青い蹉跌
横尾茂明:作

■ 鬼畜な構図5

熱い紅茶をストローで飲むことって出来ないもの…初めて知ったよ
だからほんの少し飲んだだけなの。

飲みかけの紅茶、いつまでやってんだって怒られちゃった
ストローを取り上げられ、次のシーンを撮るぞって言われたの。

今度は…何するの、躰を硬くして二人がする作業を見つめる。

テツさん、奥から洗面器とビニールシートを持ってきた
そして床に大きく広げて洗面器を置き
半透明のボトルを取りだして…中身を洗面器に注ぐ…。

ぁぁぁ…何するのよー、怖いよー

そして…あの箱から大きな注射器を取り出したの…
えええ…浣腸! ぁぁぁ…イヤだよー

「オ…オニイサン…それだけはいや! いやよー」
「ウンコするのは…は…恥ずかしいヨー」

「ウルセー、お前に拒否はできねーんだよ」
「黙ってやられちまえ!」

テツさんも…また怖い顔に戻ってしまった
躰が恐怖で震え出す…ぅぅん恐怖じゃなくて恥辱かもしれない…。

あの雑誌がオーバーラップする…
雑誌の少女も…こんなふうに堕とされて行ったの?。

二人の前で下利便することを思うと頭が真っ白になっていく
もう三日もしてないから…すごく臭いと思う…ぁぁぁ…耐えられないよー。

テツさんが部屋の隅に逃げる私を後ろから羽交い締めし
腋を持って引きずってシートの中央に仰向けに寝かせようとするの。

私…泣きながら脚をバタバタしたら、オニイサンにお腹を蹴られた
すごく苦しくて躰をくの字にして唸ってたら…
今度は顔をぶたれ、髪を引っ張られて仰向けに転がされた。

「言うことが素直に聞けるよう…もっと痛いことしてやろうか!」
耳元で言う低い声は…ぞーっとするほど冷たい声音…
わたし…震えながらあやまったの…ごめんなさいって何回も…。

何でもしますって言わされ、脚を大きく広げられたの…。
その脚に天井からのロープが巻かれ、両の膝を縛られさらにハの字引き絞られた。

テツさん…私がお腹を蹴られたところから撮影してたみたい…。

オニイサンが私の脚の間に入り…笑いながらローションを肛門に垂らしてる
そして指が肛門を揉み始める…わたし…怖くて腰が上下に踊ってる
次から次に涙が湧いて出て…喉奥から絞るような泣き声が洩れちゃう。

ぁぁぁぁ…指が差し込まれる…ぅぅぅ…イヤだよー
くぅぅぅぅーい…痛いヨー…動かさないで…

「コラ! 力を抜かんかクソガキ」
「そんなに力むと切れちまうぞ!」

わたし…ハッハッって口から息を吐いて力を抜こうとするけど…
お尻の穴いじられると…また力が入ってしまう。

指を締めるとお尻を叩かれ…何度も繰り返す内に
もうどうでもよくなっちゃって…全身の力を抜いてオニイサンに身を任せた。

「こんガキ…ようやく観念しやがったか」
「よし…肛門が柔らかくなってきた、テツ! ポンプをよこせ」

5センチもある注射器に透明な液が一杯入ってた
あっぁぁぁ…お尻に入ってきたよ……い…痛いヨー

また涙が溢れてくる…怖くて泣きながら…またお母さんって呟いちゃった
震えるお尻に冷たい液を注ぎ込まれる…ゥググゥ…イヤイヤ…怖いヨー

もうイヤ…ぁぁ助けて…助けて下さい…何度もお願いしたのに
もう何本注入されたか分かんない…
お腹がすごく膨れて苦しいの…こんな事って…こんな酷いことって…

「おいテツ! アヌス栓もってこい」
「ハイ」

お尻に何か入れられてる…あぁぁぁ…い…痛いヨー
そんなに太いの入らないよー
ぅぐ…ぅぅぅぅぅ……い…痛いぃぃぃ

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