青い相姦
横尾茂明:作

■ 崩壊の足音5

「お兄ちゃん…梓…涙が止まらない、こんな感じって、こんなに気持ちのいいことって…」
「もう…お兄ちゃんから離れられないヨー…ずーっとこうしてたい…」

シャックリのように時折締め付けられるペニス…直人は初めてオナニーをしたときのことを思い出していた…。

(あの時は…目も眩む程の射精感だった…)
(ペニスはいつまでも痺れてた…触ることさえ出来ないほど…)

(今も同じだ…こんな快感が有ったなんて…あぁぁまだ痺れてる…)

二人は抱き合ったまま狂おしく口づけをかわす…
それは兄妹の枠を超えた口づけだった…。

「アズ…とうとうしちゃったね…」
「どうしよう…」
「もう…俺たち…もどれないよね…」

「う…うん………もう…私…お兄ちゃんしか目に入らない…」
「ねっ、結婚は出来ないかもしれないけど…こうしていつまでも一緒にいたい…」
「お兄ちゃん…いいでしょ?」

「……………」
「ずーとこうしていよう…誰にも気づかれないように、ひっそり暮らしていこう…」

「お兄ちゃん…アズ…嬉しい…」
「これからはもっと愛して…妹だなんて思わないで…」

「こんな可愛い恋人が出来て…俺…嬉しい」
「妹のお前に…俺…ずーと恋してた、それがいけないことと思い…どんなに悩んだか…」
「もう悩まなくてもいいんだ…」

「アズも…苦しかった…お兄ちゃんのお顔をずーって見てたかったのに…」
「お母さんの視線が気になって…」
「私…もうお母さんのことなんか気にしないもん…」

「アズ…それはだめ」
「こうしていつまでも二人でいるためには…お母さんの前では芝居しなくちゃ…」

「どんな風に…」

「う…うん、たまには兄妹喧嘩するとか…」

「そんなの出来ないヨー」

「でもするの! いいかい…喧嘩するときは絶対笑っちゃだめだよ」

「アズ…そんなこと…できるかな…」

「あっ、アズ…締めないで…いまお兄ちゃん鳥肌が立つほど敏感になってるんだ」

「ゴメン…笑ったら力が入っちゃうヨー」

「じゃぁ…抜くからね…アズは動かないで」

直人は脚が痺れて立てないような…そんな仕草で躰をそっと起こし、腰を引いた。

「うぅぅぅぅ…ハーッ…」

梓の膣口がしぼんでいき…すぐにトローっと精液が溢れてきた…。

それをティッシュで受ける…
一回では足らず…何枚もティッシュを換え…丹念に性器を拭いた…。
妹の膣口からあふれる精液を拭う兄、直人は狂うかもしれないとこの時思った…。

「沢山出たなー…一ヶ月溜めるとこんなに出るんだね…」

「お兄ちゃん…変なこと感心しちゃって…男の人って面白い」

「男の人かー、おまえの口からそんな言葉が出るんだ…」
「アズも俺のこと…男と思えるようになったんだね」

「あっ! …アズ、お兄ちゃんのこと男と感じてたんだ…恥ずかしい」
「あぁーん…恐いヨー、男の人に犯されちゃったよー」

「ぶわーか…このエロ少女!」
「でも…俺もお前を女と感じちゃったな…」
「じゃぁ今夜は精液が尽きるまで、このエロ少女を犯してやる!」

「あぁあん…して…イッパイ犯して、お兄ちゃんに犯されるなんて…私変になりそう…」

「やっぱりお前はエロ少女だ…こんなに可愛い貌して…こんなにエロイ躰して…」
「俺…狂ってしまいそうだよ…」

直人は梓の上に覆い被さり、舌を梓の口に差し込む…そして舌を互いに狂おしく絡みあわせる…甘い唾液を啜り舌のヌメリ感に震える…。

手は柔らかな乳房を掴み、指先は小さな乳首を摘む…。
梓は溜まらず直人の萎んだペニスを柔らかく握り…親指は亀頭に滑る…。

「お兄ちゃん…アズ…またしたくなっちゃったよー」

「うん…俺も硬くなってきた…」

「今度は事故じゃなく…能動的にしてみようか…」

「能動的だなんて…変な言い方…」

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