速水「さぁ! いよいよってゆーか思いっきり唐突に始まりました『八百万間武道会』! 当サイト『八百万間堂』の選りすぐりの腕自慢を集め、一番を決めようというこの企画! いつまで続くかはわかりませんが拍手小話として連載していく予定です! てゆーかぶっちゃけネ○まの大会編読んで管理人がやりたくなっただけっていうのは僕と君だけの秘密ダゾv 司会進行役の速水厚志でーす!」
舞「思いきり公言しておるではないか、たわけ。解説役その1、舞だ。芝村をやっている」
マスター「そのノリでいくと俺は『俺はただのマスター≠ウ』って言うべきなのかね。解説役その2、マスターだ」
トロデ「ええい、わしより目立つでない! 心ならずも解説役その3となったトロデーンの王トロデじゃ!」
速水「さてさて、あと三十分で試合の抽選が行われようとしているわけですけれども! どうですかみなさん、予想のほどは! ぶっちゃけ誰が優勝すると思われますか?」
舞「……ふむ。それぞれにそれぞれの強さがあるのは確かだが。私はやはり滝川を推す。奴のヒーロー≠ニしての能力をもってすれば、どんな相手だろうと負けなくなるまで学習することができるであろう」
マスター「ていうか舞ちゃんそれ身びいき入ってないか?」
舞「な! なぬを、いやなにを愚かなことを! 冷静に戦力を判断したまでだ!」
速水「じゃ、そういうマスターさんはどうですか?」
マスター「ランパート――と言いたいところではあるんだが、このサイトには人間外がうじゃうじゃいるからな。そいつらを押さえて優勝するのは難しいだろうなー……ま、俺はDQメンバーの誰かだと思うね。確かに滝川くんの学習能力は大したもんだが、これは試合であって実戦じゃないからな。時間制限もルールもある喧嘩じゃ不利だろ」
舞「む……」
速水「ふむふむ。トロデさんはいかがです?」
トロデ「ふぅむ。わしも大方マスター殿に同意するが、番狂わせの可能性も考えに入れておくべきじゃろうと思うな。このルールでは単純な能力以上に運が大きく作用する」
速水「そうそう、ルールの説明がまだでしたねー。この大会では、基本的にルール無用、武器だろうが兵器だろうがなんでも使ってオッケーです。ぶち殺そうが消滅させようがなにやってもオッケーv 救護班はすでに待機済みです!」
ベホマン「みなさぁ〜ん、私が蘇らせますから遠慮なく死んできてくださいねぇ〜」
速水「で、戦闘不能になるか、場外に10カウントが過ぎるまでいると負け。ギブアップも認められています。ダブルノックアウトや双方場外負けってことになった場合は審判の判定で決着をつけます。というわけでよろしくお願いします審判さん!」
皆守「……あー、ダリィ………」
舞「……よりにもよってあやつを審判にしたのか。試合中に居眠りでもされたらどうするつもりなのだ」
速水「その時はその時! 皆守くんを素っ裸で市中引き回しの上逆さ吊りの刑に処すればいいだけのことでしょ?」
皆守「おいッ、そこのお前! なんか今不穏なこと言いやがったな!?」
速水「えー、別にー?」


速水「では、このへんで試合前の選手たちの方へとカメラを移してみたいと思います。リポーターのセデルさーん、ルビアさーん?」
セデル『はーい! こちら選手控え室でーす! うわー、強そうな人がいっぱいでボクわくわくしてきちゃうなー! なんでボクは出場できないんだろー……』
ルビア『お兄ちゃんたら、本編で武闘大会に出場できたんだからいいじゃない。人数もういっぱいなんだし。……とにかく、みなさんに順番にインタビューをしてみたいと思います』
セデル『そうだねっ! まずは……いたいたっ、ガンパレードマーチ代表滝川陽平選手っ! どうですか自信のほどは!』
滝川『自信……ったってなー。訓練ならしょっちゅうやってっけど試合なんて初めてだからさ、どーいう風にすればいいかよくわかんないんだよなー。まぁ、死なない程度に殺さねぇ程度に頑張るけどさ』
ルビア『当サイト一番の古株として、他の方々とどう戦おうとお思いになりますか?』
滝川『古株ったってそりゃそれだけブランクがあるっつーことでもあるだろ』
セデル『えー、でも舞さんは滝川さんが優勝するって考えてるみたいでしたよ?』
滝川『え……!? ま、マジ?』
二人『(こっくり)』
滝川『よ……よっしゃあぁぁっ、燃えてきたぁっ! いっちょやったるかーっ! 目指せ、優勝で全力でやってやるっ!』
セデル『頑張ってください!』
ルビア『えーと、次は……ピノッチアのみる夢代表、ランパート選手。いかがですか、自信はありますか?』
ランパート『んー……そーだなー、優勝狙いたいって思っちゃいるけどさ。正直厳しいかなー、とは思ってる』
セデル『なんでですか?』
ランパート『俺、それなりに腕に自信はあるけど、人間レベルだからさー。岩割ったり鉄折ったりできねーもん』
ルビア『なるほど……』
ランパート『……けど、負けるつもりで戦う気はねーけどな! 全力出してぶつかって、勝ちを重ねて、狙うは優勝ただひとつ、ってな!』
セデル『頑張ってくださいねっ! ありがとうございましたっ!』


ルビア『続いてはシスタープリンセス代表志須田兄一選手です。いかがですか自信のほどは?』
兄一『……自信、っていうかな。俺は基本的に平和主義者なのに、なんでこんな大会に出なきゃいけないのかが非常に疑問なんだが』
セデル『えー、兄一さん出たくないの? ボクが代わってあげようか?』
ルビア『お兄ちゃん。……これもこのサイトに生まれた宿命だと思って、頑張ってください』
兄一『……はぁ。そうだな……優勝商品が秘密っていうのが非常に気になりはするが……頑張るよ』
セデル『お願いします! ……じゃ、次はクレヨンしんちゃん代表野原しんのすけ選手!』
しんのすけ『……ぐー』
セデル『……寝てるの?』
ルビア『……そうみたい』
セデル『しんのすけさーん! 起きてくださーい! もうすぐ試合ですよー!』
しんのすけ『……んむー。長崎莉奈の新しい写真集買ってくれたら起きるー』
セデル『え、ええ? ルビア、しゃしんしゅうってなに?』
ルビア『…………(赤)。しんのすけさん! 起きてください! 試合始まっちゃいますよ!』
しんのすけ『えぇ〜。せっちゃん適当にやっといて〜』
セデル『……せっちゃんってボクのこと?』
ルビア『……たぶん。とにかくしんのすけさん、そういうわけにはいかないんです、選手はあなたなんですから!』
しんのすけ『だってぇ〜、オラすごく忙しいんだゾ? だらだらしたり〜、ごろごろしたりしなくちゃいけないし〜』
セデル『………えっと………ルビア、どうしよう?』
ルビア『………どうしよう、って………』
速水「あー、天然記念物並みに純真なボーイアンドガール? 君たちの心を穢さないためにもそこはスルーしちゃっていいよ?」


セデル『えっと。気を取り直して次はテニプリS&T代表、天野騎一選手&赤月隼人選手でーす! 全ジャンル中唯一二人一組での出場ですが、どうですか自信のほどは?』
天野『え、えと、あの……』
隼人『……つかな。自信もクソも。俺たちはただの中一のテニスプレイヤーだっつの―――――!!!』
セデル『………うわぁ……(キーン)』
隼人『俺たちは武道家でも戦士でも軍人でもねーっつの! スポーツ選手だっつの! なんでいきなり武道会なんだよーっ! わけわかんねー! つか、俺はまだ死にたくねーっ!』
ルビア『えっと……あの……大変だと思いますけど、が、頑張ってください……』
天野『……あはは。ま、まぁ、死なないように頑張ります……』
セデル『……ふわぁ……まだ耳がじんじんいってる。次は……あ、お父さんだ!』
アディム『やぁ、セデル、ルビア。僕に会いに来てくれたのかい?(にっこり)』
セデル『ううん、そうじゃないよ。選手のみんなにインタビューしてるんだ!』
アディム『………そうかい(ズゥーン)』
ルビア『え、えっと。お父さん、自信はある?』
アディム『もちろん(速攻で立ち直り)。お前たちが見ていてくれるなら、僕はどんな人が相手でも勝ってみせるよ』
セデル『わぁ、お父さんカッコいいっ!』
アディム『(一瞬顔をだらしなく緩めてからシリアスに変え)そうかい? ありがとう。必ず優勝するからね』
ルビア『……あれ、でも、お父さん、本編で武闘大会やった時はすごく気が進まなさそうだったのに……』
アディム『……そうだね……まぁ、これもサイトに来てくださってる方々のためだしね(なにかの書かれた紙を隠しつつ)』
セデル『そうだよねっ! お父さん、頑張ってね!』


ルビア『次は、九龍妖魔学園紀代表葉佩九龍選手。いかがですか自信のほどは?』
九龍『自信? そーだなー、ま、それなりにあるよ。こっちとしても伊達や酔狂で宝探し屋やってんじゃないからさ』
セデル『やっぱり狙うは優勝ですか?』
九龍『どうかな? 俺としてはどっちかっていうと思いっきり戦闘してストレス解消したいっていう方が大きいかな。殺し合いじゃなくて試合じゃん? そんなの初めてだから楽しもーと思ってるよ』
ルビア『なるほど、ありがとうございました。……次は、ドラクエ[代表ユルト選手。自信のほどはいかがですか?』
ユルト『そりゃもー、ありまくりだよ。優勝狙ってるからね、僕』
セデル『おお〜。……どう戦うおつもりですか?』
ユルト『最新のドラクエの勇者だからね、僕。最新のレベル99の能力を全開にして思いっきりやるつもりだよ。やっぱ、出るからには勝たなくちゃ』
ルビア『ありがとうございました』


セデル『次は、サクラ大戦X代表大河新次郎選手。いかがですか自信のほどは?』
新次郎『えっと……そうですね、星組隊長として恥じないよう、精一杯戦いたいと思います。相手は強敵ぞろいですが、諦めずに戦っていけばきっと勝機はあると思いますから!』
ルビア『ありがとうございました。次は、ドラクエV代表セオ・レイリンバートル選手』
セオ『は………い………(ビクビク)』
セデル『いかがですかセオさん、自信のほどは?』
セオ『そんな……自信なんてそんな、そんなのないです。みなさん俺なんかよりずっとずっと強くていらっしゃると思うし、俺なんかよりずっとずっと優れてらっしゃる方ばっかりだと思うし、俺なんか本当に初戦で負けること間違いないだろうし、出ること自体申し訳ないって思うくらいで』
セデル『駄目だよセオさん! そんな風にやる前から諦めちゃ!』
セオ『え……』
ルビア『そうよ、諦めちゃ駄目。どんな相手だって勝負はやってみなくちゃわからないと思います。それに、セオさんはとても強い人だって、わたし思うもの』
セオ『あ……あり、ありがとう、ございます………(泣き)』
速水「はーいアディムさーんカメラの後ろでドラゴンの杖素振りするのやめてくださいねーv」


セデル『次は……ドラクエVの二人目の代表、ゲット・クランズ選手。いかがですか自信のほどは?』
ゲット『当然、ありまくりに決まっているだろう? 俺はいつもと同様、ユィーナのために戦うんだからな』
ルビア『ユィーナさんのために?』
ゲット『ああ。他の奴らがどんなことをしようが、ユィーナへの愛でパワーブーストされた俺は無敵だっ! ユィーナ、マイラーブっ!!』
セデル『えっと、ありがとうございました。次は、ドラクエW代表ユーリル選手……あ、ボクたちのご先祖様だ!』
ユーリル『へー、お前らが俺の子孫か。こんなにちっちゃいのに戦ってんのか、大変だな』
ルビア『へいきです。お父さんも、お母さんも、魔物さんたちもサンチョもピピンもいるもの』
ユーリル『……そか。頑張れよ』
セデル『はい! ……で、自信のほどはいかがですか?』
ユーリル『ま、そこそこってとこかな。そう簡単に負ける気はねぇ。エスタークをレベル三十強で倒した実力、たっぷりと見せてやるぜ』
ルビア『はい、頑張ってくださいね』


セデル『……次は、魔人外法代表緋勇龍斗選手』
ルビア『本来なら隠してある小説ですが、こういうクロスオーバーならば隠し要素が出ることはないだろうと、参加してもらうことになりました』
セデル『いかがですか龍斗さん、自信のほどは?』
龍斗『そうだな。まぁ、それなりに自信はある』
ルビア『相手は強敵揃いだと思いますが、その中でどう戦っていくか考えていますか?』
龍斗『まぁな。俺も伊達にレベル99まで上げた上ドーピングしまくったわけじゃない。拉麺洞で鍛えた技の冴え、とくと見せてやるさ。応援してくれる仲間たちのためにもな』
セデル『ありがとうございましたっ。次はサモンナイト3代表レックス選手です! いかがですか自信のほどは?』
レックス『うーん、そうだね。みんな本当に強いから、俺がどこまでやれるか自信はないんだけど。可愛い生徒や仲間たちが応援に来てくれてるから、みっともない試合にはしたくないな、と思うよ』
ルビア『具体的な試合運びについて考えたりはしていますか?』
レックス『一応ね。全員について傾向と対策は考えてきてある。俺は曲がりなりにも教師だからね』
セデル『おお〜。ありがとうございました!』


ルビア『次はドラクエU代表のお二人、ロレイソム・デュマ・レル・ローレシア選手とサウマリルト・エシュディ・サマルトリア選手です!』
セデル『お二人とも自信のほどはいかがですか?』
ロレ『自信? んなもん問題じゃねーよ』
ルビア『といいますと?』
ロレ『戦うからには勝つ。誰が相手だろうとな。そんだけだ』
セデル『うわー、ロレイソムさんカッコいいっ!』
ロレ『そりゃどーも』
ルビア『サウマリルトさんはいかがですか?』
サマ『僕? 自信っていうほどのものはないなぁ、僕は大して強いわけじゃないし。でもまぁ、こういう機会でもないと使えない戦術っていろいろあるから。いい機会だと思っていろいろ試してみることにするよ』
セデル『へー、面白い考え方ですねっ。ありがとうございましたっ』
ルビア『……えっと、これで全員?』
セデル『そうだね。速水さーん、十六人全員のインタビュー、終わりましたー!』
速水「はーいありがとうセデルくんルビアちゃん、お疲れ様〜。……さて、もうそろそろ抽選が始まる時間となりましたっ!」


SE『ドロロロロロロ………(ドラムロール)』
速水「さぁ、いよいよ試合組み合わせの発表です! ちなみにこの組み合わせは実際に管理人がダイスを振って決めております。完全ランダムな抽選、どんな結果になりますかっ! さぁ、発表です! ちなみに発表役はテニプリS&Tより赤月巴さんです」
巴「出ましたっ! ……第一試合! 緋勇龍斗選手VSレックス選手!」
龍斗「ふむ。帝国仕込の剣術、楽しみにさせてもらうぞ?」
レックス「お手柔らかに……」
巴「第二試合! セオ・レイリンバートル選手VSユーリル選手!」
セオ「………! あ、あ、あのっ、よ、よろしくお願いします!」
ユーリル「おう、よろしくなー。負けねぇぞ」
巴「第三試合! 天野騎一選手&赤月隼人選手VS葉佩九龍選手!」
天野「……九龍さんで、まだよかった……のかな?」
隼人「よくねえぇぇぇ!」
九龍「はっはっはーv ま、可愛がってやるから楽しみにしとけよ」
巴「第四試合! 志須田兄一選手VSアディム選手!」
兄一「アディムさんか……よろしく」
アディム「こちらこそ。……手加減はしないからね」
巴「第五試合! 滝川陽平選手VS大河新次郎選手!」
滝川「負けねぇぞ、新次郎!」
新次郎「ぼ、ぼくだって負ける気なんてありませんっ!」
巴「第六試合! ロレイソム選手VSサウマリルト選手!」
ロレ「……サマが相手か、面白ぇ。手加減すんじゃねぇぞ、本気で勝負だ」
サマ「……正直気は進まないけど。これも運命だと思って全力でやるね」
巴「第七試合! ランパート選手VS野原しんのすけ選手!」
ランパート「全開でいくぜっ」
しんのすけ「ねー、勝ったら熊田曜子の新しいDVD買ってくれるー?」
巴「第八試合! ユルト選手VSゲット・クランズ選手!」
ユルト「ドラクエの先輩と対決か……けどこのサイトでは僕の方が古参だからね」
ゲット「連載中の強さを甘く見るなよ」
巴「以上の結果が出ましたっ!」
速水「はい巴ちゃんありがとー! ……という結果になりましたが、どうですか解説の皆さん?」
舞「そうだな。大体において強さの拮抗した者同士の試合になったと言えるであろう。どの試合もなかなかに楽しむことができそうだ」
マスター「だな。ダイスの神様ありがとう、というところか。特に注目すべき試合は……」
トロデ「やはり第八試合の新旧勇者対決であろうな。Vと[、このサイトではどちらが強いのか。ドラクエファンならずとも気になるところじゃろう」
マスター「いやいや第七試合の人間レベル対決もなかなか見応えはありそうだぞ?」
舞「そなたたち、私情で試合を見るな。解説役としてはどの試合も公平に冷静に見ねばならんのだぞ」
マスター「そういう舞ちゃんの一押し試合は?」
舞「それはやはり第五試合の……貴様、なにを言わせるのだっ!」
速水「さーて、では次回の拍手より試合が始まります! みなさんお楽しみにー! 来週もまた見てくださいねー、んっがっぐっぐ!」
舞「来週ではないであろうが、たわけ!」

戻る   次へ