あとがき。

 わーい、健全だぁーっv(ホモという時点で健全じゃないだろうという意見は却下します)
 外法ではひたすらヨゴレ街道を突っ走ってきた自分ですが、今回! ようやく! エロのない、普通のカップリング小説を書くことができました!
 これで『かじゃまちゅり下半身思考作家』とか『おきちゅぐヤるだけ書き』とかいう汚名から逃れられるぜ、ふっふっふ(そんなこと誰もゆってない)。
 ……健全カップリング小説は既にいろんな方が素晴らしい作品を書いていらっしゃるのだから自分が書いた健全小説って誰も読んで下さらんのでは、と言うことに気付きちょっぴり落ちこんだりもしましたが、『ま、いいか』という結論に達しました。
 自分が書きたいものを書く。それが二次創作! 個人サイト活動!

 この小説は、前回のあとがきに書いた通りおきちゅぐにある台詞を言わせたくて書きました。
 すなわち、『好きだ』という告白。
 おきちゅぐの気持ちはわかってはいても、やっぱりちゃんと『好きだ』と言ってほしい。普段素直じゃないおきちゅぐの、本当の気持ちを聞いてみたい。
 そういう少女漫画的心理から生まれた作品です。
 しかしおきちゅぐがそう素直に好きなんて言ってくれるわきゃない。つかほいほい言うなんておきちゅぐじゃない。
 じゃあ……? と考えれば、大筋はすぐに決まりました。龍斗をいっぺん殺そうと。
 いまわの際の願いなら、おきちゅぐも無碍には断らんだろう。いやしかしそれでも期待通りに言うなんておきちゅぐらしくないな。となると……? という風に考えていって、ああいう作品になったわけです。
 エロを書かないということもすぐに決まりました。頭の中で展開を追っていくと、エロを入れようとするとどうしても蛇足になるのです。そんなつけたしみたいなエロは自分は書きたくない。つまんないもん。
 頭の中でほぼ完璧にストーリーを練り上げて、こういってこういってここでこういうことを書こう、ということまで決まっていたので、こりゃ楽に書けるだろう、と思いつつ、自分は書き出したのです、が……。
 これがまたちーっとも進まねえったら。書くことは決まってるのに、文章に写せない。ちょっと進んではやめ、ちょっと進んでは気分転換し、と亀の歩みのごとき速度で書き上げました。
 なんで? これまで外法小説はみんなすごくすらすら書けたのに! と考えてみて、結論。
 エロは煩悩と直結してるからすらすら書けて当然! 他のジャンルの進み具合と比べてみても、これが本来の自分の書く速度なのだ!
 ……これに気付いた時は、ちょっと悲しかったですね。
 まあそんなわけで(それだけじゃなくて、畳替えで数日ろくにパソコンにも触れなかったりとかもあったんですけどね)こんなに作品ができあがるのが遅くなってしまいました。待っていてくださった方いらっしゃったらゴメンナサイ。
 なんかやたらに龍斗の台詞多いしなあ……ご満足できなかったらすいません。ちょっとばかしかじゃまちゅりに偉そぶって説教っぽいことしてみたかったの……(龍斗=自分が)。かじゃまちゅりの考え方に対して自分はこう思うよということを言ってみたかったのね。
 さて、これで自分の外法小説は一応の完結となります。でもこれで終わりというわけではありません。
 どういうことかというと、ここまでの四作が自分が外法小説を書き始める前に構想していたネタの全てなんです。だから一応決着がついたっぽい感じになってるでしょ?(一応自分はそのつもり)
 でも、あともう少しネタがあるので、まだ外法……っつか風祭小説を書くことになると思いますが、更新ペースはちょっと落とします。他のジャンルも更新せねばならぬしね。
 次回は今更? の初めて編。龍斗が初めてかじゃまちゅりをヤった時のことをかじゃまちゅりの視点から描きます。
 よろしければまたご覧になってくださいね。では、オ・ルヴォアール。

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