あとがき。

 今回は前回予告した通り、鴉室と葉佩のラブラブデートです……というにはちょっと糖度が足りないですね。
 これはですねー、次回以降の伏線なんです。
 えーとですね、なんと申しましょうか、前回のあとがきであんなこと書いといてなんなんですがー………鴉室と夕薙のどっちを取るかという問題の決着編、書くことに決めてしまったんです、はい。
 なぜかっつーと……一通ですが納得いかないっつーメールを貰ってしまったからなんですねー。もとは拍手だったんですけど詳しい感想を送ってくださいとお願いしましたところ受け容れていただけましたので。
 まーそのメールであれじゃ納得いかないあの作品はなってない、というような意味のことを言われ、悔しかったのと自分の作品で納得いかんところがあったんだとしたらへっぽこ書き手ととしては納得いくようなものを書くべきだろう、という思いで、なにくそ、と決着編を書くことに決めたのです。
 ただその決着編はそんなに急いで書かないつもりです。前作が本当に自分としてはいっぱいいっぱいだったっていうのも限りなく本音なので、少なくともある程度の時間をかけなければ万人を納得させられるような(と、少なくとも自分が思えるような)作品は書けそうにありません。
 そんなわけで、申し訳ありませんが決着編を読んでみたいと仰せの方、もうしばらくお待ちください。

 というわけで今回はラブラブデートというにはいまいち甘くないものに仕上がってしまいました、すいません。
 今回の鴉室の不審な行動は、あれです。彼なりに葉佩を自分にメロメロにしようと思って取った行動です。
 普段振り回されっぱなしの彼が、頑張って葉佩を振り回そうとしたんですね。でも作者の力不足ではじけきれませんでした、すいません。
 それどころか逆に葉佩に思わず胸がきゅんv とするようなことを次々やられてしまって、タチ悪いな〜と思わざるを得なくなっちゃうわけです。
 そこらへんの決着もつけなきゃならないのかなぁ……。

 隠してない小説はあれです。レリックドーンが攻めてきた時に、葉佩はレリックドーン兵を次々倒していったはずだ! という妄想が出発点なんです。
 でも普通に考えてそうだと思いませんか!? 葉佩だってみんなを守るためにレリドン兵を次々倒していったはず! いやそれどころか葉佩としては学園の中にいるレリドン兵を残らず倒さないうちは遺跡に行かなかったはずだ!
 ……そういうカッコいい葉佩を書きたい! という思いがなにゆえああなったのでしょうか……自分でもさっぱりわかりません。

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