2007.06.04.

ゆかりの性態系
03
YUKARI



■ 3

■引き込まれた真衣子

午後9時を過ぎても「花の金曜日」
緩和されたとはいえ、都会の渋滞は真衣子の苛立ちをいっそうかきたてる。目の前を走るタクシーにはユキオとゆかりが乗っているのだ。

やがて、真衣子達のジムから約1時間程車を走らせた雑居ビル前で、タクシーは停まった。
「……このビルね。一階は居酒屋かしら?二階と三階は明かりが消えたままね……」真衣子は二人がビルに入って行くのを確認すると、近くのパーキングに車を駐車して、ビルの入り口へと歩み寄る。さわやかな5月の夜風をよそに、階段を上がる……。

「有限会社・叶……ファッション下着制作・販売? ……」
4階の事務所入り口の前に佇む真衣子の背後から、不意に人影が近づいてきた。

「あのう……」

突然の声に、はっとして振り向くと、一人の女子高校生が立っている。

「母と姉がこの会社を経営しているんです。私も手伝ってますけど……何かごようですか?」
制服姿のあゆみだった。

「あ、ああ、すみません。友達がこちらに来ているんじゃないかと……」
真衣子はとっさに応えるが、動揺を隠せない。

「ああ、この前モデルになってもらったユキオさんのことですか? 多分今夜も撮影だとおもうんですが、よかったらどうぞ」

(モデル? ……下着のモデルをやってるの? ……たしかにユキオはスタイルがいいし)

「あなたもジムの方ですか? スタイルもいいしきっとあなたもモデルに向いてますよ」

「えっ、あ、はぁ……」
戸惑う真衣子の腕を取りあゆみは事務所のドアを開けた。


応接室に案内され、真衣子はソファーに腰を下ろした。高校の制服とはいえ少し動いただけで下着が見えてしまいそうなあゆみのミニスカートに目を奪われながらも、ユキオの事が気になり落ち着かない。

「あいにく母はまだ戻ってないようで……ユキオさんは撮影に備えて着替えてるようです。それまでコーヒーでも飲んで待ってて下さいね」

そういって真衣子にコーヒーを差し出すあゆみが、ちょうど真衣子の正面に腰を下ろすと、ミニスカートの間から、高校生のものとは思えない紫色のレース地の下着が丸見えになっていた。

(なに、すごく大人の下着……わざと見せてるのかしら……)

同じ女性でありながら、真衣子はあゆみの下半身がどうしても気になり、チラチラと目線を送っていた。

(……そ、それにしても……ユキオ……お、遅いわ、それに……なんだか……ね、眠く……)
不意に襲って来た睡魔が、徐々に真衣子の思考を鈍らせていく……

「どうしたんですか? 顔色が……」

あゆみの呼びかけがだんだん遠くなり、真衣子は深い眠りについた……。

ソファーには美しい黒髪のショートカットにTシャツ・ジーンズ姿の真衣子が横たわっている……真衣子が堕ちたのを確認すると、あゆみはスッと真衣子に近づきジーンスのファスナーをゆっくりと下ろし始めた。

「フフフ、また素敵なモデルさんが手に入ったわ……」

真衣子を白いスポーツビキニ一枚だけの姿にすると、両手を後ろ手に縛り、真衣子のスポーツビキニの中に指を入れ、白いクリームのような物をその股間に塗り込んで行く……強力な媚薬である。

「そろそろ、母さんが帰ってくるわね……」
あゆみは眠っている真衣子にそっとキスすると、自らの右手を紫色のショーツに当て、ゆっくりと動かし始めた……。

「はぁぁ、むうぅぅ……はぁぁんん」

ピチャピチャと指先と肉壷がイヤらしい音を立て始める……あゆみはその本性をむき出しにし、横たわる真衣子に寄り添いながら、制服を身に着けたまま腰を動かし続けた……。

■堕落

「ぁぁぁんんんん!!!! はぁぁぁんん!!!」

ジュボ……ジュボ……ジュップジュップ……

ゆかりの『口撃』が容赦なくユキオのペ○スを責め上げる……。

ジュブル、ジュブブウ……ヌチュ、ヌチュ……

「あぁぁぁ!!!! おおおおおぉぉおぉぉ!!!」

ユキオの絶叫だけが響き渡り、ゆかりの右手が加速して行く……

ジュプジュプジュプジュプゥゥウ!!!!

肉壷とは違った口内の感触……ゆかりやみゆきのそれは、まさに『神業』であった。

責められるユキオの精神は、ペ○スのみの集中させられ、自由なはずの両腕・両足はピンと伸びきり、痙攣し続けるのみであった。

「!!!!! はぁぁぁぁ……んんんんん……イ、イクウゥゥゥゥ!!!!」

ユキオが激しく腰を動かすと、ゆかりは素早く密壷と化した自分の下半身で、はち切れそうなユキオの男根を呑み来んだ!

同時に二人は唇を重ね、お互いの舌を絡め合わせると、頂点目指してさらに淫らな声を上げ続ける……。

「!!! ムぅぅぅんんん!!! は、はぁぁんん!!」
「アンッ! アァァァァンンン!!!!」

ヌプチュ、ヌプヌプ……ジュプジュプ……ヌチュルヌチュル……ジュプジュプジュプ!!!!

重なり合う肉体から、熱湯のような淫乱な蜜が溢れ出す。

「ァァアァァァァアアアア!!!! ユ、ユキオォォォ!!!!」

ビクビクビク!!!!!!

堕ちて行く二人の姿を一台のビデオカメラが捕えていた……。



カメラの映像は、別室で拘束されている真衣子の目の前で流れていたのだ……。

「どう? ユキオさんのイキっぷりは……」

愕然とする真衣子の耳にフッと吐息をかけ、自由を奪われた体に指先を這わせる……あゆみの瞳が妖しく光りを放つと、ゾクッと真衣子の肩が震えた。

「あなたの体……楽しませてもらうわね……」

こんな状況にありながらも股間が熱くなっている事に戸惑う真衣子は、それが眠っている間に塗り込まれた媚薬の力だとはわからない……。

■抵抗

「フフフ、ユキオさんもこうやって堕ちていったのよ」
真衣子の意思に反して、ジワリと湿気を帯びた股間にあゆみの指先が軽く触れる……。
ビクッと真衣子の腰が反応し、白いスポーツビキニのシミが少しずつ広がって行く……。

(ま、まずい……このままじゃ……アァ!!)

「お母さんが帰ってくるまでに堕としてあげるからね……」
あゆみは自信に溢れた表情で、執拗に真衣子の股間を愛撫し続けた。

勝ち誇ったあゆみがその指先を真衣子の密壷に差し込もうとしたその時!

バッと真衣子があゆみに抱きつき、床に押し倒す!両手を縛っていたロープが緩んでいたのだ!

もみ合いながらもなんとか立ち上がったあゆみは、しまったという表情で距離をとろうとする。
しかし、ジムのインストラクターでもあり空手の腕前も初段の真衣子の素早さが勝っていた!

ドスッ!

真衣子の膝があゆみのみぞおちを捉える!

「うううっ!! …し、しまっ…た…」

あゆみはガックリとその場に崩れ落ちる……。

「ハァハァ……」

グチュグチュに濡れた股間を抑えながら真衣子はあゆみを拘束した。



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