青い蹉跌
横尾茂明:作

■ 鬼畜な構図6

「よし、これでいい…クククッ」
「由加! まだ出すんじゃねーぞ、栓をしたからなー」
「テツ、ちょっと一服するぜ、お前は由加の苦悶するシーンでも撮っとれや」
オニイサンは煙草を取りだし、火をつけて椅子に座り…私を笑いながら見てる。

お腹をこわした時の痛みみたいなのが肛門付近でおこり…
徐々にお腹の中心まで広がってきた…ああー痛いヨー…

お腹がグルグルいってる…ハァァァァ…ウンコしたい…したいよー
お腹中に火がついたみたいに熱いの…ぅぅぅぅ痛い…痛い…痛い…
「オニイサン…もう許して…許して下さい…あぁぁぁ助けてよー」


顔中に汗が噴き出してる…気持が悪くなってきた…もう死んじゃう
あぁぁ…死んじゃうヨー…目の前が白くなってきた…もう私死ぬの?

「兄貴…カントン状態ですよ…やばくないですか」
「いいんだよークククッ、白目剥くまではな…あと3分が限界だな」

意識が薄れ始め、力を抜いたの…そうしたらオシッコが飛び出た…
大きな弧を描いてた…楽になっていくのが分かる…もう恥ずかしさはぼやけてた。

「テツ! アヌス栓を抜くから…二メートル後ろに下がれ」
「うまく撮るんだぞ!」

オニイサンの手がお尻をモゾモゾしてる…すぐに腸を引き出されるような感覚に
我にかえったの…。

「ビヒュー…ジャァ…シャァァァ…」
「プブ…ブヒゥゥゥゥ……ブヒィィィ……」
お尻から何か出てる…あぁぁウンコだよー…あぁぁぁウンコだよー
ぅぅぅぅいつまで出るの…とまんないよー…でも…凄く気持ちいい
あぁぁ…楽になってく…震えが来るほど気持ちいい…
あぁぁ、わたし…いっちゃってるの…いっちゃってるよー

「臭せー…こりゃたまらん、こんガキ! 何日溜めてたんだ!」

「兄貴…このガキ…いきやがった…ったく、この状況でよー」

「テツ、マニアがなんで浣腸するか知ってるか」
「いくためなんだよー、そりゃーオマ○コでいくより気持がいいらしいぜ」

「へー…そんなもんですかねー、しかし…この臭いはいただけませんぜ」

「そーだな…おっ、このガキ…ピクピクしてやがる」
「よほど良かったみたいだな…」

「どうだ、全部撮れたか?」
「はい、蛇花火みたいにグルングルンと飛び出して来たのが圧巻ですよ」
「それとピクピクもね…ムフフ」

「しかし…後始末が大変だナーこりゃ」
「よくもまー…こんなに溜めるもんだぜ…どうよこの太いの…」

「兄貴…こんなに太いの出せるなら、アナルSEXなんかもいけるんじゃ…」

「うん…そうだな、それもくわえて編集してみようか…」
「それより掃除が先だな、オイ! 由加…テメーいつまでピクピクしていやがる!」


まるで嵐のようなシーンの撮影が終わった…。

体中の力が抜け…わたし…すぐには立てなかった…
でもお尻を叩かれ「自分の出した物ぐれー片づけろって」
髪を引っ張られて起こされ…
手でビニールシートに散ったウンコ拾って掃除させられたの…。

もー臭くて…死んじゃいたいほど恥ずかしくて…泣きながらしたの。

シャワーを浴びてたら…四つん這いになれ! って言われ…
お尻の穴にお湯を何度も浣腸されて…
繰り返し排泄したら…もう空っぽ…お湯しか出てこなくなっちゃった…。

もうこの世で恥ずかしいことなんか…もうなんにもないって思えちゃったよ…。

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