拍手小ネタ・マイナーゲーム紹介〜『BLAZERDRIVE』

バーバラ「こんにちはっ! DQ6キャラクターそのいち、バーバラだよー」
ローグ「同じくDQ6キャラクター、というより主人公にしてすべての黒幕ローグだ。これからしばらくの拍手小ネタは、俺たちのように今更新している話のキャラクターが二人組で管理人の好きなマイナーゲームを紹介していくという体裁になるので、どうかよろしくお願いしたい」
バーバラ「もーっ、ローグお客さんにそういう風におっきな態度取っちゃ駄目でしょーっ? っていうかすべての黒幕ってなに?」
ローグ「細かいことは気にするな、俺も気にしないよう心掛けている。DQ6世界で冒険中の俺たちがなんで現代日本の風俗に慣れ親しんでいるのかという疑問も含めてな。そういうわけで、今回は2008年12月4日、セガよりニンテンドーDSで発売されたMYSTICKERバトルRPG、『BLAZERDRIVE(ブレイザードライブ)』を紹介したいと思う」
バーバラ「え、みす……ジャンルなんて言ったの? っていうか、全然知らない題名だよ、それ」
ローグ「マイナーゲームを紹介する小ネタなんだから当然だろう。管理人的には単純に世にあまり知られていない(自分好みの)ゲームを少しでも布教したいというのと同時に、世にあまたあるゲーム紹介&感想で名文を物している方々にあやかりたいという気持ちもあるらしい。このゲーム自体管理人もそういうきっかけで手に取ったものだしな」
バーバラ「へぇ〜……でもジャンルからじゃ、どんなゲームなのかあんまりわかんないね」
ローグ「ゲームシステム自体はわりとカードゲームに近いところがある。遊戯王とかカードヒーローとか、ああいうのとはノリ的にも近いな。RPGというのは戦った時に得られた経験値みたいなもんで主人公を強化できるのと、ストーリーがわりと王道なRPGっぽいというところぐらいしかそれっぽいところがない」
バーバラ「ふーん……で、どういう風に遊ぶの?
ローグ「それは実際に、ストーリーモード……というか、本編を最初からやってみるのが一番わかりやすいだろうな。ほれ、DS」
バーバラ「はーい、それじゃとりあえず、やってみるね!」


バーバラ「わー、DSってけっこうぬるぬる動くんだね、アニメ。携帯機だし、もっとカクカクしてんのかなーって思ってた。ちゃんと音もきれいだし」
ローグ「ま、DSっつってもDSliteだからな。3DSとまではいかないだろうが」
バーバラ「えっとー、この水色の髪の男の子……シロウだっけ、が主人公なんだよね。で、このピンクのお下げの女の子がガールフレンド? へぇ〜……あ、主人公の男の子、やたら声カッコよくない?」
ローグ「まぁ、天下のゆうきゃんだからな。彼に限らずこのゲームはわりと声優が豪華だ。声優つきのゲームってのは基本金を出させるためにも声優は豪華にしがちなもんだが」
バーバラ「へー、そーなんだー……って、ゆうきゃんって、誰? 資格講座?」
ローグ「中村悠一の通称だ。おお振りの阿部とかクラナドの岡崎とかやってる人。基本イケメンとかモテキャラとかの役が多いが……まぁそんなことはどうでもいい。ちなみにヒロインのタマキは斎藤千和。ケロロの夏美とか化物語の戦場ヶ原とか……あとゲームだとTOVのパティとか」
バーバラ「ふーん……あ、動けるようになった。へー、タッチペン行くとこに置いたらそっちに動いてくれるっていうのはわりと楽かも……十字キーの方が慣れてるけど」
ローグ「このゲームでは基本タッチペンを操作の基本にするからな。戸惑うこともあるだろうが、やってるとこのゲームにはタッチペンが合ってると実感すると思うぞ」
バーバラ「ふーん……あ、戦闘だ! 初戦闘だ!」
ローグ「ほう、来たな」
バーバラ「えっと……ふんふん……そっか、カードゲームてこういうことか。最初にミスティッカー……貼るとパワーが出る札、っていうかシールが手札に配られるから……」
ローグ「手番ごとに一枚ずつミスティッカーをドローしつつ、手札から選んだミスティッカーをタッチペンを使って移動させて、両腕に貼って、両腕の攻撃力と守備力を上げる。それから……」
バーバラ「腕を一本ずつ使って攻撃! っと……あ、防がれた!」
ローグ「まぁ、この時はまだARMSミスティッカー……武器も装備してないしな、ドラムロールしだいじゃなにも貼られてなくても防がれることもあるだろ」
バーバラ「え、武器とかあるの?」
ローグ「ああ、いろいろあるぞ、剣とかハンマーとか薔薇とか」
バーバラ「え、薔薇……?」
ローグ「そこは気にするな。装備は装備するだけでも攻撃力防御力が上がるんだが……OPムービーでミスティッカーには属性があるっぽい描写があっただろ? 手札に来てるミスティッカーにもいろいろ色があるだろ」
バーバラ「あ、ほんとだ……貼った時に上がる攻撃力や防御力が違うだけじゃないんだね」
ローグ「武器にも属性があって、武器と同じ属性のミスティッカーを貼ったらそれぞれの武器に設定されているだけさらに攻撃力守備力が上がるわけだ」
バーバラ「そっかー。みんな同じじゃないんだね」
ローグ「そういうことだな。ミスティッカーを貼れる限界数はどちらの腕も四枚だから、貼りはじめに一気と上がる武器を装備してスタートダッシュをかけるか、たくさん貼っていくとどーんと上がる武器を装備して持久戦にするか、とかも考えどころなわけだな」
バーバラ「なるほどー……あ、敵が攻撃してきた。えっと、腕を選んで防御するんだよね? ……あれ、選べないよ?」
ローグ「そっちの腕はさっき攻撃の時に選んだだろ。このゲームでは基本、一度攻撃や防御に使った腕は次の自分の手番が来るまで使えない。使っても疲労しなくなるカードとかもあるが、ずっと先の話だな」
バーバラ「そうなんだー……え、でもそれって意味あるの? 一本の腕で攻撃して、もう一方の腕で防御してってやってればいいんじゃないの?」
ローグ「いや、さっき見ただろ? SPDバー。このゲームはキャラによってSPDっていうステータスが設定されてて、SPDが速ければ速いほど早く行動できるんだよ」
バーバラ「あ、なんかこっちの方がバーが動くの速いなーって思ってたらそういうことだったんだ!」
ローグ「そう。だから片方がもう片方よりずっと速かったら、相手の手番が回ってくる前に二回目の攻撃ができるようになるってこともありえる」
バーバラ「わ、その時って相手は防御できないの? すっごい有利だね!」
ローグ「ああ。まぁ向こうに二回攻撃されるってこともあるけど。あとな、このゲーム、実は基本は二対二なんだ」
バーバラ「え、そうなの!? こっちのパートナーって誰? やっぱヒロインの子?」
ローグ「ヒロインもそうだが、他にもいろいろいる。話が進めば増えてくるぞ。あと、二対一って状況もかなり頻繁にある。ボスはたいてい一人で戦うし、向こうが雑魚だったら向こうが二人でこっちが一人、ってこともあるからな」
バーバラ「うわぁ、すごく不利じゃない! それ、ちゃんと勝てるの?」
ローグ「まぁ、そういうのはこっちがかなり強くなってからの話だからな。ちゃんとBP……経験値みたいなのを稼いでステータスを上げてれば、普通に戦ってればなんとかなるし」
バーバラ「なるほどね〜……えっと、とにかく今はこっちの腕を使って、防御! ……え、あれ? なんか、防御力、腕の数字よりすごい上がったよ?」
ローグ「さっき言っただろ? ドラムロール、って。このゲームは攻撃する時にも防御する時にも、基本値に加えてボーナスがつくんだ。そこのドラムをつつくとな」
バーバラ「へぇ〜……なんか、素の防御力の倍以上上がったんだけど」
ローグ「そうだな、まだ枚数が少ない時はそういうことも多い。ちなみにドラムの数値はテンションで上下するからな」
バーバラ「テンション?」
ローグ「ま、すぐに説明があるだろうが……そこの左下にあるだろ。要するにキャラの気合だ。瀕死になったり、ミスティッカーを使ったりして上げ下げする。普段……ノーマルだと最低が0、最高が30ぐらいだが、最高になると最低が50、最大が100になる」
バーバラ「100っ!? なにそれ、こっちのHPと同じっ!?」
ローグ「ま、そこまでいけるようになるのはまだまだ先の話だけどな、ミスティッカーとかもたくさん使う必要があるし。ただテンションの上がってるキャラは、防御にも攻撃にも最低でも10〜50のボーナスがつくわけだから、攻撃にも防御にもめっちゃ有利になるわけだな」
バーバラ「そっかぁ……」
ローグ「ま、そういうのを気にした方がいいのはまだまだ先の話だけどな。ほら、お前の番だぞ」
バーバラ「わ、まだ敵の番が来てないのにこっちの番きた! ホントにこういうのけっこうあるんだね!」
ローグ「そう、基本雑魚はSPDがこっちより低いことが多いからけっこうこんな感じなんだ。だから一対二でもなんとかなるわけだな」
バーバラ「よし、ミスティッカーを……こっちの、一枚目と二枚目より攻撃力高くなるの貼ってぇ……攻撃! あ、ドラムロールで+20!」
ローグ「お、そりゃ一撃で消し飛んでるレベルだな。お見事」
バーバラ「えへへー……なんか、この、貼って殴って防いでってやるの、楽しいね!」
ローグ「(笑って)それは重畳」


バーバラ「あ、タマキちゃん仲間にできるようになった! あ、でもやっぱこっちの意地悪な人よりだいぶ弱いね」
ローグ「そりゃヒロインが最初っからクール系イケメンライバルキャラより強かったら問題だろう。ぶっちゃけ今はシロウより強いぞ、ヤイバ」
バーバラ「ああ、この人そんな名前だっけ……むー、でも仲間が主人公より強いっていうのなんか悔しいなー……」
ローグ「まぁ、そこらへんはこれからステータスを上げる気合が入った、っていうことでいいことにしておけ。第一ヤイバはかなり先までステータスが変わらないから、弱すぎても困る。いろんな意味で」
バーバラ「へー、そうなんだ。よし、じゃあ次のミッションやろう! ……最初は自分の好きなようにいろんなところ回れないのつまんないなって思ってたけど、こういう風にミッション受けていろんな場所回るのも面白いかも。目的あった方が動きやすいし」
ローグ「そうだな。このゲーム、舞台が東京23区の環境を変化させたものっていうイメージを崩さないようにってことか、モブキャラはうじゃうじゃそこらを歩いている中から話しかけるのが可能な奴に話しかけるって仕組みだし、ミッションごとの方がわかりやすいだろう。それに舞台を最初から全部うろうろできたらネタバレ的な意味でもアレだし」
バーバラ「そうなの? ……あ! タマキちゃん死んだ! えぇ!? こんなにあっさり!?」
ローグ「ふっ……バーバラ、お前もそのトラップに引っかかったか。このゲームで最大の敵となるのは、実は弱い味方だというトラップに……!」
バーバラ「そ、そうなの……?」
ローグ「そうだ。実際普通にステータス上げをしていたらシロウはボス以外の敵よりステータスが格段に上になるわけだが、パートナーは弱キャラの場合雑魚敵よりSPDが低いっていう場合がけっこうあったりする。つまり、敵に先に攻撃される。その場合、まだミスティッカーを腕に貼れていないわけだから、攻撃はほぼ素通しになる。つまり、致命的なダメージを受けやすくなる」
バーバラ「え、ええ!? で、でもパートナーが先に攻撃されるとは限らないわけだし……」
ローグ「弱いパートナーはシロウよりステータスが低い。で、このゲームの敵の行動はほとんどの場合システマティックで、攻撃相手を決める時の基本ルーチンは『弱い相手から先に集中攻撃』だ。つまり、敵は普通弱いパートナーから先に倒れるまで攻撃しまくり……」
バーバラ「そのままあっさり倒されちゃうわけだね……うううー、なんとかできないのかな?」
ローグ「そうだな、簡単な方法としては、回復用のミスティッカーをストレージ……デッキに何枚か組み込んでおくことだな」
バーバラ「え、でもそれって欲しい時に出てくるとは限らないんでしょ?」
ローグ「そりゃあそうだが、この手のゲームでそれを言ってもしょうがない。何枚か入れておけばそれなりに出る。あとは、わざとシロウのDFを低めにしておいて、なにも貼らないでおくとか」
バーバラ「え、そんなの意味あるの? 弱い方から攻撃してくるんでしょ?」
ローグ「正確に言うと、DFが低い方だ。あと腕を使っている方も優先して攻撃するから、なにも貼っておかなければ普通こっちから攻撃してくる」
バーバラ「はぁ、なるほどー……うーん、でも強化できるのに強化しないっていうのも、なんかつまんない気も……」
ローグ「あとはタマキのストレージをいじるとかだな」
バーバラ「え、いじれるの? パートナーのデッキっていじれないんじゃなかったっけ?」
ローグ「一枚一枚変えるっていうのはできないが、表示されてる一列分をこっちから出したミスティッカーと入れ替えるっていうのはできる。現状のタマキは、TECH……貼るんじゃなくて、消費して使うミスティッカー……それもあんまり使えないミスティッカーが無駄に入ってたりするから、そこらへんとBOOST……貼ってATやDFを上げるミスティッカーやEXTRA……貼って攻撃時・防御時に敵に特殊効果を与えるミスティッカーを集めたのと入れ替えてやるとわりと安定する」
バーバラ「そっかー、なるほどね。タマキちゃんは氷……青属性の武器持ってるから、氷をいっぱい入れてあげるといいかな?」
ローグ「そうだな。まぁ、まだ一方の腕にしか持ってないから、青属性にこだわることはないだろうが……青属性は防御力にかけては随一だしな。ただ、BOOST入れるにしても、種類を考えろよ」
バーバラ「え、種類って?」
ローグ「ミスティッカーは種類によって、貼れる場所に制限があるだろう? 基本の単純にATやDFを上げるだけのやつにしても、今の段階でも一枚目〜二枚目、二枚目〜三枚目、三枚目〜四枚目の三種類はあるわけだし」
バーバラ「あそっか、できるだけ平均的に入れないと……」
ローグ「いや、一枚目〜二枚目……T〜Uに貼れるのを多めに入れておいた方がいい」
バーバラ「え、なんで?」
ローグ「さっきお前も言っただろ。来てほしい時にほしいミスティッカーが手持ちに来てくれるとは限らない。効果がでかいからってV〜Wを多めに入れておいたら初っ端からそればっかりきて涙目ってこともありえるんだ」
バーバラ「ああ! 最初に貼れるのを多めに入れておいた方がデッキが回りやすいってことだね!」
ローグ「そういうことだな。タマキのARMSはT〜Uに貼った時の上りが微妙だから、ことに早めに強化していった方がいいし。……ま、ぶっちゃけパートナーが死んでもそのせいで経験値入らないとかのデメリットとかは全然ないし、肉壁として使っても全然問題ないんだが、実は」
バーバラ「駄目だよー! 仲間が倒れるのみすみす見過ごすとか、主人公はしちゃ駄目なの!」
ローグ「確かに(くすっと笑い)」


バーバラ「うううう……ツルギめちゃくちゃ強い……ボスだからって二回攻撃できるとかずるすぎるよ……EXTRAミスティッカーって当たらないことの方が多いから気にしてなかったけど、二回攻撃だったらけっこう効いちゃうじゃん……SPD半分にされてミスティッカー貼れなくなって腕が回復しなくなった状態でどーやって勝てばいいわけ……?」
ローグ「強いだろう。俺もそのミッションで何度ツルギに殺されたかわからん。……まぁ、実は別にそのミッション、放置しておいてもまったくかまわないんだがな」
バーバラ「へ?」
ローグ「チュートリアルで言ってただろうが。ミッションにはクリアしないと話が先に進まないミッションと放置しておいても問題ないミッションがあると。今倒してもあとで倒しても別に大して変わるわけじゃない」
バーバラ「さ、先に言ってよー! ……あれ? それがわかってるのに、なんでローグはそんなに何度も殺されたの?」
ローグ「俺は基本、ゲームはデータには表示されなくても完璧クリアをしないと気分が悪い人間だからな」
バーバラ「え、完璧クリアって?」
ローグ「ミッションは全部速攻でこなし、仲間は誰一人殺さず、一発でベストエンディングにたどりつく! これができなくてなんでゲームをやる意味があるかという話だ。俺的にはだが」
バーバラ「もー……ローグって時々そーいう意味わかんないこだわり発揮するよね……よーし、話進めよう。……あれ、男キャラが出てきた。なんか主人公っぽい顔だねー」
ローグ「そういうコンセプトで作ったキャラだからだろうな。実際主人公ではあるわけだし」
バーバラ「え、もう一人の主人公とか、そういうの?」
ローグ「いや、実はこのゲームは、漫画による原作とゲーム開発を同時進行させて作ったゲームなんだ。ちなみに漫画版作者は岸本聖史、NARUTOの作者の双子の弟だな。開発段階から練り込まれた漫画とゲームのクロスオーバーが楽しめる作品……といえばそうなんだが、ゲームに関してはクロスオーバーしなかった方がよかったんじゃという気がしないでもない」
バーバラ「え、なんで?」
ローグ「ゲームのパッケージ絵、これを漫画原作者が描いてるんだが、これがなんというか……ゲーム内のビジュアルと合ってないというか……非常に原作が売れたからゲームも一緒に創ってみました的ゲーム≠ニいう印象を与えるんだよな。絵柄と色使いが悪く噛み合って、やっつけ臭を感じさせてしまうというか。このゲームがマイナーなのは、宣伝戦略のせいもあるんだろうが、このパッケージ絵のアレさも影響してるんじゃないかという気がしてならない……」
バーバラ「ふ、ふーん……あ、ボスだ。ビーストって名前なんだ……確かに獣っぽいけど」
ローグ「そうだな……バーバラ、お前ストレージどういう構成にしてた?」
バーバラ「え、火……赤属性デッキだけど。AT上げるミスティッカーいっぱい入れて、あとは防御用に風……緑属性をちょっと」
ローグ「なるほど。まぁ、現段階じゃたいていそうなるよな」
バーバラ「うん、緑属性の武器も手に入れたけど、赤属性の方が攻撃力高いしね。それに武器の数値の上り幅も、赤属性武器の方が圧倒的に大きいし」
ローグ「まぁな。Wまで貼ればだが」
バーバラ「うん! おかげで基本、戦闘はけっこう楽勝だし。わりと速攻で勝てるもんね! ……よし、倒した! これで……え? あ……二連戦かぁ。向こうも武器装備するんだ……よーっし、負けないぞー」
ローグ「…………」
バーバラ「うぐ……この武器、やたら強い……! なんかけっこうキツい戦闘……? でも、向こう防御力低いからけっこう攻撃通るし……あと、もうちょっとで……え?」
《LEGEND/ウオークライ:【タイガージャック専用】全員のウデにある火属性のMYSTICKER 1枚につきAT+10》
バーバラ「え、え、え」
《[1st-DRIVE]アームコーティング:ウデに貼ってあるMYSTICKERへの破壊効果を無効にする》
《[2nd-DRIVE]テンションパワー:両ウデのATが「2ndドライブスキル」発動時のテンションレベル×20上がる》
《AT130→340》
バーバラ「ちょ、ちょっと、ま―――っ!」
《シロウHP100→0》
バーバラ「し、死んだ……あ、あともうちょっとだったのに……っていうかAT320ってなに、防げるわけないじゃんそんな攻撃! なんなのそのめちゃくちゃな攻撃力……」
ローグ「ふっふっふ……お前もそのトラップに引っかかったか。火属性で固めたせいでタイガーにもう少しで勝てそうというところで一気に逆転されるというトラップに……!」
バーバラ「え、え、ええぇ……? っていうか、なにが起こったのかよくわかんなかったんだけど……」
ローグ「そうだな、まず最初のウオークライというミスティッカーだが。これはLEGENDというタイプで、ARMSタイプ、武器それぞれに一つずつ対応している専用ミスティッカーなんだ。ないARMSもあるけどな。で、ウオークライは書いてあった通り、全員の腕にある火、赤属性のミスティッカー一枚につき10枚ATを上げる。つまり、このボス……タイガーは両腕に四枚ずつミスティッカーを貼っていて、お前のシロウは右腕に四枚火属性を貼っている。そしてLEGENDミスティッカーはBOOSTミスティッカーとしても優秀な力を持っていて、ウオークライの場合ATが+50されるから、合計で+170」
バーバラ「うわぁ……」
ローグ「さらにドライブスキル……腕に四枚全部ミスティッカーを貼った時のボーナススキルが、一本目はまだしも、二本目の効果がATが発動時のテンションレベル×20上がる≠ナ、今のテンションレベルが2だから+40。合計で+210されて、HPが満タンだったとしても吹っ飛ぶようなATになったというわけだ」
バーバラ「む、むちゃくちゃだぁ……そんなのどうやって勝てばいいの!?」
ローグ「勝たなくても話進むぞ? ゲームオーバーになってないだろ」
バーバラ「あ、ほんとだ……」
ローグ「勝ってもいいが、負けても別に問題はない。まぁまだ序盤だしな、そうそう『どうやって勝てと!?』みたいな敵は出てこないさ」
バーバラ「……ローグはどうだったの?」
ローグ「俺か? もちろん即行やり直してきっちり勝ったに決まってるだろが。何度もやり直すはめになったがな! パートナーも殺されずにきっちり完勝したぞ」
バーバラ「うー……じゃあ、もう一回だけやってみる……火属性だと敵の攻撃力が上がっちゃうから、風属性メインでいけばいいんだよね。あ……そうだ! 向こうに攻撃されないように、セイレーン入れればいいんじゃない!? 風属性の、相手を攻撃させなくするやつ!」
ローグ「……ほう。なるほど」 バーバラ「よーし、風属性中心で組み直そう。防御は氷で……風属性は攻撃系のやつを……ううん、ここはいっそできるだけ相手の動きを封じるタイプでいくのも……1st-DRIVEもEXTRAの確率上げられるやつにして……よし、決まった! 再挑戦だー!」
ローグ「よし、頑張れよ」
バーバラ「うんっ! うん、こっちの方が先手で……きた、セイレーン! これをガラティーンに貼って……アタック! ドラムロール……やたっ、成功した! これで……」
《[BOSS SKILL]野生の怒り:悪い状態異常効果を受けるとテンションレベルが上がる》
バーバラ「………え?」
ローグ「ふっ……やはりお前もそのトラップにかかったか、状態異常で攻めようとしたら相手にテンション上がりまくられて削り殺されるというトラップに……! このボスは状態異常になるとテンションを上げるというボス専用特殊能力を持っているので、状態異常で攻めるのはかえって下策なのだ! 状態異常が入る確率はミスティッカーによって違うが、セイレーンの成功率は低め、初期に状態異常が入ってしまうと解けた後の攻撃が一気に厳しくなるっ!」
バーバラ「わかってるなら先に言ってよぉーっ!」
ローグ「なにを言う、この手の失敗は自分でやってなんぼだろが!」
(管理人注:クリアしてからこのミッションに再トライしてみたのですが、二戦目のビーストチート的な強さであっさり殺されました……自分本当に二戦目クリアできたのか? 実際イベントバトルだし、勝ったように思ったのは幻だったのかも……)


バーバラ「仲間も増えてきたよねー。ちっちゃな女の子に眼鏡の男の子も入って……クロキはなかなか仲間にできないけど。クロキもちゃんと仲間になるんだよね?」
ローグ「ああ、なるぞ。仲間になるキャラの中では最高のATとHPを誇るキャラだ」
バーバラ「そっか、よかった。えっと、あと何人くらい仲間になるんだろ……」
ローグ「まぁそこらへんは実際やってみて確かめてみるとして。どうだ、とりあえず現在出てきてるキャラでは誰が好きだ?」
バーバラ「えー? そーだなー……主人公のシロウとヒロインのタマキちゃんは別格としてー……やっぱクロキかなぁ。飄々としてるけど一番強いみたいなの、カッコいいし!」
ローグ「く、意外と強いな目隠れ男……三木眞声のせいもあるんだろうが」
バーバラ「えー、なに文句あるわけー? そういうローグはどうなの?」
ローグ「決まってるだろが、ジョナサン一択だ」
バーバラ「えー! あのエロオヤジ、っていうか白髪だからむしろおじいさんなスケベ司令? あれのどこがいいのぉ?」
ローグ「エロオヤジなところがいいんだろうが。顔も渋いし、小西克幸声が意外にも微妙に軽い渋オヤジな外見にマッチしてるし、普段ちゃらちゃらしてたりぼんくらだったり昼行燈だったりするキャラがいざという時にはびしっと締めるというのは燃える!」
バーバラ「えー、それはそうかもしんないけどー……あたしはそれだったらまだシュンヤの方がいいなぁ。気弱だけど、ちゃんと戦うようになったし、懐いてくるし」
ローグ「俺もシュンヤはわりと好きだ。後輩眼鏡キャラはある意味鉄板だし、代永声が普通に凛々しくもヘタレなキャラをやってくれるし。確かに懐いてくるというのは大きいしな。ダイチはどうだ?」
バーバラ「え、まだ一回しか会ってないからよくわかんない……でもいがみ合ってた二人がタマキちゃんを後ろにかばって共闘するとこは燃えたよね」
ローグ「だろ。ダイチは意外とおいしいところを持っていくキャラだ。それなりに強いし、シロウといがみ合ってるところは見てて楽しいし、俺的にはキャラ個人としてより絡みが面白いキャラだな。熱血系ナルシストキャラというのは新しいと思うが」
バーバラ「ふーん……でもさー、ローグさっきから女の子キャラについてぜんぜん触れないね。なんで?」
ローグ「……女子キャラに触れようにも、このゲーム女子がお前のやってるとこまでで三人しかまともに出てないしな……一人はヒロイン、一人は幼女、一人は敵の女幹部」
バーバラ「あー、それは確かに……」
ローグ「ヒロインはかなり好みなんだが。元気で健気でしっかりもので主人公を引っ張ったり引っ掻き回したりで。あんまり強くないけど。だがヒロインは実際主人公と込みで別格だと思うし、残り二人はこう……好みとかどうこう言う以前の問題というか……仲間キャラのアップルは幼女だし、しかもなんか一昔前にいたような子供っぽさを強調してる感じの幼女だし、敵幹部は女幹部のお約束を踏襲してお色気系美女ではあるんだが……」
バーバラ「だが?」
ローグ「性格的にも立ち位置的にももう倒すしかない敵というキャラ付けをされてるんで、好きとかどうとか言ってもあんまり意味のないキャラというか……まぁそれでもキャラというのは好きになってしまえば関係はないと思うが、少なくとも俺としてはまったく好みじゃないし。(小声で)俺は今にも垂れそうな爆乳よりも手の中に納まるくらいのしっかり締まってる胸の方が好みだしな」
バーバラ「? ローグ、なんて言ったの? 小声だし早口だしよく聞こえなかったんだけど」
ローグ「いや別に。まぁ女子キャラはまだ仲間になるんだけどな……。(小声で)ダイチの相方が。ただほとんどおまけ専用みたいなキャラだし、微妙にシロウと立ち位置が遠いんであんまりどうこう言えないというか。漫画版と設定変えててブレイザーじゃない設定なんでどうしようもないレベルで弱いし」
バーバラ「? なんて?」
ローグ「いやなにも。まぁ、俺は主人公がわりと好みのキャラだったんでキャラ的にはかなり補正がかかってるけどな。この手のストーリーを追っていくゲームで主人公の性格が鬱陶しかったりしたら最悪だし」
バーバラ「あー、そうかも……でもシロウは実際けっこういいキャラしてるよね。基本クールキャラなんだけど、すぐカッとなるっていうか熱血なとこもあって、ツッコミもちゃんとこなすし、なんのかんの言いながらもやることちゃんとやるし」
ローグ「だな。個人的には案外純情な反応をするシロウにエロ本を買いに行かせるミッションがセクハラをしているようでこっそりニヤニヤした」
バーバラ「……ローグってホント、丈夫そうな相手に意地悪するの好きだよね……」


バーバラ「殴り合いのあとに共闘かぁ……基本って言ったらそうだけど、やっぱりけっこう燃えるなぁ……よし、気合入れて助けに行くぞ!」
ローグ「ここは気合入るよな。ここに限らず、このゲームのストーリーは王道すぎるくらいに王道なんで、まったく奇をてらっていない分素直に流れにノれる」
バーバラ「だよねー。まぁ、そういうのが嫌いな人もいるんだろうけど、あたしはむしろこういうの新鮮だったかな。ゲームでこういう話やるの、すごい久しぶりな気、するし」
ローグ「まぁ、少年漫画とのコラボ企画だしな。しかもジャンプ系だし。ジャンプ系のお約束の基本で攻めるというコンセプトは間違ってないと思う。演出もわりとテンポがいいんで、素直に燃えられるしな」
バーバラ「あと、なんだかんだ言いながら主人公がみんなと仲良しなのがいいかな。敵キャラは敵対する理由がある人もない人もいるけど、全員基本あっさりしてるっていうか、無駄に重い設定背負ってないから主人公側が食われることもないし。主人公のシロウが口悪いけどお人よしで、言いたいこと言うわりにみんなちゃんと助けてるしね、仲間も敵も」
ローグ「だな。実際、ストーリーの味付けがあっさり風味なのはこのゲームではプラスだと思う。このゲームのメインは戦闘、というか実は対戦だし……あっさり風味な分よけいなものが入っていなくてキャラに感情移入したり話の流れにノったりする邪魔にならないしな」
バーバラ「え、このゲームって対戦できるの? 戦闘で?」
ローグ「いまさらなにを。ゲーム内に施設があっただろう、通信戦闘用の施設が。ワイヤレスでもWi-Fiでもできるぞ。一対一でも二対二でも。まぁ今パートナーを探すのはかなり難しいだろうが……」
バーバラ「ね、ね、だったらさ、せっかくだから通信対戦やってみない? あたしとローグで! 一度くらい対人戦やってみたい!」
ローグ「ほほう、度胸があるな。俺としてはかまわん……が、とりあえず先にクリアした方がいいと思うぞ。カードも揃わないし……というか実はカード的にはクリアしてからのおまけ話のミッションとかでゲットできるのに強いミスティッカーが揃ってたりするし、ステータス的にも対人戦は全ステMAXが基本だし」
バーバラ「うーん、それもそっか……っていうか話の先気になるしな……じゃあ、とりあえずクリアしたら即対戦ね! ……だめ?」
ローグ「(笑って)了解」


バーバラ「……ふぅ、終わったぁ……うーん、なんていうか最後まで、ジャンプ系の王道って感じだったね。むしろ今ではほとんど見なくなった感じの」
ローグ「だな。努力・友情・勝利の基本パターンをきっちり踏襲してる感じだ。まぁ、努力はゲームだから経験値集めとかができるっていうのが強いけどな、主人公が一見クール系キャラなんであんまり努力してるところ見せないし。それでも演出が基本を押さえてあって、話の進みのテンポがいいんで普通に楽しめる」
バーバラ「うん、盛り上がるところもあったしね。主人公とヒロインが好みだったせいもあるんだろうけど、あたしは素直に感情移入できて楽しかったな。戦闘面白かったし。……さて! じゃ、本編終わったところで、さっそく対戦いこうか!」
ローグ「ほほう。いいのか? カード集めとかしなくて。俺は手加減せんぞ?」
バーバラ「のぞむところ! あたしの実力がどんななのか試してみたいしね。それに、ただでさえ一章以上おあずけくらったのに、まだ待たされるなんて我慢できないよー! 勝負勝負!」
ローグ「ようし、そこまで言うならその勝負受けた。ただ、まぁ手加減はしないが、明らかにカードの量が違うのにまったくハンデなしというのもアレだからな。とりあえず、ストレージを先に見せる……のはさすがに不利すぎるから、俺の今回使うストレージの色を言っておこう。黄色と黒だ」
バーバラ「え、雷と闇? それでいいの?」
ローグ「ああ。別の色もかなり使うし、好み的には主人公の専用ARMSのある赤を混ぜるのが好きだったりはするんだが、今回はそれで。ちなみに使うARMSは幻銃[アーヴァイン]と電臣[エレクトリア]だ」
バーバラ「え、闇属性だったらアーヴァインより魂喰[ネクロマンサー]の方が強くない?」
ローグ「そうなんだが、ここはあえてロマン優先。ジョナサンの愛銃でお前を叩きのめしてくれる!」
バーバラ「ほうほう、そーくる? ロマン優先にしたこと後悔しても知らないからね〜?」
ローグ「くっくっく、後悔させられるものならしてみるがいい。あ、あと今回はお前の方が先手な。それと、俺の1st-DRIVEと2nd-DRIVEは、お前が好きなのを選んでいい」
バーバラ「えぇ、そこまでするの? いくらなんでも、あたしに有利すぎない?」
ローグ「その代わり、戦いの中ではまったく遠慮しないからな。まぁ、俺は基本あまりに外道すぎるミスティッカーは使わないようにしてるが……それでも相手を行動済みにするサキュバスと、相手を行動回復できなくするスティールチェーンのコンボとかも容赦なく使うぞ、それが手元にあったら」
バーバラ「え!? なにっ、そんなカードも手に入るのっ、クリア後って!?」
ローグ「手に入るというか、このミスティッカーは普通にお前も持ってるぞ。本編のミッションの中で普通に手に入るし」
バーバラ「えぇー、ホントにぃ……あ、ホントだった。なんで気づかなかったんだろ、そんな強いカードのこと?」
ローグ「ま、このゲーム、その手の特殊効果は相手の順番が回ってきたら消滅するからな。普段のCPU戦じゃTECH使うよりBOOSTして殴り倒した方が早いっていうことも多いし……そもそもひとつのストレージに入れられるミスティッカーには限界があるし、ほしい時にほしいミスティッカーが手元にあるとは限らないんだから、TECH積んでも最初の手持ちにそればっかりきてコストが払えないとかいう事態も起こりうるわけだしな」
バーバラ「あー、そっかぁ……じゃあ、あんまり気にしなくてもいいのかな?」
ローグ「いや、気にしなさすぎても痛い目見るぞ。いいから1st-DRIVEと2nd-DRIVEを選んでくれ」
バーバラ「えー、いいの? 本当に遠慮なく弱いの選んじゃうよ? じゃあ……サクセスブーストTと、サクセスUで」
ローグ「……どちらも攻撃時に特殊効果を与えるEXTRAミスティッカーの成功率を上げるやつだが、いいのか? それで」
バーバラ「え? うん、いいよ。だって一番弱いじゃない、これ。ぜんぜんステータス上がらないし」
ローグ「……そうか、わかった。とりあえず、ストレージを組んだら対戦するぞ」
バーバラ「うんっ!」

バーバラ「運命のデュエル、スタンバイ! とか言った方がいいの、始まる時って?」
ローグ「このゲーム的にはブレイズアウト! だろう」
バーバラ「あそっか。じゃあ、ブレイズアウト! あたしからねっ」
《バーバラ:HP600VSHP600:ローグ》
バーバラ「最初の手札は……あ、ラッキー! サラマンダー来てる! なら、ここはこうだよね、っと!」
《右腕:獣界[タイガージャック]+聖なる炎:AT+20・HP−30》
《右腕:AT80→110・DF30→40・HP600→570》
《左腕:鋼槌[ヴァリアント]+サラマンダー:テンションレベル+1・HP−10》
《左腕:AT40→50・DF40→50・HP570→560》
ローグ「なるほど、赤単色の速攻ストレージか。タイガージャックを使うということは……あれがくるな」
バーバラ「えへへ、やっぱりあれが一番強いしね! 爽快感あるし! というわけで、攻撃っ!」
《右腕:獣界[タイガージャック]でATTACK!→左腕:電臣[エレクトリア]でDEFENSE!》
《AT:110+30−DF:50+10》 《ローグ:HP600→520》
ローグ「……けっこうきたな。さすが攻撃力は随一の赤属性。次は、こっちの番か……」
《右腕:幻銃[アーヴァイン]+七大罪の弐 エンヴィ:HP−10》
《右腕:AT50→70・DF40→60・HP520→510》
バーバラ「え、なにそれ? なんか攻撃力も防御力もぜんぜんなくない、そのカード?」
ローグ「まぁ、これがどんなミスティッカーかは攻撃した時にわかる」
《左腕:電臣[エレクトリア]+フーコーの振り子:テンションレベル+1・攻撃時HP−10》
《左腕:AT50→60・DF50→60》
バーバラ「あ、そういえば雷属性にもテンション上げるやつあったんだっけ……」
ローグ「というか、黄属性は一番テンションが上げやすい属性だぞ。テンション上げるミスティッカー三種類もあるし、貼れる範囲広いし。というわけで、こちらから攻撃だ」
《右腕:幻銃[アーヴァイン]でATTACK!→左腕:鋼槌[ヴァリアント]でDEFENSE!》
《AT:70+30−DF:50+30》
《EXTRAジャッジ→OK》
《バーバラ:HP560→540》
バーバラ「えへへっ、このくらい平気平気! ……って、あれ? さっきのジャッジ、なんだったの? こっちにはバステきてないけど……」
ローグ「その代わり、こちらは手持ちのミスティッカーが一枚増えた」
バーバラ「え? なにそれ。さっきのエンヴィってカード、そういう効果なの?」
ローグ「そういうことだ」
バーバラ「……それって、なんか意味あるの?」
ローグ「………おい。普通に考えてみろ、攻撃するたびにミスティッカーが一枚増えるってことは、ほしいミスティッカーが早めに手持ちに回ってくる確率が高くなるってことだろが。ストレージが回りやすくなるっていうのは大きいんだぞ?」
バーバラ「えー、でもだからってほしいカードが必ずくるわけじゃないし、一度に持てるカードは五枚までって決まってるし、第一カードもらうためにはジャッジに成功しないといけないんでしょ? 素直に攻撃力上げた方が強くない?」
ローグ「く……この脳筋プレイヤーが……戦いの中でカードが回る恐ろしさを思い知るがいいわ。とにかく、そっちの番だぞ」
バーバラ「はーいっ! えっへっへ、いっくぞー……」
《右腕:獣界[タイガージャック]+ブレイブハート:AT−10&攻撃成功一回ごとに+10》
《右腕:AT110→110・DF40→50》
《左腕:鋼槌[ヴァリアント]+「炎増幅MYSTICKER」:DF+自分の両腕に貼られた火属性の枚数×5》
《左腕:AT50→70・DF50→100》
《右腕:獣界[タイガージャック]でATTACK!→左腕:電臣[エレクトリア]でDEFENSE!》
《AT:110+40−DF:60+30》
《ローグ:HP510→450》
《右腕:AT110→120》
ローグ「む……けっこういいペースで削られてるな。やはり赤単は攻撃力が高い……」
バーバラ「えへへー、防御用のカードも貼れたから防御力も高くなってるよー」
ローグ「確かにな。では、次はこちらか……くそ、エンヴィ発動してもトウタクはこなかったか……仕方ない、まぁヴァンパイアがあるだけよしとするか……」
《右腕:幻銃[アーヴァイン]+ヴァンパイア:AT+10》
《右腕:AT70→100・DF60→80》
《左腕:電臣[エレクトリア]+フーコーの振り子:テンションレベル+1・攻撃時HP−10》
《左腕:AT60→80・DF60→80》
《右腕:幻銃[アーヴァイン]でATTACK!→左腕:鋼槌[ヴァリアント]でDEFENSE!》
《AT:100+50−DF:100+30》
《EXTRAジャッジ→OK》
《バーバラ:HP540→520》
《ローグ:HP450→460》
バーバラ「あ、HP回復した……そういえばヴァンパイアって与えたダメージの半分回復するんだっけ……」
ローグ「そういうことだ。ま、この段階だと雀の涙だがな」
バーバラ「うーん、鬱陶しい……けどこっちのがまだHPは多いもんね。このまま一気に削り倒してやる!」
ローグ「そううまくいくと思うなよ」


バーバラ「よっし、あたしのターンだね! あ、でもVに貼れるのが一枚しかないや……でも、これがあるだけよしとしよう、うん! くらえ必殺、プロミネンスアターック!」
《右腕:獣界[タイガージャック]+プロミネンス:AT−20+自分の両腕に貼られた火属性の枚数×10》
《右腕:AT120→170・DF50→60》
《左腕:DF100→105》
《右腕:獣界[タイガージャック]でATTACK!→左腕:電臣[エレクトリア]でO.D.!》
《AT:170+40−DF:80+40+50》
《ローグ:HP460→420》
《右腕:AT170→180》
《ローグ左腕:AT80→60・DF80→60》
バーバラ「え、ここでO.D.!?」
ローグ「これを読んでくれているブレドラを知らない方向けに説明すると、O.D.というのはOVERDEFENSE、攻勢防御とでも言うべき防御法で、防御力を一瞬爆発的に高めて、相手のEXTRAジャッジを完全に防ぐと同時に防御力が相手の攻撃力を上回るとダメージを与えるという、防御の必殺技とでも言うべき代物だ。が」
バーバラ「その代わり使ったら、使った腕の一番上に貼ってあるミスティッカーがはがれちゃうんでしょ? はがれたカードはそのまま消えちゃうし、攻撃力防御力は一気に減るし、ドライブスキル発動も遅れるし、このタイミングで使っても意味ないんじゃないの?」
ローグ「俺的にはまぁベストタイミングだったと思うぞ。テンションドラムが噛み合えばそっちにダメージを与えることもできた値だったし。低かったんで負けたけど」
バーバラ「う、そっか、そういえば……」
ローグ「さて……俺の番だな」
《右腕:幻銃[アーヴァイン]+LOKI》
《右腕:AT100→120・DF80→100》
《左腕:電臣[エレクトリア]+天公将軍「チョウカク」:AT−10・DF−10》
《左腕:AT80→90・DF80→90》
《右腕:電臣[エレクトリア]でATTACK!→[フラッシュ・ディメンション]発動:同じ効果を持つ腕でしか防御されない→DEFENSE不能!》
《AT:90+60》
《バーバラ:HP520→370》
《ローグ:HP420→410》
バーバラ「え、ちょ……きゃーっ! え、え、なに、フラッシュ・ディメンション!?」
ローグ「別に喰らうの初めてじゃないだろが。本編でも敵キャラガンガンこれ使ってきただろ」
バーバラ「う、そ、そうだけど……ローグまでこれやってくるとは思ってなかったもん!」
ローグ「同じ効果を持つ腕でしか防げないなんつー反則気味の効果を持つミスティッカーだぞ、なんとかして貼ろうとするのが基本に決まってるだろが。まぁ効果範囲狭いからいつもいつも貼れるわけじゃないが、貼っちまえば相手がF.D.貼ってない限り一方的に殴れるんだからな」
バーバラ「うー、うーっ……どうしよどうしよ……あ! やった、きた!」
《左腕:鋼槌[ヴァリアント]+ディメンション:AT−10・DF−10》
《右腕:AT180→190》
《左腕:AT70→90・DF105→130》
《右腕:獣界[タイガージャック]でATTACK!→右腕:幻銃[アーヴァイン]でDEFENSE!》
《AT:190+20−DF:100+70》
《ローグ:HP410→370》
《右腕:AT190→200》
ローグ「ちっ、いきなりディメンションを引き当てたか。F.D.ミスティッカーの中でもVという高めな場所に位置してる上にステータスも低いが、かなり初期から持ってるせいで何気に使うこと多いんだよな、本編中だと」
バーバラ「はーっ、はーっ……ふ、ふっふっふ、これで次からの攻撃は全部防げるもんねっ! あー危なかった、これでしのげ……」
ローグ「それはどうかな」
バーバラ「え、え、なにその遊戯王な台詞……」
ローグ「まぁ、心配するな、あそこまでおかしな真似はできん。あそこまではな」
《右腕:幻銃[アーヴァイン]+シャイニング・フォース:AT+10・DF+10》
《右腕:AT120→140・DF100→120》
《左腕:電臣[エレクトリア]+マインドプレッシャー:テンションレベル+1・攻撃時HP−10》
《左腕:AT90→110・DF90→110》
《右腕:幻銃[アーヴァイン]でATTACK!→左腕:鋼槌[ヴァリアント]でDEFENSE!》
《AT:140+80−DF:130+20》
《EXTRAジャッジ→OK》
《バーバラ:HP350→280》
《ローグ:HP370→405》
バーバラ「い、いったーっ! なにそのテンションドラムの+80って!?」
ローグ「見ての通りだ。これまでで俺のテンションレベルは+3されてるんだぞ? お前も+1されてるが、LV2とLV4じゃ期待値でも30差があるんだ、最大値は+90なんだから出る時は出る」
バーバラ「うううう……くーっ、こっちだって負けないもんね……あれ、MYST? なんかバステくっついた?」
ローグ「その通り。MYSTはメジャーなバステに入らない効果を持つバステの総称。で、俺が今回くっつけたLOKIの効果は……」
《LOKIの特殊効果発動:ウデを行動回復するたびに手持ちMYSTICKERを2枚捨てる》
バーバラ「え、二枚って……あ、や、きゃーっ! ダメ待ってやめて、フレイムフィールドはかんべんしてーっ!」
ローグ「やっぱり持ってたかフレイムフィールド。赤属性一枚ごとにAT+10なんて効果だからな、脳筋思考な上パワー志向なお前は持ってると思った」
バーバラ「ううう、わかってるならなんで捨てさせるのー……あ、わかってるから捨てさせるのか……」
ローグ「というか、捨てるミスティッカーはランダムで選ばれるんだけどな。それからな? もし気づいてなかったらアレなので言っておくと、お前の選んだドライブスキルのおかげで、アーヴァインの方を四枚まで貼った俺はEXTRAジャッジが成功しやすくなっている。そしてシャイニング・フォースというミスティッカーにはEXTRAジャッジを成功しやすくする効果があるんでな、今俺がEXTRAジャッジを成功させる確率はかなり高いと思うぞ」
バーバラ「がーん……そ、そんなところに落とし穴がっ……!」
ローグ「というか黄と黒はEXTRAミスティッカーの宝庫だろが。先にメイン色言っただろ? 本格的に活用したらそのえぐさはこんなレベルじゃないぞ。まぁ俺もレベルを上げて物理で殴る方が好きなタイプなのでこんな感じになったが」
バーバラ「ううーっ、いいもん、負けないもん! HPは負けちゃったけど、こっちの方がまだまだ攻撃力は高いんだからっ! ……やーん、こないーっ!」
ローグ「ウオークライはまだ遠いか。まぁLEGENDは基本一種類一枚しか手に入らないからな」
《左腕:鋼槌[ヴァリアント]+レッドドラゴン:DF+10》
《右腕:AT200→210》
《左腕:AT90→130・DF130→185》
《右腕:獣界[タイガージャック]でATTACK!→右腕:電臣[エレクトリア]でO.D.!》
《AT:210+40−DF:110+50+50》
《ローグ:HP405→365》
《右腕:AT210→220》
《ローグ左腕:AT110→90・DF110→90》
バーバラ「え、またO.D.!? ま、またなんか企んでるの……?」
ローグ「企んでるというほどじゃないが、テンションを上げるミスティッカーは基本一回貼ったら用なしだろ? O.D.ではがしつつ防御力を上げるというのはまぁ、アリだろうと思ってな。というか、1st-DRIVEをアタックブーストTにしてるとは思わなかったぞ」
バーバラ「え、だって1st-DRIVEではAT上がるスキル他にないし……」
ローグ「……うん、そうだな。では、こちらの番、いくぞ!」
《TECH/スティールチェーン:次のアクション開始時にウデの回復が行えなくなる》
バーバラ「げっ……それ使うのぉぉ!?」
ローグ「持ってたら使う、ってきっちり言っただろが。さぁて、次の攻撃、防ぐか? それともスルーするか?」
バーバラ「う、う、ううぅぅ……」
《左腕:電臣[エレクトリア]+グラヴィティ・ハンド》
《左腕:AT90→110・DF90→110》
《右腕:幻銃[アーヴァイン]でATTACK!→左腕:鋼槌[ヴァリアント]でDEFENSE!》
《AT:140+50−DF:185+30》
《EXTRAジャッジ→OK》
ローグ「うわ……さすが属性ボーナスが全ARMS中トップのヴァリアント、テンションが2LV上の相手の攻撃をあっさり防がれるとは……。赤属性の防御用ミスティッカーはやっぱり単色だと強いな……」
バーバラ「へっへーんだ、なめないでよねっ! このくらいの攻撃……」
ローグ「やっぱり行動回復を封じておいてよかったな、うむ。これで次の攻撃は必中だし」
バーバラ「うううっ……ろ、ローグの鬼ー……あれ、でもなんでEXTRA発動、エンヴィの方にしたの?」
ローグ「仕方ないだろが、EXTRAは同じ腕でも一度に発動できる効果はひとつだけなんだから」
バーバラ「うん、それもあたしがEXTRA使う気になれない理由のひとつなんだよねー……じゃなくて、なんで?」
ローグ「ほしいミスティッカーがまだ手元になかったからな」
バーバラ「え、な、なにそれ……なんかすごい嫌な予感するんだけど……」


バーバラ「くぅぅっ、あたしの番なのに腕が回復しないからなんにもできないーっ! 攻撃どころか防御もーっ!」
ローグ「くっくっく、これがTECHミスティッカーの恐ろしさよ。カウンターブレイクの一枚も入れておけば簡単に防げたものを……まぁそれでも手元になかったら意味ないが」
バーバラ「くぅぅぅ……ええい、もういいからこーいっ! ちょっとやそっとの攻撃じゃ、まだまだ死なないからねっ!」
ローグ「ほう、いい度胸だ。ではいかせてもらうぞ!」
《左腕:電臣[エレクトリア]+LEGEND/ミュージカル:AT+30・DF+40【アップルのARMS 専用】攻撃を行ってもウデが行動済みにならない》
《左腕:AT110→160・DF110→170》
《右腕:電臣[エレクトリア]でATTACK!→DEFENSE不能!》
《AT:160+70》
《EXTRAジャッジ→OK》
《バーバラ:HP280→50》
《ローグ:HP365→355》
《グラヴィティ・ハンドの特殊効果発動:相手の両ウデにあるMYSTICKERの枚数1枚につき相手のSPD-10》
バーバラ「やぁぁんっ、なになになにそれ、死ぬ死ぬ死ぬ! ずるいずるい卑怯ー!」
ローグ「なにが卑怯だ。きっちりルールに乗っ取っているぞ。テンションドラムの数値もLV4だったら普通に出る値だし、スティールチェーンもごく一般的なTECHミスティッカーだ。こっちの腕で攻撃しても行動済みにならないのもこのLEGENDミスティッカーの効果と明記されてるし、SPDが下がるのも間違いなくグラヴィティ・ハンドの特殊効果だ。というか、これでもまだ一発逆転の可能性が残されているのが赤単色ストレージの恐ろしいところだぞ? まぁそちらの手持ち次第だが……」
バーバラ「え、そ、そうなの? じゃ、じゃあ次の手次の手……よしっ、ぎりぎりでローグより先に手番がきた!」
ローグ「まぁステータスがMAXならどちらもSPDは170で、手番が来るまでの時間はSPDに反比例するんだから、-70されても普通にそっちの方が先に手番が来るぞ」
バーバラ「え、ならなんでわざわざそんな手」
ローグ「つまりこの次では間違いなくこちらが二手番連続になるからだ」
バーバラ「うぅー……こい……あれこいあれこいあれこいっ! ……よしっ!」
ローグ「……来やがったか……」
《右腕:獣界[タイガージャック]+LEGEND/ウオークライ:【タイガージャック専用】全員のウデにある火属性のMYSTICKER 1枚につきAT+10》
《右腕:AT220→330》
《左腕:DF185→190》
バーバラ「よしっ、ここで2nd-DRIVEのダブルアタックが発動! 攻撃が二回できるようになって……それで、ここでっ!」
《TECH/主題歌:テンションが2レベル上がる》
ローグ「げっ……そんなもん持ってたのか」
バーバラ「テンションが2LV上がって……ブレイザードライブ状態になるっ!」
ローグ「ブレイザードライブというのはテンションが最大まで上がった状態で、設定的にはミスティッカーの力を完全に引き出すことができるブレイザー……ミスティッカーを使って戦う主人公たちみたいな人間の至るべき境地みたいなものなんだが、題名にもなってるわりにゲーム内でも漫画内でもさほど取り上げられなかったネタではある。が」
バーバラ「この状態になると攻撃力と防御力が一気に上がって、スピードも上がって、さらに両腕とも行動しても行動済みにならなくなるんだよねっ!」
《右腕:AT330→412・DF60→75》
《左腕:AT130→162・DF190→237》
バーバラ「AT412&テンションMAXの二回攻撃をくらえーっ!」
ローグ「く……!」
《右腕:獣界[タイガージャック]でATTACK!→右腕:幻銃[アーヴァイン]でO.D.!》
《AT:412+80−DF:120+60+50》
《ローグ:HP355→93》
《右腕:AT412→422》
《ローグ右腕:AT140→120・DF120→100》
ローグ「よし……! これでHPが三割切ってテンション上昇! こちらもブレイザードライブ状態だ!」
《ローグ右腕:AT120→150・DF100→125》
《ローグ左腕:AT160→220・DF170→232》
バーバラ「え、なんか左腕だけステータスの伸びがよくない……?」
ローグ「LEGENDミスティッカーにはブレイザードライブ状態になった時に得られる特殊能力があるだろが。そっちのウオークライはアクション開始時にHP+50で、こっちのミュージカルはARMSボーナス+20!」
バーバラ「う、で、でもそっちの残りHPは100切ってるし、そっちのDFが高くったって押し切れるもんね!」
ローグ「……こい!」
《右腕:獣界[タイガージャック]でATTACK!→左腕:電臣[エレクトリア]でO.D.!》
《AT:422+50→232+100+50》
《ローグ:HP93→3》
《右腕:AT412→330・DF75→60》
《左腕:AT162→130・DF237→190》
《ローグ左腕:AT220→137・DF232→137》
バーバラ「……えーっ!? うっそーっ! 耐えられたーっ!?」
ローグ「……ぎりぎりでも生き残る道はこれしかないとやったことだったが、賭けた甲斐はあったな」
バーバラ「う、う、でもこっちは四枚貼ってるし、主題歌の効果時間が切れてテンション下がってもDF高いもんね! 残りHP50でも、そっちの攻撃なんて弾いちゃうんだから!」
ローグ「…………。ここで、これがきてくれたか」
バーバラ「………え?」
《TECH/エレクトリック・アクセル:SPDの数値の半分ATが上がる》
《右腕:AT150→287》
《左腕:AT137→274》
バーバラ「………あ」
《右腕:幻銃[アーヴァイン]でATTACK!→左腕:鋼槌[ヴァリアント]でO.D.!》
《AT:287+80−DF:190+30+50》
《バーバラ:HP50→0》
《バーバラ、ブレイズオーバー》

バーバラ「あーんっ、負けたーっ! くやしーっ!」
ローグ「今回は本気でこっちの運がよかっただけだぞ。ロマンメインの構成にしたとはいえ、本当にラストではこっちのテンションドラムが最大でそっちが最低じゃなけりゃ即死だったんだからな」
バーバラ「え、そう? そう言われるとちょっと嬉しいかな……えへへ」
ローグ「まぁ、そっちの運もかなり良かったと思うが。たいていの場面でうまい具合にほしいミスティッカーが来てたしな」
バーバラ「あ、それはそうかも。プロミネンスも炎増幅もうまいタイミングで来たしね」
ローグ「で、どうだ? 対人戦の感想は」
バーバラ「うんっ、面白かった! やっぱりこういうゲームって、対戦が燃えるね! 相手がこうきたらこうきて、そうきたらああ返してっていう読みあいとかやり合いとか面白い!」
ローグ「ま、極めるのは難しいだろうが、これはゲームだからな。ゲームのプロでもない俺たちとしては、自分なりに考えた強い組み合わせで全力で人間と戦うっていうだけでも燃えるよな」
バーバラ「そうだねー。最初パッケージ見ただけだとなんかしょぼめな感じしたし、実際ストーリーとかはあんまり大作っていうわけじゃないんだけど、システム込みだとすっごくよくできてるよね。演出とかもテンポ崩さず楽しくプレイできるし、なにより戦闘楽しいし!」
ローグ「ああ、ゲーム自体はどこもよく考えられてると思う。漫画ありきのゲームというわけじゃないので、小粒ながらもちゃんと創った、ゲーム性の強いゲームを楽しみたいという人にはお勧めだな。DSのゲームだから基本どこでもセーブできるから、気軽にできるっていうのもあるし」
バーバラ「うんうん。というわけで今回はこのへんで! 読んでくださったみなさんありがとうございました〜!」

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