あとがき。

 ………はああああぁぁぁぁああぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………………。
 いや、すいません無駄に特大のため息ついてすいません。ただなんというか、とうとう終わったか! という感慨とやっと終わったぁぁ……という安堵が入り混じりまして。
 長かった。本っ当に、長かったです月河こと『MOON RIVER』シリーズ。なにせサモ4が出る前から書いてますからねぇ……というかむしろサモ3本編というかレックス先生視点のレクナプ本編小説を書いてる頃からですから……ええともう……最低でも更新履歴に更新小説の題名を書き始める五、六……ひょっとしたら七、八年前から書き続けてたんですよこれ。どっしぇー。
 サモ3本編を書き終わり、メイン更新小説と対になる更新分のひとつとして更新するようになって……それからもえんえん書き続けて……ようやく、ようやく終えることができました……! 自分でコングラッチュレーション……! おめでとう……! おめでとう……! とか言ってみたい気分ですよ。
 いやしかし本当にサモ4小説を書き終えるより終了が遅くなるというのは予想外でしたよ、実際。まぁ話数も更新速度も違うんですけど。こんなのろのろ更新でよくぞここまで……というのはいい加減にするとして、と。
 ともあれようやくサモ3というか、自分的サモ3(小説)を補完することができました。うちのナップはこんな話の末、三年で軍学校を卒業して島に戻っていくんですよ〜、と。まぁ不滅の炎関連の話まだ都月さんが書いてないので、そこらへんはノータッチなんですけど。……っていうか世に出るんですかね、そこらへんの話。フラプラもう潰れちゃってますけど。
 それからうちのウィル&ベルフラウ&アリーゼの行く末もなんとか書けて満足。恋愛的な意味でも、友情的な意味でも、進路的な意味でも(実際自分ナップってこの三人の誰かとくっつくのも普通にアリだと思うんですよね、キャラ的に考えて。それぞれにときめきポイントあるし。……主人公(≒PC)がレックスだからさせねぇけどな!)。まぁ自分の書く三人はもうオリキャラというか、ナップの親友(?)って感じのキャラ設定になっちゃってますが、そこらへんはメイメイさんになんとか言い訳をつけさせて(笑)、オニビ&キユピー&テコと出会わせてレベル50まで上げることができました。
 あ、ちなみにナップは当然三年前のレベル50当時よりもっと強くなってます。メイメイさんも言ってましたけど、無限回廊はその時の限界=レベル50まで上げることができるだけなんで。そのステータス&スペック限界を越えるには、地道な鍛錬や事件を通して成長していかなきゃならないわけですよ。
 というわけで、ウィルたちはゲーム内のウィルたちレベル50+α(年齢成長分)くらいですが、ナップはそれにさらに+されてます。この三年でステータスとかがちまちま(一年ごとに各ステータス数点、ぐらい)上がってたのに加えて、今回の無限回廊でレベル40からレベル50へ上がったくらいどーんとステータスもスペックも上がった、と。もしかしたら召喚ランクがSになってたりするかもしれません。
 あ、ちなみにレックス先生が召喚ランクSになってるのは(戦闘タイプですよ、うちのレックス先生は)、主としてヤードに召喚術の鍛錬をしてもらったおかげなのでした。やっぱり抜剣者として召喚術の知識をきちんと深めておこうと思って、元無色の派閥で、その中でも最大勢力の当主の弟子で、当然召喚ランクがSのヤードにいろいろ教えてもらっているうちに上がった感じ。まぁもともと基礎はばっちりできてましたし、ゲーム当時のあれこれでもうちょいでSランク、ぐらいまでは上がってたんじゃないかと。もともとレックス先生の召喚タイプ、霊ですし(そうなんですよ。だって戦闘タイプだったら基本それ以外選択肢ないでしょ? 有利さ追求するなら)。
 しかし……アズリア&ギャレオレベル50に加えて(スイマセン新米教師日記ではアズリアとギャレオ(あとスバルも)仲間になってませんが、それはゲームのプレイ日記として書いていたせいで、正史では彼らも仲間になってレベル50になっていたんだということにさせてください……そうじゃないと寂しいじゃないですかー! でもナップ一択でいくとアズリアたちはどうしたって仲間にできないし……ううう。スバルを仲間にできなかったのは単純に自分のミスですが……ちくしょうどこでフラグ立てそこねたんだ。あと正史ではアルディラ&ファルゼンルートの方がいいなぁ……そっちのが話がきれいだと思う。やってる当時はキュウマ&ヤッファルートの方知らなかったからやってみたかったんですよー!)、ウィル&ベルフラウもレベル50で、軍大学にはアリーゼレベル50もいて、護衛獣つきの最強装備の上に3の全召喚獣と誓約した召喚石持ってるのに加え、レベル50のナップ&レックスがいつでも救援に駆けつけるとか、帝国軍の未来って超安泰ですね。まぁそのおかげで傀儡戦争の時アズリア隊長の護る国境線に蒼い光が舞い降りたりすることにもなったんでしょうが(笑)。
 しかし……最初は他サイトさんのナップ軍学校小説に影響を受けて書き始めただけのシリーズだったんですが(もうそのサイトさん閉鎖しちゃってますが。……時の流れを感じるなぁ)、えんえん長々続けてきて、いろんなキャラ出しまくった末に無事エンドマークをつけられるって、返す返すもありがたいことですね……。基本書いてる間は予定から外れたことはそんななかったんですが。
 無色の派閥&紅き手袋の目的も行動も、ユーリの裏切り&救助も予定通り。一応初期からそれっぽい行動してるっしょ? ただスカーレルの弟子だった、っていう設定はあとから生えてきたんですけどね。ユーリがなぜ毒を使うのかって考えたら、珊瑚の毒蛇と呼ばれたスカーレルに教えを受け、機界の召喚術の素質を見抜かれ(研修旅行の時に機械の修繕技術があるって書いてたでしょ?)それを用いて機界の医療技術で毒を精製する技術を鍛えていたのだ、と妄想が拡がって。
 あとユーリがいなくなったらクセードがパスティスで一人になっちゃうな、との思いでフィンメルを友達として登場させたのも。実はこいつ四年時からナップたちにいろいろ絡むキャラだったんですよ。権力志向の強いタイプとして。それがなんか出しそびれちゃったので、こういうところで再登場してもらいました。
 あといろいろ考えた結果、ちょっといいもん? 的な雰囲気を匂わせたラザールにも死刑を求刑することになってしまいましたが。すまん、ごめん、ホント申し訳ない。でも君がマルジョレーヌの支配から抜け出る機会、どう考えてもなかったのよ、話展開させてくと。
 あとは、ナップのお父さん。名前が出てないのでお父さんとしか呼べないわけですが……個人的に、商売人としてはすごいけど家内のことをおろそかにしがちってイメージがあったので、なんのかんので息子と向き合うのをついつい怖がってしまう人にしました。実際ね、忙しく仕事してたら子供と触れ合う時間とか取れないと思うしね。でもそういうことしてたら子供は親をお金くれる人としか認識できないわけで。そこらへんは本当になにを選択するか、難しい問題ですが。
 とにかく、ナップの結論も、軍学校での人間関係も含め、自分なりに書けるところは書きつくしたつもりです。ようやくこれでサモンナイト3の小説は更新終了! と言うことができます。……まぁ、グラライとかに比べてレクナプのいちゃいちゃ量が低いのは自覚しているので、キリリクとかしていただけたらホイホイ書くと思いますが(笑)。
 ともあれ、本編も、『MOON RIVER』シリーズも(ちなみにこのタイトルは歌の名前からつけました。レックス先生視点とナップ視点、さらに言えばウィル視点からも読み取れる歌詞だと思うんですがいかがでしょう)、サモンナイト3の小説シリーズはすべて無事完結いたしました。ここまで長々書き続けられたのも、書き終えることができたのも、応援してくださったみなさまのおかげです。
 本当にありがとうございました。よろしければ、また気が向いた時にでもサイトにお越しくださいませ。……別の作品を読むのでも、同じ作品を読み返すのでも(笑)。

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