青と赤
大門:作

■ 9

相変わらず母子二人はノーパンのままでの外出だった。
聡子が運転をし、涼太と祥子は二人して後部座席に座った。
しばらくしてから涼太が祥子に何か耳打ちをすると、祥子は自分のバッグの中から何かを取り出して、それを自分のスカートの中に入れたところまで、聡子は見てしまった。
運転しながらも、「まさか娘までが……」と思いをめぐらせていた。
とあるデパートの駐車場に着いたときに、涼太は聡子にトイレに行って、ブラを外させた。
実はそのころ駐車場ですでに祥子は涼太の指示によって、ブラを外されていた。
母子で下着を着けていないのは見る人が見れば分かってしまい、すれ違う人から二人とも見られてしまうことがあった。
聡子は娘までもこうなったのは自分のせいだという罪悪感に浸っていた。
少し涼太を恨んだが、祥子の態度を見ていて、それは虚しいものとも思っていた。
紳士服売り場では男性店員からも注目されてしまい、聡子は涼太の家に入ったことを後悔したが、今は耐えるしかないとも思った。
一通り買い物を終えて、車に戻ると祥子は先に車に乗ったが、聡子は車に乗る前に涼太に呼び止められて、ブラウスのボタンを上から3つ外された。
谷間は丸見えで、前かがみに少しなっただけで胸はさらけ出されてしまう状態だった。
涼太が次に行くと言ったのは、駅前の繁華街だった。
繁華街近くの駐車場に車を止めて、歩いているとやはりさらに多くの人たちに聡子と祥子は晒されていた。
そして、3人はある雑居ビルに入った。
階段しかない小さな雑居ビルだったが、階段を登っている最中に聡子は下から股間に伸びてくる手に気づいた。
涼太が聡子にバイブを差し込もうとしていた。
聡子の思いとは裏腹に体は反応し、濡れていた。
祥子にはすでにバイブは仕込んであり、しかも、昨日の聡子と同様にガムテープで固定されていた。
だから、祥子は休み休み階段を進んでいた。
聡子の体もバイブを咥え込んだ。
しかも、娘の目の前での羞恥に晒されてしまった。
聡子は少し意識が混乱してしまった。
そして、目的地に着くと、そこはアダルトショップだった。
祥子も遅れて入ってきた。
聡子と祥子は涼太に適当に店内を見ててと言われて、聡子はこれからどんな事が……と不安だったが、祥子は好奇心から色んな物を手に取ったりしていた。
たまに聡子が祥子の手に取ったものを奪い取り、元の場所に戻すような光景もあったが、祥子が、「ママだって、お兄ちゃんに喜ばしてもらってるじゃん。私だって、お兄ちゃんが初めての人でうれしいんだよ」と聡子に言う始末だった。

聡子はその言葉を聞いて愕然としてしまった。
体中の力が一気に抜けるような感じだった。
腰砕けのように床に座り込んでしまい、聡子は泣くに泣けなかった。
そこでの買い物を終えた涼太は二人を連れてまた外に出た。
二人ともバイブは刺さったままだったから、歩くペースが遅く、さらに周囲の目に晒されていた。
それに何とか耐えて、車まで行き着くと聡子だけがバイブから解放された。
祥子はまだ解放されず、バイブを咥え込んだまま車に乗った。
またバイブを外されたときに涼太は聡子の股間に媚薬を塗りこんだ。
聡子は股間が熱くなり、股間を弄んで欲しいと思い始めた。
時折、後部座席で涼太に弄ばれる祥子のことを羨ましいと思うようになってしまった。
途中の信号待ちで涼太は聡子のブラウスに手を突っ込んできて、やはり媚薬を乳首に付けた。
乳首も熱くなってきてしまい、耐えるに耐えられず、車を人がこなそうなところに止めた。
涼太が、「欲しくなったか?」とにやけた顔で聡子に聞いてきた。
聡子も素直になっており、「もうダメ……お願いです……」と涼太に返した。
祥子はすでに意識が飛んでいるような状態で目の焦点が合っていなかったが、しっかりと涼太の行動に反応をしていた。
涼太は、「しかたないなぁ。じゃあ、今脱いで。」と聡子に冷たく言った。
運転席で脱ごうとする聡子に涼太は窓の外を指差して、「こっちで……」とさらに冷たく言い放った。
聡子は素直に車を降りて、涼太の目の前、祥子の目の前で服を脱いで、全裸になった。
聡子は手を股間に持っていっており、少しだけ自分を慰めていた。
このとき、完全に聡子は崩壊した。
人通りが少ない道路上で夕方、娘の前で辱められるだけ辱められた。
涼太も満足したときには、聡子は朝同様に痙攣していた。
涼太が運転し、聡子が後部座席に乗った。
すると涼太が祥子に「祥子、ママが祥子に慰めて欲しいって、たくさん慰めてあげなよ」と言うと、祥子は「はい」と素直に返事をして、聡子の胸に「ママぁ」と甘えたように抱きついてきて乳首を吸い始めた。
すでに痙攣してしまっている聡子は祥子の舌にも反応してしまい、声すら出すことが出来なかった。
さらに祥子はバッグからローターやらバイブを取り出し、聡子を結局家に着くまで慰めていた。
聡子は完全に壊れており、しばらくガレージの中に収めた車に放置された。
先に涼太の両親も帰ってきており、涼太は適当にごまかして買ってきたものを両親に見せていた。
涼太と祥子が車から去って20分位してから、やっと聡子は自分で服を着ることが出来た。
聡子の体は祥子の涎の匂いがこびりついていた。
やっとの思いで家に入ると、涼太の母親にシャワーを先に浴びたいと言った。
シャワーを浴びながら、その日起こったことを頭の中で整理しようとしたが、逆に混乱してしまった。
そんな状態のまま、シャワーを浴び終わると、祥子が一人で部屋にいた。

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