青と赤
大門:作

■ 7

翌日から祥子の聡子への態度は一変していた。
母親というよりも一人の女として見ていたのだ。
何も知らない聡子は祥子はただ機嫌が悪いだけだと思い、いつものように放っておいた。
涼太の本業は浪人生で大学受験を目指している身だった。
さすがに年が明けてからは、勉強に本腰を入れ始めて、その傍らで聡子やら祥子がおもちゃを使って、涼太の指示通りの行動をしているだけで、二人は満たされてはいなかった。
たまに可愛がってくれるものの、涼太の扱いは粗雑だった。
二人の不満を感じ取った涼太はある日それぞれを別々に呼び出して、同じ指示をした。
聡子には「祥子が寝ている横で布団の中で全裸になりオナニー」
祥子には同様に「聡子が寝ている横で布団の中で全裸になりオナニー」だった。
二人にはそれぞれバイブとローターを一つずつ渡した。
そして、二人とも感想を求められていた。
その日の晩、二人は隣り合った布団の中でそれぞれ全裸で寝ていた。
時折、相手の反応を見ながらも寝た振りを続けた。
祥子は聡子が涼太に弄ばれていることを知っているからか、不思議と平気であった。
もぞもぞと布団の中で手を動かして、自らに愛撫を続けた。
バイブのスイッチは入れないまま、自分に入れてみた。
聡子の目が気になって、ローターには手を付けなかった。
一方の聡子はすでに祥子の顔を伺いながらも、ローターを自分の中に入れて、スイッチを入れていた。
自分の中に入っているため、音が漏れない程度にスイッチを合わせていた。
バイブは手に握り締めていて、頭の中で妄想を繰り広げていた。
聡子はローターのスイッチを切ってから抜き取り、代わりにバイブを自分に押し込んだ。
ローターには自分の敏感な部分を刺激させていた。
祥子は聡子の体がもぞもぞと動いているのが影となって見えていたが、まさか自分と同じ指示を出されているとは思っておらず、心の中で「ママが早く寝てくれないと私が楽しめないじゃない…」と思っていた。
聡子は寝返りを打って、祥子に背中を向けるようにした。
その聡子の口はバイブが塞いでいた。
ローターが自分を刺激しており、もう少しでいきそうなのだ。
口を自分で塞ぐため、バイブを咥えたのだ。
聡子が背中を向けたのを良いことに、祥子はやっとバイブを動かした。
ローターはスイッチを入れないまま、一度口に含んで濡らしてから、乳首を触っていた。

睡魔には勝てない祥子は股間にバイブを入れたまま、寝てしまっていた。
その間に聡子は声を殺しながらも、布団の中で何度も果てていた。
シーツはぐっしょりと濡れてしまい、聡子はそれでもバイブの動きに合わせて、体を動かし、ローターのスイッチを入れて、自らの敏感な部分に当てていた。
もう隣で寝ている祥子に気を使っている余裕は無かった。
聡子は夜中にきっと涼太が部屋に来て、「終わり」を告げると思っていた。
それまで続けようと思っていた。
外からうっすらと白い光が差し込んでくる頃、聡子の意識は飛んでしまった。
「もうだめ……」と心の中で思っていた。
聡子は精神的にも危うい状態になっていた。
聡子は翌日会社を休んだ。
試験の無かった涼太は暇つぶしがてら、聡子の寝ている部屋に来て、
聡子を陵辱したが、聡子は体力がなく、涼太の一言で精神的にも崩壊してしまった。
良いように弄ばれた聡子を全裸のまま涼太は自分の部屋に連れて行き、ベッドに放置して、勉強を続けた。

涼太の受験は1ヶ月くらい続いた。
祥子と聡子の相手ばかりしていたようでも、運が味方したらしく、受験の結果は第一志望にのみ合格だった。
滑り止めも落ちたときはさすがに涼太は落ち込んでいたが、この結果で涼太は受験から解き放れた。
合格発表の夜は祥子も聡子も涼太の両親と一緒に涼太を祝った。
聡子は涼太が注いだ酒を一気に飲み干していた。
聡子が飲み干す姿を後の4人は騒ぎながら眺めていた。
翌日は祥子を連れて、大学入学準備のために涼太は買い物に行くことになっていたが、涼太としては聡子も連れて行きたかった。
聡子がある程度酔い始めたところで、その話をすると、すでに涼太の言いなりの聡子は翌日会社を休むことを了承した。
涼太の両親は聡子に何度もお礼を言っていた。
それでも酒をあおり続ける聡子は次第につぶれてしまった。
しばらく4人で飲み続けたが、涼太の両親も翌日会社があるので、お開きになった。
祥子と二人で聡子を涼太の部屋に連れ込むと、涼太は祥子に「聡子の服を脱がせ」と指示をした。
祥子は床に寝そべっている聡子の周囲をうろちょろしながら、聡子を全裸にしていった。
祥子も服を脱がせた涼太は聡子の顔の上をまたぐように祥子を立たせた。
そのまま大便をするような格好をさせて、祥子に自分の母親の顔に股間を擦り付けさせていた。
すでに敵対心のある祥子は調子に乗り、自分で母親の頭を押さえつけて股間を擦り付けていた。
たまに聡子がうめくような声を上げていた。
涼太は聡子の股間をなめ始めると、聡子の声は色っぽさを出してきた。
しばらくしてから涼太はベッドに座り、祥子を呼び寄せて自分のモノを咥えさせながら、聡子を眺めていた。

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