非幻想異端的日常
2005年 6月 1日 (水)
 芸術鑑賞をした。

2005年 6月 2日 (木)
 iBookがぶっ壊れた。磁気ブレスレットをしていたせいだ。パソコンは磁気を近づけると壊れるのだ。うっかりしていた。CDで立ち上げてリストアしようと思ったが、ハードディスク自体を認識しない。これはもう完璧にぶっ壊れている。
 この事件がきっかけで、磁石にトラウマができた。磁気恐怖症とでも呼んでいただこう。自分の不注意のせいだけに、よけい腹立たしい。
 今後、俺のそばに磁気のあるものを近づけたら発狂する恐れがあるので、これを読んでいるみんな、気をつけられたい。

2005年 6月 3日 (金)
 むちゃくちゃ体調が悪い。寝不足のせいだ。俺は夜行性なので、夜寝るという習慣がない。明るくならないとどうも眠る気にならないのだ。
 ところが最近、生活のリズムが崩れ始めている。深夜の2時とか3時、早い時だと夜の10時くらいになると、眠くて眠くて頭がボーッとしてくる。こんな時間に寝るのもどうかと思うので我慢して仕事などしているのだが、じきに机に顔を伏せて眠ってしまう。そんなこんなでここ一週間ばかり、布団で寝ていないばかりか、横になって寝ていない。さすがに体調も崩すわな。
 今日は外出中に何度か立ちくらみがした。これを書いている今現在、体力は限界に達し、今にもふらふらと倒れんばかりの勢い(勢いってのも変だが)である。
 こんな日に限って仕事はある。とっとと終わらせて早く布団で寝よう。日記なんぞ書いてる場合じゃないのだ。

2005年 6月 4日 (土)
iBook 新しいiBookを買ってきた。ブラウザのブックマークやらソフトのインストールやら設定やらカスタマイズ(デスクトップはやっぱりカリシュマ・カプール)やらでやたら時間がかかり、ようやっと仕事を始めたのは夜だった。おまけにiBookが壊れていた間できなかった仕事が山ほどたまっていて、生活のリズムが壊れていたのでやたら眠く、今週は久しぶりに週末がつぶれそうな予感である。如何ともし難い。

2005年 6月 5日 (日)
 コンビニに入ったとき、ふいに脈絡なくキャラメルコーンが食べたくなって、探したが、なかった。そういえば最近はキャラメルコーンをあまり見なくなった。
 キャラメルコーンなきコンビニに時代の流れを感じる今日この頃である。

2005年 6月 6日 (月)
 夕方頃仕事が終わり、ちょっとだけ休めた週末であった。第九回幻想異端文学大賞に提出する作品の続きを執筆しようと思ったが、たまった日記を書いているうちに残りの休日が終わった。如何ともし難い。
 第九回幻想異端文学大賞といえば、既に2作品目の提出があった。あと3作品でミニマム達成である。なんか最近新規参加が多くなってきたので、どうせ締切延長するだろうと思って悠長に構えているレギュラー陣(俺も含めて)も、うかうかしてられなくなってきたかに思える。
 これまであってないようなものだった締切の二文字が次第に形を帯びてきているかのようだ。

2005年 6月 7日 (火)
 天野が来た。ちょうどパークタワーの杵屋のチーズもちカレーうどんが食いたかったので、めしに誘った。悠里もついでに誘った。携帯の三国志ゲームのほうが大変なことになっていて、食事が来ても携帯メールをせっせと打っていたら、ふたりとも既に食い終わっていた。どうも最近ゲームにハマりすぎていて、読書時間は大幅に減るわ、貴重な思考は軍略に占領されるは、人間関係に支障をきたすわで、如何ともし難い状況である。その癖、携帯メールを打つ速度は一向に早くなる気配がない。もうちょっと効率的に生きたいものだなあ。

2005年 6月 8日 (水)
 接客があったのでめずらしく早起きして(9時半)でかけた。
 駅について電話をかけ、事務所までの道のりを教えてもらった。すぐ道に迷った。ふたたび電話をかけたが、電波が悪いらしく、音が途切れて話が通じない。
 俺 「すいません、道に迷っちゃいました」
 先方「着きました?」
 俺 「いえ、道に迷っちゃったんですよ」
 先方「着きました?」
 俺 「だから道に迷っちゃったんです」
 先方「着きました?」
 俺 「道に迷ってるんですよ」
 先方「着きました?」
 俺 「あのですね、道に迷っててですね」
 先方「着きました?」
 俺 「道に迷ってまーす♪」
 先方「着きました?」
 俺 「だーかーら、み・ち・に、迷ってます!!!」
 先方「着きました?」
 俺 「いいえ! 着いてません!」
 先方「着きました?」
 俺 「道に迷っております!」
 先方「着きました?」
 俺 「み、道に……迷って……あうう」
 先方「着きました?」
 永遠にくりかえすかと思った。台東区には外なのに携帯が通じない魔のバミューダ地帯が存在するので、皆も気をつけられたい。言葉のループにはまって抜けられなくなること間違いない。

2005年 6月 9日 (木)
 占い師の先生がやってきた。最近名刺を作ったのだが、業者に作ってもらったロゴが何度作り直してもらっても気に入らないので、俺にやってほしいという注文だ。
 それならわざわざやってこなくてもメールで依頼できるのではないかという感じだが、これはよくあるパターンで、パソコンの横に座って画面を一緒に見ながらあれこれ指示してやらないと、思い通りのデザインになかなかならないというやつである。ある種の強迫観念に近いものがあるかと思う。俺のクライアントには、このスタイルで制作を頼みたがるやっかいなひとがあと約1名いる。
 ここの部分がちょっと太いだの、ここをもっと丸くだの、プリントしてみてちょっとまだここがあれだこれだと、長時間しぼられて、やっと終わった。最後は思い通りのロゴができたらしく、ほくほくと制作費を置いて帰ってくれた。まあすぐにお金になったのでよしとしよう。

2005年 6月 10日 (金)
 本郷に行ったついでに大江戸線本郷三丁目駅側の初めて入るインド料理屋で食事した。こうなったらもうよく行く土地のインド料理はすべて制覇しちゃるかくらいな勢いである。チキンカレーを食ったが、味はまずまず。雰囲気もまずまず。マズマズではないが、まずまずな店だった。同じ本郷なら東大赤門前のインド料理の方が若干マシだった。

2005年 6月 11日 (土)
 雨で事務所がじめじめしている。こんな日に出かけるのは嫌だ。でも仕事だから仕方がない。
 背広はボロいやつを着た。雨の日はヨレヨレになるので背広はボロいやつを着ることにしている。
 傘を持って出かけた。傘はまず90%忘れて帰ってくる。傘を持ち歩くのが死ぬほど嫌いなので、無意識に持って帰ることを拒絶しているのだろう。
 俺はかねがね、傘は法律で個人所有を禁止し、無地のデザインで統一し、公共のものとして交番やコンビニ、郵便局等の拠点に配置し、雨が降ってきたらもよりの拠点で傘を貰い、やんだらもよりの拠点に返すというシステムを採用するのが理想ではないかと思っているのだが、いかがなものだろう。いささか実現は難しいかに思える。
 で、今日も見事に傘はどっかに忘れてきた。

2005年 6月 12日 (日)
 ちょっと仕事して、散歩した。最近よく散歩をする。人間観察をしたり、非人間観察したりしながら当てもなく街を歩くのは楽しく、有意義である。しかし最近はつい携帯を取り出してメールを見はじめたり、ゲームをやったりして、街の風景に目をやることをすぐ忘れる。俺はどうも落ち着きのない性格だということが最近わかってきた。集中力のない子供のようである。直さねばならんな。
 こんな歳になってから気がつく自分の性格というものもあるものだ。

2005年 6月 13日 (月)
 最近DVDプレーヤーの調子がおかしい。先日ネットで購入したマドゥーリ・ディクシットのヒット集を見ていたら、途中で再生が止まってしまった。それから何度も入れたり出したりしてみたが、途中で止まってしまう。インドのDVDは不良品が多く、またかよと思い、DVDを見るのをやめ、次の日また見てみた。なぜか一日休ませたりすると、見れるようになっていたりする場合があるのだ。しかし同じだった。そんな日が何日か続き、ある日あきらめて他のDVDを入れてみたら、ほとんど全部途中で止まる。そこでやっとおかしいのはDVDプレーヤーのほうだと気がついた。気がつくのが遅すぎる。ルーズなインドのDVDの弊害であった。

2005年 6月 14日 (火)
 渋谷で打ち合わせ。1時間で終わらせるつもりが4時間になった。後の仕事がつまっていたが、渋谷に来た以上、東京で一番うまいカレー屋「ムルギー」にはきっちり行って、食事した。

2005年 6月 15日 (水)
 二日連続渋谷。ムルギーには行けず。無念なり。

2005年 6月 16日 (木)
 今年中に最終回と噂の週刊モーニング連載中の漫画「蒼天航路」だが、昨晩なぜか「蒼天航路」の連載が終わる夢を見た。
 週刊モーニングを買い、すでに今週で最終回との情報を得ていた俺は、バクバク高鳴る胸を押さえ、誌面を開いた。
 ページをめくるたびに心臓の鼓動はいっそう激しさを増し、ぜえぜえはあはあと息を荒くしながら、頭をクラクラさせ、震える手で読み進めていた。
 ページをめくるたびに、「次のページでひょっとして最後なのか!?」という強迫観念が誇大化し、しまいには居てもたってもいられなくなり、いっそこのまま死ぬかとさえ思った。
 意識は朦朧とし、心臓の高鳴りはいよいよ肋骨を突き破って血が噴き出すのかとさえ思えるほど激しさの頂点に達し、汗がだらだらと垂れ、苦しさのあまり気絶した。そこで目が覚めた。

 しかし一番好きな漫画とはいえ、いくらなんでも大げさだ。
 なんだったんだ、昨晩の夢。

2005年 6月 17日 (金)
 木曜日だということを忘れていて、夜まで週刊モーニングを買うのを忘れていた。昨晩の夢となにやら対照的である。特に意味はなかろう。

2005年 6月 18日 (土)
前田光世伝 「ライオンの夢/前田光世(コンデ・コマ)伝」(神山典士著)を読んだ。これはかのグレイシー柔術の元祖、日本から海を渡って世界中を渡り歩き、空手の大山よろしく各地の強豪と戦いにあけくれ(牛とは戦っていない念のため)、最後にブラジルにたどり着き、現在のグレイシー柔術の基礎をつくった前田光世の伝記である。
 グレイシー柔術といえば、当時日本で流行っていたUWF系格闘技の最強の方程式というやつを根底から覆し、新たな戦いの方程式をもたらしたという、ある種日本の格闘技界にカンフル剤のような役割を果たした画期的な武術である。
 グレイシー一家のブラジル人としての結集の固さと、それ故にあくまでも公平な勝負にこだわる執拗なルールへの執着が日本人には批判の対称となり、反グレイシー思想を植え付け、日本の格闘界の異分子=悪役として君臨した。それが反って日本人の闘志をもりあげ、結果的に日本の格闘技は大きな進化を遂げたと言っても過言ではない。
 どこまでも日本を愛し、日本民族の反映を願ってブラジルに渡った前田光世が、皮肉にも思いもよらずこのような形で日本の格闘技界に間接的に影響を与えたと言うのは、実に興味深い歴史のいたずらである。
 この本を読み、彼が後半すべての人生を捧げて打ち込んだ、日本移民の新天地・アマゾン開拓の挫折を思い返すと、人生、挫折の裏にどんな栄光が待っているのか知れたもんではないとしみじみ思った。

2005年 6月 19日 (日)
 オールナイトで映画「電車男」を見る。俺はなんでこんな映画を見てしまったのだ。見始めて、最初の1分でこの映画が最悪であることがわかった。しかし見続けてゆくと、最初のほうなど比べ物にならないほど、さらに最悪になる。身体中の血が凍り付くような最悪さだ。映画の最低ぶりにはほとほと限界がないのだということを思い知った。
 「電車男」なんて普通に映画化したら普通の恋愛ものにしかならないのは明白ではないか。いや、もともと人の恋愛なんぞというものは、何千年も昔から変わっていないのだ。違うのはそこに生きる人間の文化であり、世界観なのである。インド映画の恋愛はインドの文化があるからインド映画なのだし、山田洋次の描く恋は山田洋次だから山田洋次なのである。
 「電車男」は2ちゃんねるだから「電車男」なのであり、普通に映画にしたらそれはもう、「電車男」ではないのである。しかも普通に見て出来が悪いのだから、切り口の無能さと相まって、駄目ぶりも極まっていると言うしかない。
 こんな映画をつくったバカでも、原作をそのまま脚本にしたら普通すぎて面白くないということだけは解ったらしい。そこでこのバカは何をやったかというと、原作にないオリジナルのクライマックスを脚本につけたし、つまり起承転結の「転」の部分を勝手にでっち上げ、これが辛くも骨子の恋愛ドラマをさらに普通に凡庸に、ありきたりなものへと貶めているという結果になった。断っておくがここで言う「普通」というのは最悪の最悪という意味である。
 しかも2ちゃんねるとかインターネットとかオタクの解釈がとてつもなく古い。どんな頭にカビの生えた猿がつくったのかは知らないが、映画なんてもう撮るのはやめて、昭和のムード歌謡のカラオケDVDでも制作していたほうが世のためだ。
 人間はモノを作る生き物である。しかしこの映画のレベルは、もはや「創作」などと呼べるようなものとはほど遠く、俺が考えられる限りこの映画に類似した人間の生産物といえば、とてもではないが、巻きグソくらいしか思い当たらない。
 本当に困ったもんだ、日本映画。

2005年 6月 20日 (月)
 大道寺氏がやってきた。幻想異端文学連盟・雑誌版の参考資料を提供していただき、内容についていろいろと意見を交わし合った。企画が久々に前に進んだ。
 今回は創刊号ということで、当初は200ページの予定だったが、300ページくらいに増やすかもしれない。

2005年 6月 21日 (火)
AeonFlux 俺がアメリカで大好きだったショートアニメ「Aeon Flux」が実写映画化するという情報をネットでキャッチした。
 このアニメは女スナイパーかスパイかよくわからん主人公が毎回不気味にカッコ良く登場し、あざやかな手さばきで任務を遂行するが、最後に必ずドジを踏んで死ぬというわけのわからない物語で、次の週にはまた先週死んだはずの同じ主人公が登場し、同じパターンを繰り返す。たまに違うパターンもあり、とにかく不気味にカッコ良いところは毎週変わらず、面白い。
 映画化はアニメの不気味なカッコ良さをどこまで表現してあるかがポイントだが、予告編を見た限りでは普通のCGアクション映画っぽく、あまり期待できそうにない。とりあえずこれがきっかけで、また久しぶりにあのアニメが見たくなった。誰かビデオかDVD持ってたら貸してけろ。

2005年 6月 22日 (水)
 千葉で撮影。その後、クライアントにメールにファイルを添付して送ってくれと頼まれる。そんなこと自分でできるだろうに、なぜ俺にやらせるのか理解に苦しむ。しかも俺はかなり急いでいる。
 仕方なくメールを送ろうとしたら、いきなり来客が来て、パソコンの前の席に座ってしまった。俺は他の席に座って待たねばならなかった。
 やたら忙しそうで、いきなりクライアントに「スタッフの○○に電話してすぐ来るように伝えて」と頼まれ、従業員でもないのに、わけもわからず受話器をとり番号をまわす。
 「あの、◎◎さんがすぐいらっしゃるようにとのことです」
 と素直にやってやる俺もつくづく人がいい。
 やっとパソコンの前の席が空き、メールにファイルを添付して送信ボタンを押すと、送れない。しかもパソコンがいきなり固まり、動かなくなった。
 何度も言うが、俺は急いでいるのだ。
 ボロいウインドウズを再起動させ、再度メールにファイルを添付し、送った。
 いちもくさんに千葉を後にした。
 次は渋谷だ。
 もう時間がないので、「ムルギー」でカレーを食う暇はない。暇がないどころか、大幅に遅刻である。仕方なく駅前のコンビニで塩昆布のおにぎりと納豆巻きとミックス・サンドと豆乳を買い、総武線の電車のなかでむさぼり食った。
 1時間の遅刻で渋谷のクライアントのところに到着。ここがまた、いつも長引くところなのだ。すでに時間は夜の十時。
 こんなときに限って打ち合わせの途中に悠里から電話があり、薬が無いと騒ぎ出した。
 事情を話していつもは数時間かかる打ち合わせを30分で終わらせ、飛んで帰って悠里に薬を渡した。
 事務所のパソコンを立ち上げ、たまりにたまったデスクワークを片付け始めたが、すでに精神的にも肉体的にも限界だった。そのまま俺は、パソコンのキーボードに顔をうずめ、眠った。深夜3時頃目が覚め、ドーナツとビーフジャーキーをむさぼりながら、仕事を続けた。
 終わらん!

2005年 6月 23日 (木)
 よく下らないギャグを言ったり墓穴を掘ったりした後に「自爆」という言葉が使われるが、あれを至上で初めて使ったのは鳥山明の「ドクタースランプ」なのではないかと思うのだが、如何なものだろう。「ほんのジョークです」が口癖のあのロボットの巻だ。誰かそれ以前にこの「自爆」の用法を聞いたことのあるというかた、ご一報下さい。

2005年 6月 24日 (金)
 週刊モーニングを買い、外出中の電車のなかで読む。「蒼天航路」がもうたまらない。毎週毎週ドキドキする。まもなく関羽が死に、曹操が死に、そして最終回が訪れる。その終末に向かっての描き方がまたじわじわと深くもの凄くて、ドキドキする。毎週毎週じわじわとこのドキドキ度があがっている。どうやったら2千年前の物語をこんなリアリティたっぷりに、立体的な奥行きと臨場感を伴って描けるのだ。
 そうか、先日の奇怪な夢(6月16日の日記参照)は最終回へと向かって毎週モーニングを読み進めてゆく俺の心理をひとときに凝集させたものであったか。
 何度読み返してもドキドキする。たまらない。ああ。たまらない。早く続きが読みたい。でも終わってほしくない。永遠に続くかと思える一瞬。それがまたたまらない。

 週刊モーニングを読み終わり、クールダウンに「まいっちんぐマチコ先生」を読み始めた。電車のなかで「まいっちんぐマチコ先生」を読む三十代男というのもいかがなものか。

2005年 6月 25日 (土)
ロロ 本日はカリシュマ・カプールの誕生日である。つまり、大事な日である。なにせ天竺最強の女神がこの世に光臨した記念日なのだ。
 今日だけは、カリシュマ・カプールのことだけを考えて一日をすごそう。
 生まれてきてくれてありがとう。

 今日の夕食は栄養満点、チョコレートケーキだった。

2005年 6月 26日 (日)
 週末だが仕事である。最近仕事がたまりすぎ。各方面の皆様には迷惑かけまくりなこと甚だしい。

2005年 6月 27日 (月)
やけくそ天使 吾妻ひでおの「やけくそ天使」、芳井一味の「ホイホイ白書」なんぞをヤフオクで買いあさり、読んでは懐かしさにケタケタと笑ってすごす。
 こないだ100円ショップで「まいっちんぐマチコ先生」を買ってこの一週間は電車の中で読んでいた。
 いにしえの下品なギャグ漫画って意外と今読んでも面白い。

2005年 6月 28日 (火)
 京極夏彦、水木しげる、荒俣宏らが原案に参加した「妖怪大戦争」が8月公開である。なんで監督がこいつなんだと憤る。せっかくの企画なのに監督が彼ぢゃなあ。

2005年 6月 29日 (水)
 ろくに寝てないのに午後イチで外出。日暮里で打ち合わせ。その後、渋谷でムルギーのカレーを食いチャイを飲んでつかの間の休息をとり、パブ風の喫茶店でコーヒーを飲みながら仕事をし、その後また打ち合わせ。そこで終わりかと思ったら、いきなり電話があり、六本木に寄ることになった。事務所に戻ったのは23時近くだった。疲労がたたって、事務所で仕事中、椅子に座ったままいつのまにか眠った。

2005年 6月 30日 (木)
 明け方、いきなりスカイプで見知らぬ男からコールがきた。見知らぬ日本人からコールがあったのは初めてである。しかも男。東大を目指して5浪している22歳の青年で、暇だったから話し相手を探していたのだそうだ。こちらは特に暇ではなかったが、しばらく話した。しかしわざわざ男に話しかけてくるというのも奇特なやつで、どうして乙女にかけないんだと聞いたら、男女を問わず変人を探しているとのこと。変人を探しているのは俺も同じだが、残念ながら俺自身は変人にはほど遠い。お互い求めるものは同じながら、お互いがその求めるものではないという、妙なミスマッチのなか、人生の話や映画の話などとりとめなく小一時間ほど話して切った。映画「電車男」が面白かったなどという輩だから、俗物の範疇を超える者ではあるまい。そしてまた俺も俗物である(別の意味で)。


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