宿題にまつわる五つの話。
八千穂「あーん数学の課題やってくるの忘れちゃったよー! 九チャン、見せてくれない?」 九龍 「しょーがないなー、やっちーは。ほら早く写しちゃいな」 八千穂「ありがとうー! ……でも九チャンって毎晩遺跡に潜ってるのによく課題やる暇あるよねー。いつやってるの?」 九龍 「寮帰ってから夕食までの間」 八千穂「え、それって一、二時間ぐらいじゃない!? すっごーい!」 九龍 「いやー、だってどうしてもわからない時は答えを見ればいいわけだし」 八千穂「……え?」 九龍 「ここのセキュリティってザルだからなー。鍵もかけてない机の中に答えしまっとくんだもん」 皆守 「カンニングかよ」 |
あくまで要領よく。(解ける時は普通に解くぞ・九龍談)
みさえ 「しんのすけ! あんた宿題やったの!?」 しんのすけ「ん〜これ見てから〜(ぱりぱりもぐもぐ)」 翌朝の学校。 しんのすけ「オラと大親友の風間く〜ん! 宿題見せて〜!」 風間くん 「このくらいの問題いい加減自分でやれこの馬鹿ーっ!」 |
セデル 「うーんうーん。わかんないよ〜」 ルビア (どうしてお兄ちゃんって頭はいいのに勉強は全然できないんだろう……)←どんな問題でも簡単にわかってしまうのでどこがわからないのかわからず人に教えられない アディム「セデル。僕が教えてあげようか?」 セデル 「わーい、ありがとう! お父さん、教えて教えて!」 アディム「ああ、ここかい? ここはね、これこれこうすればいいんだよ」 セデル 「うわー、お父さんすごーい! すごくわかりやすいや! やっぱりお父さんは頭いいんだねっ!」 アディム「そんなことはないよ(にっこり)」 ビアンカ「……アディム、あなた明日も早いんだからいい加減寝たら?」 アディム「いや、二人が明日勉強してくるところまでは予習しておかないと……!」 ビアンカ「なにもそこまで見栄張らなくても……わからないならわからないって言えば」 アディム「ビアンカ! 君は僕にあの子たちの期待を裏切れと言うのかい!? 僕に向けてくるあの子たちの尊敬の眼差し……! あれを曇らせることなんてできるもんか!」 ビアンカ「そういうのを身に合わぬ無理って言うんじゃないのかしら……」 |
お父さんは大変です。
堀尾 「おーい天野、お前数学の宿題やってきた?」 天野 「え……数学に宿題なんてあったっけ……?」 堀尾 「馬鹿なに言ってんだよ、やってこなかったら補習だってセンセー言ってたじゃん!」 天野 「マジ!? や、やばいどーしよう……リョーマ君、お願い、写さして!」 リョーマ「なんで俺が」 天野 「そんな冷たいこと言わないでよ〜! 今日なんでも好きなものおごるから!」 リョーマ「……ふーん。大きく出たね」 天野 「写さしてくれんの!?」 リョーマ「ダメ。俺もやってないから」 天野 「……リョーマ君……」 堀尾 「なんだよ期待させんなよー!」 天野 「堀尾君もやってないんだ……」 勝郎 「……あの、僕の写す……?」 天&掘 「カチロー(君)〜!(涙)」 リョーマ「写すから早く出して」 堀尾 「お前態度でかすぎ!」 |
中学生らしく。
滝川「そりゃいろいろ大変だけどさ、俺学兵になってよかったよ。仕事してりゃ授業サボってもあんま文句言われないし、なんたって宿題がないもんな」 舞 「お前はそんなに宿題が嫌いなのか?」 滝川「だってよー、家帰ってまで勉強したくねぇって思わねぇ?」 舞 「家で勉強以外にどんなことをしているのだ」 滝川「え、えーと……そりゃ、アニメ見たりー、プラモ作ったりー、漫画読んだりー……」 舞 「たわけ」 滝川「な、なんだよー! そういうお前はなにやってんだよー」 舞 「私か? 私はそうだな、高等数学のいまだ証明されていない定理に思いをめぐらせてみたり……」 滝川「うげ……」 舞 「他には……ね、猫の写真集を眺めたり……」 滝川「は? ……猫?」 舞 「! 今、似合っていないと思ったな!」 滝川「ん、んなこと別に……って、しば、芝村、苦しいって……!」 舞 「確かに私は愛らしい動物の姿を見るのが好きだ! それがそんなにおかしいか? 私が可愛らしい動物の姿を見て喜んではおかしいか?」 滝川「んなこと、げほっ、言ってねぇって! 可愛いってば!」 舞 「か……(赤面&動き止め)」 滝川「あ……(赤面)」 舞 「…………」 滝川「…………」 舞 「……たわけ。もっと台詞を選ぶがいい」 滝川「……へへ」 速水「………(笑顔)」 善行(なんで速水くんが恐ろしいほどの笑顔でパイロット仕事部署をのぞいているんだろう……いや、考えるな。考えても怖くなるだけだ) |
宿題すらラブのきっかけ。