を送った。そして先生は言い付け通り、シャーッと理事長室に向かって水流を放出し始めたのである。

 慣れないミニスカートで冷えていたのか先生の放尿はなかなか終わらず、望遠で観察している俺の方がやきもきしてしまうほどだったが、その顔はウットリと恍惚の表情を浮かべているように見えた。これは尿意を解放する快感だけではないだろう。愛華先生は露出の癖に嵌ってそんな淫らな表情を晒しているのだ。それに気付いた俺も股間がヤバイくらいに張り切りすぎて痛みを感じるほどだった。隣では貫太にバックから愛されてすっかりエキサイトした優美ちゃんが、自分の通っていた高校の正門前と言うとんでもない場所にも関わらず、いやそれだからこそより一層刺激的なのかも知れないが、辺りはばからずアンアンとえっちなよがり泣きを吹きこぼしている。

 そして望遠レンズの中の愛華先生は、かわいそうに紙を持ってないのかハンカチでオシッコの後始末をすると、目的地の警備員室に向かっていく。自分が望遠で細かく見張られてるとは思っていないだろうから、ハンカチでアソコを拭くなどと言う行為が出来たのかも知れないが、仮にそうだとしても彼女が恥辱を覚えたであろうことは間違いない。が。先生が一番向こう側から校舎に入り警備員室に消えてしまうと、残念ながらもうオペラグラスも無用の長物だ。そこで俺は破廉恥な女子高生ルックの愛華先生が、警備員の老人に目の保養をさせているであろう情景を想像して、初めてリモコンを手に取った。

――ヘヘヘ、愛華さん。まさか本当に俺がリモコンを動かさないでいるとは思っちゃいないでしょうね

 そうだ。彼女は絶対、どこでバイブが動いてくれるのかと、ドキドキしながら内心心待ちにしているに違いない。俺はどMの先生のイジめられたい願望を叶えてやるためなのだと勝手に理屈を付けて、約束を破りリモコンを操作していった。

――警備員のジジイが、あなたのパンツを見ようと目線を下げているんでしょう? ほう〜ら、愛華さんのお好きなクリちゃんブルブルですよ、気持ちいいですか? じいさんの冥土の土産に目一杯悶えて下さいね。 え? ガマンしてるんですか、それはいけません。ホラ、これでどうですか? ふふふ、愛華さんがオシリをえっちされると我慢出来なくなることは、わかってるんですよ…… 

 つい妄想を膨らませ過ぎてリモコンをしつこく動かしてしまったせいか、鍵をもらって戻って来る愛華先生は小走りに急ごうとしているのに、脚がフラついてスピードが出ないと言った様子だった。そして正門の前で一線交えている貫太と優美ちゃんを見ると、さすがにビックリして言う。

「な、何をなさっているのですか!」
「見りゃわかるだろう。教え子さんとえっちしてるのさ。ヘヘヘ、優美、どうでい、気持ちいいか?」
「気持ちいい! 気持ちいいよお! 愛華先生〜! いい、いい、いいのおっ!」

 いつの間にか優美ちゃんは立っていられなくなったらしく、地面に四つんばいになってお尻を差し出す獣のような後背位になっていた。愛華先生はそんな優美ちゃんに名前を呼ばれてギョッとした様子だったが、程なく優美ちゃんはハッキリ、いくう〜っ! と絶頂を告げていた。

「ヘヘヘ、教え子さんはもう2回目の天国行きだぜ。先生、アンタも楽しんで来たんだろ?」
「知りません……」
「その様子じゃ図星だな」

 サッと羞ずかしそうに顔を伏せた先生の露出過剰な全身から、匂い立つような淫らなメスのフェロモンが漂っているようで、鈍感な俺でも貫太の言葉が正鵠を得ていることはわかった。そこで俺も勇気を出して先生に聞いてみた。

「リモコンで何回イッテ下さったんですか? 正直に教えて下さい」
「ああ……動かさないって約束したのに、ひどい人……2回よ……」

 思った通り愛華先生は俺に恨み言を述べながら本気で怒っているのでなく甘く拗ねているようで、2回アクメに達してしまったことまで告白したのだから、彼女も楽しんでくれたのに違いなかった。そして事実、彼女はこのスリル満点の露出プレイで思った以上に刺激を受けてしまったのである。それを見透かした貫太がとんでもない誘いを掛けた。

「そうかい、仲良く2回イッタのか。それじゃ先生も俺たちと一緒に、信一にえっちしてもらってはどうだい?」

――何を言いやがる! 愛華さんが承知するわけがないだろう!

「わ、わかったわ……」

――嘘でしょう、愛華さん!?

 俺の方がさすがにこんな場所で猥褻な行為に及ぶことをためらい、先生も断るに違いないと思ったのだが、何と信じられないことに愛華さんは承諾してしまったのである。貫太の提案に驚いて、でくのぼうのように突っ立った俺の前にしゃがみ込んだ愛華先生は、ズボンを脱がせながら上目遣いに俺を見て言う。

「ああ、信一さんのを……下さい」

 こうなったらもちろん怖気づいてはいられない。俺は残業している職員が出て来ないことを祈りながら、すっかり発情してしまった愛華先生のなすがままに身を任せ、露出した下半身でいきり勃った肉棒を彼女の口にくわえられていた。そして柔らかい絹のような口腔の感触を楽しむのもソコソコに引き抜くと、先生の超ミニスカの下の黒革貞操帯を解錠し前部の股当て部分だけ外す。するとアナルバイブは埋まったままでセックスが可能になる寸法だ。それから隣の2人と同じように後背位で貫いていくと、愛華先生も優美ちゃんと張り合うかのように、イイ〜ッ、とあからさまに快楽を喜悦を叫び、ミニスカに包まれた熟れた桃尻を思い切り振ってくれた。

 夜とは言え、この名門女子高校の正門前で、美しい教師と元生徒を旧友と並んで犯すことになろうとは、クビを宣告されたときには想像もつかなかった展開である。俺と同じような気持ちらしい貫太が言う。

「なあ信一。こんなべっぴんの先生と生徒を学校の前で犯っちまうのは、最高の気分だろう?」
「そうだな」
「うお、俺はもう出しちまうぞ」
「お、俺も出そうだ」

 さすがの貫太も長々と優美ちゃんを犯し続けて限界が近付いて来たらしく、俺も緊張を緩めて自然の摂理に身を任せる。まもなく俺たちはほぼ同時に気持ち良く射精を果たしていた。するとそれに反応して一緒に昇り詰めてくれた先生と優美ちゃんのアクメを告げるあられもない嬌声が、夜の校舎に向けて周囲に響き渡り、俺は本当に夢を見ているような幸福の絶頂を感じていた。

 山川女子高校の正門前で貫太と並び、夜目にも白く美しい四つんばいになった愛華先生と優美ちゃんを立ったままバックから犯して、堂々とザーメンを中出ししてやった俺たちは、休む間もなく急いで生徒たちの教室が並ぶ右側の校舎へと向かった。ケロッとしているエロ娘優美ちゃんと違い、露出プレイで完全に発情してしまった愛華先生は俺にすがりつくようにして、もっとえっちを続けて欲しそうだったが、あいにくそんなヒマはない。果たして俺たちが物音を潜めて中庭を右手に進んでいると、左側の校舎から残業を終えて疲れた様子の職員たちが何人か家路に着いていた。もう少し出遅れていたら危ないところである。貫太は優美ちゃんの、そして俺は先生の手を硬く握り締めて背をかがめ、何とか人の目をやり過ごすと隠れるようにコソコソと右手の真っ暗な校舎に侵入した。

「何だかお化け屋敷みたいだな」
「仕方ないだろ。バレちまったらまずい」

 理事長が金をケチっているせいか今時珍しい木造校舎を、準備よろしく貫太の持っていた小さな懐中電灯の明かりを頼りに、俺たちは進む。ゆっくり音をさせないように歩いても、老朽化した床がミシミシきしむ音を立てて、メチャクチャ不気味であると共に、今から愛華先生を主役に淫らな行為をしようと企んでいるだけに、万一誰かに見つかったらと思うと、心臓がバクバクするほどスリリングだった。実際電灯を点けてしまうとまだ校内に残っている職員に見つかってしまうので、暗闇の中頼りない明かり1つで進むよりないのだ。

 愛華先生の話では、警備員は最後の職員が学校を出てからでないと見回りをすることはなく、日付が変わるまでは巡回に見つかる心配はないだろうと言うことだった。そもそも俺たちが鍵を借りたのだから、それを返すまで警備員の耄碌した爺さんが面倒な見回りなどすることはないだろう。ならばまだ2時間は余裕がある。そこで俺たちはわざわざ愛華先生のホームルーム教室のある2階に向かい、ようやく到着すると鍵を開けて真っ暗な教室内に入り込んだ。すると小さな明かりでぼんやり机や椅子が見えただけなのに優美ちゃんが呟くように言う。

「懐かしいです……」

 彼女はこの教室で愛華先生が担任をしていたクラスの生徒だったのである。なのに理事長の毒牙に掛かり性的関係を持つことを拒否したばかりに特待生の権利を剥奪され、追われるようにしてこの学校を退学させられたのだ。きっと内心は穏やかではなかったに違いない。

「ヘヘヘ、先生。真っ暗だが、保健の授業をやってもらうぜ……信一、先生をあの机の上に乗せろ。優美は明かりで照らしててくれ」

――コイツ一体、何を考えているんだ?

 教室の真正面にある黒板の前の教卓を指して言う貫太の意図がわからず、俺はいぶかしみながら愛華先生を抱きかかえるようにして机の上に座らせたのだが、先生はすっかり従順でなすがままになっていた。だが、次に自分の身に加えられることがわかっていたならば、こんなに易々と言うことを聞いてはくれなかったに違いない。貫太は何と例の白縄を持ち出して、先生をセーラー服の上から緊縛していったのである。

「あ、そ、そんな……」

 自分のホームルーム教室の教卓の上で緊縛されると言う狼藉にうろたえる先生だが、机の上で暴れると落下する危険もあるし、乏しい明かりの頼りなさもあって強く抵抗出来ず、手慣れた貫太の緊縛に身を任せるよりなかった。暗がりでもさすがに貫太は見事な縄捌きを見せて、数分後にはあの羞ずかしい「ま○こ開き」の体勢で縛り上げられた愛華先生が教卓の上に乗っていたのである。超ミニスカは完全にはだけてより一層扇情的な眺めにしてしまう役しか果たさず、黒革貞操帯の前部はベロンと外れて女性機がモロに露出し、羞ずかしい尻穴に黒いバイブが入り込んでいると言う格好は、これ以上はないくらい卑猥であった。

「よーし、保健の授業を始めるぜ。先生、このポッチリ膨らんだしこりは何だい、教えてくれ」
「ク、クリ○リスですわ……」

 こんな調子で、優美ちゃんも、せんせーい、このアナは何ですか? などとあらぬ箇所を指で弄っていちいち愛華先生に答えさせて、とことん辱めていった。そして最後に俺が、薄明かりの中でもハッキリ確認出来た、先生の体の異変について質問しようと、無遠慮に指を2本ズブリと女性器に挿入した。

「先生、どうしてここが濡れて来たのでしょうか? どんどん垂れて来て……もしかするとオシッコを洩らされたのですか?」
「イヤッ! もう、知らない、知らない……」

 もうすっかりその気になって媚態を振りまく愛華先生を、俺はすぐにでも抱いてやりたい衝動を覚えたが、ここで貫太は急に真剣になると、俺の思ってもいなかった、とんでもない要求を先生に突きつけた。それは理事長の悪行をとっちめるため、妻であり、愛華先生の実の姉である木村沙希校長を拉致監禁していたぶってやりたいから、その手助けをしろ、と言うものだった。もちろん愛華先生が承諾するわけはなかったが、それを見越して貫太はこんな面倒な状況を演出したのだ。

「そんなこと……出来るわけがありません!」
「アンタは俺たちにコッテリかわいがられて、すっかりかわいいマゾになっちまったじゃねえか。姉ちゃんにもこんな楽しいプレイを教えてやるんだよ、ヘヘヘ……」
「お姉様は夫のある身です!」
「それはアンタを強姦した、あの鬼畜の理事長なんだよ。あんなひでえ野郎に義理立てすることなんかないだろう。むしろ、いい面の皮じゃねえか」
「私も、理事長先生には恨みがあります。愛華先生、ぜひ協力して下さい!」

 優美ちゃんもそう言ったが、先生はなかなか首をタテに振ろうとはしなかった。それはそうだろう。理事長を懲らしめるために、何の罪もない妻の木村校長を陵辱すると言うのは無理がある。

「しょーがねえな。先生がウンと言うまでお仕置きだ」

 貫太はそんな事を言うと、緊縛した先生に目隠しまで嵌めて、俺たちに向かって鋭く言った。

「引き上げるぞ」
「ま、待って!」
「朝になって、クラスの生徒が目ん玉をひん剥いても知らねえぞ」
「鍵は僕が返しておきますから、心配いりません」
「イヤよ! 行かないでえっ!」
「そんな大声で騒いだら、人が来るぜ……」

 パニックに陥った先生を放置して、俺たちは教室を出て行き、先生に聞かせるためガチャリとわざと音を立てるように外から鍵を掛けた。もちろん本気で朝まで先生を放置するつもりはない。さすがにそれはヤバ過ぎる。貫太が声を潜めて言った。

「警備員のいつもの見回りの時間を考えたら、ギリギリ1時間が限度だな。目一杯粘ってから、先生を助けに行こうぜ」
「それまでどうする?」
「一旦、車に引き上げて飯でも食うか……」

 ところがここで優美ちゃんがとんでもない事を言い出した。ねえねえ、と貫太の袖を引っ張って言うのだ。

「私、モヤモヤして治まりが付かなくなっちゃった。ここでえっちしながら、待ってよ」
「何い! オメエ、とんでもないエロ娘だな」
「いいでしょ!」

 優美ちゃんは積極的に貫太のズボンの中に手を入れて誘っている。さすがの貫太も、参ったな、と頭を掻いていた。

――自業自得だろ

 品行方正な美少女をこんな淫乱ギャルに変えてしまったのは、他ならぬ貫太自身の調教なのだから、俺は半ば呆れながらそう思ったが、人ごとではなかった。優美ちゃんは俺のズボンの中にまで手を入れて来たのだ。

「田島先生も一緒だよ! んふふ、おっきい、先生の……」

 こうして俺たちは深夜の教室の廊下で、物音を立てないよう苦労しながら3Pプレイに興じた。予測より早く警備員の老人が回って来たら、と思うと恐ろしくスリリングで、俺たちはすぐにこのアブない行為に夢中になった。何のことはない。愛華先生に味わわせようと思ったスリルと興奮を、俺たち自身が存分に味わうこととなったのだ。

――こりゃマジで、クセになりそうだな。ヤバいぜ、ヤバ過ぎる……

 この状況はもちろん言い出しっぺの優美ちゃんにとっても極めて刺激的なものだ。おかげで感じ過ぎて大きな淫声を出しそうになる彼女の口を塞ぐべく、貫太と俺は交替でナニをくわえさせ、もう1人はバックから彼女のアソコ又はアナルを犯してやることにした。まず相性抜群らしい貫太のペニスが合体してズンと突くと、やはり大きな嬌声を上げうになる彼女の口を俺の巨根がすかさず塞ぐ。ところが狂ったようにジュバッジュバッと激しくしゃぶり上げる優美ちゃんの前に、俺はたちまちタジタジとなってしまった。

「ゆ、優美ちゃん、そんなにしたら出ちゃうよ……」

 すると貫太が言う。

「おう、遠慮しないで口の中に出してやれ! マ○コの中に出すのはNGだからな……」

 そうだった。ついこの間まで童貞だった俺だが、セックスは子孫を残すための行為だと言うことを忘れてはらない。パイプカットして種無しの貫太と違い、誰彼かまわず中出しするわけにはいかないのだ。

――でも愛華さんは俺を受け入れてくれたな……

 すでに愛華先生の中には何度も精を放出したが、彼女は黙ってそれを受け入れてくれる。これが彼女と結ばれたと言うことかと、妙な感慨に耽っていた俺も生理的欲求には勝てない。えっちな小悪魔みたいな優美ちゃんのオクチにスパートを掛けられると猛烈な射精欲が込み上げて来て、俺はたまらずドピュッと出してしまっていた。ところが優美ちゃんは少し柔らかくなり掛かったペニスを離してくれず、ミゾの隙間まで丁寧に舌を這わせて子種を舐め取り、チューッと強烈に吸いながらゴクリと喉を鳴らせて飲み干してくれた。当然俺の巨根はより一層の硬直を取り戻し、貫太と交替して優美ちゃんをバックから突いてやることになった。

「うおっ!」

 ビッグサイズのシンボルでも難なくくわえ込む収縮力抜群の優美ちゃんの、優秀な女の構造に包まれた途端に、俺はいつにもました彼女の具合の良さに思わずだらしなく呻いていた。やはりこのスリル満点の状況で、優美ちゃんが興奮しひどく体を燃やしているせいなのだろう、軟体動物のような弾力に富む媚肉が何段にも分かれてギュウギュウと巨根を締め上げて来る心地良さに、俺はたちまち有頂天になった。が、しかし。

「ゆ、優美ちゃん、ダメだよ、出てしまう!」

 今彼女の口内に射精したばかりだと言うのに、素晴らし過ぎる女性器の感触に音を上げた俺は情けない悲鳴を上げてしまった。

「ああんっ! せ、先生、いいよ、中に出してえ!」
「おいバカ! 早まるな!」

 ヤバイと思った俺は腰を動かすのをやめたのに、優美ちゃんの方がガンガン腰を振りながら、貫太がペニスを引き抜いた口で、誤った判断による優しい言葉を口にする。ここで冷静な貫太が咄嗟に間に入り、優美ちゃんを離してくれなければ本当に危ない所だった。

「信一! オメエ、元気が良過ぎるぜ!」
「すまない……」
「優美も血迷うんじゃねえぞ! 全く……」
「エヘヘ、ごめんなさ〜い」

 だがエロ娘優美ちゃんは大して悪びれた口ぶりでもなく、しれっとして言った。
 
「先生、じゃあ今度はオテテでしたげるよ。もう一発出してから、えっちしよ……」

 この異常で刺激的な状況の中で、俺は貫太にも負けない超人的な精力絶倫となり、若くて性欲盛んな優美ちゃんの求めるままに、貫太と2人で彼女を満足させるべく奮闘する。こうしてドタバタしているうちに、小1時間はあっと言う間に過ぎていた。

 急いで教室を開け、教卓の上に緊縛放置されてかわいそうにシクシク嗚咽していた愛華先生の救出に向かう。目隠しを外すと、その潤みきった切れ長の瞳が暗闇で光って俺を見つめ、優美ちゃんが明かりを当てた時、先生の泣き顔の凄惨な色っぽさに俺はクラクラして、出来ることならこの場で抱いてやりたいと思った。優美ちゃんとの組んず解れつの一戦で、とことん精を絞り尽くされて下半身を猛烈な虚脱感に襲われていたにも関わらず、だ。だだだが、やはり貫太は冷静に先生に話し掛けた。

「悪かったな」
「ひどい人……」
「姉ちゃんの件、頼まれてくれるな? でないと、俺たちはこのまま出て行かなくちゃならねえ」
「ああ……わかりました。何なりとおっしゃる通りに致します……」
「よし、決まりだな! 早いとこ、学校を出ようぜ」

 こうして手早く先生の縄掛けを貫太が解き、皆で手を繋いで夜の教室を出ると、校舎を脱出した。達磨のように緊縛されていた疲労からか脚元はフラついていたが、愛華先生は放置されていた間に覚悟を決めていたらしく、意外なくらい落ち着いて見えた。内心はどうだったかは知れないが。見ると向かいの教室から最後らしい職員が出て行く所である。すると先生は自ら申し出て、警備員の老人に鍵を返しに行ってくれた。過酷な放置責めの直後なのに気丈に振舞う愛華先生に感心した貫太が言う。

「愛華先生ってのは、ずいぶん強い人なんだな」
「ああ。俺も驚いたよ」
「先生はとても立派な、しっかりした方ですから」

 が、優美ちゃんにも賞賛された先生が、もうすっかり平静な感じで鍵を返して戻って来ると、俺たちはさらに驚かされることになった。ワゴン車に乗り込み、後部座席で俺の隣に座った先生は、いきなり迫って来たのだ!

「信一さん。お願いです、抱いて下さい!」

 先生はそんな信じられない言葉を発すると、俺の返事も待たず、いきなりズボンを脱がせパンツをずり下ろしてフニャフニャのイチモツを取り出した。その隣で口をアングリ開け、目を丸くして見ている憂美ちゃんもビックリの積極さだ。だが酷使した俺のデカチンは見るかげもなく完全に萎れている。

「ごめんなさい、こんな状態なのです……」
「いいの。あいかに、ご奉仕させて」

 愛華先生はそれが当然だと言わんばかりの態度で俺の前にひざまづき、体積の激減したペニスを愛情タップリの優しさで口に含んでくれた。そして消耗し切った俺のムスコがピクリとも反応しないと見るや、クチュクチュと口を動かすだけでなく、何のためらいもなく汚い尻穴に指を入れてマッサージを試みてくれた。俺はここで奮い立たないようでは男ではないと、懸命に股間に血を送り込もうと力を入れ踏ん張った。

「田島先生、頑張って!」

 すると優美ちゃんも俺に体をしなだれ掛けると、俺の気分を盛り上げようとまるで女の子を愛するような要領で首筋の辺りにネッキングしたり、陥没した乳首を弄ったり舐めたりして、効果が今一つと見るや自らブラウスをはだけ豊かな両乳房で俺の顔をムギュと挟み付ける、献身的な行為に励んでくれた。もうこれは美しい女教師と女生徒による、完全なハーレム状態である。

――昔の王様や殿様は長生き出来なかっただろうな……

 そんな申し訳ない考えが頭に浮かんだ俺だが、まるで競い合うかのように淫技に励む2人のおかげで、次第に荒々しいオスの本能が目覚めて来たのである。

――お、力がわいて来たぞ……

 それは最も強烈で気持ち良い、先生の細指が蠢くアナルから生じたものだった。まるで滞っていた温かい血流が下半身に戻って来るような感覚を覚えたかと思うと、愛しい先生の手指や口から次々に新たなエネエルギーが注入され始め、程なく俺はムクムクと股間を回復させて愛華先生の小ぶりな口を一杯に満たしていたのである。すかさず口を離した愛華先生は俺にきつく抱き着くと貪るように唇を合わせ、あっと言う間に腰を落として合体を果たしていた。放置されておあずけ状態だったと思しき先生のアソコの感触は夢のように素晴らしく、きつく締め付けるだけでなくジワジワと心をほだすような優しさで俺の肉棒を包み込んで来た。優美ちゃんには悪いが、これはワンランク上の極上のオトナのおま○こだ。そして愛華先生がアンアン鼻を鳴らしながら、嬉しそうに腰を揺さぶり始めると、運転席の貫太が舌打ちをするのが聞こえて来た。

「チ! 何でい、ずいぶん妬かせてくれるじゃねえか……」

 そして発車して貫太のアパートに帰るまで、愛華先生は俺を離してくれず、それどころか車を出て家に入るまで、巨体の俺は小柄な先生をいわゆる「駅弁」のような格好で合体したまま運んでやらねばならなかった。何しろ俺が離そうとしても、愛華先生は、イヤ、と幼児のように駄々をこね、背中に回した両手で固くしがみ付き、万力のような力のアソコが俺のシンボルをガッシリとくわえ込んで離そうとしないのである。俺は彼女との体格差が大きいことに初めて感謝し、柔道で鍛えた体力を今こそ発揮して愛華先生を犯しながら運ぶと言う離れ業をクリアしたのである。

 そのまま畳敷きの居間に運び込むと、あの清楚な美女だった愛華先生とは信じられない淫女に変貌した彼女と、スーパーマンのような恐るべき精力を発揮する俺は、互いを貪り合うような激しいセックスに突入した。そして、いつの間に体内で製造したのか不思議なくらい大量のザーメンを体内に浴びせると、ようやく満足した愛華先生はすぐさまスヤスヤと安らかな眠りについたのである。俺ももうクタクタで一緒に昏睡してしまい、貫太と優美ちゃんが布団を掛けてくれたことに朝まで気付かなかった。

 翌日は土曜で愛華先生にとっても休日だったが、俺たちはさっそく木村校長を拉致監禁して陵辱し、仲間に引きずり込む算段を立てた。まずは4人で洗い合うエロティックな入浴で体を清め、全裸で朝食をとった後、例の黒革貞操帯を装着してやりながら、貫太は先生にこんな策を授けていた。内密な話があると言って、愛華先生が木村校長を喫茶店に呼び出し、夫である山川理事長の浮気現場を押さえた写真を見せる。それからさらにショッキングな写真の存在をほのめかせ、場所を変えましょうとタクシーで貫太のアパートに連れ込むと言うのだ。俺が愛華先生を拉致したのと同じ手口だが、普段から仲の良い姉妹だからずっとスムーズに事が運ぶに違いない。校長をここにおびき寄せてしまえば、もうこちらのものだ。後は校長に因果を含めて、貫太が早業で縄掛けしてしまい、美形だが堅物の木村校長をじっくりと性の歓びで堕としていくのだ。

 問題は愛華先生の気持ちだ。昨夜学校での露出プレイにより完全に淫女と化した彼女は、実の姉の陵辱に手を貸すことを承諾してくれたのだが、果たしてそんなに割り切って姉を淫らな罠に嵌めることが出来るのだろうか? だが、俺たちのそんな懸念をよそに、黒革貞操帯のアナル用アタッチメントとして、これまでで最大の、俺のともうさほど遜色のないバイブを尻穴に打ち込まれた先生は、もうとても俺たちに逆らうことの出来る状態ではなくなっていた。それだけで感極まったようにお尻を手で抑えながらブルブル慄えて悶絶し、出来るか? と念を押す貫太に、やります、何でも命令して下さい! と完璧に服従する態度を見せたのだ。どうやらマゾの陥穽にスッポリ嵌ってしまった先生は、内心の懊悩と戦いながらむしろそれをすら楽しんで、命令に従ってくれるものと、俺たちは期待した。

 理事長の不在時が良いだろうと言うので、愛華先生に連絡を取らせると、何と山川理事長は今日の午後から泊り掛けの出張に出掛けて、月曜まで帰らないと言う。すぐに校長とアポを取らせて一旦電話を切ると、貫太が言った。

「俺たちに運が回って来たぞ! おあつらえ向きの大チャンスじゃないか」
「全くだ」

 俺も同意したが、正に作ったような幸運である。

「どうせあの理事長のことだ。出張先でも女とヤリまくるつもりなんだろう」
「だろうな。木村校長がかわいそうだぜ」
「あんな男の人となんて、別れてしまえばいいのに」

 優美ちゃんは若い女の子らしく簡単にそんなことを言うが、愛華先生は複雑な心境らしかった。

「ああ、お姉様……」

 先生の気持ちを察したかのように貫太が言った。

「そう言や理事長のやつ、あれでも嫁さんは大切にしてるようだな」
「はい。ですから姉も、お義兄様のことを愛していると思います」
「理事長の浮気三昧をバラすには忍びないってことか」
「お姉様は、それで幸せなのです……」
 
 ところがここで驚いたことに、優美ちゃんが食って掛かった。

「自分たちだけ幸せで、それでいいんですか!」
「河原林さん……」
「私、理事長にお母さんとの生活をメチャクチャに壊されました。あの人だけは絶対に許したくありません!」
「……ごめんなさい」

 俺たちですら初めて見る優美ちゃんの強い口調での抗議に、愛華先生は感じ入って頭を下げてしまった。

――一番辛いのは優美ちゃんなんだ……

「それに校長先生だって、本当のことを知らされずに幸せだなんて、何かおかしいです! お願いです、愛華先生、校長先生に理事長の本当の姿を教えてあげて……」
「わかったわ」

 こうして優美ちゃんの懸命な説得もあり、愛華先生はとうとう実の姉をおびき出す辛い役目を引き受け実行に移してくれた。そしてその日の夕方、愛華先生に伴われてやって来た木村校長は、驚いたことに何と瀟洒な着物姿だった。家では和装で過ごしているのだろうか。もしかすると、歳の離れた夫で還暦も近い理事長の趣味なのかも知れない。愛華先生がどのように話してここへ連れて来たのか知らないが、校長は俺がいるのを見てビックリしていた。優美ちゃんと貫太は、例によって隣のダイニングで待機しているはずだ。

「校長先生、お久しぶりです」
「あ、あなたは……どうして、ここへ!?」
「妹さんに写真を見せてもらいましたか? あの写真は、僕が知り合いの興信所の人間に頼んで手に入れたものです……」

 さっそく俺が写真の話を切り出すと、校長はハッキリと狼狽の色を見せた。自分の夫が俺に対して理不尽な解雇を言い渡したことを心苦しく思っていたのだろう。そうでなければ、俺としても立つ瀬がないと言うものだ。俺は単刀直入に、自分がクビになった理由に納得出来ず理事長の素行を調べさせてもらったこと、そしてその結果本妻以外の女性とラブホテルにしけ込むヤツの浮気現場を押さえてしまったことを話した。するとまだ何も言わないのに、校長の方からこんなことを言い出した。

「あなたは一体何がお望みなのですか? お金なら、いくらか工面致しましょう……」
「さすがは校長先生、物分りがよろしいですね」

 理事長に恨みを持つ俺の登場で、写真をネタに脅迫され金品を要求されるのだろうと咄嗟に判断した木村校長は、見た目そのままの聡明な女性だ。さすがと言いたい所だが、あいにく俺たちの要求は違う。校長は妹に劣らぬ美女でありながら、自分の体を要求されるとは全く思ってもいない様子だ。

――ひょっとして、校長は自分の女の魅力に気付いてないんじゃないか?

 確かに俺自身在職中は、綺麗な女性だとは思ったものの近寄り難い存在で、彼女にセックスアピールを感じたことは一度もない。だが今、内心の動揺を隠して冷静に振舞おうとしている彼女に対しての優位性がなせる業なのか、俺は初めて木村沙希校長を「女」として意識し興奮していた。見慣れない和服のせいもあるだろうが、彼女の全身から匂い立つような妙齢の人妻の色気が感じられるのだ。

「僕はお金が欲しいわけではありません。ただ、あなたの旦那さんが僕になさったひどい仕打ちを償って欲しいのです」
「それは……夫にも考えがあってのことかと……」
「いきなりクビですか! そして妹さんとも無理矢理別れさせられました。仕事も恋人も同時に失った僕の気持ちを考えてみて下さい!」
「……申し訳なかったと思いますわ」
「校長先生、お久しぶりです」

――え!?

 打ち合わせになかったので驚いたのだが、ここで隣室で待機しているはずだった優美ちゃんが姿を現した。恐らくさっきの激情が続いていて、我慢出来なくなったのだろう。

「特待生を頂いていた、河原林優美です。でも理事長先生に学校をやめさせられました」
「あなたは確か、ご家庭の事情で……」

 当然ながら優美ちゃんが退学になった本当の理由を校長は知らない。



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