2010.08.29.

セレブ欲情調教
27
影山有在義



■ 淫夢2

お師匠様はのり佳の胸から手を離し、懐の手ぬぐいで両手の指のクリームを拭った。
音も無くサッと立ちあがると、のり佳の足元に回った。
腰の合わせに手を挿し込み左右に開いた。
衣擦れの音と共に太ももがあらわになった。
 「お願いでございます、おやめになってください!」
お師匠さまの無情の手が和服の裾を割り、のり佳の黒々とし三角地帯を剥き出した。
和服の裾を腰のしたに折り込み、臀部まですべてを晒させた。
手に何時の間にか1メートル半程の青竹をもち、足袋を穿いたのり佳の足首を縄で括りつけた。
もう片方の足首を掴み大きく足を広げた。

いやあああっ!

素早く青竹の端に足を括り、竹の中央に縄をかけ梁にかけ高く吊った。

のり佳の足はVの字に大きく広げられた。
すでに溢れ出た蜜がアヌスまでつたっていた。
お師匠様に見られるのが恥ずかしいが隠しようの無い状態だった。
お師匠様はのり佳の股間を覗く格好で正座した。

ハケで内腿からアヌスの方向に向かって、スゥーと撫でた。
その生暖かなねっとりとした感覚がのり佳に絶望的な抵抗を悟らせた。
如何に耐えようとも体の疼きに勝てそうもなかった。
やがて狂わされ、淫乱の牝に変えられてしまうのだ。
のり佳の目から涙がこぼれた。

その涙が頬を伝いだした時、師匠のハケがアヌスとバギナの間をなぞりはじめた。
意に反して腰が動きはじめる。
ハケを求めてバギナが腰を持ち上げる。
師匠のハケはアヌスをほじくり、ざらざらとした感覚を皺のひとつひとつに擦りこんでゆく。
息が詰まったような声が洩れる。

「お、お師匠様! 後生でございます! これ以上いたぶらないでください」
まるで耳が聞こえないかのように責めの手を止めることはなかった。
ハケは徐々に遡上し、バギナの淵に到達した。
のり佳の白濁の淫水とクリームが混ざり合う。
冷静な指がバギナを広げる。
パックリと口をあけたバギナにハケがくるりくるりと尾をひるがえす。

 あおおおうん。おおおうぅ!

ついに淫核に到達したハケがちくちくとクリを虐める。
「いやあああっ、いいいいっ! おししょうさまあぁ!」
お師匠様が親指の腹でクリをこりこりを転がしながら、ハケでクレバスをなぞり続ける。両足を吊られながら尻を振るのり佳。

 その姿をいつの間にか現れた源蔵が上から見つめている。
「用意が整ったようだな」
表情はよく見えないが勝ち誇ったような態度だ。
手にはザルを抱えている。
 お師匠様は源蔵に一礼して座敷を去って行った。 

「さあ、いよいよコイツの出番だ」
ざるの中には見事な大きさのキュウリとナスだった。
何をされるのか悟ったのり佳は必死で抵抗した。
梁に吊られた足が虚しく空でばたついた。
 「嫌です! 止めてください!」

源蔵は梁にかけてある縄をいきなり切り出しナイフでプツリと切った。
バサリと音をたててのり佳の足が畳に落ちた。
青竹で括られている足を閉じることもできず、体だけが左右に動いていた。
いきなり源蔵はその青竹を思いっきり持ち上げた。

「いやあああっ!」
のり佳は逆さ吊りの状態にされた。そのまま源蔵はのり佳を裏返しにした。
腕が体の側面にピタリと張りつけられているので頭を中心にぐるりと回された。
臀部に掛かった和服の裾をあらためて捲くって尻を露出させた。
「これはいい眺めだ。たまらんのう。ふぉっ、ふぉっ」

源蔵が腰を起こすように持ち上げたのに抵抗して、のり佳は足をグッと突っ張った。
「無駄な抵抗を!」
源蔵が片膝で青竹を押さえ、あらためて腰を持ち上げた。
和服から白い尻が突き出された。

ザルから大きく反ったキュウリを取り出した。
「奥さまが望んでいるようにしてさしあげましょう。そうれ、このようにみずみずしい野菜で。くっ、くっ、くっ」
「やめなさい! 源蔵!」
源蔵はキュウリの先端をぺろりと舐めた。アヌスにあてがいグッと力をこめた。
逃れようとするのり佳だが、源蔵に青竹と腰を押さえられ逃げる術がなかった。
歯を食いしばるのり佳の体が大きく反りかえり、尖がった乳房が下に突き出しているのが見えた。
メリメリとアヌスを突き破ってきゅうりが進行していく。

ぬううううっ!

源蔵の手に力がこもる。
10センチ程残して侵入が止まった。
のり佳の尻からまるで短い尻尾が生えているように見える。

のり佳の口に源蔵は、おばけナスをあてがった。
のり佳は口を固く閉じた。
だが鼻を摘まれ一瞬開いた口に素早く捻じ込まれてしまった。口一杯に広げてもなかなか入らないほど大きなナスだった。

むぐぐぐっ

先端部分を無理やり捻じ込んで、ナスを引きぬいた。
「この色とツヤ。嫌らしいほど張りがあるのぉ。しっかり味わうが好いぞ」

背後に回った源蔵がバギナにナスをあてた。
先ほどまでのお師匠様の手ほどきでバギナはすっかり開花している。
腰を振って抵抗するもすでに先端を呑みこみかけている。
大きな塊が体の中に入って行く。
ぐいぐいと容赦のない力で押しこまれてゆく。
のり佳にもう抵抗する気力は無く、されるがままの境地に陥っていた。
腰は源蔵の大きな手でしっかり押さえられていた。
「野菜で犯される気分はどうじゃ」
 最後はヘタの部分を指で摘み、最後まで押し込んだ。

ナスがのり佳を征服した。
のり佳の肉壷の粘膜にいっぱいに張りついたナスの肌は、つるつるのはずなのに、すごい摩擦を繰り出している。
すべての面で感じている。
テラテラ光るナスの光沢のはだが、のり佳に激しく出入りしている。
ときどき、えぐるようにナスが操られる。
源蔵の手によって操られるナスがのり佳を破壊してゆく。

「苦しい、狂うわ、やめて、して、いい、きもちぃっ!」
のり佳のうわ言のような声が洩れる。
「ワシから逃れようとしても無駄なことだな。なぜならお前がその淫靡な香りでワシを呼ぶからじゃ。自らワシをよびよせるのじゃ」

源蔵はナスを根元まで押しこんでから、のり佳の頭の方に回った。
下履きを脱ぎ、そそり立ったペニスを顔の前に突き出した。
ペニスは反りかえり紫色の筋が張り巡らされていた。
のり佳はためらう事無く口に含んだ。
咽の奥に当たるカリがなぜかいとおしく感じた。
太巻きを咥えているような口元から涎が流れ続けた。
無意識に動く尻から、ナスがボトンと音を立てて畳に落ちた。

ヌシがいなくなった蜜壷をはやく征服してほしい。
のり佳は口元をいっそうつぼめ、頭を振りながら奉仕した。
のり佳が目を覚ますと部屋のなかは床暖房が効いていて仄かに暖かな空気をもたらしていた。
だが、のり佳の股間はひんやりと冷たかった。

先ほどまで観ていた淫夢ですっかりパジャマを濡らしていた。
ついに夢にまで源蔵が現れ、のり佳の体を弄んだ。
もう何処へも逃げられない。
のり佳は絶望的な気分に陥れられた。

“アイツさえいなければ。源蔵さえ消してしまえばいい”

のり佳の頭の中には源蔵への憎悪に満ちていた。
それは自らの強い肉欲を憎悪する清純なのり佳の内なる心の叫びであった。
源蔵を亡き者にすることで現状を打破しようとの決意で頭がいっぱいになった。
だが、のり佳の体はまるでジキル博士とハイド氏のようにすでに自らのコントロールが効かないようになっていることに気づいていなかった。

 小春日和の日だった。源蔵は、松の木に藁を巻いていた。
のり佳は、源蔵が一人で作業しているのを確認してから素早く近寄ってささやいた。

「今晩、お話しに伺ってもよろしいかしら?」
気が張り詰めてしゃべったせいか、声がうわずっているのが自分でもわかった。
源蔵は相変わらず帽子を深く被り、表情が口元しかわからない。
しばらくの沈黙のあと、ようやく口を開いた。
「わかりました。お待ち申し上げています」
のり佳はしばらくの間、源蔵の顔を見つめていた。
だが、その表情を伺い知ることはできなかった。

「のり佳さま、奥さまあー」
使用人の呼ぶ声に我に帰ったのり佳は慌てて、源蔵から離れた。
その時、ようやく源蔵の頬が微かにゆるんだ。



▲ BACKNEXT ▼



この小説は、完全なフィクションであり、実在の人物、
団体等と何の関係もありません。
この小説へのご意見、感想をお寄せください。
感想メールはcopyright下のアドレスまで


NEXTBACK TO NOVELS INDEX


18's Summer : 官能小説、恥辱小説とイラストの部屋