あとがき。

 はーやれやれよーやく一区切りついたー……。はい、そーいうわけで今回でサモ4のグラライ更新は一区切りです。まー実際なにげに体力的にもきつかったんだよねぇ月一更新って。
 でもこのあとさらにハードなスケジュールで更新していく予定なんですが……ほら以前にも書いたリィンバウム旅行記。あれをね、書きたいなーと。グラライメインとはいえカプがそれだけじゃなくなるのでグラライ更新としてはとりあえず一区切りではあるんですけど。
 本来ならもっとゆっくり更新していくべきかな、とは思ったんですけど……なんというか、サモ3とか九龍とかであんまり更新が間遠になると自分の中で勢いが減じる作品ってのがあることがわかっちゃいましたからねぇ……。んで、自分はリィンバウム旅行記もその類じゃないかなーと思ったので、ここはいっちょ無理して早めに書ききっちゃおーかな、と……いやいやそれはさておきグラライの話ですよ。
 ここ数ヶ月でえんえんグラライのバカップルぶりを連載してきましたが、個人的にはグラライはこここそが書きたいと思っていたところなので非常に楽しかったです。自分はもうでっきできのらぶらぶのいちゃいちゃの二人が書きたかったんだよ。自分の中でそういうカプ書くのってそれなりに前振りがいるからえんえん書いてただけで(自分どーしてもお話を書きたくなっちゃうんですよ。ちゃんと最初から読んで筋道が立つようにしたくなるの。やまなしおちなしが悪いってんじゃなくて、書く時の趣味というか、こだわりの問題ね。自分もフツーにやまなしおちなし作品読むしさ)。
 自分の中でグラライはライに萌えてハァハァする駄目でヘタレだけどでもちゃんとライを愛してる実はステキな兄貴と、兄貴が素直に表せないけど大好きな愛されることに飢えてる健気で一途な少年ライという形で固まってしまったので(最初にどういう話にしようかなーと考えてる時に)、最初の三作は兄貴視点から。ライが可愛くてならない(そして大人として駄目な領域に踏み込んでいる)兄貴のでれでれっぷりを読者さまに読んでいただいて、で、次に落ち的な形でライ視点からライはこーんなに兄貴が好きで兄貴がこんなにカッコよく見えてるんですよ(だから痴話喧嘩)、という話を書く、ということにしたんです。順序と話数までほぼ最初から決まったような気がします。
 で、らぶらぶいちゃいちゃを加速させたかったので、最初はフェラ、次が女装、次が軽スカトロ、と少しずつプレイをハードにしていこうと。
 いうのは実は半分しか本当ではありません。
 いやね、実はね、書きたいプレイが先にあったんですよこのお話。最初にぽんわわわーんとライにフェラしてくれないかなーと妄想する兄貴いいな、とかそのくらいはしてくれるよな、じゃー次に女装ねだったらどうだろう、ゲーム中でもあったしメイド服で、あーこれはたぶん嫌がられるな……とか妄想が広がっていってですね、自然に話が出来上がっていったんですよ。設定と話が常に前後するもの書きの不思議。
 なのでね、エロシーンを書く時は本当に顔がにやにやしてしまったのですよーv いやもちろん産みの苦しみ大きかったですけどさ。男として可愛い恋人に対する愛情と性欲に支配される兄貴(グラッドがそーいうのがまたハマるキャラだからねー)を書くのは本当に楽しかった。そしてそういう兄貴に翻弄されるライを書くのも楽しかった。
 なんというかね、自分ショタコンですが、可愛い少年大好きですが、でも好きだからこそ自分ではなかなか書けないんですよ。自分基本的にナルなので『自分で書いたものじゃ萌えない!』という方々で聞かれる嘆きってぴんとこなかったんですが(ていうか自分基本小説書く時は書き手としての喜びしか求めてないので、別に自分の書く少年に萌えられなくても困らないっていうか……)、今書いててわかった。好きだから、愛しているからこそ自分に求める水準が高くなってしまうのですよ!
 でもね、今回はね、愛し合う兄貴×少年(自分の最萌えカプパターン)という二人を自分の中でちゃんと創れたかなーと自画自賛しておりますよ。理性的な愛情だけじゃなくて、お互い性欲も持ってて、欲情したりして、そこらへんのズレで苦労したりもするけどそれをお互いの愛情(下半身由来のもの込み)で乗り越えていく二人がね。いや別に創れてなくても今回はかまわん。わしは楽しかった! だからもうそれでいいや。もちろんご感想いただければその喜びはさらに倍率ドン、なわけですが。
 ま、それはたぶんこの二人の組み合わせが自分のモロツボだったせいなんでしょうねー。なんていうかクリアしてからじわじわきたよ、グラライ萌え。ヘタレな兄貴としっかり者少年、しかもどっちもビジュアル的にも好みだし。ライは男前なんだけど、一途で健気なんだよな〜。ゲームやってて(現在六周目)ライとグラッドが出てくると顔がにへにへしてしまうくらい好きだよ。ああライにグラッドがいてくれてよかった。ライの(受としての)可愛さを引き出してくれる兄貴がいてくれてわしは嬉しい。
 さて、そろそろ具体的に作品について軽く書きましょうか。さっきも書きましたがこの作品群まずプレイありきだったので、フェラ→女装(メイド服)→軽スカトロ(浣腸)→痴話喧嘩、という流れは決まってました(69とか対面座位とか駅弁とかはその場のノリで書きました)。
 で、ライの思考としてはですね、フェラ→兄貴もやってくれてるんだし俺だってやらなきゃ悪いよな。女装→なに考えてんだ兄貴正気か!? スカトロ→……信じられねぇ……(ボーゼン)。って感じなんじゃないかなーと思ったんです。イメージして。
 で、まぁそういう風に拒否反応をエスカレートさせたあと、ラブらせようと(笑)。わしは二人にいちゃついてほしかったんだよ! 砂吐きラブラブが書きたかったんだよ! ちょっぴり喧嘩して、でも嫌いになれなくてっていうか大好きで、仲直り→ラブラブエッチ、というのが書きたかったの!
 その3の一瞬のライ攻ムードは予想外でしたが(笑)。いやさ、書いてるうちに俺受!? とおののきつつもライへの愛からそれを受け容れる兄貴いいな(個人的に挿れられること微塵も考えてないというか、男同士でセックスしてんのに男なんだから挿れたいのが本能だからとかぬかす攻って自分大嫌いなので)、そこから兄貴の上に乗っかるライいいな、ところころ妄想が転がっていきまして。
 一応話が進むごとに経験を重ねて兄貴のテクニックを上達させるという点も頑張ったつもり。同時イキはラストの痴話喧嘩までお預けと決めていました。おめでとう兄貴。
 まーとにかく自分は大好きな二人をたっぷりいちゃつかせられて幸せでした。これまでの苦労が報われました。次回からは1〜4キャラ総出演を目指しつつ、リィンバウム旅日記を二人の遠距離恋愛交えつつ書いていきたいと思いますのでよろしかったらおつきあいください。

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