青い蹉跌
横尾茂明:作

■ 鬼畜な構図4

扉を開ける…
オニイサンとテツさんが別々の台で白い玉を打ってた…。

「おぉ来たか…待ってたぜ」
「おい、テツ始めようか…」

二人に促され…またあの怖い部屋に通される…。
入ってすぐ…裸になるよう命令された
その無造作で私の人間性を無視する命令口調は支配的で怖かった。

二人の舐めるような好色な目で見られ…私…裸になったの。
オニイサンが私の性器をつまむ…そして唇をいやらしく舐めた
「由加のここ、上付で俺の好みなんだ、今日もじっくり楽しもうな」

シャワーを浴びるよう指示され…お尻をたたかれた
また始まる羞恥の仕打ちを想像し…わたし…ブルって震えちゃった
シャワーのお湯が温かく…突き上げる不安が少しずつ治まっていく
性器を洗う…膣に指を入れ生理血の量を見た…余り出てなかった
でも…指を入れると少し痛い感じ…私のここ…壊れちゃうかナー…。

シャワーに濡れた体を…オニイサン丁寧に拭いてくれた
「んん…もう血は出ていないようだな…」
「今日は処女の破瓜を撮るシーン…」
「まっ、俺の太いヤツ突っ込めばまだ出るだろう…」

そして昨日と同じセーラー服を着せられたの

「今日はちょっと痛いことするが…我慢するんだぜ」
その言葉に…もう震えてる…

ロープが出され…私を縛り始める
あぁぁ…きょうは何されるの?

縛られて目隠しされ…横向きに床に転がされる…。

撮影はそこから始まるみたい…数分間いろんな角度から撮られてる
足音で分かるの…。

腰に手が触れる…ビクッて躰がふるえちゃう…
スカートの後ろをまくられ、ショーツに手が掛かり少しずつ降ろされていく。

お尻がスースーして怖いヨー。

次に躰を仰向けにされ…ショーツを足首まで降ろされた…
目隠しされてて…脱がされるのって…こんなに恥ずかしいの…。

あそこが濡れてくるのが分かる…こんなことされて、わたしって感じてるんだ

指が陰唇の左右にふれる…あぁぁ腰が震えちゃう
ニチャって音がして開かれるの…ぁぁ濡れてるの見られちゃうよー

クリトリスを剥かれ…敏感な芽をしつこくいじられる
なんて仕草なの…感じすぎて声が出ちゃう
でも…オニイサン、編集で声を入れるから
お前は一切声を出すなって言ったの。

長いこと揉まれ…腰がガクガク震えだした
あぁぁ…いっちゃう…ふぅん、こんなの気持ちいい…
いくまで…ずーっとしてて欲しいけど…
あっ、舌で舐められてる…指より柔らかな感触だよ
こちらの方がずーっといいな…

ピチャピチャ音たてて…いやらしい音
指が…膣に差しこまれたの? …ぅぅそんなとこ…押さないで…
オシッコ出ちゃうヨー…ぁぁでも、気持ちいい…。

今度は腰を持ち上げられて、四つん這いの姿勢にされる
スカートのホックが外され…お尻の上を布が滑っていく
下半身剥き出しの格好なんだ…。

お尻に手が掛かる
尻タブを握られ左右に広げられていく
性器と肛門がスースーするよー

その姿勢で数分間時間が止まる…
目隠しされてて良かった…だってあまり恥ずかしくないもん。

あっ、指が膣に差しこまれた、テツさんが小さな声で
「少しジタバタしろ」っていうの。

私言われるままに腰を前後左右に振って、指から逃げる仕草をしたの
でも…床が硬くて膝が痛いよー…。

ぅぅ…肛門舐められてるヨー…綺麗に洗ったはずだからいいよね
躰の中心舐められてるって感じ…これも気持ちいい…。
でも手が痛いの…後ろ手に縛られたロープが手首にくい込んでる。

1時間ほどの撮影が終わり、目隠しが外された
縛ったロープも外してって懇願したけど無視されたの。

テツさんがコーヒー呑むかって聞いてきた
わたし紅茶の方がいいと応えたの
テツさん…ニヤっと笑い、仕方がないなって顔で用意してくれた。

私…知らぬ間に女優になったつもりでいたの…
テツさんの意味有り気な笑いで気が付いて…項垂れてしまった。

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