青と赤
大門:作

■ 14

しおりもなんとか服を整えると涼太の部屋に戻った。
一度、顔を洗って平静を装って戻ったが、部屋では友達二人が互いに慰めあっている姿があった。
しおりは絶句してしまい、ドアを開けたまま立ちすくんでいた。
ひとみが「しおりも仲間に入りなよ。楽しいよ。」と言ったが、しおりはその言葉にも愕然としていた。
何よりもひとみと祥子の目がおかしかった。
ひとみに腕を引っ張られて、中に入れられたが、二人の様子にどうして良いのか分からないしおりはとりあえずお茶を飲み干した。
すると、体が熱くなってきた。
祥子とひとみの絡み合っている姿をまた見てみると、体はさらに熱くなってきた。
しばらくしてから、しおりは二人に羽交い絞めにされて、服を脱がされていたが、特段抵抗らしいものはしなかった。
そして、二人してしおりの体を舐め始め、しおりも徐々におかしくなっていくのが自分でも分かっていた。
完全に理性がなくなってしまったのは、ローターが二つ自分の中で暴れていたときだった。
そんなおかしな3人がいる部屋に涼太が入ってきた。
3人を他所に一人でベッドに寝転がっていると、ひとみが涼太にちょっかいを出してきた。
祥子はしおりを弄ぶことに集中していた。
ひとみは涼太の上に乗っかってきて、キスをしたかと思えば、涼太の服を脱がし始めた。
それに対して、何も言わない涼太はたまにひとみの股間に手を伸ばしていた。
涼太のモノがある程度大きくなったところで、ひとみは自分からまたがり、涼太のモノを自分に埋めていた。
祥子がそれを見て、「ちょっとお兄ちゃん、なんであたしにはしてくれないのに……」とひとみの腕を引っ張っていた。
祥子にキスをしてやり、祥子にしおりをベッドの近くまで移動させると、ベッドの下に手を伸ばして、しおりの股間にバイブを突っ込み、それを祥子に動かさせながら、祥子にもバイブを突っ込んでキスをしながら、涼太は祥子のほうのバイブを動かしていた。
祥子が思ったよりも激しく、しおりのバイブを動かしているので、しおりは床の上でたまにばたばたと暴れていた。
ひとみは構わず涼太の上で上下運動をしていた。時折涼太が下から思いっきり腰を動かすと、一瞬ひとみは動きを止めて、涼太の顔を笑顔で見つめ、また再開した。
祥子は涼太の動かすバイブに何度となくいかされていた。
しおりはもう完全に意識が朦朧としながらも、祥子が激しく動かすバイブによって、体の力が抜けていた。
ひとみは涼太の上でおかしな感情を何度も味わいながら、中々出ない涼太の白濁液を求めた。
涼太は涼太でひとみの中を楽しんでいた。
4人の変な思いが交錯した異様な雰囲気が涼太の部屋を包んでいた。
涼太はやっと出したが、開放されず、ひとみがベッドの下で倒れこむように寝転がったと思ったら、次は祥子が乗ってきた。
祥子の相手をした後はもう涼太が立つことが出来なかったが、祥子とひとみはしおりもと二人して涼太の上に乗せて来て、柔らかく少しだけ立った涼太のモノの上にしおりを乗せてきた。
涼太は少し後悔した。
自分がこんな目に合うとは思っていなかったのだ。
やっとの思いで、しおりの中にももうほとんど透明の液体を出した頃には涼太の腰が痙攣していた。
そして、そのまま涼太は寝てしまった。
祥子たちは3人でシャワーを浴びた後、また涼太の部屋に戻ってきた。
寝ている涼太の横で、祥子以外の2人が涼太に連絡先を書いて、枕元に置いて、しばらく談笑して帰っていった。
涼太が起きた頃には、もう聡子も涼太の両親も帰ってきて、すでに寝ている時間だった。
聡子が帰ってきたところで、もう相手する余裕が涼太にはなかった。
聡子たちの部屋を見たあと、涼太は部屋に戻ってからまた寝た。

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