あとがき。

 お待たせしました。本当にお待たせしてしまいました。
 もはや誰も待ってないかもしれませんが、外法帖小説、ほとんど半年振りの更新です。
 今回は前回の予告通り甘々を目指して頑張ってみたわけですが、見事に玉砕してしまった感があります。なによりまず自分があまりに外法帖作品を書くのが久しぶりなせいでかじゃまちゅり&龍斗のキャラをなかなか思い出せないというのがありまして。
 書きながらキャラがつかめないことつかめないこと。当然書いても進まないこと進まないこと。必死に取り組んだのですが、こんなに日数がかかってしまいました。おまけになんかキャラ違ってないかなという不安が今も自分に付きまとっています。
 それでもこれが今の自分の精一杯。はっきり言ってもういっぱいいっぱいです。そう、たとえ甘々という予告から思いっきり外れたものになっていたとしても。……すいませんすいませんすいません………。

 甘々、いちゃいちゃといえば欠かせないのがデートです。たとえ江戸時代でもくっついてる奴らには街をうろつきつついちゃいちゃしていただきたいもの(妄想族としては)。
 しかし、二人で街に遊びに繰り出すのを明確にデートと(江戸時代にデートはありませんが)名付けるからにはそれなりの必然性というものが必要です。だって二人は基本的にいつでも二人一緒だから。始終二人っきりで旅の空の下だから(ウチでは)。イベントに凝る男、龍斗としてはどうせなら思いきり盛り上がるイベントを初デートの舞台に選ぶはず。
 そこで祇園祭を起こすことにしました。時期的にも祇園祭が始まるのは七月、二人が旅に出るのが四月(そうなんです)。無理のある時期設定ではありません。京都出身というウチの龍斗の設定もさりげなく出せるし、一石二鳥!
 京中お祭りムードの中で、一気に盛り上がれ二人の仲! ……と思ったのですが……。
 駄目でした。駄目駄目でした。なんというか、あのおきちゅぐの性格設定に矛盾することなく甘々なデートを描くには、自分の筆力は足らなさすぎました。
 本当にちょっとだけ甘? みたいな変わり映えのしない……というかそれよりも悪いものになっちゃって、期待して待っててくださった方(がもしいるとしたら)には本当に申し訳ないことをしてしまいました。お許しください。あーちくしょう甘々書きたかったなぁ……。

 さて、外法帖小説次回は今回の続き。今回のラストにあった緋勇家に保護された後のお話です。
 なぜ龍斗の故郷を出したかというとこれがやりたかったからなんですね〜。かじゃまちゅりを書こうとするならば避けては通れぬ、緋勇家と風祭家、双龍の関係というのの自分的設定をいっちょぶちかましてみよっかな、と思ってます。
 ウチの龍斗には設定がない、というのが基本姿勢なんですがそれでもやはり小説を書いていれば設定はどうしても生まれてきてしまうもの。自分も二次創作書きの例に漏れず自分設定というのは嫌いではありません。
 他の方々のような強烈な設定ではないにしろ、自分の中にできてしまった設定というのをみなさんにご披露するような自己満足色の強い作品になりそうなんですが……それでもよろしければ待っていてくださいませ。でも更新は数ヶ月先になると思いますが。

戻る   外法帖小説 topへ