2017.09.23.

悠里の孤独
002
横尾茂明



■ 刻まれた快感2

 祥一が高校3年、妹の静恵が中学1年、歳が5つ離れた妹は幼いころより兄を慕い、何処に行くにも兄の後ろを追いかけていた。
そんな静恵は幼いころより街で噂されるほど可愛く、中学校に上がったときは上級生の男子生徒らが我先に教室の廊下に押しかけたほどだった。

その年の夏休み、実家の酒蔵では10年に1度行われる機械や容器の大々的なメンテナンス時期で、父母らはメーカーの技師らと早朝より酒蔵にこもりきりとなり妹の面倒は祥一の役目になっていた。

そんなある昼下がり、祥一が部屋で受験勉強をしていたとき静恵が数学を教えて欲しいと部屋にやってきた。
祥一は椅子を引くと、いつものように膝の上に静恵を座らせた、静恵は教科書の平面図形の頁を開き「この面積の求め方が解らないの」という。
祥一は教科書を一瞥し余りにも簡単なその問題に苦笑が禁じ得ない、「これはね…」と祥一はノートに図形を描き問題の面積部に色を塗りわかりやすく解説していった。

「うゎ…そうなるんだ、色を塗るとこんなにわかりやすくなるんだ!」と嬉しそうに祥一を振り返った。
そのとき静恵の尻が動き、それまで圧迫されていたペニスが横にしごかれズキっと痛む、と同時に静恵の甘い香りが鼻をくすぐった。

「静恵、おまえいい匂いがするぞ」

「フフッいい匂いってどんな?」

「んん…女の匂い」

「だって私、女だもん、ほら胸もこんなに大きくなったんだよ、お兄ちゃん触ってみる?」
振り向いたまま静恵は小悪魔の様に祥一を見つめ胸を張った。

その視線に促され祥一は妹の胸に視線を転じた(おっ、知らぬ間にこんなに大きくなってたんだ)
花柄プリントのTシャツに乳首とおぼしき突起がクローズアップされ、全体が揺れて見えた。

妹の乳房…そう思えど祥一も男、以前より女性の乳房に触れたいとの想いは強く、触ってみる?と問われれば(触りたい)と思うが男の心情。

「どれどれ」と戯けて言ったものの正直心は震えた、祥一は手を伸ばし乳房に軽く触れ妹の反応を見る、拒否られればすぐ手を引くつもりの挑戦だったが…なおも妹はもっと触れといった眼差しで見つめている。

それならばと祥一は禁断の想いを捨て去りその乳房を軽く握ってみた(あっ、あぁこんなに柔らかいんだ…)
手のひらに伝わる柔らかな感触、今まで経験の無いその艶めかしい感触は祥一の脳を焼く、(出来るものならじかに触れたい、頬ずりもしたい)そう想え心が濡れた、その刹那…抑えられていたペニスに血がたぎった。

興奮を気取られぬよう極力平静を装い「中学生なんだからノーブラはマズい、ほら乳首がTシャツから透けてるじゃな…」
途中口中が乾き舌がもつれて語尾が流れた。

「あら本当だ…だから杜氏さんたち私の胸ばかり見てたんだ」と妹は子供ぽくあっけらかんと言い放った。

「バカおまえ酒造場に行ったのか!、この前も酒造場には行っちゃダメって母さんに言われたばかりじゃないか」

「フフッだってあそこクーラーが効いてて涼しいもん、でもお兄ちゃんが行くなって言うならもう行かないよ、じゃぁ次はこの問題ね」

危うい、祥一はそう思った、酒造場には渡り杜氏も多く。中には荒くれ者もいる、大人びて見える静恵は兄から見てもその美しさは見惚れるほど、雇い主の娘だからといって手を出さない保証は何処にも無い、いつか酒造場の陰に引きずり込まれ悪戯されやしないかと危惧感で胸が締め付けられた。

「お兄ちゃん、聞いてるの? ここの面積の求め方だよぉ」

「ああこれも先と同じさ、この箇所に…」祥一は赤鉛筆で色を塗り始めた、ペニスは依然 静恵の尻に圧迫されズボンの中で悲鳴を上げていた。
祥一は堪らず腰を少しずらした、そのとき静恵が「ウッ」と声を洩らし「固いものがお尻に当たっているけど…なぁに」と手で尻の下をまさぐった。

「まっ!お兄ちゃんのおチンチン固くなってる…」そう言いながらズボンの上からペニスを摘まんできた。

祥一は静恵に気付かれ消え入りたい想いで「ゴメン、静恵の胸にさわったら固くなっちゃて…」

「フーン、オッパイ触るとおチンチンって固くなるんだ…だったらもっと触って」そう言うとTシャツをまくり上げ乳房を露わにして振り返った。

「お前なんてこと…」と言いながらも真っ白で形よい乳房と桜色の愛らしい乳首に眼は点になった。

「うゎっ、お兄ちゃんおチンチン動いたよ」摘まんだペニスが反り上がるのが面白いのか、静恵は祥一の膝上から降り机の下に潜って祥一のペニスを握った。

「あっ、カチカチになった、じゃぁもっと動かしてみよ…でも小学校のころお兄ちゃんと一緒にお風呂に入って見せあいっこしたでしょ…その時お兄ちゃんのチンチンに触ると大きくなったよね…あのとき本当は気持ちよかったんでしょ、フフッこのぉスケベ兄貴たらぁ、でも最近は静恵とお風呂に入ってくれないね、静恵お兄ちゃんのおチンチンもう一度見たいな、チャック下ろしていい?」

「ダメェ、お兄ちゃんはもう大人だからダメェ、さぁ問題の続きやるからちゃんと座って」
静恵は渋々机の下から這い出るも、ズボンの前を膨らますその上に座るのはためらわれ「お兄ちゃん、そこ窮屈だから畳の上で教えてよ」
そう言うと膝立ちで椅子を回り込み、畳の上にうつ伏せで寝そべった。

「しかたないなぁ」祥一はノートを手にすると静恵の横に並んでうつ伏せに寝た。
「さぁ静恵ここに色を塗って」と図形を示す、すると静恵は赤鉛筆を持ち体を祥一に思い切り押しつけてきた。

「静恵、そんなにくっついたら暑いよぉ」そのとき妹の甘い体臭が鼻をくすぐった、その体臭が昨夕の恥ずかしい失態を思い起こさせる。
祥一は街まで参考書を買いに行き夕方自転車で戻ってきた、体は汗と砂埃にまみれ汗を流そうと風呂場に飛び込んだ、そのとき脱衣場では妹が下着を脱ぎ湯殿の扉をちょうど開けるところだった。

「ワッ驚いた!お兄ちゃん急に開けるんだもん」

「バカ、兄貴より先に入るやつがいるか!」照れ隠しに強い語調で言いつつも妹の大人びた正面裸像をまじまじ見つめてしまった。
「ごめんなさい、お兄ちゃんまだ帰ってこないと思ったもん」と…兄の視線が自分の胸と股間に注がれているのを感じ「ほら毛が生えたのよ」と屈託無く腰を突き出し「前みたいに一緒にお風呂に入って見せ合いっこしない?」と見つめてきた、その距離わずか50センチ、そのとき妹の甘い体臭が鼻をくすぐった。

「何言ってんだ!」祥一は恥ずかしくなり戸を勢いよく閉め自室に駆け上がった。
動悸は高まり静恵の性器映像が脳裏をいつまでもさまよう(知らぬ間に大人の体になっていた…)あの陰毛…剥き出しのスリットを僅かに隠す程度だった、真っ白な恥丘に淡い翳り…祥一の脳は爛れた、それにペチャンコだった胸も乳房に変わっていた、その日は初めて妹に「女」を感じた日だった。

その「女」がいま体をピタリと寄せ、女の匂いを放っている、再びペニスに血が滾り、伏せているのも次第に辛くなってきた。
祥一は体を横に向け股間を開放すると静恵を見つめた、(知らぬ間にこんなに綺麗になって…)涼やかな美少女…そんな形容がこの妹にはあってると感じた。

一方静恵は指示された図形に夢中で色を塗っている、祥一のペニス先端はズボン越しに静恵の腰辺りに当たっていた。

「お兄ちゃん、息荒いよ」言いながら突然祥一に振り向き、意味有りげに「お兄ちゃん変なこと考えてたでしょう…フフッほらこんなに固くなってる」静恵は腰に当たってたペニスをズボンの上から握り勝ち誇ったような顔をした。

「お兄ちゃん、本当は私のおっぱいにもっと触りたいんでしょう?」

「う、うん…」

「じゃぁシャツ脱いであげるね」静恵は上半身を起こすとTシャツを頭からスッポリ脱ぎ、ゴロっと仰向けに寝ると「触ってもいいよ」と胸を反らせた。

祥一の目の前に妹の濡れた唇と眼下には真っ白な乳房が息づいていた、祥一は暫し息を呑み、堪らずその乳房を握りしめた。
「あっ、お兄ちゃんそんなに強くしたら痛いよぉ」言うと静恵は祥一のズボンの中に手を入れ、ペニスをみつけじかに握ってきた。

そのとき静恵の心中は思春期の性の憧れと好奇心に満ちあふれ、兄のペニスを握ってると思っただけで性器が濡れた、だがそれを兄に気取られぬよう思い切り子供ぽく振る舞い甘えて見せた。

「お兄ちゃん、大きくなってきたよ、うゎ固い…ドクンドクンって脈打ってる、お兄ちゃん男の人って気持ちよくなるとどうしてここが固くなるの」

「んん…静恵のここに入れるためさ」祥一は手のひらで静恵の股間を軽く叩いた、叩いてからスゴイこと言ってると思った。

股間を叩かれ静恵の顔から子供ぽさがフッと消えた、静恵は目を瞑ると胸を張った、祥一は再び乳房を柔らかく揉み、程なくしてその乳房に頬ずりすると「静恵…」と小さく呻き桜色の乳首を口に含み強く吸った。

「あぁぁ」と静恵の口からうめき声がもれる、祥一の手が乳房から離れ下の方へと動いていく、その手のひらがへそ付近に当てられそのまま静恵の短パンの下を潜る…やがてその指先は陰毛に触れさらにその下の柔らかなスリットに行き当たる、そのとき祥一の目の前には桜色のもやがかかっていた。

中指でスリットを割る、すると少し硬めの突起物に触れ指先はそのまま深みへと嵌まっていった、その深みはまるでお湯が沸き出す泉だ…。
どうせ途中で拒否するだろうとの想いで始めた禁断の行為、だが…意に反し静恵は最後まで拒否しなかった、それどころか肩を震わせ顔を祥一の胸に埋めペニスを強く握り返してきた。
依然指先はぬかるみに漬けられ指の根元は固くなりつつあるクリトリスを感じていた。

「静恵…動かそうか」と震える声で囁き、指を上下に動かし始めた、指の根元付近でクリトリスを刺激し指先は膣に挿入されつつあった。
妹の興奮は肩の震えとうめき声でその高まりが判った、その時点で妹がオナニーを常習していることも見当は付いた。

(子供と思っていたが、知らぬ間にオナニーなんか覚えて…たぶん逝くことも経験しているんだろうな)と心の片隅で思った。

だが祥一とて女性器に触れるのは初めての経験、今まで親に隠れビニ本やエロ本で女性器の構造や何処を刺激すれば女は気持ちよくなるかなどは知り、友人の中には既にSEXの経験者もいたため耳学問ではあるが女体の急所はおおよそ掴めていた。

しかし現実は想像を遥かに超えた、いま女性器粘膜に直に触れそれを擦っている(あぁこんなに滑らかで気持ちいい感触だったなんて…)
祥一はとろけそうな感触に夢中になり性器への刺激を早めた、そうすること数十秒…静恵が突然「あぁっ」と叫び己の性器を指に押しつけてきた。

そして両手で祥一にしがみつき一際大きく震えた。
(あぁぁお兄ちゃん…大スキ…くぅぅぅ、あっ、あっ、いぃぃぃぃ………」腰を激しく震わせ兄の手で逝かされる妹、祥一も感極まり思い切り抱きしめていた。



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