亜樹と亜美
木暮香瑠:作

■ 出会い系サイトの罠8

 白いブラジャーに包まれた双乳が、月明かりの下に露わになる。
「意外に大きな乳してるじゃないか。こんなに卑猥な身体してたら、男を誘いたくなるのも納得するな」
「だめっ、見ないで……」
 亜美が胸を隠そうとする両手を、男は片手で握り締め頭の上で固定した。
「大人しくしろ! 犯されたくてこんなところに居たんだろ?」
「ち、違う……。やめて……」
 男は、ブラジャの上から亜美の胸を鷲掴みにする。力任せに、形が変わるほどギュッと握り締めた。
「うっ、ううっ、い、痛い・・・、やめて……」
 苦痛に亜美の眉が歪んだ。

 亜樹も、思わず自分の手を胸に当てた。掌に力が入り、服の上から握り締めてしまう。自分が犯されているような錯覚に包まれていた。
「やめて……! いっ、痛い……」
 亜樹はそう呟くと、指を柔乳に喰い込ませた。
(そう……、私が望んだこと……。も、もっとめちゃくちゃにして……)

 男は、握り締めたブラジャーを力任せに引っ張った。ブチッと音を立て、ホックが飛びストラップが千切る。亜美の双乳から剥ぎ取ったブラジャーを、男は放り投げた。

 亜美の胸が、男の目の前で露わになる。月明かりに照らされ、色白の隆起が強調されて見える。
「大きな胸じゃないか。美味しそうな乳してやがる」
 男は、卑猥な言葉を投げかけながら亜美を陵辱していく。亜美は、顔を横に背け耐えていた。

 亜美の荒くなった息に、隆起が大きく波打つ。男は、目の前で誘うように揺れる乳頭にむしゃぶりついていった。男の舌が、乳首を転がす。
「いやあ! 助けてえ……」
 舌が這い回る不快感に、亜美は大声を上げながら手足をバタバタと動かした。
「大人しくしないか!」
 バチンッ!
 男の平手が、亜美の頬を打った。

「うっ、……」
 社に響き渡った平手の音に、亜樹は思わず身を堅くした。亜樹は、いままで人に叩かれた事など無かった。親にさえ叩かれた記憶は無い。亜美も一緒だろう。亜樹は、叩かれた音にさえ動揺を感じてしまった。実際に叩かれた亜美の動揺は、さぞ大きかっただろう。亜美の抵抗が弱まった隙をねらって、男は亜美の両手首を握って万歳の格好をさせた。

 抵抗の弱まった亜美の胸を、男の舌が這いまわった。乳頭に唾液を塗りたくるように這っていく。
「ひいっ、いやっ、うっ、ううう……」
 亜美の悲鳴を楽しみながら、男はその柔肌に唾液を塗っていった。

 男の唾液に亜美の双乳が照かっている。その隆起から首筋にかけて、満遍なく男の舌が這っていく。
「ううっ、やめて……」
「気持ち良くなって来たのか? 感じやすいんだな」
「ち、違うわ……。き、気持ち悪いだけ……」
「そうか? 乳首が起って来たぞ」
「うっ、うそ……、嘘よ……」
「じゃあ、こちらはどうだ?」
 男は、亜美のスカートの中に手を忍ばしていった。

 男の指がパンツの上から、秘裂をなぞる。
「いやあ! そ、そんなところ……」
 亜美は男の手首を掴むが、男はそんなことお構いなしにパンツの布地を秘孔に押し込んでいく。
「いやあ、だめっ、だめえ……」
 防御の無くなった亜美の胸を、男は力任せに握りつぶす。
「ううっ、ううう……」
 胸と股間を嬲られ、亜美は動転していた。どちらも防ぐことができず、ただ手を男の手首を握り締めるだけだった。

 男は、尖り始めた乳頭を指で摘み潰すように力を込めた。
「いっ、痛い……」
 充血した乳首に激痛が走る。亜美は、首を退け反らし苦痛に耐えた。亜美の手が男から離れた。男は自由になった指で、亀裂の中に隠れている淫芽を探し当てた。
「ここが感じるんじゃないか? どうだ?」
 男は指先でクリ○リスをクリクリと転がした。布地を介して指先が、一番敏感な場所を刺激する。淫芽に布がすれる感触が、ゾクゾクと背筋を伝わる。
「ああっ、あううう……」
 亜美の口からくぐもった声が洩れると同時に、パンツに小さな染みが広がった。

■つづき

■目次

■メニュー

■作者別


おすすめの100冊