2013.01.20.

走  狗
04
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■ 第1章 出来事4

 俺は、1本目が終わった後、もう一度同じファイルをクリックした。
 ハードディスクにダウンロードしたデータまで、消えてしまうのが心配だったからだ。
 だが、俺の予想を裏切って、ファイルは何事もなかったように起動した。
 俺は、その結果に安心して、2本目のデータファイルを起動する。
 2本目の始まりも同じ倉庫だったが、今度は昼間らしい。
 陽の光が燦々と注ぎ、かなり明るい画面だ。

 工場の扉が映し出されている。
 全く同じ映像が、3分ほど変わらず続く。
 俺は、壊れたかと思いマウスに手を伸ばした時、音声が入って来た。
『来た来た』
 小さな声だが、ハッキリと聞こえる。
 すると、数秒後いきなり工場の扉が開き、その向こうに息を切らせた香織が現れる。
『遅い遅い…指定時間から5分も遅れた…これは、罰が必要ね…』
 カメラの女が大声で、香織に宣告する。
 香織は胸を押さえ、フラフラと工場内に入ってくると
『そ、そんな…私…今日は…お友達と…買い物に…行って…近くに居な…かったんです』
 呼吸を整えながら、近寄りつつ抗議する。
『そんなの知らないわよ。香織ちゃんは私達のオモチャなんだから、遊びたい時に遊ぶ…何か変?』
 目出し帽の女が、笑いながら質問を返してくる。

 香織は言い返そうとしたが口をつぐむ、アップの顔から傷が癒えきっていない所を察すると、1本目とそう日にちは経っていないと推測した。
『へぇ〜っ、一昨日あんな目に逢ったのに、もうお友達とお買い物に行ったんだ、随分神経が太いな…』
『だから私が言ったでしょ…、気が強いって。ちょっとやそっとじゃ、へこたれない女なのよ…』
『じゃぁ…今度はじっくり楽しめるね…この間のオモチャは、4ヶ月で壊れちゃったしね』
『俺、こんな生意気な女が、許してって泣き叫ぶの、凄っげー興奮するんだ…。ぶち壊したくなるんだよな』
 この台詞の間、アップの香織の表情は、怒り、驚愕、侮蔑と変化し最後は諦めに変わった。
『さあ、ボーッとしてないで服を脱ぎなさいよ…それとも、この間みたいに扱われたい?』
 カメラの女が香織に声を掛ける。
 香織の表情は、一瞬驚き、唇を噛んで項垂れる。
 香織は項垂れたまま、カーデガンを肩から滑らせブラウスのボタンに手を掛けた。
 下着姿になった、香織を見て目出し帽の女が
『あれー、この間言った事、もう忘れてる。駄目じゃない…物覚えが悪いの〜それとも、私が忘れてると思ったのかな〜』
 つかつかとフレームインして、香織に近づくと、いきなりビンタをして髪の毛を掴み、頭を振り回す。

 ポケットから、ジャックナイフを取り出し、刃を出すと香織の下着を切り取った。
 全裸にされた香織は、胸と下半身を手で庇い、身体を縮こまらせる。
 香織から下着を剥ぎ取った、目出し帽は香織の目の前に下着を突き出し、ナイフで細切れにした。
『言ったでしょ。オモチャに下着は要らない…見つけたらバラバラにするわよって。何度でも刻んで上げるからね』
 ナイフをちらつかせ、刃を戻しながら香織に告げる。
 香織は震えながら、残骸になった自分の下着を、見詰めている。
『今日は何のために、呼び出したと思う?解らない…そう…。じゃぁ教えて上げて…』
 カメラの女がそう言うと、大柄な男が前に出て来て、黒い鞄を差し出し
『今日から、香織ちゃんの身体を、オモチャに相応しいように、変えてやるんだよ…これがその道具』
 男はそう言うと鞄のチャックを開け、中身をカメラに向けると、香織に見せる。
 香織の表情は驚き、恐怖に引きつり、嫌々をしながら震え出す。

 それは、そうだろう訳の分からない、淫具がびっしり詰まった鞄を見れば、誰でもそうなる。
『こないだ、やった時さオ○ンコもアナルもギュウギュウだったじゃん。俺らが使い易いように、もっと広げてやっからさ』
『何でも飲み込めるように、拡げてやるから。感謝しろよ』
『あたしは、香織ちゃんの躾担当。オモチャの言葉遣いとか、態度とか教えてあげるね…』
『今日の撮影は、DVD5台よ…。色んなアングルで撮って上げるね〜』
 恐怖に引きつり立ちつくす香織の周りに、喋りながら一人、また一人とフレームインして取り囲む。
『さあ、遊んで上げるわね…タップリ泣き叫んで頂戴…』
 カメラの女の声で、香織の両手を二人ずつ掴んで、場所を移動する。
 今日香織が嬲られる、ステージへ…。

 カメラが振り向いた所には、1m程の鉄パイプと麻縄の束、そして天井からはクレーンとその周りを囲むように配置された4台のカメラ。
 カメラの配置は、左右に三脚で1台ずつ設置され、上を通っている鉄骨に1台固定し、正面の地面に角度を調整して置いて有った。
 香織はその真ん中に立たされ、全裸の身体をモジモジと隠そうとしている。
 大柄な男が香織の両手を掴むと、今日は革手錠が嵌められ、クレーンを操作して香織の両手を引っかけ、上に引っ張った。
 他の男達は、香織の足下で両足首に、麻縄で鉄パイプを固定している。
 男達が香織から離れると、香織の姿は大きく足を開いて人の字のように見える。

 男達と交代し、目出し帽の女が手に麻縄の束を持って、フレームインして来た。
『香織ちゃんの身体を、飾り付けして上げるね…』
 そう言って、麻縄の長さを調整しながら近寄って行く。
 香織はこれから自分の身に、何が起きるか解らず、恐怖に震えている。
『私はね、縄で縛ったりするのが、大好きなの…。歪に崩れて行く身体を作るのが、堪らないのよ…』
 そう言って香織の身体に、縄を掛けてゆく。

 シーンが切り替わり、目出し帽の女が香織の身体から離れると、香織の身体には無数の縄が掛けられていた。
 乳房の根本には3重に縄が巻かれ、その端は首の後ろを通り反対側の乳房を絞り上げている。
 首の後ろに通された縄のため、香織の乳房は大きく上に引かれ、ロケットのように突き出し、それを更に縦に縄で絞り、歪な瘤のように成っている。
 そして、上にあげた手も二の腕、肘、腕、手首と縄を掛けられ、ピッタリと合わせられ。
 腹、腰、股関節もきつく縄が食い込んでいる。
 香織は身体全体を、縄で絞られ呼吸が浅く速くなっていた。
『ほーら、綺麗になったでしょ…。今日のポイントはやっぱり、この乳房ね』
 そう言いながら、パンパンに張った、香織の乳房の表面を尖った爪の先で、撫で回す。
『い、いやー…や、止めて…く、下さい…お願い…お願いします…』
 香織は固く目を閉じ、プルプルと震えてながら、哀願している。
『フフフッ、気持ち良いんでしょ…こうするとね、皮膚がパンパンに成って、超敏感になるのよ…後で効いて来るからね』
 含み笑いをしながら、サワサワと爪を立てて撫で回る。

 そして、またもシーンが切り替わり、香織の顔のアップが現れる。
 香織の顔は、涙でビショビショになり、汗だくで青ざめていた。
『今日は…、5月3日…です。今日の私は…こんな風…に改造されました…。この後…私…の身体が…どうやって変わるか…ご覧下さい』
 香織は、鼻水を垂らして泣きながら、それだけ言うと項垂れた。
 カメラは香織の全身を映すべく、パーンアウトしていった。
 俺は思わず息を飲んだ。
 香織の両の乳房は赤黒く鬱血し、所々花が開いたように赤く染まっていた。
 そして、股間に蠢く5本の棒…まごう事なき、バイブレーターだった。

 カメラは、ズームアップしてオ○ンコに刺さる3本と、アナルに刺さる2本のバイブを映し、それぞれの穴から滴り落ちる、血の量を映して移動した。
 乳房に移動したカメラが、鬱血した乳房をアップで映すと、赤い花は内出血のようだった。
 シーンが切り替わり、全く同じアングルで始まった。
(こいつら…調教前、調教後の違いを見せつけるつもりか…)
 そして、香織がどうやって3本もの、バイブが入るようになったかを、見せつけてゆく。
 俺の目の前では、足を開いて固定したパイプを、頭の上まで引き上げられた香織が、替わる換わるバイブを突き刺しねじ込れていた。
 泣き叫び哀願する香織を嘲笑い、叱咤し、打ち付ける4人。
 無惨に広げられた、香織のオ○ンコとアナルは皮膚が裂け、血が滴り落ちている。
 目を剥いて、大きく口を開けたままで、気絶する香織の乳房を、目出し帽の女がプライヤーで摘む、これが内出血の原因らしい。

 そして、陵辱が終わり、拘束を解かれた香織は、踞って泣いている所に又も小便を掛けられ解放された。
 俺の手は、いつの間にか血が滴り落ちている。
 握り込んだ手の、爪が掌の肉に食い込んでいた。
 しかし、これはまだ序の口でしかない事を、この後嫌と言う程思い知らされる。
 俺の中に、狂気の種子が植え込まれるのはもう少し後だった。

 シーンが切り替わり、何処かの人通りの少ない道路で街灯の明かりに照らされ、香織がグチャグチャの髪と視線の定まらない表情で映し出された。
『今日は、5月10日です。今日の私は、こんな風に成りました…』
 香織の全身像は、全裸の上にボロボロになったブラウスを羽織り、スカートは足下に絡みついてビショビショに濡れ、股間からは又も血が流れていた。
 フラフラと立っていた香織は、ペタンと地べたに座り込むと、そのまま崩れて行った。
 次の瞬間、画面は同じ場所だが、まだ少し明るい時間に戻った。
 怯える香織は、俯きながら歩いて行く。
 1件の店の扉を開けて、中に入ると大音響で音楽が成っている。
 中には20人程の男達が、酒を飲んでいた。
『おっ、主役の登場だぜ…ホントにこの子、好きにして良いんだな…』
 素肌に革のジャンパーを着た男が、大柄の男に聞いた。

 それを聞いた、香織の表情が凍り付き、目を大きく開いて男を見る。
『男は、ああ…オ○ンコでもアナルでも口でも何処をどう使っても良いぜ、いっぱい中に注いでやってくれ』
 そう言って香織を、革ジャンパーの男に突き出す。
 この時、カメラが店の壁に掛けて有るデジタル時計を映し、時刻は19:23を示していた。
 この後、総勢20人を超える男達に香織は輪姦された。
 何度も何度も、叫び、泣き、哀願した。
 しかし、男達の誰もそれに、耳を貸す物は居なかった。

 余りにも長い陵辱だったため、場面は何度か飛んでいた、その度にカメラに時計が映され、最後は02:35だった。
 7時間を掛け、香織は100回以上の精を身体に放たれ、その全身に擦り付けられる。
 ボロ雑巾のようになった、香織の股間に革ジャン男の一人がビール瓶を持って近づくと、オ○ンコの中に突っ込む。
 香織の身体がビクン、ビクンと2度程跳ねると、オ○ンコの中から、プシャーとザーメン混じりのビールが溢れる。
『流石に、これだけやられたら、出来チマうだろ…。せめてもの情けだ…』
 そう言って、オ○ンコから引き抜いた、ビール瓶を投げ捨てた。
 革ジャン男は、ポケットから1万円札を取り出し、大柄な男に渡す。
 大柄な男はそれを受け取ると、香織にスカートを穿かせ、ブラウスを羽織らせて、汚物でも扱う様に、後ろから足裏で蹴りながら、店を出た。
 そこで、2本目のファイルが終了した。



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