あとがき。

 とうとうレックス先生シリーズも二桁に突入。短編もあわせると結構な数になりますねー(これでも自分的にはかなりの量なんです……勘弁してやってください……)。
 10話ですが、実は自分このへんあんまり印象に残ってません。話があんまり動いてないっていうのも理由の一つですが、それ以上に戦闘が! 自分この話の戦闘大っ嫌いなんですけど!
 初回は本当に山のようにやり直す羽目に陥りましたよ亡霊召喚師もイスラも。瞬間移動凶悪すぎなんじゃーっ! 銃兵多すぎじゃ! どいつもこいつもちょこまかといやな動き方しやがって……! 召喚師も攻撃せこいっつの! 本当に何度やり直しただろう……。
 でもイスラ戦は今回やってたら非常にスムーズに勝てました。おおう自分進歩してる!? やっぱ基本に忠実なのは大事だなぁ。一体ずつおびき寄せて戦うってこんなに有利だったのね……(いや、自分早くクリアしようと比較的前へ前へと進軍するもんで……だめじゃん)。
 とにかく戦闘ばかりが印象に残る話ですが、でもナップの呼びかけで正気を取り戻す先生はいいですよねー。愛だね、愛。夜会話もそれ関連にしました。
 ナップ女々しすぎ! という方へ。レックス先生シリーズは短編と連動しているのです。というか、基本的に自分の書く同じジャンルの作品は同じ世界の話として繋がっています。
 第10話は『揺れる〜』の後という設定。つまり、『揺れる〜』を読んでいただければわかるように、この時点でナップはレックスに惚れているのです!
 つまりレックスはナップが自分にそういう好意を持っているということに全く気づかず(鈍っ)、『ナップは教師として俺を慕ってくれているだけなんだ、師弟愛なんだ、理性理性理性理性!』とか考えてるわけですね。はっはっは。
 なんで今ナップを惚れさせたのかというと〜……まあ別に今じゃなくちゃいけなかったわけじゃないんですが、そろそろ自覚してもらってもいいだろうと。ナップはもちろんレックスのことは最初から大好き(最初は素直に表さないけども)。そして日を重ねるごとに先生の存在がどんどんナップの中で大きくなっていって、先生で体と心がいっぱいになっちゃうわけですね。心も体も先生を求めて、幼い器が暴走してしまうわけで。ナップ可愛いなぁ……(自分で書いておきながら)。
 毎日夢精っつーのはなんぼなんでもやりすぎ、っつかありえねえだろって感じなのですが……ナップが心底レックスを愛してしまってることを表したくて。リィンバウムの少年は精力が旺盛ということでひとつよしなに……(すいません勘弁してください)。
 まあレックス先生も結局手は出せなかったわけですし。これからはレックスとナップの両思いなのにすれ違うところをメインに書いていきたいなーとか思っております。理性と煩悩の狭間で葛藤するレックスに幼い情熱をぶつけるナップ。それがアプローチだということにすら気づかない激ニブレックス。不幸といえば不幸ですが、そうでなくっちゃ面白くないですもんね(お前の書いたもんはもとよりおもろないわっつー突っ込みは禁止)。でもレックス、今回は辛いけれども幸せだったでしょ? なにせ初めての一人エッチのお手伝いですからねー。よく鼻の粘膜がもったもんだ。
 月河は(アレな略……)ナップが実力を発揮し始める話です。あれだけの経験を積んできたナップです、軍学校でも活躍しまくり目立ちまくりに決まってます(断言)。
 ちなみにこの話の中でのナップはLV50として書いてますから。無限回廊の最深部まで潜り、最強武器を手に入れ、幻影龍妃と幾度も剣を交えた最強ナップです。ボーナスパラメータはATメインにサブがDF、あとはMDFとTECにちょっとずつ、という感じで振り分けてる設定。MATには一点も振ってません。クラスは希望の戦士です。
 ここまで鍛え上げたナップに勝てる人間はそうそう存在しないでしょう。へっへっへ。ナップえこひいき〜。ちなみにウィルはLV15、教官たちはLV25ぐらいの設定です。サモナイではデータと話の内容は必ずしも一致しないのですが……自分がデータに忠実な小説読むの好きなのでねぇ。
 とか言いつつLV25キャラを一撃で倒すなんてデータ無視なことしちゃってますが(笑)。いかにLV50、いかに防具なしとはいえ練習用の剣で正面からやってHPを一撃でゼロに、なんて無理ですよね。
 でもサモナイの戦闘をリアルに当てはめるとどうしてもおかしなところが出てきちゃうので。リアルへの『翻訳』の過程でプラスしたルールだと思ってくださいまし。ガープス的に言うとナップ技能レベル25、教官18、ナップは武器の達人で体力13、練習用の大剣でのダメージは2D+4の叩き、頭を狙った攻撃で教官が受けをファンブって、最大ダメージが出て頭蓋骨で二点止めても一撃で生命力がマイナスに――というところでしょうか(別にわかる必要はないです)。頭部を狙ったクリティカルでも別にいいんですけどね。
 ウィルは前回よりかなりネガティブな部分を全面に押し出しています。この作品の中でのウィルがどうしてこんなに勝つ≠アとにこだわっているかはいずれ明らかになります。自分設定の嵐でごめんよー!
 それと、アリーゼとベルフラウ出ました。ですが、自分はまだこの二人でプレイしていないので、口調とかはかなり自分流でやらせていただいております。
 性格もこういうのでええんかな……と不安な面はありますが、自分は自分なりに自分の中でできたこの二人の性格、気に入っております。むろんここおかしい! というご指摘のメールはお待ち申し上げておりますよ〜(掲示板は禁止ですよ)。

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