あとがき。

 自分の書く外法小説では龍斗=自分のつもりで書いているので主人公の自分設定というのはあんまりないんですが、数少ない設定の一つとして『料理が得意』というのがあります。
 もともとの能力値が高いので何をやってもそこそこ器用にこなすけど、家事全般、特に料理は大の得意、という設定。
 これでかじゃまちゅりの胃袋を押さえて、好感度アップだぜー! って感じで。
 ………なに? 問題はそこじゃないだろ、ですって? はい、そうですね、すいません……。
 ………触手ですいません!
 擬音ですいません!
 尿道責めですいません!
 変態でまっことすいません!
 なんというか……今回はさすがに、『お前そんなことしていいと思ってんのかァ!(バキッ)』と修正されてしまいそうな内容ですね……不快に思われた方、本当に申し訳ありませんでした。
 じゃあ書くなって? ……だって……こういう話思いついちゃったんですもの……思いついたからには書きたいし、書いたら見せたいし……ほ、法には(はっきりとは)触れてないっスよ?(そういう問題じゃないだろう)

 この話を思いついたのは外法小説を書き始める前、ぐちゃらぐちゃらと小説の構想を妄想していた時のことです。
 テンションを高めるためにそっち系のサイトをサーフしていると、不意に、『触手でヤりてぇ……』という思いがわきあがってきてしまったのです。
 かじゃまちゅりを触手で犯したい。上も下も触手で一杯にして、ヒィヒィ鳴かせたい。そんで顔にも口の中にもお尻の中にも、体液を思いきりぶっかけてやりたい。
 おきちゅぐに対する変態性が炎のように燃えあがってしまった自分の中で、たちまちのうちに構想ができあがり、責め方もこーしてあーして、あーんなこと言わせちゃってv とか妄想が暴走し、こういう作品に凝結してしまったわけです……。
 書いている最中に、ふと、『……なんで自分はこんな親に見せたら恥ずかしさのあまり死ねそうな小説を必死になって書いておるんじゃろ……』とか我に返ってしまったりもしましたが、基本的にとっても楽しんで書けました……自分はかじゃまつりにこーいうことができたらなーと日々願っている変態さんなんです……。いや、あそこまでは(毎日は)やりたくありませんが。
 健全なかじゃまちゅりファンの方にはさぞかしご不快でしょうが、ネットの隅っこでコソコソ生息している哀れな奴と見逃してやってくださいまし。
 ですが自分にもかじゃまちゅりをピュアに愛する部分もあるんですよ? おきちゅぐを幸せにしてあげたくてしょうがないですよ?
 でも、かじゃまちゅりのあの性格が! 存在が、魂が! 自分の変態性を刺激してやまぬのです。
 傾向としてはむしろ男性向けの心意気。それと親のように幸せを願う気持ちが同時に存在しているのです。
 『男性向け? なんじゃそりゃ! そんなもん見たくないわい!』という方へ。むろんそれならそれで結構なのですが(見たくもないものを見せてしまって申し訳ありません)自分がエロを書く時常に心に抱いている某先生の言葉をお教えしましょう。
 『しょせん、ポルノは使えてなんぼ』!
 ……別にポルノのつもりで書いてるわけでもないから使えなくてもいいんですけどね、その言葉を心のどこかに置きながら自分はエロを書いてるってことで。そんな自分が書くものがああなってしまうのは自然の理っちゅーか、なんちゅーか……。
 抒情的な、女性向(と一般に言われるタイプの)エロも大好きなんですけどね、自分。

 しかし、今回はとにかくひたすらエロくするつもりで自分でも『……ちょっとクドいかなぁ』と思うくらいしつこく行為を描写したのですが(あの擬音もそのためです)読み返してみると妙にさっぱり風味なのは気のせいでしょうか。
 強制興奮、擬音、触手と男性向けエロまっしぐらなシチュエーションなのに、なぜかさほどエロティックじゃないような……書いてる時は我ながら気持ち悪くなるくらいだったのに……。
 自分の書くものなせいでしょうか。あんまりエロエロって感じがしません。
 他のエロ書きさんたちはどうなさっているのでしょうか……知ってみたいものです。
 あ、それと、なぜわざわざエロには全く関係のない前半部分がついているのか、ということなんですが(なぜ店で働かねばならんのかという必然性が全くないもんな)……。
 自分は外法主風ではエロも非常に書きたいのですが(かじゃまちゅりに対するリビドー全開)、龍斗と風祭の日常の風景もとっても書きたいのです。かじゃまちゅりが龍斗に突っかかって、あしらわれて、ちょっかいかけられてるところが見たいの。
 そういうなんて事のない日常をかじゃまちゅりと送れるなんて幸せだなぁ、とおきちゅぐを親のように愛している部分が言うのです。おきちゅぐと共に生活して、なんてことのない日常を積み重ねたいと(龍斗=自分ですから自分……)! おきちゅぐをかまって怒鳴られて面倒かけられてお世話して……ああ考えただけで! なんて幸せなんだろう!
 それにせっかく旅に出てるんだから、いろんなシチュエーションの日常風景が見てみたい! 一緒に旅していて起こるいろんなことをおきちゅぐと一緒に乗り越えていきたいなーv とかそっちの妄想が炸裂するのですよ!
 だからというわけではありませんが……次回の外法小説は(まだあるんです……)、おそらく後にも先にもただ一つと思われるエロなし小説です。まー今回がちょっと飛ばしすぎたことですし……ちょっと風祭に言わせてみたい台詞があるもので。
 ラブはあってもエロはない、どちらかと言うとシリアス風味な小説になる予定ですが、よろしければお付き合いください。
 余談。作中で龍斗が言っていた、『準備もなしにあんなこと……』っていうのは尿道責めのことです。消毒や潤滑剤もなしに尿道責めなんかしちゃいけません。幻だからできたプレイだってことですね。
 ……あくまで聞いた話っスよ? 自分としては……(龍斗がなぜそんなことを知ってるかというと……うちの龍斗は必要以上にそっちの経験は豊富という設定なので……受も攻も……。数少ない設定その二……)。

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