青い蹉跌
横尾茂明:作

■ 鬼畜な玩具6

ようやく私に気づいたように振り返り
「おいテツ、セーラー服…出せや」

「ええ」
テツさん言いながらベットの下に手をもぐり込ませ箱を引き出す…。

蓋を開けセーラー服の上下を、下の方からモゾモゾ取り出した。

箱の中には赤や黄色のイヤラシイ下着がイッパイ入ってた…。

「オイ、ガキ! シャワーを浴びてこい」
「膣の中も綺麗に洗って来るんだぞ」

わたし聞きながら立ち上がり…浴室に向かった…。

シャワーを熱くして体中にかける…まだオマ○コが痛い。
その痛い穴に指を入れるのが怖い…でも…また叩かれると思うと…
目を瞑って中指をそっと入れていく…中はドロドロにぬかるんでいた。

何度も何度も指を抜き差ししてヌルヌルを洗い出していく…。

タオルで躰を拭いてオニイサンの前に立つ…まだすごく恥ずかしい。

「お前…よく見りゃいい躰してんじゃないか…これで中坊とはなー」
オニイサン感心したように私の躰を、下から上に舐めるように見ていく…。

「ホラ、下着を着けて、この服着ろ!」
真っ白な綿のショーツとスポーツブラ、それとセーラー服を突き出す。

お兄さん達の前でそれらを一枚ずつ着けていく
恥ずかしさは…少しずつ薄らいでいく…。

赤いリボンが印象的なセーラー服…全体的に私の中学よりセンスのいい服だった。
次に髪を三つ編みしろって言われ…顔にも清楚な淡い化粧をした…。

鏡の前に立つと…清楚な少女が映ってた、わたしって…こんなに綺麗な子?。

「おい…ちょっと! いいじゃないか、テツ」

「ええ…こりゃーすげー、兄貴…いい絵が撮れますよ!」

「で…どんなシチュエーションでいくんだった?」

「はい…しかし…」
「これほどの美少女とは思わなかったんで…だいぶ筋書きを換えないと…」

「ちぇっ! しょーがねーなー…でっ、どのくらい掛かるんだ」

「んん…半日は欲しいかな…」

「バカヤロウ! 何言ってんだ、そんなに待てるかよー」

「しかし兄貴…これほどの素材、俺たちにしてみりゃ奇跡的なもんですぜ…」
「いい構成に仕上げりゃ…兄貴、相当な値がつきますぜ!」

「そ…そんなもんかなー…」

「兄貴! 焦らず、いい絵撮りましょうや、おれに任して下さい」

「そーさなー…俺も、つい気持ちよくって大量に流しちまったから…なー」

「しかしこのアマ…逃げねーかなー、警察にでも駆け込まれたら…」

「兄貴、こちらにはタップリと鬼畜の映像を押さえてるんですぜ」
「逃げやがったら、インターネットに流すって脅しゃーイチコロですぜ」
「なーガキンチョ!」

テツさん…私の顔を凄く怖い顔で睨み付けた…。

「おめー分かってるんだろうなー、今日はこれで帰してやるが…」
「明日、電話するからまたここにこ来いや!」
「逃げたりしたら…オメーもバカじゃねーから分かるだろ」

「は…ハイ…逃げません…またここに来ます…」

私怖くて…オウム返しみたいに応えちゃった…。

それから…
セーラー服を脱ぐところと下着を脱ぐところを写真に何枚も撮られ。
お口の中に指を入れられ…
恋人にするような甘く長い口づけをビデオに撮られた…。

そして最後にテツさんにパーツを撮るからと言われ…
顔の各部位、乳房…乳首…お臍…太腿…性器…肛門と
指でしつこく開かれて撮られたの。

携帯の番号と住所、それから携帯内の数人のお友達と…
お母さんの携帯番号を控えられ…
ようやく開放された時はもう11時を回ってた…。

わたし…駅に逃げるように急ぐ
うしろから追いかけられそうで…私の心は無様に震えていたの
走りながら…涙がイッパイ溢れちゃって、止まらなかった…
あんな恥ずかしいこと…もう絶対にイヤ…。

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