2011.05.18.

高校の身体検査
003
にこ



■ 3章 【二次検査】

検診は終わったんだ。
なのに・・・
残る記憶。
そして。
あのビデオは、どうなるんだろう・・・
不安が募るばかり。
どうしよう。
言うこと聞いたのに ばら撒かれたりしたら。

そう怯えつつ私は、普段の日常に戻った

――はずだった・・・・

ホームルームで、私の名前入りで配られたというよりは
渡された紙。
そこには・・・
『内科検診のお知らせ』
「・・・・・」
言葉がつまった。
(あれ?内科って、こういう手紙くるの?なんか初めてなんだけど・・・)

「リコ、それ何の手紙ぃ??」
友達に聞かれた。
「え?あぁ。内科・・・」
私はそう答えた。
「えぇ〜!?内科? なんか珍しいねぇ!?」
友達に言われた。
(やっぱり・・・なんか不思議だよね)
「でしょ?なんか、変なんだよねぇ」
そうとしか言えなかった。
あの日のことは、絶対私しかされていなかったはず。
あのときの先生の様子だと・・・
そうだよね。我慢してたっぽいもんねぇ・・・
嘘でしょ?
二次検査・・・
あのオッサン何するつもりなんだ・・・

そう思いつつ私は手紙を鞄にしまった。

――下校。

電車の中は混んでいた。
その中で見た事のあるようなオジサンが居た気がした。
(いや。違うか・・・)
最寄駅。
私は電車から降りた。
すると
トン。
肩を掴まれた。
「!?」
ビクン
と私は驚きながら・・・
後ろをゆっくりと振り向いた。

そこには・・・・
こないだの医者のオジサンが立っていた。

「やあ。また会ったね?」

また会ったね。じゃない。
絶対にストーカーしていたに違いない。

「検診の手紙見たかな?」
そう私に問いかけてきた。
私は
「はい。 でも、行きませんから」
と答えた。

「ふーん?いいんだ。映像・・・」
ギクッ
私は、内心焦った。
冷や汗がこぼれおちる。

「じゃあさ?検診に来るのと、僕の家に来るの。どっちがいい?」

究極の選択肢を出された。

これはマズイ!
私は、そう思った。
映像をばら撒かれるのも困るが・・・

家は危険だ。

ならば・・・・

「検診に行かせていただきます。約束は守って下さいね」
そう伝えて、一目散に家に向かって、足を止めずに走ったのだった。

―――――――――――――――――――――――

二次検査当日。
学校の帰りに寄る事にしていたので、服装は制服だ。
なんか嫌な感じもするが・・・
しかたない。

「はぁ〜あ・・・」
待合室で、何回も漏らしてしまった溜息。

(なんで、こんな事になっているんだろ・・・)

そう思っていたとき。
私の番が来た。
名前を呼ばれ診察室へ。

ガチャ

「やあ。ちゃんと来たね。来なかったらどうしようかと思ってたよ」
ニヤリと悪い笑み。
(この男。最悪だ。)
「はい。」
私はイスに座った。

「じゃ、いきなりだけど、徐々にエロい感じに服を脱いで行ってくれるかな?」

(はぁ?)
でも・・・
ここは、断れない。
エロくはできないけど・・・
ゆっくりだったら、できるかな・・・

私は言われたとおりに
ゆっくりと、ゆっくりと・・・
ブレザーを脱ぎ。
ブラウスを脱ぎ。
スカートを脱ぎ。
ブラを・・・・
外せなかった。

「あの・・・・」
「どうしたの?脱げないのかな?」
(このクソジジィめ・・・)
私は、対抗するかのように
素早くブラのホックを外し、ブラジャーを脱ぎ棄て、パンツも脱ぎ棄て。

――全裸になった。

「う〜ん!いいねぇ。じゃあ、その診察台に横になって」
言われたとおり。
私は横になった。
勝手に足を掴まれ、開かされた。

マンコはエロ医者にまる見え状態。

少し上体を起こして、先生を見上げると・・・
カメラを持って録画やら、写真やら・・・
とにかく私を映していた。

「どう?恥ずかしい?濡れちゃう?」
先生は色んな事を言いながら、私のマンコを見ている。
返事をしないでいた。
すると。

じゅるじゅるじゅるぅぅ
「んぁぁぁぁ!!!」
いきなりの事だった。

先生は私のクリを舐めたり、吸ったり。

よだれが垂れてきているのが分かる。

私の愛液も出てきているようで、びちょびちょに・・・

「んっ・・・・せんっ・・せ・・」

先生は私のマンコを舐めるのに夢中で返事をしてくれない。

「ぅあっ!・・・・んんっ・・・はっ・・ぁ・・はぁ・・・」

私は診察室で大きな声を上げてしまいそうになる。

二次検査というよりは、ヤられに来ただけとしか言いように無い。
(いやだ・・・このまま・・・最後までされたら・・・)

そこへ・・・

「先生!次の患者さんの時間が押しているんですけど・・・」

天使だ!
看護師さんが外から、声をかけてきた。

きっと先生に言われて入るのを許されていなかったんだ。

でも、良かった!
これで終わる・・・・

「ちっ。じゃあ、今日はこれで終わりだな。いいか。朝の電車。覚悟しておけよ」
先生は言った。
「へ・・・・?」

「エッチな下着か、ノーパンにしておけよな。月曜日・・・」
先生はそう言って、この診察室から出て行った。

「・・・・・」
取り残された私は・・・
無言で服を着て、診察室を出て行った。

(どういうこと・・・?電車って・・・)

今日は金曜日。
ってことは、来週・・・・

私は、いい事があるような気は一つもしなかった。
月曜日が恐い・・・



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